【ホンダ 次期CR-Z】CR-Xの再来!次期型モデルはターボ搭載?噂される3種のパワートレーン!モデルチェンジはいつ?

2012年に「NSXコンセプト」をはじめて披露してから4年。ついに2代目NSXの量産がはじまりました。SUVとコンパクトカーで世界市場を席捲しているホンダですが、スポーツカー事業も着々と進んでいます。そのうちの1プロジェクトが次期型CR-Zです。80年代シビックベースのスパルタンなクーペとして大人気だったCR-Xの再来が、遂にモデルチェンジを行うというのですが、どうも一筋縄ではいかないようです。

ホンダの世界市場での新車攻勢

海外専用SUVの投入予定や北米シビックが高評価です。

世界の自動車市場で現在、もっとも人気があるのはクロスオーバーSUVとコンパクトカーです。クロスオーバーSUVはレクサスやドイツのプレミアム・スリーも力を入れています。コンパクトカーもドイツのプレミアム・スリーはすでに投入済み。レクサスも2018年までにはBセグメント車を投入するとのうわさがあります。
ホンダも例にもれずクロスオーバーSUVにはCR-V、HR-V(日本名ヴェゼル)を投入済みで、2016年度中にもインド市場にBR-Vを投入予定です。コンパクトカーはシビック、フィット/Jazzを世界中で販売しています。
特に北米でのシビックの評価は高く、2015年度の北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

ついに新型NSXの量産を開始!

ついに新型NSXの量産開始!

海外でのSUVやコンパクトカーのセールスが好調なホンダです。とうとうスポーツカーにも攻勢をかけてきました。その第1弾がすでに何度も世界中のモーターショーでお披露目している新型NSXです。2016年4月下旬よりアメリカ・オハイオ州メアリズビルに設立された「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)」で生産が開始されました。
あまりに高額なプライスに新型NSXの購入を躊躇された方も多いでしょうが、PMCでの品質管理内容を見ると、いかにコストをかけて新型NSXを良いクルマに仕上げているかがわかります。高価なプライスも納得のスーパーカーです。

ホンダのスポーツカー攻勢といってもバカ高い新型NSXだけではありません。すでに日本でもS660が販売されています。あくまでも噂ですが、2017年度春くらいまでには現行型北米シビックをベースとしたシビック・セダン Type Rの日本導入も検討されている模様です。
純粋なスポーツカーとしては新型S2000、S1000の開発も噂されています。そして最も注目なのは次期新型CR-Zです。こちらも次期型モデルが検討されています。

次期ニューCR-Zはどうなる?

ホンダ CR-Z α・Master label 2トーンカラースタイル。
外装色はプレミアムイエロー・パールII×クリスタルブラック・パール。
ホンダ CR-Xの現代版。スパッと切り落としたリヤエンドの意匠はCR-Xを踏襲しています。

3つのプランで新型CR-Zを検討中らしいです…

現行型CR-Zは80年代に一世を風靡した、バラードCR-X / CR-Xの再来として誕生しました。基本コンポーネントは当時のIMAシステムを採用したハイブリッドカー「インサイト」のものです。インサイト自体は当時のフィットのコンポーネントで製造されていますので、現行型CR-Zは先代フィットの姉妹車とも言えます。
しかし、今やグローバルカーとして世界中で販売されるCR-Zです。世界中からは色々なリクエストがあるようです。

(1)シビック Type Rの2Lターボ搭載案

2016年3月にデリバリーが完了した最新のシビック Type R。搭載エンジンは2L VTECターボの「K20C1」型。

スポーツ性に特化するのなら、最新のシビック Type R同様2,000ccVTECターボ「K20C1」型エンジンの搭載でしょう。
2015年10月に公式発表されたシビック Type Rは、車両重量たった1,380kgという軽量ボディに、最高出力310PS/6,500rpm、最大トルク40.8kgf・m/2,500~4,500rpmを発揮する「K20C1」を搭載していました。
それでいてカタログ燃費は13.0km/Lです。平成17年度排ガス規制にも75%適合しており、スポーツカーとしてはかなりの環境性能です。

このユニットを使用して次期新型CR-Zを開発なら、そのハイパフォーマンスと環境性能で多くの方に喜んで迎え入れられることでしょう。シビック Type Rは5ドアハッチバックで1,380kgでした。3ドアハッチバックのCR-Zなら同程度の車重にすることも可能でしょう。その場合パワーウエイトレシオは4.45kg/PS。もはや市販車としては驚異的です。

問題はクーペのType Rというとインテグラを思い出すことと、現行型モデルとの価格に大きな違いが出ることでしょう。限定数ありのスペシャルマシンとしてなら実現するかもしれませんね。

(2)1.5Lダウンサイジングターボ搭載案

Type Rでなく、もっと日常生活の中でスポーツ性能を感じるクーペという企画なら1,500ccダウンサイジングターボは新型CR-Zにうってつけですね。むしろ何故ミニバンやSUVにばかり搭載していたのか、と疑問すら感じます。低速域から野太いトルクを感じさせつつVTECで高回転まで噴けあがるエンジンはスポーツカー向きです。
2016年5月13日にマイナーチェンジを発表したステップワゴン搭載の場合、最高出力は150PS/5,500rpm、最大トルクは20.7kgf・m/1,600~5,000rpmです。日常使いの中で経験できる高性能といえます。また環境性能も十二分。カタログ燃費は15.0~16.0km/Lです。レギュラーガソリン仕様なので、ドライブで遠出をしてもさほどお財布が痛くなりませんね。

問題はスポーツカーならではの新鮮味を感じないことくらいでしょうか。すでに多くのホンダ車に採用されているため、どんなにチューニングを変えてもユーザーの感想は「またか…」となりかねません。性能的にスポーツカーに相応しくても、新鮮さでユーザーの興味対象にならないのでは困りますね。

(3)4モーター式ハイブリッド搭載案

インホイールモーターは新型NSXの前輪に採用済み。この実績を元に次期CR-Zでは4輪に拡大採用か?

そしてこれこそ新鮮味にあふれた現代のスポーツカーに相応しいパワーユニットかもしれません。4輪それぞれにモーターを搭載するインホイールモーターです。

インホイールモーター技術自体はすでに確立しており、市販車では新型NSXのフロントタイヤに装備されています。この技術をさらに4輪に発展させようというのです。ホンダの研究所内ではすでに実験車が走行しており、動力性能・環境性能とも十分とのことです。

このシステムを採用するとなると、自動車にとっては画期的なことが起きます。FF、FR、AWDといった駆動方式の概念がなくなりかねません。走行状況や道路状況により、どのホイールに駆動力が与えたらよいのかクルマが判断してくれます。もちろん、デフォルト設定としてFF、FR、AWDなどのプリセットはあると思われます。

さらに各タイヤで緻密に駆動力を制御できるとなると、トルクベクタリングも実現できそうです。それも新型NSXやレジェンドに搭載されているSH-4WD以上に高度なシステムが安価で実現する可能性があります。ホンダスポーツのエントリークラスが最新技術によるコーナリングマシンとなるのなら、一般ユーザーの購買意欲をかなりそそりそうですね。

4モーターハイブリッドを搭載した場合、次に興味をひくのはエンジンの役割です。果たして従来のシリーズ・パラレル式ハイブリッドになるのでしょうか? それともエンジンを発電のみに使用するシリーズ式ハイブリッドになるのでしょうか? 

シリーズ式ハイブリッドの開発は日産自動車で盛んにおこなわれています。早ければ2016年秋にビッグマイナーチェンジを行う日産 ノートに搭載され、その後、発表時期が2016年8月下旬にずれ込んだ次期型セレナにも追加搭載されるようです。

どちらの方式かと問われると、筆者はシリーズ式ハイブリッドと予想します。というのも、NSXで培った技術をCR-Zにもフィードバックというだけで、商業的に次期新型CR-Zは成功しそうだからです。新しい技術のため信頼性に問題も感じなくはありません。しかし、もしも新型NSXを発表してから量産までに4年間もかかった理由がインホイールモーターの信頼性の向上のためだとしたら、すでに実用面で問題にはならないほど熟成されている可能性があります。

【まとめ】フルモデルチェンジ時期はいつ?

うわさが本当なら、次期新型CR-Zは2017年内にフルモデルチェンジ!

次期新型CR-Zのうわさをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。筆者一押しの4モーターハイブリッドが実現したら、かなりのハイパフォーマンスコーナリングマシンになるでしょぅ。ホンダらしい独創的なスポーツカーの誕生です。期待できますね。

しかし現実的には2L VTECターボか1.5Lダウンサイジングターボでしょう。もうすでに発売予定まで2年を切っているようなので、コンセプト段階で迷っている場合ではありません。

そう、次期新型CR-Zのフルモデルチェンジ時期は2017年度内と予想されています。果たして本当に2017年度内に発表されるのか、興味は尽きないですね。