スープラ?ヨタハチ?トヨタのS-FRが遂にその姿を現わした!

スープラの後継モデルでは?と噂されていたトヨタの「S-FR」が、2015年の東京モーターショーでついにベールを脱ぎました。あらためてスポーティーにクルマを運転する楽しさを追い求めたライトウェイスポーツのコンセプトモデルとして、満を持してトヨタが送り出すコンセプトカーの全容に迫ります。

さまざまな憶測が飛び交った噂のクルマ「S-FR」

トヨタ送り出す新世代のライトウェイトスポーツカー

2015年10月29日から11月8日まで東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催されていた「第44回東京モーターショー2015」でトヨタ自動車(以下トヨタ)は、新世代のライトウェイトスポーツのコンセプトカーとして「TOYOTA S-FR」を発表し話題を集めました。
発表前からさまざまな噂が流れ、関心を集めていた「S-FR」とは、いったいどんなクルマなのでしょうか?
今回は、その全容について迫ってみたいと思います。

スープラの後継?との噂もあったが……

トヨタのS-FRは、トヨタが新しいタイプのスポーツカーを開発しているとの噂や情報が流れていました。なかでもクルマファンや関係者の間で、特に有力な情報として噂にあがっていたのが「スープラの後継モデルでは?」というものでした。
スープラは、1978年にセリカXXの名で登場し、3代目から北米と名称を統一する形でスープラと改称して販売し、2002年に製造が終了した後も根強いファン人気を誇るトヨタの人気スポーツカーでした。
そして2015の春にトヨタが「S-FR」という名称を商標として出願していて、S-FRの「S」は、スープラへのオマージュではないかとの噂が囁かれたりしました。

5月28日に自動車とその構造部品に関する商標として「トヨタ S-FR」という出願があったことが判明した。

スープラのマニアによると、この出願はまだ決定的証拠には程遠いが、新しいスポーツカーの登場を示唆している可能性があるという。「S-FR」のSはスープラへのオマージュで、FRはもちろんフロントエンジン・リアドライブの略だ。

出典:jp.autoblog.com

2015年東京モーターショーでベールを脱いだ!

ヨタハチ・86から受け継ぐ、新世代のライトウェイトスポーツカー

2015年の東京モーターショーが開催される直前にトヨタは、「クルマの新たな可能性を追い求めたコンセプトカーを出展」としてプレスリリースを発表しました。
大きな目玉として、2015年末に発売が予定されている次期型プリウスとともに、クルマファンを驚かせたのが、次世代コンパクトスポーツカーをコンセプトに開発した「S-FR」を世界に先駆けて登場させると発表したことでした。

TOYOTAは、10月28日(水)から11月8日(日)までの12日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される第44回東京モーターショー2015において、クルマの本質的な魅力である、走る歓び、使う楽しさの新たな可能性を提案。未来のモビリティライフ創生に挑戦するTOYOTAの姿勢を提示する。

トヨタは、これまで1965年に発売し人気を博したトヨタ・スポーツ800(通称ヨタハチ)をはじめ、漫画『イニシャルD』でもお馴染みのトヨタ・AE86(カローラレビン・スプリンタートレノの共通形式番号)など人気のライトウェイスポーツカーを送り出してきました。

発表されたSF-Rは、フロントエンジン・リアドライブ(FR)方式で全長が4mに満たないコンパクトスポーツカーとして、クルマを運転する楽しさを再認識させてくれるライトウェイスポーツの系譜を継承したとのことです。

3つのコンセプト

S-FRは、「コンパクト&シンプル(Compact & Simple)」「ファン・トゥ・ドライブ(Fun to Drive)」「デザイン(Design)」の3つを開発のテーマとして、クルマから返ってくる挙動を感じてコントロールできるFR(フロントエンジン・リヤドライブ)独自の心地よさを追求しながら、思い通りにクルマが反応して意のままに操れる軽快感とクルマと対話できる楽しさを追求。
また、外観は親しみやすく愛着がわく丸みを帯びたカーデザインに、内装はシンプルでモダン的なインテリアに、「親しみやすいシンプルさ」と「走りの予感」を両立したデザインを創出したとのことです。

東京モーターショーに登場したS-FRの全貌に迫る!

デザイン・ボディの特徴は?

東京モーターショー2015で披露されたS-FRは、ロングノーズとワイドスタンスをもつトラッド系スポーツカーながら、鮮やかな蛍光イエローに全体に丸みを帯びて親しみやすく優しい印象を与えるボディが目をひきます。

公式発表された資料によるとS-FRは、全長3,990mm・全幅1,695mm・全高1,320mm。これはトヨタの人気コンパクトカー・ヴィッツよりも全長で105mm長く、180mm低いというコンパクトなボディで、これにより画期的な軽量化が実現でき、エンジンのパワーに頼らずとも軽快な走りを楽しむことができるとのことです。

メカニカル的な特徴は?

東京モーターショー2015では、ステージ上での展示のみエンジンルーム内部の公開はされなかったが、徹底的な軽量化により、1,500cc程度のエンジンでも軽快な走りが楽しめるように設計されたとのこと。

またクルマの重量バランスの最適化も行なわれ、足回りには独立懸架サスペンションを採用、さらに6速マニュアルミッションの搭載することにより、クルマと会話するかのようにドライバーの意のままにクルマが反応し、FRのスポーティーさで日常使いから軽快感にあふれた運転する楽しさを感じられる心地よさにこだわった開発が行なわれたとのことです。

モーターショーでは、SF-Rのラジコンも登場した!

東京モーターショー2015では、大手模型メーカーの京商が、トヨタの全面協力を受けてS-FRのミニカーを限定発売しました。
一際目を引く蛍光イエローの鮮やかなボディーに、特徴的なクリアトップルーフホイール、さらに内装にまで忠実に再現された、レジン製1/43スケールのミニカーは、会場のみの数量限定で「自動車工業会販売ブース」にて、1万円(税込)で発売され話題を集めました。

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東京モーターショー2015の会場で限定発売された京商の1/43スケールのS-FRのミニカー。

気になる値段は? 発売日は?

東京モーターショーでは、コンセプトモデルとしての披露ですので、S-FRの値段や発売日については、正式な発表はありません。
搭載されるエンジンなどの詳細は分からないもののモーターショーでの会場では、このまま市販車として発売できそうなほど完成度が高いとの声も聞かれ、「早ければ2017年秋頃にも発売されるのでは?」との憶測も流れていました。
値段については、1,500ccのエンジンを搭載するいわゆる5ナンバー規格で、200万円を切るお手頃な値段設定になる可能性もありそうです。

まとめ S-FRの気になる今後について

今回は、第44回東京モーターショー2015で、世界初登場となったS-FRについてまとめてみました。コンセプトモデルということで、今後、さらなる開発が進められることが期待されます。

その一方で「S-FRは発売されないのではないか?」との気になる噂も囁かれています。それは、トヨタが提携しているマツダのロードスターと競合してしまううえに、トヨタが2017年にWRCに復帰を発表しているため、FF車か4WD車の競技車両の開発を行なうのでないかとの憶測が流れているからです。

いずれにしても、ヨタハチやAE86につづく、トヨタのライトウェイスポーツモデルの発売を強く待ち望むものであります。

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第44回東京モーターショー2015で披露されたトヨタS-FR。自分たちが欲しいクルマを創ろうと社員有志が集まって開発が始められたとのことです。