シュコダ・イエティってどんな車?海外で絶賛されるイエティの魅力とは?燃費や中古車情報も!

東欧チェコ最大の自動車メーカー、シュコダ・オートが販売する唯一のコンパクトSUV、それがシュコダ・イエティです。VWグループの一員であるシュコダですが、このイエティはもちろんすべての車種が日本未導入なので、車好きな方でもあまり馴染みがないと思います。ところが、ヨーロッパではこのシュコダ・イエティが大絶賛されているんです! いったいどんな魅力がある車なのか、この記事でご紹介したいと思います。

ヨーロッパのコンパクトSUV市場

以前のヨーロッパでは、SUVは富裕層の乗り物というイメージでした。レンジローバー、メルセデスベンツGクラス、BMW X5、アウディQ7、ポルシェ・カイエンなどそうそうたる高級SUVが目白押しのカテゴリーです。イギリスでは、大柄で高価なSUVを「チェルシー・トラクター」(富裕層が多い街チェルシーは狭い街なので無用の長物の意)と呼ばれ揶揄されるほどでした。
そんな中、2007年に日産がヨーロッパでコンパクトSUV「キャシュカイ(日本名デュアリス)」の販売をはじめたのです。当時の自動車評論家の多くは、日産の目論見は大失敗に終わるだろうと見ていました。SUVは大柄で高価なものであり、富裕層は小柄で安っぽい(と思われる)SUVなど買わないだろうと。ところが、この日産・キャシュカイがヨーロッパで大ヒットとなります。ボディがコンパクトなのに室内が広く使え、積載性にも優れ、高い乗車位置によって運転もしやすく、さらに手の届きやすい価格となれば、目の肥えたヨーロッパの人々が放っておくはずはなかったのです。
初代トヨタ・ハリアーが「SUV」というカテゴリーを切り拓いたあと、雨後のタケノコのように各自動車メーカーがSUV市場に参入したのと同じく、日産・キャシュカイがヒットを飛ばすと各メーカーがこぞってコンパクトSUV市場に参入しました。その結果、今ではコンパクトSUV市場はヨーロッパで激戦が繰り広げられるカテゴリーとなったのです。

シュコダ・イエティとはどんな車?

2009年に登場した初代シュコダ・イエティ。

シュコダ・オートはチェコ共和国最大の自動車メーカーで、ヨーロッパでは知らない人がいないくらいメジャーです。そんなシュコダが2007年のジュネーブモーターショーで発表し、2009年後半から販売を開始した同社初のコンパクトSUVが「シュコダ・イエティ」です。全長4,200mmを少し超える程度のボディは、VWゴルフより40mmほど短く、取り回しに非常に優れています。それでいて大きく見えるのは、大きく取ったグラスエリアの賜物でしょう。室内空間をより広く感じさせることにも貢献しています。

2013年に大幅なフェイスリフトを実施

オフロード・テイストをプラスした「イエティ・アウトドア」。2013年のビッグマイナー後のモデル。

2013年、現行型となるフェイスリフト・モデルがリリースされました。グリルとヘッドライト周りの印象を一新させ、最近のシュコダ・オートの共通アイデンティティーである縦桟グリルと角ばったヘッドライトでより都会的でシャープな顔立ちへと変貌。現在は「イエティ」とアンダーガードなどを装備してよりオフロードらしさを増した「イエティ・アウトドア」の2種類からお好みのエクステリアを選ぶことができます。

ヨーロッパで高く評価されているポイント

2009年登場の初代イエティは、辛口評論で有名なイギリス「Top Gear」で2009年・2010年と2年連続で「ベストファミリーカー」に選ばれ、その後も各種メディアで様々な賞を獲得しています。ヨーロッパの評論家から最も高く評価されているのは、2014年にフルモデルチェンジを果たした「日産 キャシュカイ」ですが、実際に車を所有するオーナーの満足度で言えば、イエティが1、2位を争う高評価を獲得しています。
評価されているポイントはたくさんありますが、日常の使い勝手はもちろん、休日に家族で長距離ドライブに出かけたり、たくさんの荷物を積んだり(20通りのシートアレンジが可能)といったSUVに求められる基本性能が高い次元でバランスを取っていると言われています。インテリアの質感もVWグループ譲りで十分満足できるもので、他のライバルと比較して安いわけではないのですが、結果的にコストを上回る満足が得られる点で非常に評価されています。

シュコダ・イエティのスペック

エンジンはガソリン1種類、ディーゼル2種類

ガソリンエンジン

・1.2 TSI(1.2L直列4気筒直噴ターボ)…1,197cc / 110ps(4,600-5,600rpm) / 175Nm(1,400-4,000rpm)
6速マニュアルが18.5km/L、DSGが18.8km/Lの燃費(いずれも欧州複合基準。以下同様)

ディーゼルエンジン

・2.0 TDI(2.0L直列4気筒直噴ディーゼルターボ)…1.968cc / 110ps(3,500rpm) / 250Nm(1,750-3,000rpm)
6速マニュアルで燃費は22.7km/L
・2.0 TDI 4x4…1.968cc / 150ps(3,500rpm) / 340Nm(3,000rpm)
6速マニュアルで19.6km/L、DSGで18.2km/Lの燃費

ボディサイズ

全長x全幅x全高:4,222 x 1,793 x 1,671 mm
ホイールベース:2,578mm
トレッド(前/後):1,541mm / 1,537mm
車両重量(乾燥):1,510kg
乗車定員:5名

シュコダ・イエティの中古車は日本で買える?

シュコダ・イエティの上級スポーティグレード「Monte Carlo(モンテカルロ)」

日本未導入の車のため、中古車を見つけるのは至難の業。2016年5月現在、中古車検索サイトでは1件もヒットがありませんでした。このような車は、ヨーロッパから日本未導入の車を積極的に並行輸入しているディーラーさんの下取りなどでしか見つけることは難しいかもしれません。下記のようなディーラーさんに足繁く通うのが近道でしょう。

CoreCarsは、こだわりの輸入車ライフを楽しむ方のための応援サイト。コアでレアなクルマ情報をヨーロッパからお届けします。

まとめ:シュコダ・イエティに日本で乗りたい!

いかがでしたでしょうか?ヨーロッパで絶賛されているシュコダ・イエティの魅力は、「究極のファミリーカー」であることです。輸入車のコンパクトSUVを検討している方は、イエティも選択肢に入れて間違いないと思います。実車を見ることがなかなかできないのが難点ですが… このように魅力的な車を作っているシュコダ・オート、日本でもぜひ正規販売して欲しいものですね!