【フォード モンデオ】欧州の頂点を目指すフォードの最上級ミドルサイズカー!中古車情報も!

モンデオはフォードのミドルサイズセダンでファミリーカーとして欧州で展開され、高級感あるスタイリッシュなエクステリアに、最近では小型エンジンが搭載された、かっこよくてエコなクルマとして多くの支持を受けています。

フォード モンデオとは?

ヨーロッパで活躍するフォードの主戦力!

モンデオはフォードが1992年より製造・販売する4ドアセダンで、5ドアハッチバック、ステーションワゴンモデルもラインナップに用意されています。販売国は販売開始当時からヨーロッパを主戦場とし、現在では韓国や中国でも展開されています。現行型モデルは第5世代となります。自動車メーカーの激戦区であるヨーロッパで活躍するクルマとあって、その実力は優秀です。ヨーロッパでは基本的にクルマに対する要求レベルが高く、もっとも重要視されるのが実用性と環境性能。この2つを満たしていなければ、よほどのプレミアムカーやハイブランドカーでもない限り成功するのはまず不可能と言っていいでしょう。ことに、海外自動車メーカーがその市場に参入するのは厳しいのです。ヨーロッパではすでに多数の実力ある自動車メーカーたちが自国のニーズに合わせたクルマ作りを長い歴史をかけてしていて、そのマーケットに割って入るには、よほどのアピールポイントがないと難しいのです。世界でトップレベルのシェア率を誇るトヨタでさえヨーロッパでは苦戦続きです。欧州人が好むクルマの特徴として、狭い道路でもスイスイ走れる程よいコンパクトサイズのボディを持ちながらも、居住空間がしっかり確保された日常使いに焦点を合わせられたクルマというのがあります。ヨーロッパ参戦記が13年となるモンデオもまた、この条件をしっかり揃えたクルマとなっています。

初代モンデオ(1992年-2000年)

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Ford_Mondeo_%28first_generation%29

フォードのヨーロッパへの挑戦

記念すべき初代モンデオは1992年11月に発表、販売は翌年1993年3月より開始されました。「Mk I」と名付けられたこのモンデオはラインナップとして4ドアセダン、5ドアハッチバック、5ドアステーションワゴンが用意され、ヨーロッパでの成功だけを考慮して開発されています。生産はベルギーのヘンクで行われ、1996年からはマイナーチェンジモデルである「Mk II」も投入されました。初代モンデオは1986年より開発が開始され、開発費には約70億円もの費用が費やされました。フォードにとってこれほどの巨額を費やしたプロジェクトは初めてのもので、そこからもヨーロッパ市場へのフォードの並々ならぬ思いが伝わってきます。搭載エンジンは一番小型のもので90psを発揮する1.6L 直列4気筒エンジン、大きいもので205psの2.5L V型6気筒エンジンとなっていて、ボディタイプだけじゃなくエンジンも豊富なラインナップを用意しており、販売開始翌年の1994年にはヨーロッパのカー・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど、目標としていたヨーロッパで見事な評価を得ました。

モンデオ第2世代(2000年-2007年)

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Ford_Mondeo_%28second_generation%29

スポーティさが増し、飛躍を目指した第2世代

第2世代モンデオは2000年に初代の「Mk II」から後を引き継ぐ形で登場しました。サイズは「Mk II」よりもセダン、ハッチバックが180mmほど、ステーションワゴンが130mmほど延長され、さらなる大型化が図られました。エクステリアには「ニューエッジ」コンセプトが用いられ、先代と比べるとよりスポーティなデザインとなっています。また、ユーザーから不満が出ていた先代モンデオ後部座席の足元・膝周りの空間はホイールベースを50mmほど延ばすことにより、さらに広い室内空間を確保することで対応されました。安全性能も向上されたと見られていましたが、欧州車の安全基準を測るヨーロッパ NCAPのテストでモンデオのライバル車となるトヨタ アベンシスやシトロエン C5などに遅れをとりました。安全基準もヨーロッパでは大変重要視されるクルマの性能であるため、この打撃はフォードにとってはかなり痛手でした。シャシーやサスペンションは先代モンデオのものを引き継ぎ、搭載エンジンは1.8Lや2.0Lデュラテックエンジンが新しく投入されましたが、2.5Lエンジンに関しては先代のものを引き継いでいます。

モンデオ第3世代(2007年-2012年)

落ち着きのあるモダンカーへと大幅なチェンジが施された第3世代!

2006年末に発表された新型モンデオコンセプトカー。これでモンデオも第3世代、「Mk IV」となりました。販売は翌年2007年より開始されました。今回のモンデオではプラットフォームを一新、ボルボと開発した「EUCDプラットフォーム」を採用し、それに伴いデザインを含む大掛かりなモデルチェンジが実行されています。エクステリアはこれまでとは大きく方向性が変わり、シャープなフロントマスクを持つモダンなイメージのデザインへと一新。車体も第2世代よりもさらに大型化され、全長はセダンモデルで約90mm、ホイールベースは100mmほど引き延ばされました。エンジンラインナップは前の世代では最上級グレードに搭載されていた2.5L V型6気筒エンジンを廃止。その代わりとして、220psを発揮する2.5L 直列5気筒エンジンを最上級エンジンとして迎え入れました。最小エンジンには1.6Lエンジンが110psとパワーアップして復活しています。余談ですが、このモンデオ第3世代は007の名作、「カジノ・ロワイヤル」でジェームス・ボンドが愛用するボンドカーとしても登場しています。

2010年に行われたマイナーチェンジ

第3世代モンデオは2010年に重要なマイナーチェンジが施行され、同年のモスクワモーターショーにて世間に発表されました。エクステリアデザインには新しい「キネティックデザイン」が採用され、インテリアもマテリアルの質を上げることで快適性を向上させました。さらにシステムとして、新世代車には標準搭載となるLEDデイライトも搭載。エンジンもエコブーストエンジンを新しく起用し、動力性能と環境性能の両立を図りました。

現行型モデル!モンデオ第4世代!(2014-)

スタイリッシュになり、高級感も増したモンデオ!

現在販売されているモンデオは2012年北アメリカ国際オートショーにて発表され、2014年より販売が開始された第4世代、「Mk V」モデルです。今モデルから本格的なグローバル化が進められ、アメリカ地方で展開されるフォード フュージョンと車体を共有し、フュージョンはアメリカ版モンデオとなりました。ということで、ここからは現行型モンデオの詳細を見ていきましょう。

現行モンデオのエクステリアやインテリアは?

ラグジュアリーカーにも引けを取らないエクステリアデザイン!

今回のモンデオはこれまた今までのモンデオのデザインを一新するような斬新なデザインが採用されています。ボディスタイルにはこれまで同様、4ドアセダン、5ドアハッチバック、5ドアステーションワゴンが用意されています。フォードが今回のボディ形状に新しいエアロパッケージを施したデザインを用いたことにより、クルマ全体のフォルムが高級ラグジュアリーカーのような締りのある美しいデザインとなりました。フロントデザインも大口の2段構成グリルにスポーティでシャープなヘッドライト、ボンネットにも空力を考慮してデザインされた細長いフィンが用いられ、フロントマスクはスポーティかつダイナミックな仕上がりになっています。

インテリアもシックな大人味溢れるデザイン!

欧州のユーザーたちがとことんこだわる内装。彼らにとってクルマを決める1番大きな要素になると言っても過言ではありません。モンデオのインテリアは一見すると非常に落ち着きがある大人びた上質な内装となっています。シートの座り心地は低反発な心地よさのある硬めの質感。ホールド性は見た目ほどはありませんが、本格的なスポーツ走行をするようなクルマでもないので特に問題はないでしょう。肝心な室内は2,850mmもあるホイールベースのおかげで、大柄な成人男性が乗っても不満なく過ごせる空間はきっちり確保されています。インパネにはフォードが開発した「SYNC2」が8型タッチスクリーンと共に搭載されていて、ワイヤレスでスマートフォンやMP3プレイヤーとのコネクトが可能なほか、音楽、スマートフォン、ナビゲーション、エアコンなどを声によって操作することができるため、運転中でもステアリングから手を離して視線をインパネに向ける必要がない、ドライバーフレンドリーなフォードの最新テクノロジーが採用されています。

現行モンデオの運転は?燃費は?

新型モンデオだから実現できた快適なドライブ!

モンデオを動かす原動力となっているエンジンには大きく分けて2つのラインナップが用意されています。エコブースト搭載ガソリンエンジンとディーゼルエンジンです。エコブーストはダイレクトインジェクションとターボチャージを組み合わせて効率的な動力を生み出す次世代低燃費エンジンユニットで、これを搭載する1.0L 直列3気筒、1.5L 直列4気筒、2.0L 直列4気筒エンジンは、下は125ps、上は240psという安定したパワフルな性能を発揮し、同時に低燃費も実現。特に1.0Lエンジン搭載モデルでは19.6km/Lという燃費性能も誇っています。また、「ハイブリッド・エレクトロニック・ビークル」と呼ばれるハイブリッドモデルも第3の選択肢として用意されています。トランスミッションには6速のギアボックスを採用し、マニュアルとパドルシフト付オートマティックから選択することができます。リアサスペンションにはチューンドマルチリンク式サスペンションが採用されていて、路面からの衝撃を調和し快適な乗り心地をサポートしてくれます。これらが生み出すドライブフィーリングはこのクラスのクルマとしてはかなり満足度の高いもので、ステアリングは応答性もよく、軽いため機敏なハンドル操作も可能。運転していての乗り心地も柔らかすぎず硬すぎずのちょうどいいところを目指した感覚で、欧州車として合格点をもらえる出来栄えでしょう。

現行型モンデオのスペック

スペック詳細

寸法・車両重量

全長:4,869mm
全幅:1,852mm
全高:1,476mm
ホイールベース:2,850mm
車両重量:1,507kg~1,554kg

エンジン

ガソリンエンジン
・1.0L 直列3気筒エコブーストエンジン:125ps
・1.5L 直列4気筒エコブーストエンジン:160ps
・2.0L 直列4気筒エコブーストエンジン:203ps
・2.0L 直列4気筒エコブーストエンジン:240ps

ディーゼルエンジン
・1.5L 直列4気筒エンジン:115ps
・1.6L 直列4気筒エンジン:120ps
・2.0L 直列4気筒エンジン:150ps
・2.0L 直列4気筒エンジン:180ps
・2.0L 直列4気筒エンジン:210ps

ハイブリッド
・2.0L 直列4気筒エンジン+電気モーター:187ps

トランスミッション

6速マニュアル/6速パドルシフト付オートマティック

日本でモンデオは買えるのか?

出典:http://kakaku.com/kuruma/used/item/6731262/

輸入はあるのか?中古車価格は?

フォードジャパンはモンデオを日本に正規輸入し販売することはしていませんし、日本版モンデオにあたるクルマもありません。正直なところ日本にはフォードの絶対的なユーズフルハッチバックであるフォーカスが展開されているので、モンデオの需要はないと判断されたのでしょうが。それでも姉妹車に当たるフォーカスは正規ではないものの並行輸入されており、新車価格はおよそ350万円からとなっています。中古のモンデオは市場に出ているものの現在確認できる台数は10台弱。どれも第2世代のモンデオとなっていて価格は24万円から116万円となっています。これを見るとモンデオは本当に日本で数が少なく、輸入されるとしたらモンデオの代わりにフォーカスが輸入されるケースがほとんどです。

まとめ

自動車文化はびこるヨーロッパでの成功を目標にフォードが本気で製作したモンデオ。歴史と共に成功も失敗もあったモデルですが、ヨーロッパで揉まれていくうちにクルマとしては確実な進化を遂げたモデルだと思います。では、モンデオはヨーロッパで成功しているクルマと言えるでしょうか? 買いでしょうか? 答えはまだ出ていませんが、現時点でフォードがヨーロッパでのモンデオのシェア率に満足しているようにも思えないし、逆に欧州のユーザーがモンデオに満足しているようにも思えない。まだ、ライバル車に劣る細かい部分は数多くあり、ヨーロッパに溶け込めきれていないのが正直なところです。でも、進化の過程としては完成度が非常に高いクルマなので、この先の展開に期待ができるモデルでしょう。