【レクサス RC】レクサス現行ラインナップで唯一のクーペ!価格、燃費、RC200t試乗レポから中古車情報まで徹底解剖!

自動車メーカーにとってクーペモデルの存在は、1種のステータスのようなものです。クーペモデルを持たないメーカーのイメージアップは、結構難しいものです。そんな事情もあり、レクサスにも2014年にクーペ専用車が登場しました。それが今回ご紹介する「レクサス RC」です。そのルックスは洗練され上品でエレガント。それでいてスポーティーさも感じさせるという、ドイツのプレミアム3のクーペにも負けない存在感です。

レクサス RCとは?

現行レクサス車唯一のクーペ専用モデルです。

2014年ジュネーブショーで展示されたレクサス RC350"F SPORT"。

レクサス RCは、2016年5月現在市販されているレクサス車の中で唯一のクーペモデルです。Dセグメントに俗します。レクサスブランドのクーペ専用車は2010年に生産終了したレクサス SC以来、2車種目です。2013年に東京モーターショーでワールドプレミアを迎え、翌2014年10月より市販が開始されました。

同じDセグメントであったレクサス IS Cと入れ替わるように登場したため、レクサス RCはレクサス IS Cのフルモデルチェンジバージョンとの認識もあります。これは全くの勘違いです。レクサス RCの企画段階では「ISとGSの間に位置するピュアスポーツクーペ」として立案されています。

当時「トヨタブランドと何ら違いがない」とされブランド力を落としていたレクサスは、2005年の日本へのレクサス店導入を機にブランド再編を行っていました。レクサスのデザインフィロソフィーであるL-finess、高剛性ボディの実現のために開発したレーザースクリューウェルディングや高剛性接着剤などの工法、新たなブランドアイコンであるスピンドルグリル。それらの集大成として制作されたレクサス RCは、現在のレクサスの技術の集大成であり、デザインと走りのイメージリーダーカーでもあります。

レクサス RCの車名の意味は?

レクサス RCの意味って一体…?

レクサス車の命名には規則があります。最初の1文字が車両のキャラクターを意味し、2文字目はボディスタイルを表わします。RCの場合はというと、

R = Radical(急進的な、先鋭の、新しい)
C = Coupe(クーペ)

を意味します。先進的なクーペといった意味です。名前に「先進的」と入っていますが、レクサス RCは決して先進技術の塊のようなクルマではありません。全体のフォルムは現代的でエレガント。どこから見ても美しいクーペスタイルです。エンジニアリングは熟成した技術を用いています。どこが先進的かといえば、その生い立ちです。前述したようにレクサス RCは2013年当時のレクサスのイメージリーダーカーであり、これからのレクサスの指針でもあります。その意味で先進的なのです。

ちなみに筆者はRをRacingだとばっかり思い込んでいました…(笑)

レクサス RCの基本エンジニアリング

高剛性ボディ

レクサス RCの高剛性ボディ。その剛性は最終型IS Fと比較して、な、なんとっ!

レクサス RCのプレミアムカーである理由の1つが、高剛性ボディにあります。ボディ剛性が上がると、リニアなハンドリング性能、設計通りにサスペンションが働き乗り心地を担保氏、強大なエンジンパワーにも負けずビビリ音が発生せず静寂性が高まります。高剛性ボディは運転性能、快適な乗り心地と室内空間を実現するために必要なのです。

レクサス RCの静止時のボディ剛性は最終型レクサス IS Fと比較しても、1.3倍に達します。その要因はレクサス最新の鋼板溶接工法「レーザースクリューウェルディング」やボディパネル同士を面でつなぐ「構造用接着剤」の採用にあります。

さらにレクサス RCのボディはカブリオレクーペであるレクサス IS Cのものをベースに開発されています。オープンボディをベースに
サイドシルの断面を太くし、ボディは曲げモーメントに対し強くなりました。

クーペボディのため開口部が少ないことはボディ剛性向上に一役買っていますが、どうしても開けなければいけないのはフロントとリヤのガラス部分です。ガラスはルーフパネルの数倍の厚さのものを、高剛性構造用接着剤を用いて接着しています。この工法はレクサス NXより採用され、RCで2例目です。NXの場合で、アッパーボディのねじり剛性が10%アップしているので、未計測ながらRCでも同等の剛性アップが実現しているものと推測されます。

レクサス RCのアンダーボディ。ここにも高剛性ボディの秘密が隠されています!

アンダーボディはねじり剛性を高めるため、左右を多種多様なブレース材で補強しています。さらにフロントサスタワー取り付け部のパネルを厚くするなどの補強の効果もあり、ステアリングの細かい動きにもリニアに反応するボディに仕上がっています。

サスペンション

スポーツクーペらしく、レクサス GSのサスペンションをベースに強化し、RC用として採用。

サスペンションはトレッドの広いGS用のものをベースに、RC用にチューニングしています。フロントはダブルウィッシュボーン、リヤはマルチリンク式です。フロントサスペンションのアッパーアームはハイマウント方式を採用し、キャンバー剛性を高めています。ロワアームのブッシュはRC専用品で、GS用よりも横剛性を高めています。これにより、よりリニアなハンドリングと高いコーナリング性能を実現しています。

リヤサスペンションに装備されるトーコントロールリンクも、GS同様、後ろ側に設定しトーコンブッシュの横剛性を高めています。これによりロールが大きくならずコーナリング性能を高めています。

3種類のエンジン

レクサス RCには2種類のガソリンエンジンと1種類のハイブリッドシステムが設定されています。エンジンの概要と性能については後述します。

ガソリンエンジンは3,500ccのV6と2,000cc直4のダウンサイジングターボが用意されています。大排気量でゆったりと乗るも良し、ダウンサイジングターボで生み出される強大なトルクで日常から高速道路まで元気に駆け抜けるのも楽しいですね。

環境性能重視派、あまりガソリンスタンドに立ち寄りたくない方、お財布の中身が気になる方にはハイブリッドです。2,500cc直4にモーターを加えたシリーズ・パラレル式で、低速でのEV走行が可能です。使用燃料がレギュラーガソリンというのはうれしいですね。モーターアシストで加速時はターボにも負けない走りが期待できます。

レクサス RCの変遷

レクサス RCの歴史は?

2013年11月

第43回東京モータショーでワールドプレミア。

2014年10月23日

日本国内で正式発表、および同日より販売開始。

2015年9月17日

レクサス RC初のマイナーチェンジを実施。直列4気筒DOHCターボを搭載した「RC200t」を新設定、2015年10月1日により販売開始。

まだ短い歴史ですが、大好評のレクサス RCのことです。これから長い歴史が紡がれていくことでしょう。

レクサス RCのスペック

レクサス RC350。
外装色はラディアントレッドコントラストレイヤリング。

車両型式 DAA-AVC10
駆動方式 FR
乗車定員 4名
車両重量
 ・RC350 1,690kg("F SPORT"のみ1,700kg)
 ・RC300h 1,740kg
 ・RC200t 1,680kg

車両寸法

意外とコンパクトで取り回しがしやすいディメンションです。

全長 4,695mm
全幅 1,840mm
全高 1,395mm
ホイールベース 2,730mm
トレッド(前) 1,580mm
トレッド(後) 1,600mm
 ※"F SPORT"のみ1,570mm
最低地上高 125mm
最小回転半径 5.2m
 ※RC350"F SPORT"のみ5.0m

室内寸法

軽自動車より狭い寸法ですが、フロント優先パッケージなのでクーペとしては広い!

全長 1,875mm
全幅 1,520mm
全高 1,120mm

走行メカニズム

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DRIVING PERFORMANCE

変速機 8速AT
 ※RC300hシリーズは電気式無段変速機
ステアリング パワーアシスト付ラック&ピニオン
サスペンション(前) ダブルウイッシュボーン(スタビライザー付)
サスペンション(後) マルチリンク(スタビライザー付)
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク 
タイヤサイズ
 ・ベースモデル 225/50R17 94W
 ・"version L" 235/45R18 94Y
 ・"F SPORT" (前)235/40R19 92Y(後)265/35R19 94Y

RC350のパワーユニット

RC350シリーズは3,500ccのV6直噴DOHCを搭載します。

型式 2GR-FSE
種類 V型6気筒DOHC
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
内径 94.0mm
行程 83.0mm
総排気量 3.456cc
圧縮比 11.8
最高出力 318ps/6,400rpm
最大トルク 38.7kgf・m/4,800rpm
燃料タンク容量 66L
燃料消費率 9.8km/L(JC08モード)

RC300hのパワーユニット

RC300hシリーズは、2,500ccの直4にモーターを組み合わせたシリーズ・パラレル式ハイブリッドを搭載。

エンジン部

型式 2AR-FSE
種類 直列4気筒DOHC
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
内径 90.0mm
行程 98.0mm
総排気量 2.493cc
圧縮比 13.0
最高出力 178ps/6,000rpm
最大トルク 22.5kgf・m/4,200~4,800rpm
燃料タンク容量 66L

モーター部

型式 1KM
種類 交流同期電動機
最高出力 143ps
最大トルク 30.6kgf・m

システム合計

システム最高出力 220ps
燃料消費率 23.2km/L(JC08モード)

RC200tのパワーユニット

RC200tシリーズは2,000ccの直4ダウンサイジングターボを搭載。

型式 8AR-FTS
種類 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
内径 86.0mm
行程 86.0mm
総排気量 1.998cc
圧縮比 10.0
最高出力 245ps/5,800rpm
最大トルク 35.7kgf・m/1,650~4,400rpm
燃料タンク容量 66L
燃料消費率 13.0km/L(JC08モード)

レクサス RCのグレード構成

レクサス RCはどの搭載エンジンでも、同じグレードで展開されます。その各グレードをご紹介します。

ベースモデル

レクサス RC300h。RCハイブリッドモデルのベースモデルです。

ベースモデルは「RC350」、「RC300h」、「RC200t」のことです。各シリーズにおける一番質素なモデルです。質素とはいえ、そこはレクサス。トヨタブランドなら最高級グレードと比較しても、装備面で遜色はありません。
また走行性能もサスペンションのセッティングは異なりますが、ボディやエンジンは共通です。その素性の良さは他グレードに劣るものではありません。また安全面モ他グレードと共通です。アクティブセーフティ、パッシブセーフティともに"version L"と共通です。
ベースモデルはトヨタ独自の合成皮革L-texを標準装備する唯一のグレードです。本革の風合いや手触りを再現しながら、その匂いを抑え手入れを簡便にしています。本革シートが苦手な方には、有効な選択肢です。

"F SPORT"

レクサス RC300h“F SPORT”。ベースモデルに"D SPORT"専用パーツを装着し、更にスポーティーに仕立てています。

ベースモデルに"F SPORT"専用パーツを装着した、レクサス RCの中では一番スポーティーなグレードです。"F SPORT"専用パーツは、レクサス LFAやレクサス IS Fなどの「Fモデル」の意匠を取り込んでいます。装着される"F SPORT"専用パーツは以下の通りです。

●“F SPORT”専用スピンドルグリル(メッシュタイプ)

●“F SPORT”専用サスペンション

●“F SPORT”専用エンブレム(フロントフェンダー)
●フロント235/40R19 + リヤ265/35R19タイヤ&“F SPORT”専用アルミホイール

●“F SPORT”専用8インチTFT液晶式メーター

●“F SPORT”専用ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付)
●“F SPORT”専用ディンプル本革シフトノブ
●“F SPORT”専用アルミ製スポーツペダル&フットレスト

●“F SPORT”専用本革スポーツシート

出典:http://lexus.jp/models/rc/specifications/equipment/rc350_f/index.html

●“F SPORT”専用スカッフプレート

出典:http://lexus.jp/models/rc/specifications/equipment/rc350_f/index.html

●“F SPORT”専用オーナメントパネル

"F SPORT"はクーペとしてのスポーティーさとダイナミックさを際立たせ、過酷なサーキット走行をこなす「Fモデル」の意匠と一部性能を受け継ぐスポーツモデルです。日常生活の中で、走る悦びを追求しています。さすがにRC Fと同等という訳にはいきませんが、サーキット走行も数周なら難なくこなせるでしょう。

"version L"

レクサス RC350"version L"。ベースモデルの外観のまま、"F SPORT"同様スポーツサスを組み込み、本革シートを搭載した豪華なスポーティー仕様。

"version L"はベースモデルと"F SPORT"の特徴を持ちながら、レクサス RC最上級グレードとしてのラグジュアリーさも持ち合わせています。
外観はベースモデルと同じくエレガントなままです。しかし走行装備は"F SPORT"に準じ、サスペンションにスポーツサスペンションを装備し、タイヤもベースモデルより1インチアップし235/45R18サイズを履きます。ブレーキはベースモデルに準じていますが、ドライビングセレクトスイッチは"F SPORT"と共通です。
"version L"にのみ装着される装備には、以下のものがあります。

●三眼フルLEDヘッドランプ(ロー・ハイビーム)&LEDフロントターンシグナルランプ

●セミアニリン本革シート&内装
●本木目オーナメントパネル

レクサス RCの最上級モデル"version L"はベースモデルのエレガントな外観の中に、"F SPORT"に準じる走行装備と"version L"としての特別な内装を備えています。クーペの気品、スポーツカーに近い走り、レクサスとしてのラグジュアリー性を味わえるモデルです。

レクサス RC各グレード価格

RC350シリーズ

レクサス RC350 リヤサイドビュー。

RC350

メーカー希望小売価格 5,960,000円(消費税込み)

RC350"F SPORT"

メーカー希望小売価格 6,780,000円(消費税込み)

RC350"version L"

メーカー希望小売価格 6,600,000円(消費税込み)

税金・諸費用としておよそ43万円程度が別途必要となります。その内訳は以下の通りです。(RC350の場合)

自動車税 58,000円
自動車取得税 148,900円
自動車重量税 49,200円
自賠責保険料 40,040円
販売諸費用 115,500円
リサイクル料金 12,800円
合計金額 424,440円

RC300hシリーズ

レクサス RC300h リヤビュー

RC300h

メーカー希望小売価格 5,650,000円(消費税込み)

RC300h"F SPORT"

メーカー希望小売価格 6,270,000円(消費税込み)

RC300h"version L"

メーカー希望小売価格 6,290,000円(消費税込み)

税金・諸費用としておよそ18万円程度が別途必要となります。その内訳は以下の通りです。(RC300hかつ平成28年度エコカー減税適用の場合)

自動車税 11,500円
自動車取得税 0円
自動車重量税 0円
自賠責保険料 40,040円
販売諸費用 115,500円
リサイクル料金 13,220円
合計金額 180,260円

RC200tシリーズ

レクサス RC200t。

RC200t

メーカー希望小売価格 5,210,000円(消費税込み)

RC200t"F SPORT"

メーカー希望小売価格 5,830,000円(消費税込み)

RC200t"version L"

メーカー希望小売価格 5,850,000円(消費税込み)

税金・諸費用としておよそ34万円程度が別途必要となります。その内訳は以下の通りです。(RC200tかつ平成28年度エコカー減税適用の場合)

自動車税 39,500円
自動車取得税 104,100円
自動車重量税 22,500円
自賠責保険料 40,040円
販売諸費用 115,500円
リサイクル料金 12,800円
合計金額 334,440円

レクサス RC Fは別物!?

レクサス RCにはよく似たもう1台のレクサスがあります。それが「レクサス RC F」です。一見するとRC"F SPORT"と大差ないように見えますが、それは見かけだけのお話です。中身はガラッとまるで違うクルマに仕上がっています。

ベース車はもちろんレクサス RCなのですが、ボディ剛性をさらに引き上げ、サスペンションをRC F専用品に変更。エンジンはスポーツカー用としては世界中を見渡しても稀有な存在となりつつある、V8 5,000ccのNAエンジンです。

RC FはRC"F SPORT"とは異なり、サーキットを1日中走行可能な性能を秘めています。まさにロードゴーイングサーキットマシンと言っても良い内容です。その詳細は…続きはリンク先でお確かめくださいね。

エンジン別!レクサス RCの試乗レポート

レクサス RCは搭載エンジンが3タイプ、グレードも3種あります。エンジンにより車両の性格が変わりますし、グレードにより足回りの設定や電子制御デバイスの有無とその制御内容が変わります。試乗レポートと言っても、「これがレクサス RCの走りだ!」とまとめてご紹介できるものではありません。

そこで搭載エンジンごとに、各種メディアでの試乗レポートをまとめてご紹介します。

RC350のインプレッション

出典:http://www.goo-net.com/catalog/LEXUS/RC/10093731/index.html

レクサス RC350の持ち味は「スッキリ」

ドイツのプレミアム車には、各ブランド独自の乗り味が共有されています。メルセデス・ベンツはしっとり、BMWならソリッドで堅牢な感じがします。それらに対しレクサスはスッキリとした感じとのこと。日本文化では虚飾を廃したスッキリ感が伝統的に重んじられます。そのような背景を持つ日本発のレクサスは、日本のプレミアムメーカーであることを改めて認識させてくれます。
ではレクサス RCはどうかといえば、非常にスッキリとした乗り味とのことです。RC350を基準に開発されているのではないか、と思わせるほど、ボディ剛性、エンジン、シャーシ、ハンドリングのどれもがスッキリとバランスよくまとまっています。

高剛性ボディはロードインフォメーションをいたずらにキャビンに進入させません。その重量と高剛性のおかげでサスペンションがうまく働き、路面の凸凹や轍などの入力をいなしてくれます。

エンジンはトルクフルでありながら、高回転型です。マルチシリンダーエンジンらしく低回転から滑らかに各部品が作動しています。サウンドジェネレーターがうまくチューニングされており、スポーツモデルらしい野太いサウンドとともに豪快にトルクを発生させます。
高速走行では4,000rpm以上でもパワーが盛り上がってきて、トップエンドまで一気に噴けあがります。この回転域での獰猛なまでのパワーを操ってのスポーツドライビングは、ドライブテクニックに自信のあるドライバーさんには魅力です。

キャビンの乗り心地は基本的にゆったりとしています。これはサスペンションには適度な硬さがあり、踏ん張るところはしっかり踏ん張っているからです。路面の凸凹をサスペンションが設計通りに動いて吸収し、嫌な衝撃をキャビンに伝えていないことが、ゆったりした乗り心地を演出しています。スポーツクーペにありがちな硬さ一辺倒の乗り心地ではないようです。

ハンドリングは軽くスムーズ、それでいて車両が軽快に応答してくれます。高剛性ボディとシャーシがうまく作用し、路面の軽い轍ぐらいではハンドルを取られることはないようです。4輪操舵システムであるLDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリング)の貢献もあり、クイックターンも難なくこなします。反面、LDHの反応は従来にはないもののようです。2、3コーナー先までラインを読んで運転しようとした場合、制御内容に違和感を感じるドライバーさんもいらっしゃいました。

RC350で一番ネックなのは環境性能です。高回転まで回して楽しいエンジンを搭載していても、現代ではカタログ燃費9.8km/Lはなかなか容認できるものではありません。実燃費なら8km/L以下でしょう。しかもプレミアムガソリン仕様です。お財布には厳しいですね。

レクサス RCでいちばんRCらしいのが、このRC350シリーズと言っても過言ではないでしょう。できることなら"F SPORT"を選んで、講習を受講し、サーキット走行を楽しみたいですね。

RC300hのインプレッション

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%BBRC

知的で現代的なパワーユニットを得たRC300h

レクサス RC300hは上品でエレガント。経済性に優れ、日常ユーズに強みを持つシリーズと言えます。レクサスに乗ってみたいというレクサス初体験の方、レクサスのクーペに乗ってみたいという方におすすめです。

エンジンは2,500cc直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを搭載します。シリーズ・パラレル式ハイブリッドなので、発進時はEVモードならモーターの力強いトルクで音もなく滑らかで上品かつエレガントに動き出します。スピードが上がってくると、いつの間にかエンジンが主体となり、普通に2,500ccNAエンジン車として走行するのです。このシームレスな感覚と滑らかさは、トヨタ自動車がプリウスで培ってきた技術のたまものです。他のプレミアムメーカーのハイブリッド車では味わえない、レクサスだけの感覚です。
使用燃料はレクサス RC唯一のレギュラーガソリンです。カタログ燃費は23.2km/L。実燃費でも18km/Lは行くでしょう。1ヵ月に1,000km走るのなら、1回満タンにしたらOKです。お財布にもありがたいですね。購入費用は高いですが…(笑)

経済性では高く評価されるRC300hですが、その走りはというと日常生活での使用には十二分なようです。むしろ低速域でのモーターアシストもあり、パワー的にゆとりを感じます。エンジンが高回転まで回る機会もまれなようです。

RC300hはエンジンとバッテリーの2大重量物をボディの前後に搭載します。このため重量配分は50:50と前後均等になります。RC350と比べるとリヤが重いため、リヤのボディまわりに変な振動がグレードにより発生するそうです。19インチタイヤを履く"F SPORT"はボディ、シャーシ、サスペンションとのマッチングも良くそのような現象は発生しませんが、18インチの"version L"では低速域で確認されたとのことです。
ボディのリヤまわりが、ハイブリッドのバッテリー搭載を考慮した設計になっていなかったのかもしれません。もしくはこのように感じたレポーターさんの感覚が、開発陣よりも鋭いためかもしれません。
レクサス RC300hはボディ剛性が低いクルマではないのではないか、と思われるかもしれません。しかしそれは大きな間違いです。エンスー志向のレポーターさんたちの基準は、レクサス RC350やRC Fなのです。ひたすら楽しい走りに振ったクルマが評価基準なのです。そのため、辛口なレポート内容となっています。

レクサス RCの中で、日常ユースで気軽に使えるシリーズがRC300hです。ガソリン代をあまり気にすることなく、日常の足に週末のドライブにと大活躍です。レクサス RCの中では一番快適志向なので、サスペンションも柔らかめのノーマルグレードが良いですね。

RC200tのインプレッション

出典:http://www.goo-net.com/catalog/LEXUS/RC/10099630/index.html

RC Fと錯覚してしまうほどのRC200tのボディ剛性

2015年10月に追加された一番新しいレクサス RCがRC200tです。スポーツ性能を主眼に置いてRCを選択するとき、筆頭候補はRC350だと思います。しかしRC350には、高額な自動車税と燃費の低さという2大マイナス要因があります。3,500ccの動力性能はそのままに税金を安く抑え、多少でも燃費の良いスポーツエンジンを搭載しているレクサス RC。それがRC200tです。

エンジンはレクサス NX、レクサス IS、トヨタ クラウンにも搭載される2,000cc直列4気筒ターボです。最高出力はRC350に搭載される3,500ccV6エンジンと比べると70PSほど非力ですが、最大トルクが3kgf・mほどしか下回っておらず大排気量エンジンと比較してもひけをとりません。
RC200t一番のセールスポイントは、最大トルクを発進直後の1,650回転から高速域に到達しようとする4,400回転まで発揮し続ける点です。小排気量なのに大排気量エンジンに乗っているかのような錯覚に陥るほどのパフォーマンスを発揮します。このエンジン特性のため、中低速域での走行が多い市街地でも快適かつ機敏にドライブすることができます。
良いことづくめのように思われるダウンサイジングターボですが、欠点もあります。それが高回転での伸びです。直列4気筒というエンジン形式は本来、排気量が2,000ccを超えると高回転を苦手とする素性を持ちます。この素性がV型6気筒エンジンと比較すると現れるようです。とはいえ4,000回転での走行は一般的なドライブでは、かなりの法定速度オーバーになります。ローギアに固定してエンジンを4,000rpmまで回せば、かなりの騒音で迷惑になります。あくまでもサーキットでスポーツドライビングを楽しむ場合、という条件付きで覚えておきましょう。

ハンドリングはかなり素直なようです。RC200tはレクサス RCシリーズのエントリーモデルです。お値段も廉価です。とはいえ500万円以上ですが。コストダウンのためか、LDHなどサスペンションの電子制御デバイスが一部省略されています。このことが逆に、レクサス RCの素性が良くポテンシャルの高いサスペンションを味わえるメリットとなっています。レクサス RCの中では、人馬一体感を一番体感できそうです。

主に日常で使用するけど、クーペなのだから高いスポーツ性は欲しい。でも維持費はなるべく安く、といった方にはRC200tが良いですね。足回りを固めた"F SPORT"はこのエンジンにお似合いですね。

レクサス RCの中古車は?

登場からまだ2年も経過していないレクサス RCに中古車は存在するのか?
Created by yino19700

2014年10月に登場したばかりのレクサス RCですが、中古車市場にもすでに流通しています。ディーラー試乗車と思われる車両もあれば、1オーナーであったであろう車両もあります。
エンジンはハイブリッドが中心です。在庫数は少ないですがV6と2015年に登場したばかりのダウンサイジングターボもあります。
グレードは"F SPORT"が1番人気、次いで"version L"です。外装色は2016年5月現在、黒、紺、白、銀、赤、オレンジと様々です。
価格は500万円程度からです。新車と比較すると100万円程度は安く入手できそうです。中古車ということで外装色な内装色を注文できないのは難点ですが、そこを気にされないということであればすぐに納車されるメリットを享受できます。欲しいエンジンとグレード、外装色があるのなら中古車も有効な選択肢ですね。

-レクサス認定中古車制度に基づきLEXUSが認めた高品質なレクサス認定中古車のみを掲載する専用サイトです。全国のレクサス販売店に展示されているレクサス認定中古車を、ご自由にお選びいただけます。

【まとめ】あなたのベストバイはどのレクサス RCですか。

レクサス RC300h リアビュー。
外装色はソニックチタニウム。

レクサス RCのまとめ、いかがでしたでしょうか。レクサス RCは搭載ユニットとグレードによって、そのキャラクターがまるで変っています。スポーツ性に振ったRC350、上品さとエレガントさに振ったRC300h、その中間といえるのがRC200tでしょう。あなたならどのレクサス RCを選びますか?
筆者なら若い時代を思い出せる、小排気量エンジンにターボを組み合わせたRC200tですね。80年台のクルマに通じるターボパワーを久しぶりに体感したいです。グレードはもちろん"F SPORT"できびきびと走りたいですね。