【アストンマーティン ラピード】唯一無二の”本当の”4ドアスポーツカーの魅力!ラピードSの価格や試乗についても!

ラピードはアストンマーティンが生み出した”真”の4ドアスポーツカーであると同時に、世界で唯一美しさ、速さ、豪華さの3拍子を揃えた、まさに究極のスーパースポーツセダンです。アストンマーティンが自信満々に繰り出したラピードですが、今回はその魅力に触れたいと思います。

アストンマーティン ラピードとは?

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Aston_Martin_Rapide

大型サイズセダン?いや、真の4ドアスポーツカー

みなさんがスポーツカーというと頭に思い浮かべるのは普通クーペタイプで2ドアを持つボディが基本だと思います。2シーターでも2+2シーターでも基本的にボディ形状はクーペであり、セダンがスポーツカーとしてその中に割って入るのは想像しがたいでしょう。でも、マセラッティ ギブリ、BMW 7シリーズ、ポルシェ パラメーラといったクルマたちは4ドアセダンでありながらも、スポーティテイストが強くスポーツセダンとして高い評価を得ています。しかし、アストンマーティンが生み出したラピードというクルマは”スポーティセダン”ではなく、完全なる”スポーツカー”として開発されたのです。そこにはどんな違いがあるのか? 一見しただけではわかりにくい違いかもしれませんが、アストンマーティンはその差に全身全霊を懸けています。”真”の4ドアスポーツカーと声を大にして主張するアストンマーティンの姿勢こそこのラピードがいかにアストンマーティンにとってこだわり抜かれたモデルかを表しています。そんなラピードは2006年の北アメリカ国際オートショーにてコンセプトモデルが初披露され、その1年後から開発が本格的に開始され、その後2009年にフランクフルトモーターショーにて市販モデルが発表。実際の製造・販売は2010年に開始されました。また、ラピードという名前は1961年から1964年までアストンマーティンが製造・販売していた4ドアセダン、ラゴンダラピードから引き継がれていて、その後その後継車であるラゴンダが1974年から1990年まで販売されました。ラピードは実質ラゴンダの後継車にあたるわけで、ラゴンダラピードから数えると3代目となります。

現行型ラピードはラピードS!

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ラピードSのサイズ感あるボディに美しすぎるエクステリア

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とにかくラピードSのルックスを実際に見て、息を呑まずにいられる人がいるのかと疑問に思うほどエクステリアデザインは美しく仕上げられています。フロントマスクは一目でアストンマーティンとわかる伝統的でスタイリッシュな鋭いヘッドライトに、これまでのアストンマーティンにはなかった新しいデザインの大型フロントグリルは美しくもダイナミズム溢れるデザインを演出しています。2013年まで販売されていたモデルチェンジ前のラピードから外観だけでかなりの進化が感じられるラピードS。その秘密はアストンマーティンの4ドアスポーツカーに対する徹底的なこだわりにありました。「パワー、ビューティ、ソウル」 をコンセプトに開発された新型ラピード、ラピードSはさらなるスタイリングとパフォーマンスを引き出すため、1からのプロジェクトとしてデザイン作成から着手されました。通常、モデルチェンジは前型モデルをベースに新型を開発するものですが、アストンマーティンのスピリットがそれを許さず、一切妥協のないデザインとしてラピードSのこのスタイルが生まれたのです。デザイナーとエンジニアは緻密に方向性を確かめ合って開発されたため、完成したデザインはオリジナルのデザインをほとんどそのまま残した、非常に精巧な作りとなっていて内部の技術者でさえ驚いたそうです。実際にラピードSを見てみると、どの角度から見ても美しい、見事に調和されたデザインとなっています。さらに、ボンネットの構造と7枚のボディパネルが見直されたことで、エンジン位置をラピードよりも19mm低く搭載することに成功しており、より低重心な車体になりました。リヤフリップの形状ももちろん一新。全体のエアロダイナミックスが向上しスムーズなエアフローを生み出すことで、ダウンフォースレベルもハイレベルなパッケージとなっています。

セダンタイプのスーパースポーツカーだということを再認識させられる内装

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インテリアもエクステリア同様華やかで洗練された”美”に相応しいデザインとなっています。2015年モデルからはシートに新しいダイヤモンド・キルティングのデザインが導入され、ラグジュアリー感や豪華さを際立てるこのダイヤモンド・キルティングは、シートとヘッドライナーの両方に選択できます。ほかにもオプションやさまざまなインテリアスタイルパッケージでディテールまでいろいろな選択が可能となっていて、室内の雰囲気をラグジュアリー志向のすることも、ガチガチのスポーツ仕様にすることも、ユーザーによって千差万別のインテリアデザインを展開できる、まさにアストンマーティンらしいプレミアム仕様となっています。居住空間に関しては、良くも悪くもスーパースポーツカーであり、決して単なる大型セダンではありません。ラピードSの後部座席は取って付けたような空間しかないものの、見た目以上にはゆったり過ごすことができるシートとなっています。それでも、BMW 7シリーズのように広々とした快適な後部座席空間はありませんし、シートアレンジもできません。また、ラゲッジルームも狭くて使いづらい、ラグジュアリーセダンとは明らかに違う作りをしています。この点から見ても、ラピードSがハッキリとスポーツカーであることが覗えます。室内の豪華な内装はあくまでもスーパースポーツとしての威厳であり、アストンマーティンのスピリットなのです。

ラピードSの性能を分析!

雄叫びを上げる新・V12エンジン!燃費性能も案外OK

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モデルチェンジ前のラピードにも搭載された6.0L V型12気筒エンジン。ラピード搭載時は最高出力477psを発揮するハイパワーエンジンで、0-100km/hを5.3秒でこなす加速力を誇っていました。これでもスーパースポーツとして十分な性能を誇るように思いますが、ここで妥協しないのがアストンマーティン。ラピードSではこのエンジンを大幅に改良したAM29型6.0L V型12気筒エンジンを採用。最高出力は初期モデルから83psも引き上げられた560psとなり、加速力も大幅に向上。0-100km/hの加速で4.4秒を記録している、モンスター級のエンジンに仕上がりました。また、これほどのハイパフォーマンスなエンジンを管理するコンピューターシステムも最新のエンジニアリングによって実現したもので、Boschのエンジンマネジメントシステムが採用されています。これにより、エンジンとトランスミッション間で1秒あたり何千回もの情報伝達をすることが可能となっていて、エンジンのパフォーマンスと燃料効率を寸分の狂いもなく正確にコントロールします。その恩恵もあってか、燃費消費率は7.2km/Lとなっていて、このスペックのV12エンジンを搭載していて車重が1,990kgであることを考えるとなかなかの燃費性能でしょう。

駆動を確実に伝えるトランスミッション機構!

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2015年からラピードSのトランスミッションには「タッチトロニック3」と呼ばれる8速オートマティックトランスミッションが採用されています。これは2015年モデル以前のラピードSやラピードに搭載されていた6速オートマティックの「タッチトロニック2」をさらに改善させたトランスミッションで、シフトチェンジに要する時間はわずか130mm秒になったほか、オプティマムシフトダウン機能も付けられマルチシフトダウンも可能になりました。この8速ギアは4つのギアセットから構成されていて、常に最低でも3つのクラッチが繋がっているためドラッグトルクが軽減され、シフトチェンジの効率性が増しています。また、トランスミッションにもコントロールユニットが導入されていて、トランスミッションフルードを制御してクラッチとブレーキを開閉することにより130mm秒という驚異的なシフトチェンジの速さを実現しているのです。また、このコントロールユニットはドライビングスタイルや路面状況に応じてギアシフトマップを計算してくれます。

高剛性なシャシーとサスペンション

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ラピードSのシャシーは現在アストンマーティンが自社のクルマのシャシーに用いているVH構造をそのまま採用し、ラピードよりも剛性が3%アップしたシャシーとなっています。このVH構造は軽量アルミニウム素材を先新のエポキシ樹脂で接着して構成されており、アストンマーティンが生み出した独自の軽量・高剛性シャシーとなっています。さらにサスペンションにはアダプティブダンピングシステムを搭載した独立懸架ダブルウィッシュボーン式サスペンションがフロントとリア共に採用されていて、リアに関しては20%剛性をアップさせたブッシュも用いられています。また、アダプティブダンピングシステムには「ノーマル」、「スポーツ」、「サーキット」の3モードが用意されています。

ラピードSのスペック

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スペック詳細

メーカー希望小売価格

24,200,000円

寸法・車両重量

全長:5,019mm
全幅:1,929mm
全高:1,360mm
ホイールベース:2,989mm
車両重量:1,990kg
重量配分:フロント49%/リア51%

ドライブトレイン

駆動方式:FR
エンジン:「AM29」オールアロイ製 DOHC 48バルブ V型12気筒
排気量:5,935cc
最高出力:560ps/6,650rpm
最大トルク:630Nm/5,500rpm
トランスミッション:「タッチトロニック3」8速オートマティック
燃料消費率:7.2km/L
燃料タンク容量:90.5L

パフォーマンス

0-100km/h:4.4秒
最高速度:327km/h

ラピードSの気になる情報

ズバリ故障は多いのか?

アストンマーティンのクルマに故障が多いかと言われると特に多いわけでもなく、少ないわけでもなく。ラピードS全然欠陥のあるクルマじゃないし、特にどこのパーツが弱かったり壊れやすいという情報も聞きません。ただ、1つ言えるのはラピードSは極限まで性能の高さを求めたスポーツカーであり、耐久性に関しての処置があまりされていないこと。これは別にアストンマーティンだけの問題ではなく、多くのハイパフォーマンスカーに言えることですが、この手のクルマはハイメンテナンスなのです。それは裏を返せば、きちんとメンテをしていないと壊れるということ。それは壊れやすいということとは少しニュアンスが違うでしょう。

ラピードSを試乗したい!

ラピードSの購入を検討しているならば、新車を買うにしても中古車を買うにしても試乗は欠かせないでしょう。このクルマの魅力は文章で伝えるにはあまりにも無理がありますから。ということで、試乗に関する注意点を1つ。ラピードSのような特別なクルマになるとディーラーに行って、いきなりポンッと運転席に座っていざ試乗! というわけにはいかず、あらかじめ試乗のためのアポイントメントが必要です。ディーラーの支店は問われていないので、最寄りを選ぶといいでしょう。そのアポが通れば晴れて試乗が可能となるわけです。

ラピードSの中古車価格は?

出典:http://kakaku.com/kuruma/used/item/12533970/

ラピードSの中古車は少数ながらも市場に出ており、価格は「タッチトロニック2」搭載モデルが1,900万円台、「タッチトロニック3」搭載車が2,000万円台となっています。ちなみに前モデルのラピードの中古車も何台か出回っていて価格は1,500万円以下となっています。やはりアストンマーティンブランドのプレミアムスポーツカーなので新車価格から値落ちも少なく、中古車でも高価なクルマに違いはありません。

まとめ

今回はアストンマーティン ラピードの実態についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? とにかくアストンマーティンはラピードをこれまでライバルメーカーたちが実在させなかった4ドアセダン型の”スーパースポーツカー”とすることを何よりの目標として開発しました。そうした経緯で誕生したこの唯一無二のセダン型スポーツカーは、実に日本のアストンマーティンの販売台数の全体における30%以上がこのラピードの売り上げであることを考えると、セールス面でもラピードはアストンマーティンにとっての主戦力であり、大きな成功をもたらしたと言っていいでしょう。価格を考えれば確かに2,000万円超の大変高価なスポーツカーですが、ラピードはその価格を超えた価値を見い出せる新タイプの”真”のスポーツカーなのです。