【トヨタ ライトエース】ミニバンの原点は商用モデルとして活躍中!2016最新モデルとは?

「ライトエース」は、45年以上のヒストリーを持ち、時代に合わせて変化してきたモデルです。1thモデルなどは今では斬新に見えるデザインからファンを増やしているモデルです。そのヒストリーや最新モデルの情報をご紹介いたします。

「ライトエース(LITEACE)」

1970年に発表されたトヨタ自動車の「ライトエース」は、「スターレット」のキャブオーバータイプと呼ばれるワンボックス、トラックタイプのモデルです。

1thモデル(1970年-1979年)

1thモデルの「ライトエース(M10系型)」は、1970年の11月に「トヨタ・ミニエース」の上級モデルとしてデビューしました。

ボディタイプ

丸目2灯式のヘッドライトにメッキバンパーのフロントマスクに傾斜をつけたボディスタイルで、最初に積載量750kgのトラックモデルが3人乗りで発表されました。ワゴンタイプは、1971年の2月でバンモデルは3人乗りと6人乗り、ワゴンモデルが9人乗りで追加発表されました。1973年にバンモデルは、右側スライドドアが装着された5ドア仕様が追加され、ワゴンにはハイルーフ仕様が設定されました。

パワートレイン

パワートレインは、「パブリカ・スターレット系列」になるために「3K型」エンジンが採用されました。また「E20系型・カローラ」からの流用パーツもあり、トランスミッションは「T型系」、サスペンションシステムやリアアクスルハウジングも流用パーツとなっていました。このようにして低コストでありながら堅実なパワートレインを採用していたのでした。

後期モデル

1978年にマイナーチェンジが施され、フロントデザインが変更となりました。主な変更点は、ヘッドライトカバーのデザインを変更し、ナンバープレートやエンブレムがフロントセンターの位置にセットされ統一感を持たせていました。パワートレインもエンジンを1,300ccの「4K型」エンジンに変更しています。

2thモデル(1979年-1986年)

「ライトエース」がフルモデルチェンジしたのは、1979年の10月で2thモデルの「M20系型」へバトンタッチしています。

エクステリア

開発コンセプトは、ボディスタイルに表れており、1thモデルのエクステリアデザインをキープしていました。主に手を加えたのは内装で明るいカラーを採用し、カラーを統一しクーラーも吊り下げ式からフルエアミックスタイプのエアコンを採用することによってファッショナブルかつ近代的なデザインとなりました。また1980年のマイナーチェンジで電動リモコン式のミラーやセカンド対座シート、ウレタンバンパーの採用など、細かい変更を行っています。

パワートレイン

バンモデルとトラックモデルの「M20系型」は、1thモデルのパワートレインを継続し「4K-J型」エンジンを採用し、ワゴンモデルは上位モデルの「タウンエース」の1,800ccの「13T型/92PS」エンジンを搭載しました。サスペンションシステムも継続使用していましたが、ブレーキシステムは、フロントにディスクブレーキを採用するなど走行安定性を向上させていました。

後期モデル

後期モデルとなるのは、1982年の11月で「1C型」ディーゼルエンジンを採用したり、ガソリンエンジンもバンモデルは「1Y型」、ワゴンモデルは「2Y型」を搭載しています。また「モンタナ」という吊り下げ式ベッドを搭載したモデルや8人乗りの「カジュアル7」というモデルも追加されました。

3thモデル(1985年-1999年)

トラックは2thモデルが継続生産されたものの1985年9月にワゴン/バンモデルは「M30/40系型」へフルモデルチェンジしています。

エクステリア

エクステリアデザインは、より大きくより豪華なデザインへと変わっています。ワゴンは、角目2灯式ヘッドライトに同色バンパーとして、極力凹凸を減らしたデザインとなりエアロダイナミクスも向上しました。また、リアゲートがバンモデルとワゴンモデルでは、異なっておりワゴンモデルのリアゲートのウィンドウには大型化されたウィンドウがセットされています。そして、オプション設定でしたが、大型サンルーフの「スカイルーフ」を設定していました。

パワートレイン

パワートレインは、一新されガソリンエンジンは「3Y-U型」が設定されています。またディーゼルエンジンモデルは、「2C型」に変更され、「2C-T型」というターボモデルも追加されていました。また1985年にはパートタイム方式の4WDモデルが設定されました。

後期モデル

後期モデルとなったのは、19888年の9月のマイナーチェンジが施された時で、エクステリアデザインも変更されています。またグレード設定も「LD」の中に「DX/XL-7」が統合されました。

主な変更点

エクステリアデザインは、シャープで一体感のあった前期型から、丸みを帯びたヘッドライトやウィンカー埋め込みタイプの大型バンパーの装着など、見た目も大きく変わっています。しかも4m以上のボディサイズとなりました。電子制御のサスペンションシステムの「TEMS」が、「FXV」グレードでも標準装備となり、「GXL」でもオプションとして選べるようになります。またエンジンの見直しによって「2C型/73PS」、「2C-T型/85PS」へと向上しています。また安全性の向上も図りハイマウントストップランプやリアアンダーミラーも装備しました。

4thモデル(1992年-1996年)

4thモデルは、1992年の1月に登場しますが、「タウンエース」と統合され共通ボディとなりました。そのために「ライトエース」新規設計の専用モデルではなくなりました。

エクステリア

エクステリアデザインは、「タウンエース」と統合され丸みを帯びシャープで現代的なものになっています。ルーフのバリエーションは、標準仕様、ハイルーフ、スカイライトルーフ、ツインムーンルーフなど多彩でした。またボディサイズは、全長4,395mm、全幅1,685mm、全高1,945mmとなり5ナンバーサイズ枠を最大限使っています。室内も、室内長3,025mm、室内幅1,555mm、室内高1,310mmと3列シートレイアウトを可能とする広さとなっています。シート自体は回転式機構を持つものに変更され8人乗りと7人乗り仕様となりました。

パワートレイン

エンジンは、先代モデルを引き継ぎをしたものの2Lの直列4気筒OHVの「3Y-EU型」と2.2Lの直列4気筒OHCディーゼルターボの「2C-T型」の2タイプとなっています。トランスミッションは4速ATと5速MT、駆動方式は、FRと4WD、サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン、リアにトレーリングリンクを採用し、先代モデルと同様です。この基本パワートレインに電子制御サスペンションシステム「TEMS」やスピードに応じてステアリングフィールを制御する「PPS」を装備し、乗り心地や走行安定性を向上させていました。

後期モデル

1993年の8月にマイナーチェンジが施されています。主にエンジンの変更でワゴンモデルは「3C-T型/88PS」に変更されたことです。また「RVブーム」によって「ライトエース(4WD、ハイルーフ、ディーゼルエンジン、カリフォルニアミラーのモデル)」に専用のフロントグリルガードと大型フォグランプを装備した「GXLフィールドツアラー」を設定しました。その後、1994年にワゴンモデルのエンジンを見直し「3C-T型」の最大出力が91PSに向上しました。また4WDモデルが、それまでのパートタイム方式からフルタイム4WDに変更されました。

主要諸元

エンジン:1,998cc 水冷直列4気筒OHV「3Y-EU型」
最大出力:97PS/4,800rpm
最大トルク:16.3kgm/3,800rpm
トランスミッション:5速MT/4AT
駆動方式:FR/4WD
サスペンション:F ダブルウィッシュボーン R トレーリングリンク
ブレーキ:F ベンチレーテッドディスク R リーディングトレーディング
全長:4,395mm
全幅:1,685mm
全高:1,945mm
ホイールベース:2,235mm
トレッド:F 1,440mm R 1,385mm
室内長:3,025mm
室内幅:1,555mm
室内高:1,310mm

5thモデル(1996年-2007年)

1996年の10月に5thモデルの「R40/50型」になりますが、モデル名が「ライトエース・ノア」というサブネームが付くようになりました。

エクステリア

安全基準が見直されて安全規制が厳格になり衝突安全基準の関係からエクステリアデザインは、ボンネットを持つスタイルとなりミニバンスタイルのファミリカーとなっています。また衝突安全ボディーの「GOA」が採用されています。また室内は、横跳ね上げ式5:5分割タイプの前後スライドシートが世界初採用でした。

パワートレイン

パワートレインも大幅に改良され、ガソリンエンジンは直列4気筒 DOHCの「3S-FE型」が搭載されることになり、最大出力は130PSへ向上し、バンのエンジンも「7K型」になっています。ディーゼルエンジンもOHC IC付きターボ搭載の「3C-TE型」となり排気ガスのクリーン化、最大出力94PS/4,000rpmに変更となりました。サスペンションシステムなど足回りは先代モデルのものを引き継いでいるもののリセッティングされて乗り心地、走行性能ともに向上しています。

主要諸元

ツインムーンルーフ仕様
エンジン:2,184cc 水冷直列4気筒OHC ICターボ「3C-TE型」
最大出力:94PS/4,000rpm
最大トルク:21.5kgm/2,000rpm
トランスミッション:4AT
駆動方式:4WD
サスペンション:F ダブルウィッシュボーン R トレーリングリンク
ブレーキ:F ベンチレーテッドディスク R リーディングトレーディング
全長:4,475mm
全幅:1,695mm
全高:1,980mm
ホイールベース:2,715mm
トレッド:F 1,455mm R 1,445mm
室内長:2,615mm
室内幅:1,555mm
室内高:1,325mm
車両重量:1,650kg

5th「トラック」モデル

1999年6月にトラックモデルが5thモデルになりました。しかし、先代モデルのパーツ流用が多く事実上はマイナーチェンジにとどまっています。大きな変更は、ディーゼルエンジンが「3C型」に変更されている程度と言えます。

6thモデル(2008年-)

2008年1月に「S402M/402Y型」の6thモデルとなります。このフルモデルチェンジでフロント周りはボンネットは小型化し、2thモデルのようにセミキャブオーバースタイルになっています。このモデルは、専用設計ではなくインドネシア・ダイハツ「Astra Daihatsu Motor(アストラ・ダイハツ・モーター)」の「グランマックス」というモデルを輸入しエンブレムを取り換えたモデルです。

エクステリア

バン/トラック共に同じフロントデザインとなり、シャープで無駄のない顔つきとなっています。商用モデルに徹した感のあるボディは、スタンダードルーフとハイルーフの2タイプを設定しています。またリアゲートは、インドネシアモデルの「グランマックス」は横開きタイプですが輸入モデルとなる「ライトエース」は跳ね上げタイプのリアゲートになっています。5ドア低床の2人乗りと5人乗りのみの設定で、最大積載量は500kg/750kgの設定となっています。そして、トラックモデルは、2人乗りとし最大積載量は800kgとなっています。インテリアは、シンプルなデザインで視認性に優れたメーターパネル、エアコンのスイッチやシフトレバーなどをパネル中央に集中させ操作性に優れたデザインとしています。またシートの生地をセミファブリックとしシート配置も乗り降りだけでなく、室内の移動がしやすいようにフラットかつベンチタイプになっています。

パワートレイン

1.5Lモデルのみの設定となった6thモデルのエンジンは、新世代エンジンの排気量1.495cc 水冷直列4気筒 DOHC VVT-iを搭載の「3SZ-VE型」エンジンで最大出力97PS/6,000rpm、最大トルク13.7kgm/4,400rpmとなっています。トランスミッションは、4速ATと5速MT、駆動方式は2WDと4WDが設定されています。:サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット/コイル、リアにトレーリングリンク/コイルを採用しています。ブレーキは、フロントにベンチレーテッドディスク、リアにリーディングトレーディングのドラムブレーキを採用しています。また4WDシステムには、センターデフロック機構を備え、特に悪路で走破性、発進性、高速安定性に優れたフルタイム4WDシステムを採用し走行安定性を向上させています。

「バンモデル」主要諸元

バン「DX/GL」
エンジン:1,495cc 水冷直列4気筒DOHC VVT-i「3SZ-VE型」
最大出力:97PS/6,000rpm
最大トルク:13.7kgm/4,400rpm
トランスミッション:4AT/5MT
駆動方式:2WD/4WD
サスペンション:F マクファーソンストラット/コイル R トレーリングリンク/コイル
ブレーキ:F ベンチレーテッドディスク R リーディングトレーディング
全長:4,045mm
全幅:1,665mm
全高:1,900mm
ホイールベース:2,650mm
トレッド:F 1,460mm R 1,440mm
室内長:2,045mm
室内幅:1,495mm
室内高:1,305mm

「トラックモデル」主要諸元

トラック「Xエディション/DX」
エンジン:1,495cc 水冷直列4気筒DOHC VVT-i「3SZ-VE型」
最大出力:97PS/6,000rpm
最大トルク:13.7kgm/4,400rpm
トランスミッション:4AT/5MT
駆動方式:2WD/4WD
サスペンション:F マクファーソンストラット/コイル R トレーリングリンク/コイル
ブレーキ:F ベンチレーテッドディスク R リジット/リーフ
全長:4,275mm
全幅:1,675mm
全高:1,890mm
ホイールベース:2,650mm
トレッド:F 1,460mm R 1,440mm
荷台長:2,430mm
荷台幅:1,585mm
荷台高:360mm

燃費

燃費は、バンモデル/トラックモデルともに2WDで4WD同様の数値となっています。JC08モードで2WDのATモデルは12.2km/L、5MTモデルで12.8km/Lとなっています。4WDのATモデルは11.6km/L、5MTモデルで12.6km/Lを実現しています。

新車価格

バンモデル
「DX」
2WD 5MTモデル(1,566,982円-) ATモデル(1,654,363円-)
4WD 5MTモデル(1,853,673円-) ATモデル(1,941,055円-)
「GL」
2WD 5MTモデル(1,721,127円-) ATモデル(1,808,509円-)
4WD 5MTモデル(1,998,000円-) ATモデル(2,085,382円-)

トラックモデル
「Xエディション」
2WD 5MTモデル(1,535,563円-) ATモデル(1,622,945円-)
4WD 5MTモデル(1,784,945円-) ATモデル(1,872,327円-)
「DX」
2WD 5MTモデル(1,427,563円-) ATモデル(1,514,945円-)
4WD 5MTモデル(1,676,945円-) ATモデル(1,764,327円-)

中古車相場は?

中古車相場は、1thモデルや2thモデルは市場で見かけることができないほどレアなモデルとなっており、探してみたところ1thモデルのトラックモデルが25万円でありました。3thモデルは、4tnモデルで45万円から探すことができますが状態の良いタマ数は激減している状態です。5thモデルや6thモデルは15万から探すことができます。しかし、いずれも走行距離の少ないものは、ほとんどない状態です。

まとめ

1thモデルが登場して45年を経た「ライトエース」は時代に合わせて、志向を変えて歴史を刻んできたモデルです。旧モデルは、今となってはデザインが斬新に見え時代に左右されないデザインからファンが増えている名車です。