【日産 モコ】日産・ルノーを救った救世主!辿った歴史&特徴紹介!値引きについてや口コミなども!

今回読者に紹介する車種は、日産から販売されている軽自動車「モコ」です! 可愛らしい見た目・名称は数多くの方が愛車として所有されていることでしょう。そんなモコがどのような歴史を辿ってきたのか? またどのような特徴があるのかを含めて紹介していきます。

日産に軽自動車がない!白羽の矢はモコに立ちました

日産に軽自動車は外道だった?

今でも輝きを失わない日産を代表する車「180SX」「フェアレディZ」「スカイラインGT-R」いつ見ても素晴らしいデザイン性を誇っています! 特に180SXはいつぞやの日産のCMでは酷い扱いでしたが、日産の歴史を語る上では外せない1台です!

さて少し話がそれましたが、一昔前の日産では180SXだけでなく「シルビア」「スカイラインクーペ」「スカイラインGT-R」と言ったようにスポーツカー中心のラインナップでした。特に若い方々に支持されていたシルビア・スカイラインは、今でも多くの若者を惹きつけてならない名車中の名車です。当時は道路で見るスポーツカーの多くは日産で占めていたのでは? と感じるほどの人気を博していたのです。

しかし1980年台~1990年代半ばまではスポーツカー需要があったのでまだ良かったですが、1990年代の後半に差し掛かるにつれて徐々に各社のスポーツカー人気に陰りが見え始めます。そして遂にそのスポーツカーが経営を圧迫するようになってきたのです。トヨタ・ホンダ・マツダ・スズキ等の大手メーカーはいち早くこの状況を察知し需要が高まる「軽自動車」「コンパクトカー」に注力し始めていました。

一方、日産は「軽自動車? コンパクトカー? そんなの必要ない!」と言わんばかりに、軽自動車は「無し」コンパクトカーは1982年から製造している「マーチ」のみしかラインナップしていなかったのです。特に軽自動車はある方が日産に来られるまでは実験機を除くと全く製造していませんでした。そのため上記で紹介している「日産 モコ」の登場が遅れることになったのです。

そうなると結果は火を見るより明らか。他社は売上・利益を伸ばしていく中、日産の経営は火の車になったのです。

日産を変える!日産激動時代に誕生した軽自動車モコ

日産をこよなく愛されている方々であれば1999年3月27日に起きた出来事を覚えているかと思います。そうです! 「ルノー」がなんと日産の株式「36.8%」を買収したのです。表面上は「資本提携」と言うことで両者対等に見えますが、実際にはルノーの傘下に入ることになったのです。その時、ルノーの役員であった現CEO(最高経営責任者)「カルロス・ゴーン」が2000年に取締役、2001年にはCEOとしてルノーと二束の草鞋を履きながら経営の建て直しを開始したのです。

当時は「なぜ赤字のルノーと赤字の日産が一緒になったんだ?」と感じた方も多く、現にルノーへカルロス・ゴーンが入社するまでは経営は火の車でした。「アメリカへの海外進出での失敗」「ボルボとの提携失敗」そして国内需要の低下によってルノーも日産同様瀕死の状態だったのです。これを見た格車メーカーの代表からは、この提携を嘲笑う方も多く「どうせ失敗する」とまで言われたほどでした。

そんな日産激動時代に誕生したのが日産初の軽自動車となる「モコ」だったのです。初めにも紹介したように、日産では軽自動車自体、実験機の「ハイパーミニ(軽規格の電気自動車)」以外製造したことがありません。ですがカルロス・ゴーン体制になった時「軽自動車を日産でも販売する」と公言したのです。ちなみにモコは激動の時代に誕生した軽自動車と言うだけでなく、モコによって現在の日産が扱う軽自動車の足がかりになったと言っても過言では無いでしょう。

【初代 モコ2002年~2006年】激動の時代に販売&日産初の軽自動車

日産に軽自動車の製造技術がない!それなら「スズキ」に依頼しよう!

カルロス・ゴーンが「日産で軽自動車を販売する!」と公言しても、日産でそう易々と軽自動車を製造できませんでした。重複となりますが、日産はこれまで軽自動車を製造したことがなく軽自動車のノウハウや製造ラインに至るまで無い物尽くしだったのです。こんな状況でどうやって軽自動車を販売するのか? 誰もが首を傾げた時、カルロス・ゴーンはコンパクトカー・軽自動車のノウハウを持つ「スズキ」に依頼したのです。今で言うところの「OEM」と呼ばれる方式です。

一から製造するよりもスズキで販売している車種を「日産」として販売した方が、コスト削減に繋がりますし何よりいち早く販売できたのです。その車種に選ばれたのがスズキの代表車でもある「MRワゴン」です。とは言えMRワゴンのまま販売すると、購入しようと考えている方々から「スズキの車?」と誤解されることもあり、下記のポイントを変更しました。

・フロントグリルをマーチ、ウィングロードと共通した部品を使用
・ボンネット、バンパーの変更
・モコでしかない色を用意(例えばモコグリーンと言った色が挙げられます)
・ABSを全グレード標準装備(当時のスズキMRワゴンはグレードによって装着無し)

以上のように一目ではMRワゴンとは分からない程、日産の色に染めた軽自動車に仕上げたのです。

【初代 モコ2002年~2006年】車情報紹介

全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,590~1,600mm
ホイールベース:2,360mm
車両重量:850~900kg

エンジン:K6A型 直3 660cc NA DOHC 54ps/6.4kgm
    :K6A型 直3 660cc ターボ DOHC 60ps/8.5kgm
駆動方式:FF/4WD
変速機:4速AT

上記が初代モコの車情報となります。その他にモコは「B」「C」「Q」「T」のようにグレードが分かれていたのです。端的にですが各グレードの特徴を紹介します。

B:オーディオ関連・カーナビ等の便利な装備がなく、ドアノブが車体の色と異なる簡易的なタイプに変更。普及モデルとして販売

C:後部座席にプライバシーガラスの装備、またオーディオ関連も標準装備となったグレード

Q:電動格納式ドアミラーの標準装備。オーディオ関連ではCD・MDデッキ、6スピーカーと言ったようにグレード中、最も優れたオプションが装備されている

T:Qグレードを引き継ぎ尚且つ「ルーフスポイラー」「アルミホイール」と言ったスポーティな装備を標準で装着。またグレードの中でTのみ「DOHC インタークーラー付ターボエンジン」を搭載

各グレードによってここまで差別化されていると言うのは、当時の日産の熱意をひしひしと感じます。

初代モコが日産の軽自動車分野を開拓した!

初代モコは日産経営陣が予想していた数字よりも多くの台数を売り上げるヒット商品になりました。その証拠に、スズキで販売されているMRワゴン以上の売上をたたき出したこともあります。このモコの成功が現在の日産の軽自動車分野を開拓するきっかけになっていくのです。

2003年、2002年に販売を開始したモコの成功を機に次にOEMの交渉を始めたのが「三菱」です。三菱も「ランサーエボリューション」だけでなくコンパクトカー・軽自動車分野のノウハウ・製造ラインを確保していたため、絶好の交渉相手でした。中でも日産にはなかった軽商用車がどうしても欲しかったのか、三菱の「ミニキャブ」をOEMできないかを交渉し、見事成功させています。NVクリッパーとしてOEMを受けた日産は現在でも軽商用車として販売しているのです(2代目以降はスズキからOEMを受けています)

これ以降、日産は続々とOEMを行っていきます。例えば「ピノ」「ルークス」はスズキから「キックス」は三菱からOEMを受けることになります。そしてそれらのノウハウを日産は吸収し、今では日産の軽自動車の顔である「デイズ」の開発に至るのです。(日産・三菱の合併会社が開発。日産が初めて商品企画・開発・デザインまで携わった1台。製造は三菱で行われています)

初代モコはとんでもない時代に生まれた軽自動車ではありますが、モコがあったからこそ日産は現在のように軽自動車分野を開拓できたのかと思います。

【2代目 モコ2006年~2011年】シャープで凛々しい顔つきで戻ってきました!

モコは2006年にフルモデルチェンジを行い「2代目」として私達の前に戻ってきました。「どんな姿で帰ってくるのか?」と感じていた方々は、2代目を見て大きく印象が変わったと感じていたでしょう。それもそのはず、OEM元のスズキと比較しますと「ヘッドライト」「グリル」「ボンネット」「バンパー」と言ったフロントマスクが大きく異なり、全体的にシャープな風合いに仕上げていたのです。

またMRワゴンと再び差別化を図るため下記のようなことを行っていたのです。

・ヘッドライトの形状を変更し凛々しい顔つきにしている
・内装をスズキよりも上品であり「モコ専用」のオプションまで用意されていた
・ABSを全グレード標準装備にした(スズキでは後期型のMRワゴンで標準装備にされました)
・初代同様「モココーラルメタリック」のようにモコ専用の色を用意

以上のように2代目でも同じく「弊社はスズキのMRワゴンとここまで違います!」と言った大胆な差別化を図った日産。こちらも初代同様、根強い人気を誇りスズキのMRワゴンだけでなく各社の軽自動車を脅かす存在になっていったのです。

【2代目 モコ2006年~2011年】車情報紹介

全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,620mm
ホイールベース:2,360mm
車両重量:820-900kg

エンジン:K6A型 直3 660cc NA DOHC 54ps,6.4kgm
    :K6A型 直3 660cc ターボ DOHC 60ps,8.5kgm
駆動方式:FF/4WD
変速機:4速AT

2代目モコは狙い目!? 中古車を狙うのもありです!

2006年~2011年に販売され、多くのドライバーの心を掴んだ2代目モコ。1代目よりも長い期間販売されてはいましたが、残念ながら2011年に幕を閉じることになりました。ですが! そんな2代目モコは中古車市場へ大量に流れているのです。価格帯が手頃と言う面でもおすすめですが、他にも下記のようにおすすめしたいポイントがあります。

・モコの中には新車のような新古車、またはほとんど乗っていないような中古車まで幅広く揃っている
・「複雑なシステム・装備がいらない」と言った方のニーズを満たす
・燃費はJC10・15モード 18.2~22km/lと言う平均的な燃費を持っている
・通勤、通学の足としてではなく積載量も十分なため、日常使いでも十分役立つ
・オプションがほぼないSグレードでも、以前の所有者がパーツ・ナビ取り付け・または使用していたオプションが多数付いていることもあります

等のようにモコは中古車価格と言うメリットだけでなく、数多くのメリットを持っています。
とは言え、2006年の場合は今回の記事が2016年4月20日現在となりますので、10年以上経過。となると自動車税の増額になりそうですのでパスした方が良いでしょう。狙い目は2010年~2011年の2代目の後期モデルです。

2代目モコの中古車価格はどのぐらい?

それでは早速、2代目モコの中古車価格を見ていきましょう。各グレードに分けますと下記のような価格帯となります(ちなみに上から順にハイグレードとなります)

・G(インタークーラーターボエンジン搭載車):55万円~100万円
・E:39.8万円~70万円
・S:39.8万円~60万円

以上となります。
今回検索時に「2010年~2011年」「修復歴無し」「走行距離5万km以下」で行っております。5万km以下でもまだまだ元気なモコ、新古車のようなモコもあり尚且つ現在の軽自動車のように「え? 乗用車より高い…」と言った価格ではなく手頃な価格帯で購入できます。軽自動車の購入を検討しているのであれば日産モコも候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

※今回掲載した価格は2016年4月20日現在「価格.com」に掲載されている価格を元に記述しております。日によって価格が変動することもありますのでご了承いただければと思います。

【3代目 モコ2011年~2016年予定】今度は可愛らしい形状で帰ってきました!

2代目のモコはシャープで凛々しい表情が特徴的な軽自動車でした。そんな2代目も初代同様、2011年には生産終了。そして同年新型の3代目モコが販売されることになったのです! 3代目モコは2代目の凛々しいデザインとは打って変わり、今度は可愛らしいデザインになって帰ってきました。丸みを帯びたヘッドランプ・角ばったデザインを滑らかな曲線に変化等、男性だけでなく女性にもターゲットを移した車作りとなっています。

先代モデルと比較しますと下記のような変更がなされています。

・新プラットフォームを採用し室内の幅を180mm拡大に成功
・軽量ボディ、エンジン・トランスミッションの変更により燃費をJC10・15モード 21.5~27km/lに向上
・新たに「アイドリングストップ」を採用
・高級感ある軽自動車を求める女性をターゲットとした「ドルチェシリーズ(2013年10月16日)」を展開

そして3代目も2代目の伝統を引き継ぎ、スズキのMRワゴンよりも上品な内装・オプションを設定し徹底的な差別化を図ることになりました。

【3代目 モコ2011年~2016年予定】車情報紹介

全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,625mm
ホイールベース:2,425mm
車両重量:790~880kg

エンジン:R06A型 直3 660cc NA DOHC 54PS,6.4kgf·m
    :R06A型 直3 660cc インタークーラーターボ DOHC 64PS,9.7kgf·m
駆動方式:FF/4WD
変速機:CVT

新型2011年モデルのモコの口コミは?

外見、そして車情報を見ていますと特に問題ないように見えますが、果たして実際に乗った方・所有されている方はどのような評価をしているのでしょうか? そこで試乗・所有された方の口コミを下記に紹介していきます。それではまず、良い方の口コミから見ていきましょう。

総合的には安っぽさを感じさせないデザインで、なんとなくクラッシックさも感じさせるところが とても気に入ってます。

出典:www.carsensor.net

小回りが利いて扱いやすく燃費が良い。

出典:www.carsensor.net

ワゴンRとアルトラパンを足して2で割ったような中途半端な立ち位置ですが、丸っこく可愛く広く使いやすいです。Gグレードのマイルドターボは低回転から効いて信号からの0発進も高速道路の合流もスムーズ。力があるがゆえ燃費は犠牲になります。と言ってもオートエアコン入れっぱなしで高速も使って1リットルあたり15キロ以上は余裕です
リヤシートの左右独立スライドは地味なモコ(MRワゴン)の特徴の一つ。
後ろに乗る人には好評の様です

出典:www.goo-net.com

では悪い方の口コミも見ていきましょう。

ハイトワゴンなので高速での横風には弱いです。

出典:www.goo-net.com

加速が弱い。軽い車だと思いますが、スピードはよっこいしょという感じでついてくるので、高速なんかは最初ちょっと緊張です。助手席にチャイルドシートをつける予定でしたが、ドアを完全にあけても載せたりおろしたりするのがちょっと窮屈。あと、カラーがもうすこしいろいろあって、選べたらよかったかも。

出典:www.goo-net.com

以上となります。やはりモコも一長一短な部分もあるようで、完璧な軽自動車とまではいかないようです(あったらすごいですが…)もしモコを検討されている方がいましたら、上記の口コミを参考にして購入後「こんなはずではなかった…」と言ったことがないようにしましょう。

2016年 もしかしたらモコが消滅するかも…

「そう言えば…2016年予定って書いてあったけど、これってどう言う意味?」3代目モコを紹介する際、確かに2016年予定と記述しました。実はこの数字、もしかしたら2016年でモコが消滅するかもしれないと言うことです。「新車でも販売されているのになぜ?」その理由としてOEM供給元の「スズキ」が2015年末で「MRワゴン」の生産を終了すると発表したからです。

長らくスズキを支えてきた「MRワゴン」しかし現在のスズキを見ますと別段、MRワゴンにこだわらなくとも例えば「ワゴンR」「スペーシア」「ハスラー」「アルト」そしてスズキ渾身のスポーツ軽自動車「アルトワークス」と言ったように多数の軽自動車があるのです。特にワゴンR・スペーシアと形状が似ており、数台あっても意味がないと経営陣が考えたのかは定かではありません。

ですが、それらを残しMRワゴンを廃止すると言うのですから他の2台に比べて人気がなかったのかと思います。その影響は日産にも及び、確実な時期は発表していませんがモコもMRワゴン同様に消滅する可能性が高くなっているのです。もしかした後数ヵ月の内に消滅する可能性もあります。

新車購入時は終了間近・生産終了モデルが狙い目!値引きが期待できます!

新車を購入する際、生産終了間近・生産終了モデルが非常に狙い目です。と言うのも、軽自動車・乗用車に限らず値引きが大いに期待できるからです。「新車の値引き、特に軽自動車は厳しいのでは?」と感じる方もいると思いますが、メーカー・販売店からすれば安く売ってでも終了間近・生産終了モデルを販売したい理由があるのです。

まずはメーカーから見ていきましょう。
メーカーからすれば既に生産終了間近・生産終了モデルの製造ラインを、そのままの状態にしているのは非常にもったいない。その製造ラインを例えば新車で売れている車種に変更できれば、納期の短縮に繋がりますしラインを遊ばせることもありません。しかしメーカーが抱える工場も「すぐに製造を中止しなさい!」とは言えません。既に「月間○千台を製造します!」と言うような仕組みがあるため、たとえ「2016年5月に販売を終了することが決まりました」と発表しても、2016年5月の段階で月間製造の目標台数に届いていない場合は生産されていくのです。

そうなると販売終了のアナウンスをしたのは良いものの、数千台は工場の中で新車のまま眠り続けることになるのです。または写真のように工場に入りきらなかった車両を、生産工場が抱える大規模駐車場に置いておくしかありません。置いておくだけでも1つ1つ管理しなければなりませんので、それだけでもコストが大幅に発生します。そのためメーカーからすれば早く売りたいのです。

次に販売店を見ていきましょう。
販売店は別段、上記で紹介した損害をそこまで被ることはありません。しかし販売店からすればこの生産終了間近・生産終了モデルは販売したい車種なのです。理由としてメーカーから「報奨金」が出されている可能性が高いからです。

メーカーは先ほど紹介したように早く在庫をさばきたい! それには安くても良いので販売してもらうために販売店へ値引きした分を補填する報奨金を高く設定しているのです。つまり通常は「え?! こんな値引きは無理ですよ…」と言う営業マンでも「生産終了間近と言うことでメーカーから報奨金が出ているのです! ですので思い切った値引きができます!」のように値引きに対してガードが緩くなるのです。

以上のようにメーカー・販売店それぞれ思惑があるため生産終了間近・生産終了の車種は新車として狙い目なのです。特に日産のモコは狙い目と言っても良いでしょう!

モコを新車で購入する際に気をつけたいポイント5選

生産工場の敷地に待機させたモコは注意が必要

いくら新車とは言え、購入時にはいくつかの注意点があります。特に生産終了間近のモコは他の新車よりも細心の注意が必要です。そこでまず初めに紹介する注意点が新車を待機させている場所についてです。

通常は先ほど紹介したように、生産工場の中に待機させています。しかし思うように自動車が売れませんと生産工場内部では収納できず、生産工場の敷地に待機させていることもあるのです。例えば上記の写真のように並べられていることもあります。全ての敷地に天井があると言うのは難しく、多くの場合は青空駐車の状態で待機されています。

そうとは知らずに青空駐車の状態で待機されていた新車を購入しますと、納車された車を見て「本当に新車?」と感じる部分が見えてくるのです。例えば雨・風、またはいたずら等で付いた傷・汚れ。または変色と言ったものまで出てきます。親切な販売店であればそのことをお客様に通知しますが、殆どの場合「ばれないだろう」と言って何も言わずに納車することの方が多いのです。

それを確認するためには、営業の方に「今回納車されるのは工場からですか?」と言うように確認してみましょう。もし「工場から直接納車します」と言えば安心できますが中には「納車が3ヵ月」と言ったにもかかわらず「1週間後に納車できます」と言う場合があります。その多くは青空駐車のところから来る場合があります。

その通知を商談中にしないまま勝手に青空駐車の新車が運ばれた場合、気に入らないのであれば早々に確認しキャンセルしましょう。特に気にならなければ「こちらは新車と思って購入している。青空駐車では中古と同じではないか?」と言って値引きを引き出す交渉としても使えます。

モコの値引きが厳しい!それならオプション・タイヤで勝負!

新車を購入する時、写真のように和気藹々とした雰囲気で終わるのが理想的です。しかし、このような状況は非常に珍しく多くの場合は煮詰まる、または交渉が決裂しそうな嫌なムードが漂います。モコも確かに販売終了間近ですが、販売店によって値引きが厳しい、または「これ以上は無理です!」と言って白旗を揚げるところも出てきます。にもかかわらず「値引き! 値引き!」と言っては進む交渉も進まなくなります。

そこでおすすめしたいのがオプション・タイヤで値引き分を狙うことです。
モコも一般的な乗用車同様にオプションを多数揃えています。例えば「オリジナルナビゲーション」「バックビューモニター」「フォグランプ」等々、多数のオプションが皆さんを待っています。車両本体の値引きは厳しくてもオプションであれば値引きができる可能性があります。もしオプションでの値引きが厳しい場合、例えば「値引きができないなら無料でナビ取り付けぐらいできますよね?」と言うようにアイテムの取り付けも交渉として利用できます。

次にタイヤも交渉として利用できます。
オプションのアルミホイールではなく「スタッドレスタイヤ」を狙ってみるのです。モコのタイヤサイズは「145/80R13」「155/65R14」の2種類ですし、タイヤサイズも小さいためそこまで料金はかかりません。とは言え自分で購入し取り付けるのはお金と時間がかかります。そこで「メーカーは問わないのでスタッドレスタイヤをサービスで付けてくれませんか?」と交渉しましょう。さすがに「ヨコハマタイヤ!」「ダンロップ!」と言うと厳しいですが「メーカーを問わない」となれば営業マンも「それなら大丈夫か…」と言って折れてくれる時があります。

以上のようにモコの値引きが厳しい場合は、オプション・タイヤで攻めてみましょう。

モコの試乗予約・試乗を行いホット客とアピールする

日産のモコに限らず、新車を購入する際には一度「試乗」することをおすすめします。試乗することで「視界」「運転性能」「快適性」「積載能力」等、カタログではイマイチ分からないポイントを確認することができるのです。そしてもし、試乗するのであれば必ず「予約」をしてからいきましょう。予約をする理由として、あちらのすぐに試乗ができる日にちの確保と言うメリットもありますが、もう1つ営業マンに「ホット客」として見てもらうためです。

ホット客と言うのは冷やかし目的で販売店に来た客ではなく「私は車を購入する意欲があります!」と言った確実に購入する・購入意欲のあるお客様のことを指す言葉です。営業マンは通常、ふらっと入ってきたお客様の大半は「どうせ冷やかしか…」程度にしか見ていません。しかし試乗予約をしますと「この人は試乗予約をするぐらいだから購入意欲の高いホット客だな!」と感じてくれるのです。

営業マンも人間です。冷やかし目的や無理な商談をするお客様よりも、購入意欲があるホット客を相手にしたいものです。すると営業マンもノルマがありますので「このホット客を絶対に逃がしはしないぞ!」と言って通常よりも熱意を持った商談をしてくれるのです。そうなるとこちらの「多少無茶かな?」と思うことでも、もしかしたら行ってくれる時があるのです。

新車の商談を少しでも有利に進めるのであれば、試乗予約の段階からスタートしています。皆さんもモコに限らず新車を購入するなら試乗の段階から営業マンに「私はホット客ですよ!」と言うように思わせるようにしましょう。

競合は2~3台がベスト!複数はNG!

最後に紹介するポイントは「競合」です。競合と言うのは、例えばモコと似ている車種と比較し、他社の車が安い場合はそれを上手に活用して値引きを迫ることを指します。値引きを行う上では基本となるでしょう。競合をする場合は2~3台程度がベストです。あまりに多すぎると「自分が何と何で競合しているんだっけ?」と分からなくなりますし、営業マンから見れば「本当かな?」と相手にされなくなります。競合をする場合は複数ではなくモコ以外の2~3台を目安に交渉をしてみましょう。

日産 モコのミニカーが無くなる可能性があります!

ディーラーで新車を購入しますと、ディーラーで用意している新車購入特典の他に「ミニカー」が用意されていることがあります。日産モコも例外ではなく以前であれば用意されていましたが(販売店によって用意されていない場所もあります)現在は少々厳しい状況になっています。と言うのも重複となりますが、生産終了のアナウンスがされているため、もしかしたらミニカーの生産も打ち切っている可能性があります。

もしモコを新車で購入しつつミニカー狙いの方がいましたら、購入前に営業マンに尋ねると良いでしょう。

最後に

最後になりますが、日産から販売されているモコは日産・ルノーが経営危機に瀕していると言うとんでもない時代に誕生した軽自動車です。しかしその時代に誕生したおかげで日産・ルノーの危機を救い、そして現在の日産の軽自動車部門の発展の原動力となりました。日産「デイズ」を生み出したのもモコがあればこそだと私見ではありますが考えて折ります。とは言え、2016年には生産終了となるのは非常に惜しい車です。ですが、違うデザインとなって戻ってくる、または一般の乗用車になって戻ってくる可能性も0ではないと思います。再びモコが復活することを願いつつ、今後のモコの動向を見ていきましょう。