【フォード エクスペディション】フォード最上級SUV!日本での中古車情報も!

フォードの最上級・最大級SUVとして存在するのがこのエクスペディション。ユーティリティに溢れる実力と、高級感溢れる快適な居住空間を持ち、フォードSUVの集大成をここに見ることができます。残念ながら日本での正規販売はされていませんが、輸入車販売店では買い求め頂けます。

フォード エクスペディションとは?

フォードが作り出した”本気”のSUV!

エクスペディションはフォードが製造・販売するフルサイズのSUVです。販売は1996年に1997年モデルとして売り出されたのが始まりで、現在に至るまでプレミアムSUVとして多くのユーザーから愛されているだけでなく、ほかのフォードの大型車の基盤にもなり、強い影響力を持つSUVとなりました。

フルサイズSUVを敬遠しがちな日本のマーケットを考慮し、フォードジャパンはエクスペディションの正規輸入は行っていないため、今も昔もエクスペディションは日本におけるフォードのカーラインナップには並んでいません。ちなみに日本で展開されているフォードのSUVはエコスポーツ、クーガ、エクスプローラーの3台でいずれも5人乗りのクロスオーバー型SUVとなっています。フォードの高級ブランドであるリンカーンから発表されている高級フルサイズSUV、ナビゲーターはエクスペディションをベースに開発されていますが、こちらはエクスペディションとほぼ同じ大きさながらもリンカーンジャパンから日本でも正規販売されています。また、こちらも日本では販売されていないため、あまり馴染みのないクルマかもしれませんが、フォードの主力ピックアップトラックであるF-150もエクスペディションを基に開発され、多数のパーツを流用しています。

圧倒的なロングライフが持ち味の万能SUV

1996年から2007年まで販売されていたモデルはフロントにベンチ式シートを採用することで、3+3+3の9シーター仕様として、9人の乗車が可能となっていましたが、2007年からはフロントシートにはリンカーン ナビゲーター同様バケットシートを採用し、8人乗りとなりました。また、ヘビーデューティーなSUVであるため消防署や緊急救急用の車両として用いられることも多く、目的に応じて多様なモディファイされています。さらに、iSeeCars.comの2016年度の調査によると、エクスペディションは20万km以上走る個体が多く、同サイトが作成した「最も寿命の長いクルマTOP10」の第4位にランクインしています。

初代エクスペディション(1996年-2002年)

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Ford_Expedition

全く新しいフォードSUVの誕生!

この初代エクスペディションは「UN93プログラム」と称され、1991年から1995年にかけて開発が進められ、5年間の開発期間を経て新世代フルサイズSUVとして1996年に満を持して登場しました。形式上はそれまでフォードが販売していた2ドアSUV、ブランコの後継車としてエクスペディションがそのポジションを取ることとなりました。

インテリアも当時としては画期的だったSUVで、オプションで1列目と2列目のシートをキャプテンシートに変更可能、レザー仕様シート、イルミネーション付ボード、電動ムーンルーフ、オーディオシステムにはサブウーファーを搭載するなど各所へのこだわりが徹底されていました。クルマとして焦点を当てると、エクステリアはモダンとダイナミズムが混合するデザインで、漢気溢れるSUVの台頭でした。

搭載エンジンは4.6LV型8気筒トリトンエンジンが標準として採用され、オプションとして5.4Lモデルも用意されました。後期モデルの5.4Lエンジン搭載車では260hpを発揮しフルサイズSUVとしてパフォーマンスに優れたパワーを持つとは言えないものの、十分な動力を発揮するエンジンとなっています。また、オプションではありますがサスペンションには電子制御式ニューマティックサスペンションシステムを用意しました。このシステムでは道路や路面の状況に応じて車体と車高の調整を自動で行うという画期的なシステムで、乗り心地を大幅に改善する代物でした。

スペック詳細

寸法・重量

全長:5,197mm
全幅:1,996mm
全高:1,887mm~1,991mm
ホイールベース:3,023mm~3,025mm
車両重量:2,631kg~2,754kg
乗車人数:8~9人

エンジン

1996年-1998年:4.6L V型8気筒 16バルブ SOHC トリトン/215hp/393Nm
1996年-1998年:5.4L V型8気筒 16バルブ SOHC トリトン/230hp/441Nm
1999年-2002年:4.6L V型8気筒 16バルブ SOHC トリトン/230hp/395Nm
1999年-2002年:5.4L V型8気筒 16バルブ SOHC トリトン/260hp/481Nm

トランスミッション

4速オートマティック

エクスペディション第2世代(2003年-2006年)

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Ford_Expedition

さらに大型化した第2世代!

エクスペディション第2世代の開発は「U222プログラム」とされ、初代エクスペディションが販売開始された1996年からフォードのチーフエンジニア、スティーブ・フォースターが指揮を執り開発が進められていきました。デザインワークは1997年から始まり、2年後の1999年には大方のデザインは固められ、2000年後半にはプロトタイプが出来上がりました。そして2002年、北アメリカ国際オートショーにて初めて世間向けにエクスペディション第2世代は発表されました。

エクステリアデザインは初代エクスペディションを踏襲しながらもさらにボディを大型化、形もより尖った印象を受けるフォルムとなったほか、フロントグリル、フェイシア、ヘッドライトなどは新デザインとなり、全体的にもますます勇ましいデザインとなっています。インテリアの機能性もさらに改善され、3列目のシートは簡単にフロアに収納可能となり広くフラットなラゲッジルームを即生み出すことが可能となっているほか、室内の防音対策にも強化が図られており、初代で気になったエンジン音のノイズをある程度シャットアウトしてくれます。さらに、オプションではパーキングアシストセンサーで大型SUV特有の死角となる箇所をセンサーで感知するシステムが用意され利便性もますます進化しています。

エンジンに関しては先代モデルのV型8気筒をそのままメジャーチェンジもなく引き継ぐ形となり、ほとんどのスペックは同じとなっています。それでも燃焼効率性などにはテコ入れが入り、より効率的に回るエンジンとなったため、少しの燃費改善が実現されたり超低排出ガス車にも認定されています。サスペンション機構は大幅に変更され、フルサイズSUVとして初めてとなる4輪独立懸架式サスペンションを採用しています。

スペック詳細

寸法・車両重量

全長:5,227mm
全幅:1,999mm
全高:1,946mm~1,971mm
ホイールベース:3,023mm
車両重量:2,631kg~2,754kg
乗車人数:8~9人

エンジン

2003年-2004年:4.6L V型8気筒 16バルブ SOHC トリトン/232hp/395Nm
2003年-2004年:5.4L V型8気筒 16バルブ SOHC トリトン/260hp/475Nm
2005年-2006年:5.4L V型8気筒 16バルブ SOHC VCT トリトン/300hp/495Nm

トランスミッション

4速オートマティック

現行型エクスペディション

第3世代となり、さらなる飛躍を遂げたエクスペディション

2007年モデルで行われた大規模なビッグチェンジでエクスペディションは第3世代へと移行しました。現行型のエクスペディションは2015年のマイナーチェンジにより第3世代でも後期型となったモデルです。エクステリアはフォルムやフロントマスクがリンカーン ナビゲーターを彷彿させる高級感溢れるデザインとなり、力強さや華やかさにより一層磨きが掛かっています。

最新テクノロジーを駆使したインテリア

内装装備もこれまでのエクスペディションとは大幅に進化した仕上がりになっています。特筆すべきはその装備機能。最新鋭の技術が詰まった装備・システムで快適性や利便性が著しく改善されています。定番のキーレスエントリーは当たり前。リアビューカメラ&モニターやフォワード/リバースセンシングシステムなどの周囲状況をカメラやセンサーで認識してくれるシステムのおかげでエクスペディション史上最大となった車体も安心して操縦することができ、的確なドライバーアシストを可能にしています。内蔵のナビゲーション機能もトラフィック情報を随時更新し、最短時間で目的地へとナビしてくれます。また、SYNCシステムにより、インパネに設置されているディスプレイを通してさまざまな機能や情報を声のみで操作することが可能。そのため運転中でもハンズフリーで電話をかけたりアプリケーションの操作ができ、ドライバーにとって有意義で使える装備となっています。

動力性能と燃費性能の両立を実現させたドライブトレイン!

新型エクスペディションではこれまでの4.6L/5.4LV型8気筒エンジンは廃止され、環境性能の向上も見込んでV型6気筒エコブーストエンジンが採用となりました。エコブースト機能で燃費性能向上はもちろんのことながら、パフォーマンス自体もV型8気筒エンジンを上回り、365hpものハイパワーを生み出しています。そのV6エンジンと組み合わせられたトランスミッションはシフトモード選択可能な6速オートマティック。パワーが必要なとき、悪路やオフロードを走るとき、牽引でトルクが必要なときなど場面や状況に応じてモード変更できる万能な6速オートマティックとなっています。精巧に開発されたドライブトレインのおかげでエクスペディションはかつてないほどパワフルで快適なドライブライフを提供できるSUVに急成長を遂げました。なお、燃費消費率は7.7km/Lとなっています。

スペック詳細

寸法・車両重量

全長:5,245mm~5,608mm
全幅:2,002mm
全高:1,961mm~1,974mm
ホイールベース:3,023mm~3,327mm
車両重量:2,523kg~2,649kg
乗車人数:8人

ドライブトレイン

駆動方式:FR/AWD
エンジン:3.5L V型6気筒エコブーストエンジン
最高出力:365hp@5,000rpm
最大トルク:569Nm@2,250rpm
トランスミッション:セレクトシフト機能付6速オートマティック

日本での中古車価格は?

出典:http://kakaku.com/kuruma/used/item/12116400/

正規販売はないものの輸入はされてるエクスペディション!

現行エクスペディションのグレードは全8種類で価格は470万円からとなっています。フォードジャパンからの正規輸入はされてないものの輸入車販売店を通して日本で購入可能なエクスペディション。ということでもちろん中古車も日本の市場に出回っています。価格幅は69万円~385万円で、平均相場価格は80万円ほどとなっています。もちろん日本で需要が高いクルマとは言えませんが、エクスペディションの実質的な上位SUVであるリンカーン ナビゲーターは日本でも正規販売されていることを考えれば、フルサイズSUVとして実用性、走行性能に加え、価格もなかなかリーズナブルになっているエクスペディションが参入してもSUV好きには嬉しいことではないかと思います。中古車の個体は古いモデルが比較的多いものの、個体的にはどれも状態は良好です。ズバリ買いか? と言われると、迷うところもありますがとにかく安くて大きいSUVが欲しいって方には選択肢に入れるべきではあります。

まとめ

フォードブランドでは最大のSUVとなるエクスペディション。現行モデルではフォードの高級ブランドであるリンカーンが展開する高級フルサイズSUV、リンカーンにも肉薄するエクステリア/インテリアデザインや走行性能となっています。巨大なボディを動かす原動力となるパワフルなエコブースト搭載V型6気筒エンジンは出力も十分ながら、同クラスのSUVの中ではそこそこの燃費性能も誇っています。乗り心地はアメリカンテイストなかなりハードなサスペンションをベースにしていて、オンロードでは確かなグリップが心地よく、オフロードでは安心できる確かな信頼性を持っています。キャビンはクルーズのような内装とまではいかないもののビジネスクラス並みの快適性があり、フルサイズSUVの利点を活かしきった広々とした居住空間と利便性に富んだ多彩なシートアレンジによって構成できるラゲッジスペースを470万円で購入できるのであればかなりリーズナブルではないでしょうか。