【シエンタ 燃費】燃費も大事!ママさんやシニアに人気!その理由は?

2015年7月に12年ぶりのフルモデルチェンジをしたシエンタ。そのスタイルは、前モデルからは想像できないほどの、多くが驚く大変身でした。その新型発売以降、販売目標を軽々超えて大人気を博しています。納期はいまだ5ヵ月待ち。ハイブリッド車とガソリン車をラインナップしていますが、JC08モードの燃費は、それぞれ27.2km/L、20.2km/Lと驚異的です。シエンタの実燃費を口コミを参考にご紹介します。

トヨタ・シエンタ:2015年7月フルモデルチェンジ

納車5ヵ月待ち、シエンタの人気ぶり

トヨタ・シエンタと言えば、コンパクトミニバンの代名詞のような車です。長らくママさんたちの足として、活躍してきました。そのシエンタが、2015年7月に、なんと12年ぶりのフルモデルチェンジを果たしました。その新型発売以降、すぐに目標販売台数7,000台を突破、2016年2月の時点でも新車乗用車販売台数月別ランキング5位(8,308台)を誇っています。人気についてはいいのですが、ユーザーにとって痛いのは納期。現在5ヵ月待ちとなっていて、これから予約数が減るとはいえ、オプションなどの装備品がある場合、やはり5ヵ月くらいは覚悟しなければならない状況でしょう。トヨタのHPを見ると、現時点では8月以降の工場出荷となっています。プリウスとまではいきませんが、さすが庶民の足としての地位に揺らぎはないようです。

フルモデルチェンジで、激変したシエンタ

シエンタの斬新なデザイン

トヨタ・シエンタ:2003年

2015年にフルモデルチェンジをしたシエンタの注目すべき点の第1位は、そのデザインです。口コミを見ると、長年乗っていたユーザーも「これは、別のクルマ!」と言っています。実際に2003年旧型のシエンタと見比べてみてください。たしかに、とても同じ車とは思えないですよね。口コミで見つけた面白いところでは、通りがかりの子供に「これはどういう生き物?」と聞かれたというものです。思わず笑ってしまいますが、今までの車のデザインにはない、シエンタの斬新さを物語っていると思います。
旧型では、ヘッドライトは丸目でカワイイ車というイメージ。ママさんたちに人気だったのもよくわかります。でも、新型は斬新ともいうべきスタイルです。シエンタのデザイナーは「トレッキングシューズ」をイメージしたそうで、言われてみれば、ヘッドライト下から伸びるヒゲのようなものは、シューズのひもを表しているように見えます。トヨタの狙いは、男性でも乗れるようにするためで、ママさん車というイメージを一新したいところもあるようです。ママさんだけでなく男性ユーザーを多く取り込めば、市場は拡大することになります。現在の販売台数の増加は、それが一因だとすると、トヨタの販売戦略が功を奏したと言えるでしょう。

シエンタの全長が伸びた

シエンタのサイズで旧型と比べてみると、全長が135mm伸びています。全幅は同じ、全高は5mmだけ高くなり、ホイールベースが50mm伸びています。これからわかることは、やはり室内空間を広げるためだろうと思われます。全幅は同じなので、5ナンバーは守っています。しかし、コンパクトミニバンで7人乗り、全長をできるだけ伸ばして、3列目シートまで快適な空間を維持したのです。また、シエンタにはハイブリッド車もラインナップされており、さらに驚くことに、電動スライドドアは両側(運転席側、助手席側)標準装備です。さすがにトヨタらしいマーケティングが行き届いた車の作りですが、このクラスにして、そのような重装備を持たせたうえでの室内空間の確保は苦労があったのではないかと推察できます。
電動スライドドアについては、2004年のマイナーチェンジの時に助手席側だけつけたのですが、やはりユーザーからの高い支持があったのでしょう。子供を抱きながら、荷物を持ちながら、雨風が強くても、電動スライドドアがあれば、ユーザーにとっては楽ちんそのものですからね。今回のフルモデルチェンジで思い切って両側につけてきたのです。

シエンタの燃費、ライバル車ホンダ・フリードと比べてみる

シエンタのハイブリッド車とガソリン車のスペックを見ておきましょう。

by shutyopark (※馬力当たり重量、トルク当たり重量、100kmのエンジン回転/毎分は独自計算。)

シエンタの主要諸元をみると、このクラスで1.4tに達する車両重量ですが、燃費では、JC08モードでハイブリッドモデルは27.2km/Lに達しており、ガソリン車でさえも20km/Lを超えるのは驚異的な数字です。
ここで、燃費と関係の深い車両重量を、ライバル車のホンダ・フリードと比べてみましょう。同じハイブリッド車でフリードが1,390kgの10kgオーバーなので、シエンタのほうが勝っています。ガソリン車では、フリードのFFが1,290kgですので30kgダウンでフリードのほうが勝り、4WDではフリードが1,390kgで10kgオーバーなのでシエンタのほうが勝っています。
これを見ると、シエンタのハイブリッド車と4WDがフリードより多少ですが軽く、燃費でも勝る可能性が高くなります。フリードは、すでに現行モデルが古く、フルモデルチェンジを果たしたばかりのシエンタのハイブリッドシステム、4WDシステムの軽量化が向上しているので、その差が表れているのかもしれません。
現状では、フリードのJC08モード燃費は、ハイブリッド車が21.6km/L、FFが16.6km/L、13.2km/Lとなっているので、いずれもシエンタのほうが大幅に勝っていることがわかります。でも2016年後半、フリードはフルモデルチェンジをを予定していますので、シエンタもうかうかしているわけにはいかないでしょう。

シエンタの燃費、ステーションワゴンと比べてみる

トヨタ・カローラフィールダー

同じコンパクトミニバンのフリードと比べたところは、シエンタのほうが勝っています。しかし、ステーションワゴンと比べるとどうでしょう。2015年年間販売ランキングの「ワゴン&2BOX」カテゴリーで1位、2位と、やはりユーザーからも実用性の高い車と高評価を得ているトヨタ・カローラフィールダー、ホンダ・シャトルと比べてみましょう。
例えば、トヨタ・カローラフィールダーの車両重量は、グレードにもよりますが1,120~1,210kgで、JC08モード燃費は33.8km/Lです。ホンダ・シャトルでは、1,190~1,300kgで、34.0km/Lとなっていて、なんと30km/Lを軽く超えているのです。例えば、カローラフィールダーとシエンタのハイブリッド車同士で比べてみると、車両重量は約200kgもの差があって、JC08モード燃費では2割ほどの差になって表れています。この場合のシエンタの燃費の悪さは、ハイブリッドのバッテリー、3列目シート、両側電動スライドドアなどが原因になっていることは否定できないと思われます。
やはり車両重量が重いことは、エンジンにとってもかなりの負担であるに違いありません。カローラフィールダーのような軽いステーションワゴンに対して、さらに乗車定員や積載量の多い荷室などによって、コンパクトミニバンは動力性能と実質燃費で不利になることが予測されます。
でもそのかわりに、最大7人が走行中行き来できる座席を持ち、電動スライドドアを装備している利便性を持っているのです。このステーションワゴンより優れた日常の利便性は、最大の乗車人数や荷物量がたとえ年間に数回の利用としても、ユーザーにとっては魅力的なのですね。たまに田舎から両親が来ても、孫たちと家族全員が一緒に乗ってドライブできるのは、うれしいことなのです。

シエンタの実燃費は?

さて、JC08モード燃費をいろいろ比べてきましたが、実際のシエンタの燃費はどうなのでしょう? 一般的に実燃費は、JC08モードの8割程度とみられています。また口コミを見てみると、実燃費の記録がユーザーそれぞれでかなりの違いになっているのは、運転の方法で差が出ることを表しています。個人の日常での記録は、活動範囲や道路状況などの条件の違いも出るので、どれが正しいとは言い切れません。でも多くの記録を見ていくと、市街地、高速道路を日常的に使う場合の実燃費は、ガソリン車でおおよそ15km/L前後、ハイブリッド車でおおよそ20km/Lになることが多いようです。
ガソリン車では、高速道路では市街地走行(12km/Lほど)の1.5倍程度(18km/L前後)に伸びることが常識ですが、シエンタでもおおよそ定説通りになっているようで、ハイブリッド車については、高速巡航で意外に伸びず、運転の方法次第では街乗りと変わらない場合もあるようです。

シエンタ、ガソリン車実燃費の口コミ

みんカラのレビューを見てみると、2WD車で「一般道13~16km/L、高速飛ばし気味15km/L前後。前の車に比べてサイズが大きくなったのに、燃費が良くなった。エアコンをつけないと燃費が2,3km/L上がる」、4WD車で「カタログ値からするとがっかりだが、こんなものかと…。街乗り11km/L、遠乗り15km/L」とあります。どちらも平均してみると、JC08モードの8割くらいなので、順当なのではないでしょうか。

みんカラは、こちらから。

その他の口コミも含めて、シエンタのガソリン車の燃費を総じてみると、街乗りでは平均11~12km/Lで、ユーザーの運転状況でいい人は15~16km/L、悪いところでは8~9km/Lという人もいます。高速走行では平均17km/Lで、80km~100km巡行で22km/L出たという人もいますし、13~14km/Lと街乗りの最高値くらいしか出ない人もいます。それでも、マイカー乗り換えで、前モデルから1~2割程度燃費が良くなったという人も多く見かけます。

シエンタ、ハイブリッド車実燃費の口コミ

シエンタのハイブリッド車の実燃費の口コミを総じてみると、街乗りでは平均15~17km/Lで、ユーザーの運転状況でいい人は20~25km/Lという人もいます。高速走行では平均21km/Lくらいで、大人7人目いっぱい乗っても20km/L出たという人もいます。こうしてみてみると、ガソリン車では高速走行で燃費が伸び、JC08モード燃費に迫る勢いなのに対し、ハイブリッド車ではJC08モードの27.2km/L付近の数字が見当たりません。シエンタのハイブリッドシステムの特性上、高速では最高値を望むことは難しいのですが、街乗りの乗り方次第でJC08モードの8割の22km/L近くの数字を平均で出せるといいと思います。納車待ちで、総注文数が世に出きっていないので、統計数字としてはまだ足りないのですが、それでももうちょっといい数字がこれから出てくることを期待します。

その他、参考になる口コミを挙げてみます。
・定速でエンジン走行しているときに、グッと燃費計の目盛が伸びる瞬間(エンジン回転が下がって、電気CVTの減速率が小さくなるとき)があり、その領域に入る走り方をすると燃費を延ばせるようです。

・Bモード走行時燃費が悪くなる時があるようです。それはエンジンブレーキのロスであると考えられ、回生ブレーキで回収しきれずにロスしてしまうようです。道路環境によると思いますが、一般の街乗りと高速走行の組み合わせではエンジンブレーキの必要性はなく、ニュートラル停止を使えば当然に燃費は伸びると考えられます。

実燃費で、カローラフィールダーと比べてみる

<新型シエンタの実燃費>
ガソリン車 では、平均15km/L程度。街乗りで約11km/L程度、高速走行で約17km/L程度。
ハイブリッド車では、平均L20km/L程度。街乗りで約18km/L程度、高速走行で約20km/L程度。

<カローラフィールダーの実燃費>
ガソリン車 では、平均18km/L程度。街乗りで約14km/L程度、高速走行で約23km/L程度。
ハイブリッド車では、平均L24km/L程度。街乗りで約20~35km/L、高速走行で約20~35km/L。

こうしてみると、新型シエンタの実燃費はカローラフィールダーと比較すると、2割ほど低くなっているようです。やはり前述したように、200kgの車両重量の差は、同じパワートレーンであってもかなりの負担になっているとみられます。

まとめ、コンパクトミニバンの機能を重視しよう!

見てきた通り、新型シエンタは、実用車として人気の高いカローラフィールダーと比べて燃費が悪いという結論になってしまいます。その約200kgの差は、ハイブリッドのバッテリー、3列目のシート、両側電動スライドドア、またそのために生じるボディー補強の重量と考えられ、実燃費にも影響を与えています。でも、シエンタのユーザー求めているのは、「日常の使い勝手」「普段の足」それにつきるのです。いざという時の乗員の増加も何のその、子供を抱いていても簡単にどちら側からも開けられるスライドドア、ステーションワゴンよりも室内高が高くシート間の往来もしやすい、そんなに頻繁に遠出しない、そんな日常の機能が重要なのです。また、ママさんたちが選びたいボディーカラーが14色もそろっています。ユーザーの要望をうまく取り入れた、もっともトヨタらしい車だと思います。