軽自動車の車検について知っておこう!

維持費も安くて経済的なのはみなさんご存知だと思いますがはたしていくらかかるのでしょうか?

車検代っていくらなの?

まずは車検にかかる法定費用を見てみましょう! 法定費用とは最低限払わないといけないお金です。

まずは自賠責保険から

自賠責保険加入期間は車検有効期間をカバーしている必要があります。加入期間は1ヵ月単位で加入でき、一般的には車検有効期間プラス一ヵ月長めに入ります。中古車であれば車検有効期限は2年、新車では車検有効期限は3年です。それでは自賠責保険料を見てみましょう!

自賠責保険料(軽自動車)

【37ヶ月】37,780円
【36ヶ月】36,920円
【25ヶ月】27,240円
【24ヶ月】26,370円 

となります。前回一ヵ月長めに入っていれば今回は24ヵ月の加入で大丈夫です。
*H27年現在の金額です

重量税を見てみましょう!

車検時にかかる法定費用である重量税です。重量税はエコカー減税といってある一定条件に達したエコカーが対象です。車種により減税具合が異なりますので購入検討されているお車や現在お乗りのお車がどの程度の減税対象なのかお調べください。そのほか新車登録より13年経過もしくは18年経過であれば増税の対象になります。そちらも踏まえてお調べください。それでは重量税を見てみましょう!

エコカー減税適用
【3年自家用】75%減税 1,800円 50%減税 3,700円
【2年自家用】75%減税 1,200円 50%減税 2,500円

エコカー減税適用なし
【3年自家用】9,900円
【2年自家用】6,600円 

13年経過車
【2年自家用】7,800円

18年経過 
【2年自家用】8,800円

となっております。13年経過車と18年経過車は必然的に中古車になるので3年車検は受けることができません。新車のみ3年車検です。

そのほかの法定費用

そのほかの法定費用は自社で車検を行う整備工場では1,100円。陸運局で車検を行う整備工場では1,400円となっております。

法定費用以外の車検費用

法定費用以外の費用として代表的なのが、車検代行費用もしくは車検費用です。これは相場が10,000~30,000円が相場となっております。これはお店によって変わりますのでご確認ください。あくまでも相場であることをお忘れないようにお願いします。

車検時に必要な最低金額のまとめ

新車で購入した場合の最低車検代

新車を購入した場合いくら車検代が必要なのかを計算してみましょう。新車ですので初回車検は3年間が有効期限となります。これは新車のほかに新古車、未登録車もこれに該当します。エコカー減税75%、50%、エコカー減税なしの3パターンを例に挙げてみます。車検代行費用は相場のちょうど中間の2万円とします。自賠責保険は1ヵ月多く入る37ヵ月とします。これは自賠責有効期限に余裕を持たすためです。そのほか自社で車検ができるディーラーで購入したと想定して手数料は1,100円とします。それでは見てみましょう。

【エコカー減税75%の場合】自賠責保険料37ヵ月37,780円+重量税1,800円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=60,680円となります。

【エコカー減税50%の場合】自賠責保険料37ヵ月37,780円+重量税3,700円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=62,580円となります。

【エコカー減税なしの場合】自賠責保険料37ヵ月37,780円+重量税9,900円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=68,780円となります。

以上のようになります。*車検代行費用20,000円はあくまでも例なので、ディーラーによって上下します。ご注意ください。

中古車で購入した場合の最低車検代

それでは中古車で購入もしくは現在お乗りの中古車の車検代がいくらかを例に挙げてみましょう。中古車の場合は車検有効期限は2年です。この場合、新車時に1ヵ月長く自賠責保険に加入していると想定します。ですので24か月の加入で十分です。こちらも車検を自社工場で行うと仮定して手数料を1,100円、車検代行費用を中間の20,000円とします。

【エコカー減税75%の場合】自賠責保険料24ヵ月26,370円+重量税1,200円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=48,670円

【エコカー減税50%の場合】自賠責保険料24ヵ月26,370円+重量税2,500円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=49,970円

【エコカー減税なしの場合】自賠責保険料24ヵ月26,370円+重量税6,600円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=54070円

【13年経過車の場合】自賠責保険料24ヵ月26,370円+重量税7,800円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=55,270円

【18年経過車の場合】自賠責保険料24ヵ月26,370円+重量税8,800円+車検手数料1,100円+車検費用20,000円=56,270円

このようになります。*車検代行費用20,000円はあくまでも例なので、ディーラーによって上下します。ご注意ください。*H27年現在の金額です

車検ではどのようなところを見るの?

車検で検査する内容の代表的なものをご紹介します。知っておいて損はありません! ご紹介するもの以外の個所も車検前に点検はしますが、専門的過ぎる部分や、素人には理解が難しい部分もあります。ですのでこれだけ知っていれば良いというものをご紹介します!

タイヤの減り具合

タイヤが減っていてはイザというときに車の性能を発揮しません。普段の運転では気付きにくいので目視でタイヤの減り具合と空気圧をチェックしておきましょう! チェックポイントはタイヤの溝です! タイヤは減っていませんか? 見どころのコツとしてはスリップサインです! スリップサインとは、タイヤの溝部分に一段高めの盛り上がりがあると思います。目を凝らして良く見てください。溝のどこかに規則的に盛り上がっている部分があるはずです。これとタイヤの表面が同じ高さかそれ以下になっていると交換のサインです。
ここまで減っているとタイヤの賞味期限は切れています。このようなタイヤを履いていると、イザというときに通常よりも止まらない、曲がらない状態です。そのほかタイヤバースト(パンク)の原因にもなります。特に高速道路などの高速でタイヤが回転する場合に突然タイヤが破裂してハンドルが効かない状態になりやすいです。これでは安心して運転ができません。
空気圧も不足していたら、タイヤの性能を発揮できないことに加え、燃費の悪化、タイヤの減りが早くなる、バーストしやすくなるといったリスクしかありませんので良く見ておきましょう。そういった理由がありタイヤの減りと空気圧不足では車検が通りません。
普段の運転にも危険がおよぶ可能性がありますので日常的に見ておきましょう!

灯火類が切れていないか

ヘッドライト、スモールランプ、フォグランプ、ウインカー、ブレーキランプ、バックランプ、ハイマウントストップランプといった、車両に装備されている灯火類は全て点灯していないと車検に通りません。これは通常走行にも支障をきたすので普段から確認しておきましょう。左右に同じものが付いているヘッドライトやブレーキランプは片方切れていると、夜間バイクと見間違われかねないので注意しましょう。

ヘッドライト光軸

ヘッドライトは、ハイビーム、ロービームが切り換えられるもので、光軸と言って定められた高さにライトの光軸が通っていないといけません。それと同時に明るさも車検ではテストします。暗いと車検に通りません。古くなったヘッドライトは表面が黄ばみなどで暗くなる傾向があります。このようなときはライト表面を磨くことによって透明度を上げることが可能です。
内側が曇っていたり、しつこい汚れの場合はヘッドライトレンズを新品の物に交換する必要があります。そのほか、社外品のHIDなどを使用すると光軸や明るさが規定量出ないことがありますのでご注意ください。

ホーンが鳴るか

少し古い車になるとホーンが壊れている車両も多いです。特に社外品のホーンは純正に比べ寿命が短い場合があります。全く鳴らないものはもちろん、しっかり鳴らない物(音が小さい、音が途切れる)も車検に通らないので注意しましょう。そもそもホーンは危険を知らせるための重要な装置なので点検しておくことをおすすめします。

警告灯

ここも車検では重要なポイントです。メーターパネル内にあるシートベルト警告灯やサイドブレーキを引いたときに出る警告灯、ウインカー、ハザード、ハイビームのランプなども正常に作動していないと車検には通りません。警告灯が切れたままにしていると危険サインを見逃してしまうので故障していたら即直しましょう。

マフラー排気漏れ

古くなった車両や雪国の道路で使用されている凍結防止剤の影響で、マフラーが錆び穴が開き排気漏れする場合があります。排気漏れも車検で落とされてしまいます。そのほか、車両下を擦ったりマフラーを縁石にブツけ曲げてしまい穴が開いた、マフラーの連結部分に隙間ができて排気が漏れたといったケースも車検に通りません。この場合、かんたんな修正で直る可能性もありますが部品を交換する場合もあります。

マフラー音量

マフラーの音量にも上限があります。これはマフラー交換した車両は要注意です。音が大きすぎて車検に通らないもしくはマフラー交換していなくても老朽化により消音機能が果たせず音量が上がるケースもあります。特に最近の車両では認められたマフラー(JMCA認定)以外の物を装着しているだけで車検に通りません。マフラー交換する場合はディーラーで相談しましょう!

車高

これはローダウンした車両は要注意です。最低地上高は9cm以上と定められています。これ以下になると車検は通りません。ローダウンサスや、車高調整機能付きサスペンションでローダウンした場合、車両の底辺パーツが9cm以上を確保していない場合があります。この場合は車高を上げる必要性があります。
そのほか、最低地上高を確保していても、フォグランプやウインカーの位置にも最低地上高があります。ローダウンしていない標準の状態でこの定められた数値スレスレの車種もあります。ですので十分注意してからローダウンしましょう。

サイドスリップ

聞きなれない言葉かと思いますが、これはタイヤの向きです。車を真上から見たときにタイヤの向きがハの字か逆ハの字になり過ぎていたら車検に通りません。いわゆるアライメントと言われるものです。基本的にタイヤは真っ直ぐになっていることが理想なのですが、例えば勢いよく縁石に乗り上げたり、勢いよくきつい段差を乗り上げたりした場合に狂ってしまいます。そのほかローダウンすることによってこのアライメントは狂います。
このアライメントが狂っていると、タイヤの編摩耗、車が真っ直ぐ走らない、左右均等に曲がらない、運転していて肩が凝るなどの不具合があります。メリットがありません。気になる方は一度アライメントを点検してもらいましょう!

スピードメーターの誤差

スピードメーターの誤差も車検時にテストされます。この誤差は多少の単位内であれば合格なのですが、タイヤやホイールを標準のものより大きく(インチアップ)した場合や小さく(インチダウン)した場合にこの誤差は大きくなります。この誤差が大きくなると実際のスピードとはかけ離れてしますので注意しましょう。もし車検に落ちた場合は標準のタイヤ外径に合わす必要があります。タイヤやホイールを交換する場合は標準タイヤの外径に注意して交換しましょう!

ハミ出しタイヤ

これはタイヤやホイールを標準より太くした場合に多いケースです。フェンダーからタイヤが1mmでも出ていると車検は通りません。太いタイヤをセットする場合は、フェンダーから出ないように良く計算して交換しましょう。

車検時にしておきたい整備

車検には関係のないメンテナンスも車検時にやっておきましょう! エンジンオイル交換も重要ですが、普段意識しないラジエター液の交換も非常に重要です。ラジエター液は普段あまり意識することがないと思いますが、これは交換せず放っておくと夏場など暑い日にはオーバーヒートのリスクが増えたり、冬場はラジエター液が凍ったりします。これではエンジンを壊しかねません。頻繁に交換するものではないので車検時ごとで十分だと思います。
そのほか、ATFの交換もおすすめです。ATFとはオートマチックフルードといってAT車の変速に大きく関わるオイルです。これは、長年交換していないと、交換できないといったデメリットがあります。これはオートマチックトランスミッションの構造上、古くなったオイルを抜くとそのときにゴミ(鉄粉等)が移動し、新しいオイルを入れることによってゴミがオートマチックトランスミッション内を移動して、機械の管を詰まらせ上手く変速できないという症状が発生します。こうなるとオートマチック本体を交換しなくてはいけないので大変お金がかかります。
ゴミが発生する前にATFを交換すればこのリスクはありませんし、新鮮なオイルを使用することによってATも調子良く保てます。こういった物の交換も車検時に一緒にすると良いと思います。

まとめ

いかがでしたか? 維持費が安いと言われる軽自動車の車検に関する金額も具体的におわかりいただけましたでしょうか? こういった維持費を知っておくと前もって計画も立てやすいと思います。ご自身の予算に応じた車選びをしましょう! 最後までお読みいただいてありがとうございました!