ミッションオイル交換について知っておこう!

ミッションオイル交換はどれくらいのペースで行うかご存知でしょうか? 

ミッションオイルの役割とは?

ミッションオイルの役割を理解しておこう!

自動車にはマニュアルトランスミッション、オートマチックトランスミッションがあります。今回はマニュアルトランスミッションにスポットを当ててみました。このマニュアルトランスミッションには必ずミッションオイルが必要です。ではこのミッションオイルはどういった働きをしていたかと言うと、マニュアトランスルミッションの中にはたくさんのギアが噛み合い、可動しています。このギアの動きをスムーズにする働きと、ミッション内の温度を適度に保つ働きをしています。

ミッションオイルを交換しないとどうなるか?

ミッションオイルを交換しないといくつかの不具合が発生します。まず一つは、ミッション内のギアが擦れて削れてきます。そのうち歯車がなくなったり、ギアが割れたりします。もう一つはシフトチェンジがしにくくなってきます。言葉を変えればギアが入りにくいといった状況です。
これではギアチェンジができません。無理やり力任せにシフトチェンジすると余計にギアを痛めることになります。こういった不具合が発生しますので適度にミッションオイルを交換しましょう。

ミッションオイル交換時期は?

これと言った交換時期の定めはない

普通に街乗りオンリーで乗っているとなかなかミッションオイルの劣化に気が付きにくいものです。ミッションオイルの交換時期に関しては諸説ある状況なので、整備士さんのアドバイスもそれぞれです。中には5年に一度で良いと言う人もいれば10年に一度でいいと言う人もいます。
確かにギアの入りが悪いといった症状が出ない限り交換しなくていいと言うのも一つですが、症状が出なくても時間が経ったミッションオイルを使用すると確実にギアを砕いています。ミッションオイル交換時に、ミッションオイルドレンボルトがあるのですが、これには磁石が付いています。この磁石に砕けたギアの鉄粉が付くのですが、ミッションオイル交換時期が早いとほとんどこのドレンに鉄粉が付かないからです。5年周期の交換では確実にギアの鉄粉は付いてます。ですのでオススメの交換時期は長くとも2年です。車検時に一緒に交換しておきましょう! もちろんこれは使用に問題がないことが前提です。
もしその距離の前に少しでもギアの入りが悪いと感じたら、即交換しましょう。ギアの入りが悪い=ギアが削れてきていると思っていて間違いではありません。この場合は早めに交換しましょう!

サーキットやスポーツ走行におけるおすすめの交換ペース

サーキットやスポーツ走行におけるおすすめの交換ペースはエンジンオイル交換2回にミッションオイル交換1回がおすすめです。スポーツ走行ではミッションオイルが非常に高温になります。高温はオイルにとって悪条件です。
一度温度の上がったオイルは、粘り気が損なわれ、水のようにサラサラになります。そうなると不具合が生じてきますし、不具合の以前に気が付かない間にギアが擦れあって削れてしまいます。どんどんギアにとって都合が悪くなってしまうので早め早めのペースで交換しておきましょう!

ミッションオイルのグレード

ギアオイルは米国石油協会(en:American Petroleum Institute)という機関によってGL規格が定められています。GL規格は6等級に区分されて数字が増えるほど添加剤の割合が多くグレードが上がります。基本的にマニュアルトランスミッションは精密機械なので指定オイルより高グレードを入れれば良いと言うものではありませんのでご注意ください。グレードを上げたことによって不具合が生じるケースもあります。特に近年のマニュアルトランスミッションには注意してください。

ミッションオイルの規格

以下に米国石油協会が定めた基準の詳細をまとめてみました。ご参考にしてください。

GL-1(レギュラータイプ):低荷重、低速のスパーギヤー、ヘリカルギヤー、ウォームギヤー及びベベルギヤーに用いるオイル。一般的には自動車には使用しない。

GL-2(ウォームタイプ):速度、荷重のやや過酷な条件下のウォームギヤー及び、その他のギヤー(ハイポイドギヤーを除く)に用いるオイル。一般的に自動車に使用しない。

GL-3(マイルドEPタイプ):中程度の負荷条件向けでGL-1、GL-2レベルのギヤーオイルに不適当な条件下のギヤーに用いる(ハイポイドギヤーには不適当)オイル。

GL-4(マルチパーパスタイプ):軽負荷から重負荷まで様々な条件に対応。ハイポイドギヤー及びきわめて過酷な条件下のギヤーに用いる。高速低トルク、低速高トルクに耐えるオイル。

GL-5(マルチパーパスタイプ):GL-4よりも過酷な条件下のハイポイドギヤーに用いる。高速低トルク、低速高トルク、高速衝撃荷重に耐えるオイル。自動車向けの用途としては特に過酷な条件のディファレンシャルギヤーに用いるとされている。

GL-6(マルチパーパスタイプ):GL-5よりも過酷な条件のハイポイドギヤーに用いる。高速低トルク、低速高トルク、高速衝撃荷重に耐える。FORDの規格ESW-M2C105A(特にオフセットの大きいハイポイドギヤーに使用)を満足するもの。現在このグレードは廃止されている。

ミッションオイルの粘度

ミッションオイルには粘度が記載されています。その意味を理解しておきましょう。粘度は缶やケースに記載されている数値です。例えば80W-90と記載されていれば寒い環境ですと80の硬さで熱を持ったときは90の粘度を持っているといったことになります。基本的にオイルは熱を持つと柔らかくなる傾向があります。ミッションオイルはある程度粘り気がないとギアが削れたりギアチェンジが上手くできなくなります。適正な粘度を選びましょう!

ミッションオイルを交換しよう!

ミッションオイル交換と言っても方法はいくつかありますので改めて確認してみましょう!

ディーラーで交換!

ディーラーでミッションオイル交換してもらう交換ついでに点検もしてもらえますので非常にありがたいです。定期的に点検しておけば安心して車に乗れますね!

カー用品店で交換!

カー用品店で交換するときは、どのオイルを選べば良いか迷いそうですが、良く考えて選びましょう。ご自身でわからない場合は、店員さんに用途や車の状態を伝えて、良く話合ったうえで適正なオイルを選んでもらうこともできます。 ほかにもカー用品がたくさん取り揃えているので目移りしそうですね! 

自分で交換!

自分で交換することも選択肢に入ります。自分で交換する狙いは、工賃が浮くと言うことや交換を楽しめるといったこと、自分で抜いたオイルの状態を確認できるのもメリットの一つです。どのような運転をしたらどれだけ消耗したかがわかるので抜いたオイルの色や粘り気や、実際に触って潤滑力を見てみることも大事です。そのほか車の下からほかの個所の点検も可能です。

ではどういったミッションオイルがあるのでしょうか?

それぞれ用途に合わせたミッションオイルとなっていますのでご自身のお車の条件に合ったミッションオイルを選びましょう!

HONDA ホンダ純正 ULTRA MTF-3 4L マニュアルトランスミッションフルード 08261-99964 [HTRC3]

¥3,350

こちらはホンダ純正のミッションオイルです。グレード表記や粘度表記がありませんがとにかくホンダ車との相性が良いようです。どうやら柔らか目の粘度設定のようで、ホンダ車のミッションオイルは社外品を入れると硬くて入りずらいようです。ノーマル車にオススメです。LSD車のは柔らか過ぎるようですのでご注意ください。

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TOYOTA トヨタ純正 キャッスル ギヤオイル 85W-90 GL-3 4L 08885-01105

¥1,350

こちらはトヨタ車の指定オイルです。グレードはGL-3で粘度は85W-90です。これもFF車の場合はLSDなしのお車でお使いください。

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トヨタ純正ハイポイドギヤオイルLSD GL-5 85W-90 4L缶 08885-00305

¥2,780

こちらは上のオイルよりグレードが高いミッションオイルです。粘度は85W-90と同じなのですが、グレードはGL-4と一つ上です。このオイルはLSD車にも使用が可能で高い性能が売りです。トヨタ製オイルですが、ほかのメーカーでも使用可能ですよ!

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TOTAL ( トタル ) ギヤオイル【ZZX TRANSMISSION】FF用 75W-80 1L 171742【HTRC3】

¥2,406

こちらはLSD車には使えない75W-80と少し柔らか目の設定です。寒くなるとミッションが温まるまでギアの入りが悪いときなどにおすすめです。
寒くなるとミッションオイルが硬くなり、ギアの動きが悪くなりシフトチェンジしにくくなります。このようなときはしっかりアイドリングさせて温度を上げれば解決しますが、オイルを替えるのも一つの手です。

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Omega(オメガ) 690 75W90 1Lボトル [HTRC3]

¥4,940

数あるミッションオイルの中でも評判が良いのがこのオメガのミッションオイルです。お値段は高めですが長持ちするので結果的に経済的です。粘度は75W-90とレンジが広めですね! 一年を通して使用できそうです。

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Greddy ギヤオイル 85W-140 GL5 1L缶

¥1,110

こちらは85W-140と高粘度タイプです。これはLSD装着車やサーキット走行、スポーツ走行をするのであればぜひとも入れておきたいオイルです。

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ミッションオイルが合っているかどうか判断の仕方

車が冷えているときの症状

車が冷えているときにギアの入りが悪いが、走っていると時間が経つにつれてギアの入りが良くなってきた場合は、粘度を下げましょう。現在80W-90をお使いだとしたら75W-80に落としてみましょう。それでも症状がなおらない場合は思い切ってホンダ車純正を使用してみましょう。ホンダ純正は粘度が低いことで有名です。それで症状が治まるはずです。

走っているときの症状

冷えているときより温まってきたときの方がギアの入りが悪い場合はミッションオイルの劣化をまず先に疑いましょう。ミッションオイルの劣化の症状として走行中にギアの入りが悪くなることがあります。これでも症状がなおらない場合は思い切ってミッションオイルの粘度を疑いましょう。
粘度を上げることにより症状が改善されることがあります。これはミッションギアの消耗が原因でシフトの入りが悪い場合があります。その場合でもミッションオイルの粘度を上げることによって改善する場合があります。一度試しましょう。

ミッションから音がする

走っているときにギアが『ミーン』といった音が出てくるようになれば、ミッションオイルを交換してみましょう。交換時は指定オイルを使用することによって音が消える可能性があります。これはトランスミッションとミッションオイルの相性が悪いことから鳴っている可能性があります。指定オイルより柔らかくても、硬くても音が発生する場合があります。グレードも含め、一度リセットしてみましょう!

症状が改善されない場合

症状が改善されない場合は『添加剤』に頼りましょう。添加剤と言うのは有効成分を凝縮したような、人間で言うところのサプリや薬のようなものです。添加剤にはさまざまな有効成分が入っています。

ミッションオイル添加剤をご紹介!

Power Up ギア/ミッションオイル添加剤 Gearmaxx(NNL690G) 200ml(小分け・量り売り)

¥2,916

ギアオイル、ミッションオイルに5%添加することによって、強力なギア、ミッションの保護および静音化、故障の予防などの効果が期待されます。PowerUP Lubricantsは軍需用潤滑剤で長年定評のあるメーカーです。安心してお使いいただけます。

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住鉱 ギヤオイル添加剤 モリコンクスーパー100 1L MS-1-100(311041)

¥4,658

歯車トラブルの大半を占めるピッチングやスコーリングなどの損傷を防止して振動、騒音、発熱を低減し歯車寿命延長や給油間隔延長に有効なようです。こういったものを使うのも一つの手です。

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SUMICO [ 住鉱潤滑剤㈱ ] モリオートギヤ (100ml) [ ギヤオイル添加剤 ] デフ・ミッションギヤの摩耗とノイズを低減。 [ SUMICO ] [ 品番 ] 610312 [HTRC3]

¥1,435

市販オイルに1本添加し、各ギアの摩擦、磨耗を低減し、油温上昇やノイズも低減するそうです。手頃なお値段なのも嬉しいですね!

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いかがでしたか?

ミッションオイルといっても色んな種類や、オイルによってシフトフィーリングが変わったりします。エンジンオイルのように頻繁に交換するようなものではありませんが、季節や走行距離に合わせて種類を変えてみるのも楽しいかもしれませんね! この機会に一度ミッションオイルを見直してみてはいかがでしょうか? 最後までありがとうございました!