SUPER GT 2016 Rd.1 岡山 予選・決勝結果:昨年王者が貫禄の優勝!300はLEON CVSTOSが初V!

2016年4月9日(土)〜10日(日)に岡山国際サーキットで行われた、SUPER GT(スーパーGT)の第1戦の予選・決勝結果です。

予選結果

2016年のSUPER GTがついに開幕戦を迎えました。昨年も同じく、岡山での開幕を迎えました。まずは昨年のGT500の予選のトップ3は誰だったのかを再確認しておきましょう。昨年はコースレコードを更新してPP(ポールポジション)を獲得したのが、KeePer TOM'S RC F、2番手にはENEOS SUSTINA RC F、3番手にZENT CERUMO RC Fとレクサス勢が1-2-3体制を築く予選結果となりました。そんなレクサス勢が独占するのか、HONDAや2年連続チャンピオンの日産NISMOはどうなるか楽しみな予選となりました。

GT500

出典:http://supergt.net/news/single/15915

レクサスRC Fは3年連続で岡山でのPP(ポールポジション)の獲得、KeePer TOM'S の平川亮は2年連続でコースレコードを更新してのPPの獲得です。2番手にはWAKO'S 4CR RC F、3番手には王者MOTUL AUTECH GT-Rとなりました。レクサスの1-2-3体制とはなりませんでしたが、1-2体制と昨年同様相性の速さを見せました。HONDA勢は下位4位という厳しい結果で開幕の予選を終えました。

順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー タイム

1 37 KeePer TOM'S RC F ジェームス・ロシター/平川 亮 1'18.126
2 6 WAKO'S 4CR RC F 大嶋 和也/A.カルダレッリ 1'18.268
3 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 1'18.372
4 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山 哲/千代 勝正 1'18.419
5 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 1'18.510
6 39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン/平手 晃平 1'18.895
7 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/石浦 宏明 1'18.937
8 19 WedsSport ADVAN RC F 関口 雄飛/国本 雄資 1'18.939
以上Q2進出
9 36 au TOM'S RC F 伊藤 大輔/ニック・キャシディ 1'19.397
10 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木 大樹/柳田 真孝 1'19.407
11 15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT 武藤 英紀/オリバー・ターベイ 1'19.606
12 8 ARTA NSX CONCEPT-GT 松浦 孝亮/野尻 智紀 1'19.672
13 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大/小暮 卓史 1'19.685
14 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴/伊沢 拓也 1'20.034
15 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐/ベルトラン・バゲット 1'20.249

GT300

出典:http://supergt.net/news/single/15913

岡山でSUPER GTデビューとなるUPGARAGE BANDOH 86の地元岡山県倉敷市出身、山田真之亮がトップに躍り出るが、LEON CVSTOS AMG-GTの蒲生 尚弥がコースレコードを更新してトップにタイム。これで終了かと思われましたが、最後に土屋 武士がさらにコースレコードを更新して自身8回目のPPを獲得しました。

順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー タイム

1 25 VivaC 86 MC 土屋 武士/松井 孝允 1'25.586
2 65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤 治樹/蒲生 尚弥 1'25.624
3 7 Studie BMW M6 ヨルグ・ミューラー/荒 聖治 1'25.832
4 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人/山内 英輝 1'25.875
5 11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム 1'26.112
6 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/藤井 誠暢 1'26.254
7 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一/小林 崇志 1'26.300
8 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝/片岡 龍也 1'26.643
9 51 JMS LMcorsa 488 GT3 都筑 晶裕/新田 守男 1'26.707
10 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹/ヤン・マーデンボロー 1'26.812
11 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀/中山 雄一 1'26.925
12 18 UPGARAGE BANDOH 86 中山 友貴/山田 真之亮 1'27.017
13 30 TOYOTA PRIUS apr GT 永井 宏明/佐々木 孝太 1'28.035
14 2 シンティアム・アップル・ロータス 高橋 一穂/加藤 寛規 1'37.801
以上Q2進出
15 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学/平峰 一貴 1'27.617
16 33 Excellence Porsche 山野 直也/ヨルグ・ベルグマイスター 1'27.669
17 0 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート/富田 竜一郎 1'27.695
18 360 RUNUP Group&DOES GT-R 柴田 優作/田中 篤 1'27.970
19 108 DIRECTION 108 HURACAN 峰尾 恭輔/ケイ・コッツォリーノ 1'28.125
20 87 triple a ランボルギーニ GT3 細川 慎弥/佐藤 公哉 1'28.206
21 22 アールキューズ SLS AMG GT3 和田 久/城内 政樹 1'28.394
22 48 DIJON Racing GT-R 高森 博士/田中 勝輝 1'28.478
23 50 ODYSSEY SLS 安岡 秀徒/久保 凜太郎 1'28.506
24 5 マッハ車検 MC86 玉中 哲二/山下 潤一郎 1'28.545
25 63 DIRECTION 108 HURACAN エイドリアン・ザウグ/横溝 直輝 1'28.545
26 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 飯田 章/吉本 大樹 1'29.252
  111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT 植田 正幸/鶴田 和弥 タイム削除
  9 GULF NAC PORSCHE 911 阪口 良平/吉田 広樹 出走せず
  26 AUDI R8 LMS 密山 祥吾/元嶋 佑弥 出走せず

決勝結果

GT500

出典:http://supergt.net/news/single/15944

ついに迎えた2016年の開幕戦、岡山。82周長く熱いレースがスタート。序盤戦、上位陣は落ち着いたレース展開で進みましたが、その後方の5番手争いは激化。その中でもWedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が果敢なオーバーテイクで6位まで順位を上げ、場内を沸かせます。21周が過ぎた頃から3番手の王者MOTUL AUTECH GT-Rが2番手を走る、WAKO'S 4CR RC Fに迫り始め、22周目にはテールトゥノーズになり、ついに28周目に2番手に浮上。35周を終え首位を走っていたKeePer TOM'S RC Fはそのままピットイン。ロシターから平川亮にドライバー交代を行います。
一方、MOTUL AUTECH GT-RはKeePer TOM'S RC Fのピットストップ後、クインタレッリがハイペースでタイムを稼ぎ、38周を終えてピットイン。松田次生にドライバー交代を行った。NISMOはなんと40.8秒という静止時間で送り出し、王道の作戦で逆転しそのまま逃げ切って開幕戦の勝利を飾りました。松田次生はGT500通算最多勝記録となる17勝目を記録しました。

順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー

1 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 
2 37 KeePer TOM'S RC F ジェームス・ロシター/平川 亮
3 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山 哲/千代 勝正
4 6 WAKO'S 4CR RC F 大嶋 和也/A.カルダレッリ
5 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ
6 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/石浦 宏明
7 39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン/平手 晃平
8 36 au TOM'S RC F 伊藤 大輔/ニック・キャシディ
9 19 WedsSport ADVAN RC F 関口 雄飛/国本 雄資
10 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴/伊沢 拓也
11 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大/小暮 卓史 
12 15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT 武藤 英紀/オリバー・ターベイ
13 17 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木 大樹/柳田1 真孝
14 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐/ベルトラン・バゲット
15 8 ARTA NSX CONCEPT-GT 松浦 孝亮/野尻 智紀

GT300

出典:http://supergt.net/news/single/15943

激しい予選があり、決勝もエキサイティングな内容が予想されるGT300でしたが、大きなトラブルや変動もなく序盤戦が過ぎ、トップ2車は一進一退の攻防を続けていましたが、LEON CVSTOS AMG-GTは予定を早めて31周を終えたところでピットインを行い蒲生尚弥に交代。そして公式練習から確認済みだったタイヤを左側の2本のみ交換する作戦を執った。一方、トップを逃げるVivaC 86 MCは、その4周後にピットイン。土屋から松井孝允に交替してピットアウトして行いましたが、アウトラップでタイヤを温め切れなかったか後方から追い上げてきたLEON CVSTOS AMG-GTの蒲生に、3コーナーであっさりとかわされてしまい、トップを譲り渡します。その後もタイムが上がらず松井はなんとか6位チェッカー。LEON CVSTOS AMG-GT(黒澤治樹/蒲生尚弥)がチームにとって初となるクラス優勝を獲得した。

順位 ゼッケンNo. マシン/チーム ドライバー タイム

1 65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤 治樹/蒲生 尚弥
2 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝/片岡 龍也
3 7 Studie BMW M6 ヨルグ・ミューラー/荒 聖治 
4 11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム
5 51 JMS LMcorsa 488 GT3 都筑 晶裕/新田 守男
6 25 VivaC 86 MC 土屋 武士/松井 孝允
7 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/藤井 誠暢
8 0 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート/富田 竜一郎
9 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学/平峰 一貴
10 3 B-MAX NDDP GT-R 星野 一樹/ヤン・マーデンボロー 
11 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一/小林 崇志
12 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀/中山 雄一
13 87 triple a ランボルギーニ GT3 細川 慎弥/佐藤 公哉
14 30 TOYOTA PRIUS apr GT 永井 宏明/佐々木 孝太
15 18 UPGARAGE BANDOH 86 中山 友貴/山田 真之亮
16 108 DIRECTION 108 HURACAN 峰尾 恭輔/ケイ・コッツォリーノ
17 2 シンティアム・アップル・ロータス 高橋 一穂/加藤 寛規
18 50 ODYSSEY SLS 安岡 秀徒/久保 凜太郎
19 22 アールキューズ SLS AMG GT3 和田 久/城内 政樹
20 26 AUDI R8 LMS 密山 祥吾/元嶋 佑弥
21 63 DIRECTION 108 HURACAN エイドリアン・ザウグ/横溝 直輝
22 33 Excellence Porsche 山野 直也/ヨルグ・ベルグマイスター
23 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人/山内 英輝
24 111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT 植田 正幸/鶴田 和弥
25 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 飯田 章/吉本 大樹
26 360 RUNUP Group&DOES GT-R 柴田 優作/田中 篤
27 48 DIJON Racing GT-R 高森 博士/田中 勝輝

まとめ

画像は2015年の富士スプリントカップのものです。©GTA

GT500、300ともに随所で見所が多いレース展開で500ではさすが王者と言わんばかりの安定感と強さで貫禄の走りで開幕戦を制したMOTUL AUTECH GT-R。ドライバー、チーム、マシンともに完成度が高く、他のライバルを今シーズンを苦しめるかもしれません。とはいえ成長株のKeePer TOM'S RC Fの平川やS Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代の走りも素晴らしく今後の戦況に影響を及ぼしそうです。そんな中厳しい幕開けのHONDA勢でしたが、次戦からの巻き返しを期待したいですね。
300クラスでは、LEON CVSTOS AMG-GTがチームでも初優勝と見事な出来で週末を締めくくりました。とはいえライバルも多く戦力図はまだ読めない300での今後はどうなるか見所です。結局トップ5をFIA GT3勢が占め、JAF-GT300勢はVivaC 86 MCが6位入賞を果たしましたが、それ以外ではTOYOTA PRIUS apr GTの12位がベストリザルトで厳しいですが、このままJAF-GT300の各チームが黙っているとは思えないので次戦以降に期待です。

SUPER GT公式HP

写真提供 GTA