【アウディ A8】アウディが誇るフラグシップモデル!ライバル車たちを蹴散らすその魅力とは?

アウディ A8は1994年に製造が開始され、以来12年もの間アウディのフラグシップモデルとして存在します。現在のアウディを引っ張っていくと同時に新世代アウディを象徴するA8。今回はそんなA8の魅力に迫ります。

アウディ A8

アウディのフラグシップを務める最上級車!

アウディ A8は高級でクオリティが高いモデルばかりが集うアウディのラインナップの中でも最上位に位置するクルマで、クルマとしては欧州規格でいう5m以上のボディを持つラージサイズの規格である、Fセグメントに属します。A8は1994年にアウディのフラグシップを担うフルサイズラグジュアリーセダンとして誕生しました。

登場から12年、フルモデルチェンジとマイナーチェンジを繰り返しながら現在は第3世代へ

現在のA8は2010年のフルモデルチェンジで新しくなったA8としては3代目となり、さらに2014年の大規模なマイナーチェンジで最新鋭のエンジニアリングとテクノロジーを持ったクルマとなっています。A8第3世代は初代と第2世代からは使用するプラットフォームを変えてさらに開発を進めたことにより、それまでのA8よりも飛躍的に進化しました。

初代アウディ A8

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Audi_A8

高い理想を実現させたアウディフラグシップの誕生!

1982年、アウディの親会社であるフォルクスワーゲンの重役フェルディナンド・ピエヒはとあるアメリカのアルミニウム製作会社と契約を結びます。アウディ A8のコンセプトの元、それはここから生まれたのです。ピエヒはアウディにフルサイズのセダンでライバル車たちよりも軽量なクルマの開発を求めます。こうしてA8の開発が始められることとなります。1980年代後半には採用エンジンも決定。当時このタイプのクルマに搭載するエンジンとして大成功していたV型8気筒エンジンがA8にも搭載されることが決められます。この時点で、アウディは開発途中のこのクルマをフラグシップモデルとして導入することも決定します。そして、1991年までにはクリス・バードとダーク・ブラッケルによって最終デザインも仕上げられます。こうして1993年のフランクフルトモーターショーにて、A8コンセプトカーは初めて公の場に姿を現します。トータルの開発コストは$700、日本円にして780億円ほどにもなるアウディの超大作。翌1994年から販売が開始されました。

A8を世界に広めた初代

初代A8の外観はいかにもラグジュアリーセダンと言わんばかりの、穏やかで大人しいデザインをしておりシンプルながらも上質な雰囲気を出しています。A8のモデルはセダンタイプのほかに、2ドアクーペタイプの「クーペ」、そしてよりスポーティなモデルの「S8」が用意されました。「クーペ」は1997年から、「S8」は1996年からマーケットに参入しています。エンジンラインナップも多種多様なユニットが用意されており、下位グレードとして搭載されるのは2.8LV型6気筒エンジンで、1番出力が抑えられているユニットでも174psのパワーを発揮。スタンダードモデルにはV型8気筒エンジンを採用。最高出力は300psを優に超えるユニットばかりで、最上級のV8エンジンは360psものパワーを産みだします。2001年からラインナップに並んだ初代A8の最上位グレード「A8 L」は6.0LW型12気筒エンジンを搭載。その最高出力は420psにも達します。

2代目アウディ A8

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Audi_A8

よりスポーティに、モダンに進化したA8

2002年、アウディ A8はフルモデルチェンジを実施。初代から第2世代へと1つの節目を迎えたA8は、第2世代のA8は、初代で用いた「グループD2プラットフォーム」から改良が施されたフォルクスワーゲンの「グループD3プラットフォーム」を採用。D3は1996年より開発が着手されました。そのデザインも新世代のカーデザインが生まれ始めた2000年初頭の高級セダンに相応しいモダンで力強い外観となりました。サイズに関しても初代よりも全長が長くなり、より巨大なセダンとなりました。このエクステリアデザインも長い期間を要して決定したもので、1997年からデザインの開発は進められていました。数あるアイデアの中から絞りに絞って採用されたのがこのアウディを象徴するスマートで力強いデザインだったのです。内装装備やシステム・機能なども初代の比ではないほどに大幅に進化し、マルチメディアインターフェイス、アダプティブエアーサスペンション、アダプティブヘッドライトシステムなどのハイテクノロジーを駆使しています。これらに加え、2007年のマイナーチェンジでさらに装備や機能が進化し、アダプティブクルーズコントロール、前方衝突警告機能、ブラインドスポットアシスト機能、レーンチェンジアシスト機能、などの新たな安全性や快適性を手にしました。エンジン性能も初代で使用されたユニットからさらに進化していて、最下位グレードのV型6気筒エンジンユニットでも210psを発揮、最上級モデルに搭載されるW型12気筒エンジンは450psとなり、初代のモデルから30psもパワーが引き上げられました。

現行型はA8第3世代!

出典:http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/a8/a8/design.html#overlay/load/jp/brand/ja/models/a8/a8/design/_jcr_content/par/textimage_combo1_2col2.detailview_image.html

2009年より登場した新しいA8!

そして2009年にアウディはA8のフルモデルチェンジを実施。A8はついに第3世代へと移り変わりました。今回の第3世代では、これまで使用していたタイプのプラットフォーム、「グループDプラットフォーム」の代わりにアウディが独自に開発した「フォルクスワーゲングループMLBプラットフォーム」が新しく採用されました。

2014年にマイナーチェンジ!新型アウディA8へ!

そして第3世代は2014年にマイナーチェンジも行われ、パーキングアシスト、コーナリングライト、ナイトビジョンアシスタント、アクティブレーンアシストなどの追加機能が加わり、見ての通りドライバーのアシストや乗員の安全性を向上させる装備・機能が追加され、最新鋭のシステムが持ち込まれました。エンジンラインナップも2013年までから多少の変更がされ、新しく開発されたエンジンも導入されました。

新型A8、日本でのグレードや価格は?

グローバルに活躍するA8

A8は世界各国で展開されるアウディの高級セダンゆえ、国ごとにラインナップも価格もかなり異なります。ということで、ここでは日本で正規に輸入・販売されているグレードを紹介していきます。

スタンダードモデルとなる「A8」

出典:http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/a8/a8/design.html#

「A8 3.0 TFSI quattro」
メーカー希望小売価格:11,290,000円
「A8 4.0 TFSI quattro」
メーカー希望小売価格:13,670,000円

寸法
全長:5,145mm
全幅:1,950mm
全高:1,465mm
車両重量:1,930kg

フロントサスペンション:5リンクサスペンション ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション
リアサスペンション:トラペゾイダル ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション

ドライブトレイン
「A8 3.0 TFSI quattro」
駆動方式:AWD
エンジン:V型6気筒DOHCスーパーチャージャー
排気量:2,994cc
最高出力:310ps/5,500-6,500rpm
最大トルク:440Nm/2,900-4,500rpm
トランスミッション:電子制御8速ATトランスミッション (ティプトロニック)

「A8 4.0 TFSI quattro」
駆動方式:AWD
エンジン:V型8気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー
排気量:3,992cc
最高出力:435ps/5,100-6,000rpm
最大トルク:600Nm/1,500-5,000rpm
トランスミッション:電子制御8速ATトランスミッション (ティプトロニック)

”L”はロングホイールベースの意、「A8 L」

「A8 L 4.0 TFSI quattro」

メーカー希望小売価格:15,640,000円

全長:5,275mm
全幅:1,950mm
全高:1,465mm
車両重量:2,130kg

フロントサスペンション:5リンクサスペンション ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション
リアサスペンション:トラペゾイダル ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション

ドライブトレイン
駆動方式:AWD
エンジン:V型8気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー
排気量:3,992cc
最高出力:435ps/5,100-6,000rpm
最大トルク:600Nm/1,500-5,000rpm
トランスミッション:電子制御8速ATトランスミッション (ティプトロニック)

A8最上級モデル「A8 L W12」

出典:http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/a8/a8_w12/design.html

「A8 L W12 quattro」

メーカー希望小売価格:22,400,000円

全長:5,275mm
全幅:1,950mm
全高:1,465mm
車両重量:2,200kg

フロントサスペンション:5リンクサスペンション ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション
リアサスペンション:トラペゾイダル ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション

ドライブトレイン
駆動方式:AWD
エンジン:W型12気筒DOHC
排気量:6,298cc
最高出力:500ps/6,200rpm
最大トルク:625Nm/4,750rpm
トランスミッション:電子制御8速ATトランスミッション (ティプトロニック)

A8の性能向上モデルでスーパースポーツセダンとなった「S8」

出典:http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/a8/s8/design.html#overlay/load/jp/brand/ja/models/a8/s8/design/_jcr_content/par/textimage_combo1_2col2.detailview_image.html

「S8」

メーカー希望小売価格:17,820,000円

全長:5,145mm
全幅:1,950mm
全高:1,455mm
車両重量:2,080kg

フロントサスペンション:5リンクサスペンション ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション
リアサスペンション:トラペゾイダル ウィッシュボーン アンチロールバー エアサスペンション

ドライブトレイン
駆動方式:AWD
エンジン:V型8気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー
排気量:3,992cc
最高出力:520ps/5,800-6,400rpm
最大トルク:650Nm/1,700-5,500rpm
トランスミッション:電子制御8速ATトランスミッション (ティプトロニック)

A8中古車価格は?

A8全体の中古車市場の価格幅は328万円~1340万円、平均価格は685万円となっています。2014年以降のモデルですと600万円を切るくらいの値段で手に入りますが、現行と同じ型のA8だと最安値で700万円~。1年落ちの「A8 4.0」でも1,000万円ほどで手に入ります。新車価格よりは圧倒的に安いので、A8を購入予定なら中古車は大きな狙い目でしょう。

新型A8の詳細は?

威風堂々な外観と淡麗な内装

現行型A8のエクステリアはダイナミズムに溢れ、革新的で美しいデザインになっています。大型のグリルにインテーク、そしてマトリックスLEDのヘッドライトは新世代アウディを象徴したものとなっています。屋根は低く構えられており、エアロダイナミクスを考慮したラインやカーブと合わせて空力に優れたボディとなっています。それらを踏まえてA8のデザインは見事な美しさとメカニズムが共存した芸術的なものです。

内装はレザーとウッドで構成された光沢のある高級で上質な雰囲気を持つデザインをしています。洗練されており、居住空間もフルサイズセダンを活かしていて広々としています。シートはバルコナレザーが素材として使用されていて、座り心地のよさはもはや当たり前で、身体をゆったり預けることができます。「S8」ではスポーツカーらしくカーボンが多用されたインテリアにホールド性の優れたバルコナレザー製シートが装備されており、優れたドライビングエクスペリエンスを体感することができます。

高性能でハイスペックなエンジン

アウディがA8に採用したエンジンは効率性がよく圧倒的なパフォマンスを発揮するTFSIエンジン。TFSIエンジンはAudiが開発した高性能直噴エンジン(FSI)で、スーパーチャージャーやツインターボなどの過給器との組み合わせても相性は抜群。エンジンサイズも小さくまとめられており、軽量化も図られているため車両重量の低減に大きく貢献しています。エンジンは凄まじいパワーを発揮し、加速も抜群。「S8」は0-100km/hをわずか4.2秒で加速することができます。

気になる燃費性能は?

A8は環境性能にも配慮された機能・機構が備えられており、高速道路でのクルージングなど、定速走行でのエンジンの低負荷時には、TFSIエンジンの8気筒のうち4気筒を自動的に停止。CO2排出量の削減と、燃料消費の低減に大きく貢献します。A8の燃費消費率は以下の通りです。

「A8 3.0 TFSI quattro」:12.5km/L
「A8 4.0 TFSI quattro」:10.4km/L
「A8 L 4.0 TFSI quattro」:9.9km/L
「A8 L W12 quattro」:8.9km/L
「S8」:10.5km/L

この数値はこのクラスの高級セダンとしてはなかなかいい数字だと思います。

試乗した人の評価は?

【エンジン性能】踏めばそれなりに加速します。流れに乗る位なら全く問題なし。高速道路の合流もスムーズです。

【乗り心地】エアサスのためか、突き上げ感なく良好です。

【燃費】高速道路100km/hで13km/L程出ます。80km以上で8速に入るようです。タンクが90Lですので1,000kmは走りそうです。

【価格】価値観でしょうが、高いと思います。国産、外車の同クラスと比較する分には普通と思います。

【総評】4WD、航続距離性能、安心感、疲労の少なさを考えると、他に代え難いものがあると思います。個人的には、タイヤの選択として、もう少し静粛性のあるものを希望いたします。

出典:review.kakaku.com

■場違い?峠道に持ち込んでみました。■

話は数年前、筆者のアシスタントが2世代前の「BMW750Li」(E38)で道幅2m程の箱根旧東海道でインプレを敢行したことがありました。5mを有にこえるリムジン+V12 5,379ccもある巨大なクルマです。ドリフト族に荒らされたつづら折れをスポーツカー顔負けの速さで駆け上がったのを思い出しました。
さすがにいかなる走りも想定したその設計に感銘を受けたのですが、この「A8L」でも同様のことをやってみました。正直、この大きさは大変気を使いますが、ステアリングをフルロックまで切り込むタイトなコーナーでも、巨大なボンネットは常に路面と平行を保ちます。8速ATの制御も実に緻密でDレンジに放り込んだまま驚くほどクイックな特性を持つステアリングと相まってリムジンボディである事も忘れ、運転を楽しめる辺りはさすがアウディ。

欧州車はたとえ高級サルーンでも運転する喜びが備わっています。この辺りは国産車が見習うところかもしれません。

出典:review.kakaku.com

試乗評価を見ていると、クルマとしての性能は申し分なく乗り心地もいいようです。また、スポーツ走行のような運転でも本領を発揮。実質的な燃費も悪くなく、運転の楽しさを存分に堪能できるクルマに仕上がっています。値段は少し割高に感じるかもしれませんが、そこはアウディというブランドなので目を瞑るしかないでしょうか。

A8のカスタムパーツもバリエーション豊富!

A8は多様なカスタムも可能。あなただけの特別仕様に仕立てることができ、そのカスタムパーツは、フロント/リアスポイラーを始めとするエアロ系パーツからホイール、マフラー、内装系など膨大にあります。世界に1台しかない自分のオリジナルを作り出すのもクルマ好きにはたまらない1つの夢です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
A8は快適で豪華なセダンとしてはもちろん、ハイクオリティなスポーティな走りも可能とする走行性能を持ち合わせています。見る者も乗る者も魅了する美しく洗練されたA8。詳細まで精巧に造りこまれているところを見ると、アウディのフラグシップとして申し分ない能力・性能を持っていて非の打ち所のないフルサイズラグジュアリーセダンとして仕上がっています。