【ルノー コレオス】次期コレオスは2017年に発表か?

2017年には次期型が発表されると噂され、テスト車両と思われる車両が多く捉えられています。次期コレオスはどうなるのか、予想を立ててみる前に、まずはこれまで発表されてきたコレオスという車を振り返ってみようと思います。

2017年にも新型投入か?フルモデルチェンジの噂が飛び交うコレオス

次期コレオスは年内にも発表か?

現在新型コレオスについては様々な情報が飛び交っている状況ですが、捕捉されているテスト車両の形状やオーストラリアルノーからの情報などから、初代の2列5人乗りSUVから3列7人乗りのSUVへと大型化するのではないかと言われています。次期型もこれまでのコレオス同様キャシュカイ・エクストレイルとプラットフォームを共有する可能性があることを考えられており、そのためエンジンもエクストレイルに搭載される1.6Lダウンサイジングターボ、もしくは1.6Lディーゼルターボが設定されるのではないかと言われています。
上の写真は次期コレオスと思われる車両を捉えた1枚なのですが、エクストレイルに非常に近いシルエットになっています。元々初代コレオスはエクストレイルやデュアリスと同じプラットフォームを利用して作られた車であるため、ベースとなる車は日産車と言っても過言ではないのである。それでもコレオスを見ていてエクストレイルを想像したことはなかったが、写真に捉えられた次期コレオスデュアリスというよりエクストレイルのような大型SUVのような印象を受けてしまいます。大型化するという予想が多くなるのも当然でしょう。

これまでのコレオスのおさらい

コレオス(前期型)

コレオスは次期型同様日産のデュアリス(キャシュカイ)、エクストレイルとプラットフォームを共有する小型SUVとして企画・製造された車です。2006年にパリサロンで発表された「コレオス・コンセプト」を基に開発されています。企画・デザインをルノーが行い、実際の開発に関しては日産が行い、生産を流通をルノー傘下のサムスンが行うというグループ関係にある3社での共同製作で生まれた車だと言えます。
そのため、サムスンにもコレオスと構成パーツのほとんどを同じとする姉妹車のQM5が存在しています。
ユーロNCAPで最高の星五つという安全性能評価を受けている他、ディスクブレーキも性能を評価して日本製の物を装備するというこだわりも見受けられます。発売当初は全車2.5Lガソリンターボエンジン・CVT・オールモード4X4-i(4WD)を採用して販売が開始され、主力となる欧州市場では3万台を売り上げています。上下に開閉式のテールゲートが装備されているのも特徴です。
日本に導入されたモデルではプレミアムグラスルーフ・BOSE製サウンドシステム・アルミホイールの豪華装備を追加した特別仕様車が度々投入されています。

このコレオスという車、車としては完全に日産の車と言えるのですが、足回りはフランス車特有のしっとりとやわらかい仕上がりになっているのが純日産車であるデュアリスなどとの大きな違いです。インテリアの質感やレイアウトも完全にルノー流の実用性を兼ね備えつつシンプルに自然に操作できるものになっており、非常に使いやすい。ルノーの車はフランス車という独特の味があると同時に、道具としてよくできているんですよね、カングーにしてもメガーヌにしてもそうですが、装備品も日本車のレイアウトとは違いますが直感的に操作できるようになっていますし、レイアウトも扱いやすい。コレオスの場合は上下分割式のテールゲートが一時的に物を置くのに案外便利ですし、前席の後ろにはドリンクホルダー用の穴が開いたトレーも装備されていて、ファミリーユースでの使用にも工夫がなされているのがわかります。
少しオシャレで可愛いけれど、中身はしっかりしていて車として芯が通っているのがルノー車の特徴であり、そういった特徴をこのコレオスもしっかりと備えています。

コレオス(中期型)

主にフロント周りのエクステリアが変更されたのがいわゆる中期型コレオスです。前期型に比べて5mm全長が長くなっていますが、その他は特に変わりなく、サイズ自体も全長以外は変わりありません。インテリアに目を向けるとメーター周りの配色やレイアウトも視認性を考慮して変更が加えられています。フロントフェイス以外にエクステリアの変更はないのですが、フロントフェイスでは大型のメッキグリルが採用され顔つきが前期型と比べて標準的な表情へと変化しています。同社の小型SUVキャプチャーなどと比べるとこのコレオスという車は非常に質実剛健なSUVです。キャプチャーという小型SUVコンセプトの車が下のクラスにある状況を考えると、次期コレオスが3列7人乗りのSUVとして大型化するのではないかという話もうなずけます。

コレオス(後記型)

メガーヌやルーテシアが大型エンブレムをグリルの中心に置いたものにフェイスリフトしており、2013年にはコレオスもそういった車種どうようの大きなエンブレムをグリルの中心に添えたフェイスに意匠変更しています。7インチタッチスクリーンを備えたR-Linkインフォテインメントシステム、BOSEオーディオシステム、リアビューカメラ、死角警告システム「ブラインドスポットワーニング」といった装備も追加で設定されていますが、基本的な設計自体には特に変更はありません。
フロントフェイスが一新された以外は特に大きく変わっていないはずなのですが、前期型などと比べると新しい車としてよりよくなっているように感じてしまうから、不思議です。おそらく新型というバイアスが化分にはいっていると思われますが、それを差し引いてもルノー車はマイナーチェンジの度に品質がよくなったように感じるから不思議です。
フロントグリルの意匠などは下手をしたらベース車であるデュアリスとそっくりになってしまう可能性もあるように思うのですが、出来上がった後期型(中期型も含め)をぱっと見てデュアリスがベースの車とはあまり思わないでしょう。もっと言うなら、ほとんど日産の車なはずなのですが、しっかりルノーの作るフランス車としてのたたずまいになっているのです。これもルノー車という言葉が自分の中でおおきなバイアスを生み出している可能性がありますが、それを差し引いてもルノーのデザイン力は優れていると感じます。

スペック

ルノー コレオス(KOLEOS)インテンス(2014年4月)

新車価格:3,855,000円

ボディタイプ:SUV・クロスカントリー・ライトクロカン
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
型式:ABA-Y2TR
全長×全幅×全高:4,525×1,855×1,710mm
ホイールベース:2,690mm
トレッド前/後:1,545/1,550mm
車両重量:1,730kg

エンジン・燃料系
エンジン型式:2TR
最高出力:170ps(126kW)/6,000rpm
最大トルク:23.1kg・m(226N・m)/4,400rpm
種類:直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:2,488cc
内径×行程:89.0mm×100mm
燃料供給装置:(電子制御式)マルチポイントインジェクション
燃料タンク容量:65リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン

足回り系
ステアリング形式 :パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):マクファーソン/コイル
サスペンション形式(後):マルチリンク/コイル
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ディスク
タイヤサイズ(前):225/55/R18
タイヤサイズ(後):225/55/R18

駆動系
駆動方式:フルタイム4WD
トランスミッション:CVT(無段変速車)

装備品などは以下のルノー公式ページで確認できます。

ルノー公式ホームページ

ルノーの小型コンパクトSUV キャプチャーについて

2011年にコンセプト2ドアのクロスオーバーSUVとしてジュネーブモーターショーや東京モーターショーで発表され、2013年から4ドアのコンパクトSUVとして販売が開始されたのがキャプチャーです。一見ルーテシアを思わせるフロントマスクを採用していますが、日産ジュークをベースとして開発された車です。非常にオシャレな車でコンパクトかつアイポイントも高い流行の小型SUVということもあって、街中でも見かけることが増えている一台です。サイズこそコレオスに比べると1クラス小さな車となるのですが、どちらもSUVで乗車定員は5人乗りであることを考えると、2つの車種で顧客を食い合ってしまう可能性は高いものと考えられます。実際2016年1月でコレオスは次期型の発表を待たずして日本での販売を終了してしまっています。このことからも今後小型SUVの分野はキャプチャーが担っていく形になり、コレオスはエクストレイルサイズの7人乗りSUVにまで大型化し、キャプチャーと住み分けを行うというのが、自然な形とは思えます。

コレオスを中古で買う時のポイント

流通台数自体が少なく2016年3月現在でGoonetでの登録台数は11台しかありません。ですが少しでも安くコレオスに乗りたい場合には中古車も考慮に入れて損はありません。まずこの11台の内最も安いのが初期型で走行8万キロ弱の車両、価格は支払総額で138万円となります。次に来るのが初期型の4.8万キロ走行の車両でこちらは総額149.8万千円となっています。この価格が後期になると一気に跳ね上がり支払総額281.7万円からとなってしまいます。
車として見るならインテリア・エクステリアで改良がく加えられており年式の新しい後期型の方が魅力的になるのですが、それだけで総額で130万円余分に払えるのかと言うと、厳しいというのが本音です。車としての基本設計自体は前期型も後期型もほぼ同じなので、初期型のフェイスでも問題ないという人なら断然コレオス初期型がお勧めとなります。初期型でもグラスルーフやBOSEサウンドシステムを装備した特別仕様車は健在ですので、そういった付加価値のついたモデルを狙うのも良いでしょう。後はメンテナンスの記録簿を見て、エンジンマウントなど定期的に交換サイクルが来る消耗品をメンテナンスしてある車両を選んで割安な初期型の車両を選ぶことで、購入後の出費を抑えることもできるでしょうし、そうやって定期的な消耗品の交換をケチらず行っている車はしっかりメンテナンスが行き届いている可能性も高く、購入後にトラブルに見舞われえる可能性も少ないでしょう。
つまり、できるだけメンテナンスの行き届いた初期型を購入するのがコレオスの中古車選びのポイントになります。どうしても後期型が欲しいという方は、ほぼ新車のようなコンディションの車両も掲載されていますので、それらから好きな装備の車を選んでおけばよいでしょう。

キャプチャーの存在も考えると次期型は大型化する公算が高い

コレオスという車は日産のプラットフォームをベースに日産が開発したSUVをルノーが企画・味付けした車であり、本来ならなんて適当な車を作ったんだと言いたくなるところですが、実際の所は日産製の質の高さ・道具としての機能性と、フランス車としての柔らかく癒される乗り味や使いやすく洗練されたインテリア・質実剛健だけど面白みがないわけではないエクステリアなどのおかげで、オシャレで機能的という印象の車に仕上がっています。小型SUVが欲しい場合には同社のキャプチャーと競合しそうな所ですが、これだけデザインの方向性が違うと、キャプチャーが欲しい人とコレオスが欲しい人という人のすみ分けはできているのではないかと思われます。なんせ日本でルノー車を買う人間は大抵車に興味や拘りがある人でしょうから、キャプチャーにせよコレオスにせよ競合より指名買いのほうが多いのではないかと予想しています。
そんなコレオスではありますが、欧州や日本以外にも正解的に販売を行っているルノーの都合を考えれば、デザイン面だけでなく車の性格としてキャプチャーとコレオスを分ける動きになるのもまた当然と言えば当然でしょう。
ルーテシアというコンパクトカーがベースのキャプチャーを大型化させる理由は特に見当たらないので、質実剛健な機能美を感じさせ、エクストレイルやデュアリスといったSUVとプラットフォームを共有するコレオスを次期型では3列7人乗りへと大型化させるという方向性は、企業としても正しいですし、納得のできる進化だと思われます。
さて、コレオスを振り返ってみて次期コレオスが大型化するというないように納得がいった所で、実際に次期コレオスが登場するのを楽しみに待つことにしましょう。
できることなら予想を裏切る、驚きと楽しい変化があることを期待したい所です。