【ダイハツ メビウス】新型は2017年初頭に登場か?一家に一台欲しい万能ハイブリッドステーションワゴン!

軽のイメージが強いダイハツが販売する、5人乗りハイブリッドステーションワゴン。燃費性能や居住空間は申し分なく、実に家庭的なクルマに仕上がっています。そして、気になる次期メビウスの情報も!

ダイハツ メビウスとは?

ダイハツから繰り出されるハイブリッドカー

ダイハツ メビウスはダイハツが2013年より販売するハイブリッドカーです。卓越した技術やアイデアを持つ軽自動車を数多く輩出してきたダイハツ。その影響や印象が強く、”ダイハツといえば軽自動車”というイメージは世間一般に広く認識されているだろうし、ダイハツ自身もコーポレーションスローガンに「もっと軽にできること。」を掲げる、まさに軽自動車メーカーとしてその開発、製造、販売でトップに立つマニュファクチュアラーです。そんな軽自動車界の王様、ダイハツが販売するこのメビウスはダイハツ車としては珍しいハイブリッドカー。しかも、軽ではなく普通サイズの5ドアステーションワゴンというダイハツのイメージから離れたクルマと言ってもいいでしょう。現在、ダイハツの軽ではない普通サイズの乗用車のラインナップはわずか3車種。しかも、メビウスは3ナンバーとなっていて、これはダイハツ車として非常に珍しいです。さらに、ダイハツが純粋なステーションワゴンを扱うのはなんとコンパーノ・ワゴン以来となる44年振りです。

親会社トヨタとの提携によって生まれた高性能ハイブリッド車!

軽を本職とするダイハツがハイブリッドカーに挑戦したというわけではなく、このダイハツ メビウスはダイハツの親会社にあたるトヨタの提携があってこそ生まれたものなのです。自動車業界にはOEM車種という用語をよく耳にします。OEMとは自社の製品を他社でも販売すること。トヨタは同社が製造・販売するプリウスαのOEM車種としてダイハツブランドからメビウスを展開したのです。つまり、かいつまんで説明するとトヨタ プリウスαとダイハツ メビウスは販売メーカーは違いますが同一のクルマというわけです。特にトヨタとダイハツは親会社と子会社の関係にあるのでOEM提携もしやすいでしょう。実際に、ダイハツが開発・製造を担当するコンパクトカーをトヨタブランドからも販売するという、メビウスとは逆のケースも見られます。そういうわけで要はトヨタが開発・製造を担っているメビウスですが、ダイハツが扱うハイブリッドカーとしては2車種目となります。1車種目はこれもまたトヨタ カムリのOEM車種として販売されたダイハツ アルティスの第4世代で、これがダイハツが初めて取り扱ったハイブリッドカーとなります。現在、ダイハツのハイブリッドカーラインナップはメビウスとアルティスとなっています。

プリウスαとはラインナップに相違点アリ

同一車種として外観・内装もほぼ一致しているメビウスとプリウスαですが、ラインナップには違いが見られます。プリウスαでは5人乗りモデルだけでなく7人乗りモデルも取り扱っているほか、さらなる上位グレードも用意された全6車種がラインナップとして並んでいますが、メビウスは5人乗りモデルのみの全3車種のラインナップとなっています。

メビウスのグレードと価格一覧

出典:http://www.daihatsu.co.jp/lineup/mebius/03_exterior.htm

コスパに優れたラインナップ!

「S ”Lセレクション”」
メーカー希望小売価格:2,479,091円
燃費消費率:26.2km/L
主な装備:ワンダイヤルエアコンディショナーコントロール、合成皮革インストルメントパネル、ウレタンステアリングホイール、アームレスト付き大型センターコンソールボックス、16インチアルミホイールなど

「S」
メーカー希望小売価格:2,622,437円
燃費消費率:26.2km/L
主な装備:ワンダイヤルエアコンディショナーコントロール、合成皮革インストルメントパネル、ウレタンステアリングホイール、アームレスト付き大型センターコンソールボックス、16インチアルミホイールなど

「S ”ツーリングセレクション”」
メーカー希望小売価格:2,931,709円
燃費消費率:26.2km/L
主な装備:本革巻きステアリングホイール、合成皮革インストルメントパネル、フロント/リアバンパースポイラー、ワンダイヤルエアコンディショナーコントロール、アームレスト付き大型センターコンソールボックス、17インチアルミホイールなど

エクステリア・インテリアは?

出典:http://www.daihatsu.co.jp/lineup/mebius/03_exterior.htm

優しくもダイナミズム溢れるエクステリアデザイン!

メビウスは元を辿ればプリウスの派生型という見方ができるわけですが、メビウスのルックスはプリウスのそれとはまた違ったキャラクターをしっかり持っていると思います。現行型のプリウスはさらにモダン化を促進させ、空力パッケージも、スポーティさも増したかなりアグレッシブなエクステリアデザインとなっています。一方、メビウスはモダンでハイテクなイメージには欠けるものの、優しい印象を受けるなだらかなフォルムを描く全体的なボディフォルムに、フロントマスクは重層感もありダイナミズムが溢れる顔立ちとなっています。好き嫌いが分かれるようなデザインかもしれませんが、優しさと力強さが混同する特徴的な外観はプリウスの派生型という枠を超えて、1つのクルマとして個性を誇示しているのではないでしょうか。

ファミリーカーとして最適なゆったりとくつろげる室内空間

室内空間はさすがはステーションワゴンといったところでセダンの比ではないほどゆったりとした余裕のあるものとなっています。運転席でも、助手席でも、後部座席でも乗員が思い思いの姿勢でくつろげて、シートの座り心地もいいため、長時間ドライブでも快適に過ごせる空間を実現しています。また、ルーフにはガラスと比べ約40%も重量が軽い樹脂製パノラマルーフを完備。それをスイッチ操作で簡単に開閉でき、室内がより開放的で爽やかな空間となっていて、子どもにも喜ばれる装備だと思います。そして、もちろんラゲッジルームも大容量。通常時で535Lもの容量があり、これだけでもかなりの容量がありますが、リアシートを倒すことによってスペースはさらに拡大し、最大1,070Lもの容量を確保することが可能となっています。これだけの容量があれば、お出かけのときに大量の買い物をしてもまず困ることはないだろうし、大きな家具でもスッポリ収納することができるでしょう。さらに、車内の収納スペースも充実していて、大型のセンターコンソールボックスをはじめとして、フロントやリアにも収納トレイを完備しています。収納スペースの数こそ少ないものの1つ1つが大型のスペースなため、収納性能はかなりのものです。ラゲッジスペースの床下には、小物などを分別して収納できるデッキアンダートレイも備えています。こうして見ると、メビウスは家庭向けのファミリーカーとしてかなりデキるワゴンであることがわかります。

走行・燃費性能や安全性は?

最新ハイブリッド技術を駆使して高度な走行・燃費性能を実現!

メビウスの心臓でもあるエンジン+2つの電気モーター(発電用・駆動用)は、ハイブリッド技術を得意とするトヨタの産物で抜群の走行・燃費性能と信頼性を誇ります。エンジンには99psを誇る1.8L直列4気筒エンジンを採用、それに電気モーターを加えてトータルで136psの出力を発揮するようになっています。発進時はもちろん電気モーターでの発進。大トルクを誇るモーターのおかげで加速もスムーズで音も静粛です。このハイブリッドシステムによってメビウスの燃費消費率は26.2km/Lという素晴らしい燃費性能を実現しています。さらに3つの走行モードも用意されていて、「EVドライブモード」、「エコドライブモード」、「パワーモード」の3モードをスイッチで切り替えができるようになっています。「EVドライブモード」ではエンジンの使用を停止して電気モーターのみで走行。より静かな走行が可能になり、音を気にしない快適な走行が可能となっています。「エコドライブモード」は燃費のさらなる向上を目的とした走行モードで、ラフなアクセル操作に対して駆動力を抑制したり、暖房・冷房の効き具合を抑えるなど、環境に配慮した運転が可能となっていて燃費の向上に貢献します。「パワーモード」ではアクセル操作に対するレスポンスが鋭くなり、ここでパワーが欲しいと思ったときや上り坂などでその威力を発揮します。

安全性能はOK、アシスト機能にはもう少し充実を希望

メビウスは乗員の大切な命を守るための安全装備もしっかりされていて、より安心して車内で時間を過ごすことができます。滑りやすい道やドライバーが急ハンドルを切って車体が不安定な状態になると判断した時に作動するS-VSCは標準搭載。これにより電動パワーステアリングやブレーキ制御、駆動力制御までを自動で調節し、車体の安定性を保ちます。また、モーターを使っての走行中はエンジン音がしないためクルマが近づいてくることに気づかない、という静かすぎるハイブリッドカーならではの問題も車両接近通報装置で解決してくれます。ただ、少し気になるのは、パーキングアシストも装備していないなどドライバーをアシストする装備・機能の少なさです。この方向性のクルマであれば、もっと充実したアシスト機能があってもいいのではないかと思ってしまいます。特にダイハツが製造している軽自動車では緊急ブレーキ機能や、前方の先行車や障害物を認知して衝突の可能性がある場合は警告を促すアシストシステムもあるわけですから、それを移植できなかったのかなと少し残念に思います。価格をできるだけ低価格に抑えた結果なのかもしれませんが、公道では予測不能なことが多く、それが事故に繋がるゆえ、背負う必要のないリスクをアシスト機能で軽減することは必要であるように感じます。

メビウスのスペックは?

スペック

寸法
全長:4,630mm~4,645mm
全幅:1,775mm
全高:1,575mm
ホイールベース:2,780mm

ドライブトレイン
駆動方式:FF
エンジン:1.8L直列4気筒エンジン
最高出力:99ps@5,200rpm
最大トルク:142N/m@4,000rpm
電気モーター:82ps
システム出力:136ps

次期メビウスは2017年初頭に登場!?

TNGAコンセプトを採用したプリウス

フルモデルチェンジでさらなる進化が期待

次期メビウスの公式アナウンスは2016年現在まで何もありません。しかし、発売からもう3年。ベースとなっているプリウスαにいたっては登場してからもう5年もフルモデルチェンジがありません。マイナーチェンジこそ2014年に行われましたが、そろそろ新型が登場してもおかしくないという時期です。実際のところ、プリウスαはすでに次期モデルに向かって開発が着々と進められています。そして次期モデルでは、すでに2015年にフルモデルチェンジされた元祖プリウスに新しく本格採用された新コンセプト、TNGA(Toyota New Global Architecture)に基づいた新しいプラットフォームが採用されることは明確。これにより、プリウスαはさらなる低燃費の実現とデザイン性の両面を飛躍的に進化させてくることが予想されます。そうなると現在OEM提携を結ぶメビウスも順当に同じフルモデルチェンジが施されるということで、両車の登場は2017年の初頭になるのではないかと予想されています。

どこがどんなふうに進化する!?

新型プリウスα及びメビウスは新たなプラットフォーム採用によって「低重心化」、「ボディ剛性がUP」の大幅な進化が期待できます。それにより、外観もよりスポーティでモダンテイストが強調されたものになる可能性があります。というのも、TNGAコンセプトによってこれまでよりも飛躍的に高い空力性能を実現したからです。おそらくかなりエアロ関連の装飾が目立つ外観になるのではないでしょうか。さらに、新プラットフォームのおかげで現行モデルよりも広い室内空間を得ることが可能になります。バッテリーはエントリーモデルには現行と同じニッケル水素バッテリー、上位グレードにはリチウムイオンバッテリーが搭載されることとなりますが、メビウスに関しては水素バッテリーのみの可能性もあります。また、ハイブリッドシステムも小型化され、THSⅡからTHSⅢへ進化することでドライブトレイン周りで燃費は約25%、動力性能は約15%以上向上します。現行モデルの燃費が26.2km/Lということを考えると、新型はおそらく32.0km/Lは超えてくるでしょう。

次期メビウス 予想スペック&価格

メーカー希望小売価格:2,600,000円~3,300,000円

寸法
全長:4,645mm
全幅:1,775mm
全高:1,575mm
ホイールベース:2,780mm

駆動方式:FF
ドライブトレイン:1.8L直列4気筒エンジン+電気モーター
最高出力:110ps@5,200rpm
最大トルク:142N/m@4,000rpm
システム出力:150ps

まとめ

ダイハツ メビウス、いかがでしたでしょうか?
ハイブリッドカーならではの低燃費に、ステーションワゴンという居住・荷台空間に大きなアドバンテージを持つクルマなのでファミリーカーとして一家に一台あれば大変重宝する完成度を誇るクルマに仕上がっていると思います。また、2017年には新型も登場すると思いますので公式アナウンスから目が離せません。