【コペル ボニート】ロールスロイスフェイスな国産車!気になるあれこれを全部公開!関連ブログや中古車情報も!

ロールスロイスみたいな顔をした小さなクルマを見たことがありませんか? 実は日産マーチをベースにつくられたパイクカーのひとつです。光岡自動車のビュートにも似た、かわいらしくてクラシカルな雰囲気です。そんなコペル ボニートの未知なる部分を徹底解剖してみましょう。

コペル ボニートとは

出典:http://blog.goodwoodpark.jp/?eid=184

コペルボニートとは、国産車をベースにデザインを一新して内装にも手を入れたパイクカーです。古き良き時代の英国車の雰囲気を持ちながら、現代の、しかも国産車の安心と経済性をも手に入れられるという優れものです。

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内装も豪華仕様で、本革張りのシートやウッド調パネルなど、なかなかの雰囲気です。この異国情緒たっぷりの雰囲気を国産車ベースで実現しているんですからありがたいですよね。故障が心配とか、どこで面倒見てくれるのかわからないなどの心配は不要です。だって中身は国産車なんですから。

ベースになっているのは日産マーチ

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81

実は、コペル ボニートのベースになっているのは、日産マーチ(K11型)です。フェンダー、ボンネット、バンパー周りを取り外し、コペル ボニートのパーツに付け替えてあるんです。後ろ回りも同様にデザインを変えています。内装にもしっかりと手を入れていますが、主要コンポーネントは日産マーチですから安心ですね。

ベビーロールス

コペル ボニートのデザインは、独創的なアイデアからつくりだされたものではありません。実在するクルマのレプリカなんです。しかも実によくできていて、遠目に前方から走ってくる姿は見分けがつきません。その元になったクルマとは...

出典:http://psychedelic-pants.blog.so-net.ne.jp/2008-03-18-4

このクルマです。これはイギリスの“Vanden Plas Princess(ヴァンデンプラ・プリンセス)”というクルマです。荘厳なデザインのグリルやフォグランプなど、小さいながらもしっかりと高級感を醸し出しています。どうです? とてもよく似ていますよね。あきらかに違うのはフロントマーカーのデザインくらいで、あとは一見しただけでは区別がつきません。もちろん、並べてみたらどこもかしこも違いがあるのでしょうけど、単体で走っていればどちらなのか見分けるのは難しいでしょうね。

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内装も素晴らしいですよ。車内のあらゆる部分を柔らかなモケットで覆い、ダッシュボードにウォールナットのウッドパネルを使用しています。ドアトリム上端にウッドキャッピングを施して、シートはコノリーレザーをあてがい分厚いクッションを使った上質なものを使用しています。

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フロントシートの背面には、後席用の折り畳み式ウォールナット製ピクニックテーブルが組み込まれていて、このサイズでショーファードリブンを意識した設計になっています。小型ながらも優美なスタイルと豪華な内装のおかげで、小さなロールス・ロイス、“ベビーロールス”と呼ばれました。

Vanden Plas社について

“ヴァンデンプラ”の名前は創業家の姓から取られたものです。発祥の地ベルギーでは主にオランダ語とフランス語が話されていますが、オランダ語では“ファンデン・プラス”と発音され、フランス語では“ヴァンデン・プラ”となります。創業者一家の第一言語がどちらだったかは定かではありませんが、“van den Plas”という姓自体は“池の”という意味のオランダ語です。日本では“ヴァンデン・プラ”とも“ヴァンデン プラス”と表記される場合もあります。

1898年、ベルギーで馬車の車体を製造するコーチビルダー“Carrosserie Van den Plas”として発足し、1913年にイギリスに自動車のボディを制作する支社を設立しました。イギリスのバンデン・プラは本国とは別に独自の経営を促進し、ロールス・ロイスやベントレーなどのボディ制作を請け負いながら、地位と名声を得ていったのです。
第二次世界大戦後、世界的不況の中でイギリスの自動車産業は大打撃を受け、他の中小自動車メーカーが大手に吸収合併されるようにバンデン・プラもオースチンに吸収され、オースチンの大型セダンをベースにした高級車をリリースしました。これが最初の“バンデン・プラ・プリンセス”です。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9

バンデン・プラの工場である“Princess Cars”で作られた最初の車は、大型セダンのオースチン・A99ウェストミンスター( Austin Westminster )をベースにしたもので、それぞれ3リットルと4リットルのエンジンを積んだ“バンデンプラ・3リットル”と“バンデンプラ・4リットル”でした。それぞれにオリジナルのフロントマスクが与えられただけでなく、ベースである大衆車とは大きく異なり、元コーチワーカーとしての仕事が存分に生かされた豪華で高級な内装に仕上げられました。その後ロールス・ロイス製直列6気筒エンジンを積んだ“4リットルR”も生産されました。

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プリンセス4リットルR(1967年)

BMCへの吸収とADO16

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やがてオースチンも、モーリスを代表とするナッフィールド・グループとの合併が決まり、1952年に6ブランドの集合体である“ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)”が誕生しました。そして、ウーズレーとともにBMCの高級部門としての役割が与えられたのです。1962年にモーリスから発売された“ADO16(ADO はAustin Drawing / Design Officeの意味)”は、徐々にそのシリーズを拡大して、最終的にはBMCの6部門すべてからバリエーション違いで販売されることになります。1964年にはバンデン・プラ版も加えられました。これが“バンデン・プラ・プリンセス1100”です。大衆車ブランドのオースチンとモーリス、スポーツカーメーカーだったMGとの差別化を図るために思い切った高級化の手法が採られ、それまでの小型車の常識を覆す豪華な1台になりました。外装は以前のバンデン・プラと同じフロントマスクや荘厳なグリル、フォグランプなどにより、他のADO16とは異なる高級感を醸し出していました。内装は、車内のあらゆる部分を柔らかなモケットで覆い、ダッシュボードにウォールナットのウッドパネルを使用しています。ドアトリム上端にウッドキャッピングを施し、シートはコノリーレザーをあてがい分厚いクッションを使った上質なものを使用しました。全長3.7m、排気量1,100ccの小さなサルーンに、それまでの大型高級車で培ってきた手法をそのまま持ち込んだのです。また、フロントシートの背面には後席用の折り畳み式ウォールナット製ピクニックテーブルが組み込まれるなど、このサイズでありながらショーファードリブンを意識した設計となっていました。小型ながら優美なスタイルと豪華な内装で、小さなロールス・ロイス=“ベビーロールス”と呼ばれたのです。後に1,275ccエンジンが追加されて、1.100ccとの2本立てになります。その後ADO16のマイナーチェンジに合わせて改良とコストダウンが行われました。リアコンビネーションランプの大型化やよりファストバックが強調されたスタイリング、内装の小変更などに加えエンジン排気量を1,300ccに統一するなどの変更が行われます。これに伴い、マイナーチェンジ以前のモデルを“Mk-I(マークワン)”、それ以降を“Mk-II(マークツー) と呼ぶようになりました。Mk-Iはテールフィンの存在が顕著で、リアコンビランプが小さく角度が起きているため識別は容易にできます。最終型となるMk-IIIは最後まで残ったADO16の一つとして、1974年まで生産が継続されました。

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コペル ボニートとヴァンデンプラ プリンセス

話が長くなってしまいましたが、コペル ボニートのデザインベースになったヴァンデンプラ プリンセスについてご理解いただけたでしょうか。“ベビーロールス”のニックネームは伊達ではなく、ロールスロイスオーナーのセカンドカーとして重宝されたようです。ちょっとした買い物や食事など、大きなロールスでは勝手が悪いときにも、ヴァンデンプラ プリンセスなら都合がよいのです。当時、“ロールスオーナーがたばこを買いに行くクルマ”というコピーが使われていました。よく考えれば、ロールスオーナーはたばこを買いに行かない気がしますが、当時は納得していました。

ルックスで比較

ルックスで比較してみましょう。コペル ボニートの画像を探すのがけっこうたいへんなんですけど、販売していた当時のカタログ画像がありました。

出典:http://totoro-gt3.seesaa.net/article/43587123.html

出典:http://totoro-gt3.seesaa.net/article/43587123.html

いかがでしょうか。フロントフェイスはかなり見事にコピーできていますよね。ターンシグナルとフロントマーカーのコンビネーションランプが再現できていないのが残念ではありますが、グリルの雰囲気やボンネットとの位置関係、ヘッドライトやフォグランプなどなかなか忠実に再現できていると思いませんか。キャビン自体はマーチを流用していますから、本家ヴァンデンプラ プリンセスのようにスクエアなイメージにはなりませんね。ルーフラインが丸くなってしまっています。ただ褒めてあげたいのは、ハッチドアの上部を上手く加工してルーフエンドの角を表現しているところです。ヴァンデンプラ プリンセスはトランクフードを持つ4ドアセダンですが、コペル ボニートもハッチバックを感じさせないデザインに仕上げていますね。

実はライバルがたくさんいます

ヴァンデンプラ プリンセスを現代によみがえらせたクルマ、コペル ボニートですが、同じようなコンセプトで生まれてきたライバルというか仲間がいます。

LOTAS PRINCESS(ロータス プリンセス)

出典:http://photozou.jp/photo/show/356962/79403713

出典:http://blog.goo-net.com/land-future/archive/132

コペル ボニート同様、日産マーチをベースに作られています。“マーチ プリンセス”という別名があるようです。この画像の車両はカブリオレのようですね。マーチカブリオレをベースにすれば、プリンセスカブリオレが作れるわけですね。このロータス プリンセスは、香川県の伊賀モータースさんが扱っています。イギリスのスポーツカーメーカーである“ロータス(LOTUS)”とは関係なく、自動車整備業者団体の“ロータスクラブ(LOTAS CLUB)”から命名したようですね。

光岡ビュート

ヴァンデンプラ プリンセスを題材にしているわけではありませんが、日産マーチをベースにして“ヒストリックカーを現代に再現した”というカテゴリーは共通でしょう。ちなみに光岡ビュートのモデルになっているのは“ジャグァーMk2”というクルマです。

出典:http://www.autoguide.com/auto-news/2013/07/ian-callum-dishes-details-on-his-custom-mkii.html

いやぁ、こうして比べてみてもよく再現出来ていますよね。英国車が得意な筆者も、遠目に見ると区別がつきません。このMk2はそうそう街中でおめにかかるクルマではありませんから、見かけるのはほぼ100%ビュートだということはわかっているのですが、それでも一瞬“おっ”って思ってしまうんですよね。近づいてくると縦横の比率がおかしいことから“やっぱりビュートかぁ”となるんですが、ついつい気持ちが高ぶってしまうのです。

光岡自動車Viewt(ビュート)の公式ページです。コンセプト/エクステリア/インテリアをはじめ、主要諸元/主要装備/価格/三面図についてご紹介いたします。

HERBIE (マーチハービー)

出典:http://www.goodwoodpark.jp/

ハービーは、フォルクスワーゲンの名車“ビートル”をモチーフに、日産マーチをベースに製作されています。 大量生産でつくられるクルマよりも、街で見かけるあのクルマよりも、もっと魅力的で個性的なクルマを作りたい、という思いから生まれたクルマです。愛知県小牧市のグッドウッドパークさんからリリースされています。内装のソフトレザーやウッド調パネルの質感も良く、個性を主張したいひとには面白い選択かもしれませんね。

光岡ビュート、コペルボニート、マーチプリンセスなど、ちょっと英国風で個性的な国産コンパクトカーを専門に扱う中古車販売店です。国産車の安心感のもと、気軽にクラシックティストを楽しんでください!

RITZ (リッツ)

出典:http://www.taiyo-k.co.jp/product_info.php?products_id=143

こちらもマーチベースのパイクカーというかレプリカーといいますか、リッツ(RITZ)というなんともスナック菓子みたいな名前のクルマです。言うまでもなくモチーフはフィアット500(チンクチェント)ですよね。ただ、4ドアなのがなんとも受け入れがたいところではあります。本家フィアットからニューチンクチェントがデビューしてしまいましたから活路が無いように思えますが、“日産車ベース”という安心感はウリになるのかもしれません。こちらは太陽興産という会社が“フリード”というブランドで扱っているようです。

コペル ボニートに乗る

コペル ボニートはすでに生産していませんから、手に入れるとなると中古車を探すことになります。大量生産された車ではありませんし、すでに15年以上前につくられた車ですから、市場にあまり台数がありません。まずは中古車サイトを見てみましょう。

コペルボニートの中古車 テキスト検索結果 1~2件目 / 2件 / (20件表示) | 中古車・新車情報からバイク、パーツ、車検、自動車保険、マイカーローンまで、あなたの欲しい情報をお届けします。

2台しかありませんね。というか2台ありました! と言うべきかも知れません。1台はカブリオレですからさらに稀少です。サンキュッパで手に入ると言われるとわずかに心が動きます。あとは専門店などで探してもらうしかなさそうです。

ブログで情報収集

たいていのショップさんは入庫情報や作業内容をブログで公開しています。特に在庫情報は新鮮さが大切ですので、H.P.の更新よりも手軽で早いブログが便利なんでしょう。“コペル ボニート ブログ”などで検索するとたくさん出てきます。まめにチェックしていればあなたのボニートに会えるかも。

愛知県名古屋市のフリードです。中古車販売をしていますが、他の販売店に無い車両を売っている変な車屋さんです。一度皆様も見てくださいね♪当店のお薦め車両もご説明しています。

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入庫車両のコペルボニート。お客様からの買取入庫です(^o^)/マーチをベースに造られた可愛い車両です(^-^)TEIN車高調ローダウンにリボンタイヤでお洒落に…

最後にまとめ

いかがでしたか。ベビーロールスのレプリカ、コペル ボニート。初めて見たのはなにかの店の駐車場でしたが、ヴァンデンプラ プリンセスだと信じて疑いませんでした。それくらい特徴をよくつかんでいます。横から見てるとルーフラインやドアサッシのラインが丸いのでわかっちゃいますけど。日産マーチの安心とおしゃれなデザインの融合、コペル ボニートの虜になってしまったら、この記事を参考にしてみてください。