ロードレーサーの有名メーカー10社を大特集!甲乙付けがたいのでランキング無し!

ロードレーサー(ロードバイク)のメーカーって意外にたくさんありますよね、というか、ほぼすべての自転車メーカーがロードバイクをリリースしています。すべてを見ることは不可能でしょうし、比較のしようがありません。今回は、実績を考慮して有名メーカーを集めてみました。とは言え、私感と独断ですので、ご意見と違ってもご容赦下さいね。

COLNAGO(コルナゴ) イタリア

出典:http://www.colnago.co.jp/2016/product/c60/

ロードバイクファンなら言わずと知れたコルナゴです。コルナギスタと呼ばれる熱狂的なファンを抱えることでもそのブランドの魅力がわかります。ロードバイクのみと思われがちですが、じつはMTBも初期から作り続けています。レースと共にあるコルナゴはMTBレースと共にあります。エルネスト・コルナゴ率いるコルナゴは、現代に至るロードバイクを牽引してきたブランドです。1970年代にエディ・メルクスという史上最強の選手のロードバイクを製造していたことで有名ですが、昔から軽量のチューブを採用したり、大幅な肉抜き加工をラグに施したりと、その先見性は特筆ものです。今でこそカーボン製の自転車は一般的ですが、コルナゴは1980年代からカーボン製の自転車をリリースしています。今では常識になっているフレームに芸術的な塗装をするのもコルナゴが始めたことです。他社に先駆けてストレートフォークやチューブのグループ加工などを真っ先に取り入れたのもコルナゴ。カーボンだけでなくチタンなどの新素材の開発も早い段階から行い、常に先端に挑戦するブランドでもあります。コルナゴの目標は“レースで勝てる最高のバイクを作る”という一点だけで、コストのことは重要視していません。そのため作る自転車は自ずと高品質・高価格になってしまいます。それは自動車業界でのフェラーリと同じと言えるでしょう。実際、コルナゴの創立者エルネストはフェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリを尊敬していて、先ほど挙げたストレートフォークは、フェラーリとの共同研究で生まれたという経緯もあります。レースと共に生き、レースで勝つことを至上命題にしています。コストを度外視してもレースで勝利するものを作るという意思。そんな勝ちにこだわる一直線な思いがコルナゴの最大の魅力なのです。

頂点を目指すライダーは、コルナゴのマインドとともに。

BIANCHI(ビアンキ) イタリア

出典:http://www.cycleurope.co.jp/bianchi/bikes/road/racing/sempre_pro_ultega.html

1885年からの伝統を持つイタリアンバイクの老舗中の老舗です。日本だと高級ロードバイクのイメージが強いですが、クロスバイク、ミニヴェロ、そしてもちろんMTBもラインアップしています。現存する最古の自転車ブランドのビアンキは、1885年に創始者のエルナルド・ビアンキが自転車製作を始め、そこで作っていた自転車が現在の自転車の原型となるセーフティ型と呼ばれるものでした。当時の主流であった前輪が大きく後輪が小径のオーディナリー型に代わる画期的な形状でした。その後ダンロップが開発した空気入りゴムタイヤを装着した自転車を発表し、現在の祖となる自転車が誕生したのです。レースではマルコ・パンターニ、ファウスト・コッピ、F・ジモンディなど歴史に残る大選手がビアンキに乗ってビッグタイトルを獲得しているのでロードバイクのブランドイメージが強いですが、クロスバイクにも力を入れていてラインナップは豊富です。性能面でもロードバイクレースで培われた技術を惜しみなく投入することで、ロードバイクに引けをとらない性能を持っています。クロスバイクに求められる快適性能を融合させることでさまざまな路面状況に対応しています。ビアンキ独特のエメラルドグリーンは“チェレステ”と呼ばれます。イタリア語で“青空”を意味しており、ビアンキのブランドイメージカラーでもあります。性能面でもデザイン面でもファンが多いビアンキですが、全体的に生産量が少ないため発売からすぐに完売というモデルもあります。人気の程がうかがますが、雑誌やお店でお気に入りのクロスバイクが見つかったら、予約するか取り置きしてもらなど早めに行動しなければなりません。

イタリアの自転車メーカー「Bianchi」のジャパンオフィシャルウェブサイト。

CHINELLI(チネリ) イタリア

出典:http://www.podium.co.jp/cinelli/bike/very-best-of/very-best-of-frame-set-2016.html

1948年に一流選手として名を馳せたチーノ・チネリが創業したイタリアを代表する老舗ブランドです。近代ロードレーサーの基礎となる不朽の名車“スーパーコルサ”はあまりにも有名ですね。現在はグルッポ社傘下で、同グループのコロンブス社製チューブを採用しています。近年のカーボンモデル“ベスト・オブ”シリーズやストリート系のポップなバイクも人気ですが、伝統的なスチールフレーム“スーパーコルサ”はいまも根強い人気を誇ります。グルッポ社のオーナー、アントニオ・コロンボは世界的にも知られた美術品の収集家でもあります。それだけに、チネリのフレームには専属の女性デザイナーによる他の追随を許さないグラフィックが展開されています。もちろんコロンブス直系のブランドだけに、その最新チューブをいち早く手ごろな価格でラインナップにくわえられるという強みもあります。レースからシティライドまで、古典と先進性をもち合わせる数少ない存在といえるでしょう。現在では、メッセンジャーからハリウッドのセレブまで幅広い層から支持を集めています。

欧州製スポーツサイクルやパーツなどの輸出入・卸の株式会社ポディウムは、チネリ、オルベア、ハッチンソンなど欧州人気ブランドを多数取り扱っています。

TREK(トレック) アメリカ

出典:http://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/c/B210

アメリカスポーツバイク最大手のブランドです。MTBにおいてもロードバイクにおいても、世界の頂点を獲得した高い技術力を持っています。リジッドフレームは生涯補償をするほどフレームに強い自信があります。ランス・アームストロングがトレックを駆ってツール7連覇を遂げたのはあまりに有名ですね。アメリカのウィスコンシン州に本社と工場を持つトレックは、76年にわずか5人で創立されたブランドです。様々なカテゴリーのモデルを製造・販売している総合自転車メーカーです。ロードバイクやトライアスロン用はもちろん、通勤にもオススメな入門モデルのクロスバイク、トレッキングなど過酷な環境にも適したモデルなどさまざまなカテゴリーに対応しています。トレックが独自に開発したOCLVカーボン素材は、オプティマム・コンパクション・ローヴォイドの略称です。カーボンとエポキシ樹脂を圧縮し、重量を減らして理想的な強度を確保するとともに、隙間を取り除き強度と耐久性を高めています。普通のカーボン素材に比べてカーボンの含有量が多い素材なので、より頑丈なフレームができあがります。トレックのバイクは量販店のようなショップで販売されることが少なく、プロショップのみで販売されているのも特徴です。プロによるアドバイスを受けたり、組み上げやフィッティングなどのさまざまなサービスをあわせて提供することで常に高いパフォーマンスを提供しています。

Driven by adventure, guided by our history, inspired by community, enchanted by the freedom of the open road and committed, always, to creating the world's greatest bicycles.

CANNONDALE(キャノンデール) アメリカ

出典:http://www.cannondale.com/ja-JP/Japan/Bike/ProductDetail?Id=f94699b0-ea18-4b03-8faa-d0e856cfeaf1&parentid=6aad23d6-05b8-4457-b32f-c833a6192b91

ロード、MTB、ツーリングバイクと幅広いスポーツ車を手がけるアメリカのマスプロダクトメーカーです。R&Dから生み出される独自性が特徴のキャノンデールには熱狂的なファンが多いんです。ファットアルミがトレードマークですが、最近ではカーボン素材にも取り組んでいます。1971年、アメリカのコネチカット州で創業されたキヤノンデールは、各種パーツやサイクルウェア、アクセサリーなど、さまざまなアイテムを扱うスポーツバイクの総合ブランドです。生産性よりもクオリティを重視する姿勢は創業当時から。キヤノンデールという名前の由来は駅の名前で、廃線となった駅舎にオフィスを構えたことに由来します。言うまでもなくこの駅がキャノンデール駅だったのです。大径アルミフレームの代名詞で、アルミの技術で業界をリードしているブランドの一つでもあります。一部モデルで使用されている大径肉薄アルミチューブは“CAAD”と呼ばれかなりの高品質なしろものです。現在は8代目、“CAAD8”です。

SPECIALIZED(スペシャライズド) アメリカ

出典:http://www.81496.com/jouhou/road/specialized2016/allez_sl_comp.html

世界初の量産MTBを開発したのがスペシヤライズドです。その第1号“スタンプジャンパー”はアメリカ・スミソニアン博物館に展示されているほど。ランチタイムライドや、バイク通勤などバイクを本当に愛するバイクファナティック集団で、“イノベーション”がアイデンティティです。近年はロードレースでも好成績を残しているスペシャライズド。そのため、クロスバイクはロードバイクからの派生モデルとして位置づけられています。1974年、マイケルシンヤードによって、カリフォルニアで立ち上げられました。“世界のベストサイクリングブランドになる”というビジョンを持ち、常に前に向かって開発する精神で活動を展開しています。MTBスタンプジャンパーを生みだしたブランドとして有名ですが、ルーツは意外にもロードバイクにあります。オリジナルツーリングタイヤで大成功を収めると、世界初の量産型MTBを販売すると同時にロードバイク“アレー”、ツーリングモデルの“セクォイヤー”を発表しました。その後しばらくはMTBの開発に力を注いでいましたが、2000年にフランスのトップチーム“フェスティナ”にロードバイクのフレーム供給しツール・ド・フランスでいきなり総合3位・4位を獲得する活躍を披露しました。現在もロードに傾ける情熱は衰えることはなく、その後レビー・ライプハィマーを擁するゲロルシュタイナーに供給を開始しました。

SCOTT(スコット) スイス

出典:http://www.scott-sports.com/jp/ja/products/238317025/SCOTT-Foil-10-Bike

数年前までスコットUSAと言う名前を掲げていましたが、約10年前からスイスにメインオフィスを移しています。自転車の本場ヨーロッパに本拠地をおくだけに、トランサルプやメガバランシエなどのトレンドににいち早く反応し、対応するバイクを送り出しています。レーシングブランドのイメージが強いスコットですが、クロスバイクも多くラインナップしています。日本ではSUBシリーズに加え“SPORTSRER”シリーズを販売しています。1958年にスキーのストックメーカーとしてアメリカで設立したスコットは、当初から質の高いアルミチューブの制作を行っていました。その後スイスに拠点を移し86年より自転車業界に参入し、89年のツール・ド・フランスでスコッ卜のエアロバーを使用したグレッグ・レモンが劇的な逆転総合優勝を果たしたことで、多くの人がスコットの名を知ることとなったのです。他社に先駆けてフルカーボン製の軽量ロードフレームやフルサスペンションのマウンテンバイクを発表し、素材の性能以上のものを引き出す技術力でレース界トップの一角を担えるブランドへと進化しました。スコットが販売する自転車は、フレームとフォ一クの試験で世界一厳しい基準を持つとされるドイツの検査機関を合格したもののみですので、安心してその質実剛健な走りを楽しめるのです。

SCOTT Sports は、自転車、ウィンタースポーツ、モータースポーツ、ランニング用の高性能製品の開発、製造、販売、マーケティングで業界を牽引するトップ企業です。イノベーション、テクノロジー、デザインは SCOTT 製品の本質であり、弊社のエンジニアとデザイナーが目指しているものです。

BMC(ビーエムシー) スイス

出典:http://www.bmc-switzerland.com/int-en/bikes/road/altitude-teammachine-slr01-dura_ace_di2/

社名は“バイシクル・マニュファクチュアリング・カンパニー”の略で、1986年にラレーブランドを卸売販売する会社として設立されましたが、販売ライセンスが切れたことで1994年に自転車メーカーとして立ちあげられました。プロサイクリストからのフィードバックと妥協のない技術で高い精度の自転車を生み出し、ロードバイク界において飛躍的な発展を遂げている注目株です。高い走行性能はもちろんですが、オリジナリティ溢れる車体外観は見る者に圧倒的なインパクトを与える程印象的です。ロードの他にMTBなども手がけていて、MTBも同じように印象的なバイクを製作しています。自分だけのバイクが欲しい人は要チェックです。

BMC Switzerland – Swiss, Premium, Performance Cycling

CORRATEC(コラテック) ドイツ

出典:http://www.ysroad.net/shopnews/detail.php?bid=54819

ユニークな形状を持つカーボンバイクで、数々のレースでの栄光を獲得してきたコラテックです。生粋のレースブランドで、オーストリアのコンチ・プロチーム、フォルクスバンクと日本のチームマトリックス・パワータグ・コラテックに供給されています。特に独自製法で編み出される複雑な形状を持ったカーボンフレームは軽く高い剛性を誇ります。ユニークで斬新な弓型のフレームの“SUPER BOW”は、ねじれ剛性に優れパワーロスすることなく走ることができるように設計されており、機敏なハンドリング性能と低重心で安定感があります。高い技術に裏付けられれ、既製概念にとらわれないその独創的なデザインはコラテックの思想に基づく象徴的なバイクです。もう一つコラテックの代表とされるバイクはマウロサニーノによるハンドメイドバイクです。世界的に有名なイタリア人ビルダーであり、コラテックハンドメイドカスタムカーボンフレームだけを作っています。もともとバイクフレームはそれぞれの使用の目的を取り入れた正確なフィッティングが製造の第一優先と考えており、お客様のサイズや要望に基づいて匠の情熱と技術が詰め込まれた究極の一台を作り出しています

GIANT(ジャイアント) 台湾

出典:http://www.giant.co.jp/giant16/bike_datail.php?p_id=00000001

名前のとおり、巨大自転車メーカーになったジャイアントです。出荷量のみで世界一なのではなく、MTBもロードバイクも多くのチームに供給し、そこからフィードバックされたノウハウが一流のバイクを生み出しています。コストパフォーマンスの高さに定評があります。1972年に創業し、これまでの生産台数は200万台以上を誇る世界最大の自転車メーカーになりました。クロスバイクはもちろん、マウンテンバイクやロードバイクなど幅広いモデルを扱っています。OEM生産も盛んで、有名ブランドの生産を請け負っている事実が実力の高さを物語っていますね。競技モデルや高級モデルも多数ラインナップしていますが、手軽な価格帯で自転車を提供するノウハウがすばらしい。ジャイアントストアなどの専門ショップやスポーツオーソリティなど、様々なところで販売されていて、購入のしやすさも購入後のメンテナンスでも心強いです。フレーム製造技術は自転車の要で、ジャイアントは世界屈指のレベルといわれています。にもかかわらず高度に管理された生産ラインによってコストダウンが図られています。特にTig溶接によるアルミフレームやカーボンフレームの製造技術は業界最高クラスの技術力です。また、高剛性・軽量・低重心化と3拍子揃った独自のスローピングフレームは、あまりの優秀さにその発表後瞬く間に他のブランドに飛び火して、このジオメトリーを採用するブランドが数多くあります。最近はホイールやタイヤ、ハンドル、サドルなどのパーツもオリジナルで制作し、これまで以上のコストダウンと機能性向上を実現しています。もちろんオリジナルブランドはプロチームにも供給していて、幅広く世界最大の自転車メーカーとして圧倒的な力を見せつけています。

RIDE LIFE. RIDE GIANT. わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人々を自転車というすばらしい冒険へと駆り立ててまいります。

最後にまとめ

いかがでしたか。やはりイタリア勢が有力なのは間違いないですね。山岳地の多いヨーロッパでは、古くから変速機の開発が行われてきましたし、隣町までの移動手段としても自転車が使われてきました。対して国土が平滑で広大なアメリカでは、移動の手段は古くから自動車でした。自転車はどちらかと言えばスポーツとして楽しむBMXが主流でした。このような文化の違いからものづくりの方向性も分かれていましたが、体格の有利なアメリカ人が自転車レースで活躍しないわけがありません。今ではアメリカ勢もロードレースに全力で臨んでいます。どのメーカーも独自の技術を編み出し、まさに甲乙付けがたい状況になっているのです。