【メルセデス・ベンツ Bクラス】Aクラスとの違いは?メルセデスが誇る家庭向けハッチバックの実力とは?中古車情報も!

Aクラスと共にメルセデスのハッチバックとしてラインナップに並ぶBクラス。しかし、その評価や人気共にAクラスを凌駕ほど。コンパクトプレミアムカーとして実用性や機能性に優れた便利なクルマ。今回はそんなBクラスの魅力に迫ってみました。

メルセデス・ベンツ Bクラスとは?

高級感溢れるメルセデスのハッチバック

Bクラスはメルセデス・ベンツが製造・販売する5ドアハッチバックのクルマです。Bクラスは小型でありながら広い居住空間を確保し快適なドライブを可能にすることを目的に作られました。実際Bクラスはそのコンセプト通り、小回りがよく利き、狭い路地でも問題なく通れてしまうほどの便利なコンパクト性を持ちながら、車内の空間は同社の高級セダン、Cクラスとほぼ同等かむしろ広く感じるほどです。その中にも、メルセデスの血はしっかり流れておりBクラスにもスポーツスピリッツは受け継がれていて、スポーティなエクステリアデザインや走りも体現しています。そのクルマとしての完成度は極めて高く、日本でのBクラスの売れ行きはメルセデスの中で、Eクラス、Sクラス、Cクラスに次ぐ4番目にあたります。Bクラスはサイズ的にも走り的にも日本で乗るのに最適なクルマとなっています。

同じハッチバックのAクラスとの違いは?

ここで疑問に思うのが、同じくメルセデス・ベンツが製作するAクラスとの違いです。どちらも同じハッチバックでサイズ的にも近いものがあるし、どういう違いがあるのか、なぜ2種類もハッチバックを用意したのかイマイチわからないところがあります。

では、実際にはどのような違いがあるのでしょうか? まずAクラスとBクラスの見た目の違いを見てみましょう。コンパクトな中にもスポーティなテイストを存分に持つAクラス。Bクラスもスポーティな印象を持ち合わせた外観をしていますが、AクラスのほうがBクラスよりも平らで車高が低い印象を受けます。また、デザイン自体もAクラスの方がよりアグレッシブなデザインとなっています。

次にその内装ですが、ここには両車間に大きな違いが見え、お互いのコンセプトの違いが顕著に表れています。基本的には4人乗りできるし、買い物に行ったときのために荷物を収容するラゲッジスペースもきちんと確保されていますが、4人乗って快適な空間と言えるほど居住空間は広くありません。一方で、Bクラスの居住空間は非常にゆったりとしたもので子供がいる家庭向けのファミリーカーとしても十分機能するほどの広さを誇っています。

また、AクラスとBクラスのモデルグレードを見ても、AクラスにはAMG仕様のグレードがあり、優れたスポーツ性能を誇るグレードがラインナップに並んでる一方で、BクラスにはAMGによるグレードは存在せず、両車のエンジンの動力性能にも差があります。

つまり、Aクラスはよりスポーツ走行を楽しむことを目的としており、動力性能やデザインもそれをコンセプトに製作されています。Bクラスはそれよりももっと実用性を重視し、家族にとって活躍してくれる1台として位置づけられています。

Bクラスのフルモデルチェンジ

初代Bクラス

Bクラスの歴史は2005年ジュネーブモーターショーにて発表された、この初代Bクラスから始まります。基本的なエンジンやパーツはAクラスと共有し、コスト削減が図られています。新車価格も300万円弱から購入できることから、メルセデスのエントリーモデルとして販売初年度から高い人気を誇り、Aクラスの年間販売台数を瞬く間に更新しました。エクステリアは同時期のAクラスと比べてもモダンで高級感が溢れるデザインになっています。フロントマスクは角張った感があり、ヘッドライトも鋭くシャープなデザインとなっているため上質な雰囲気が漂い、現在のジェネレーションのクルマのデザインの元となったようなアイデアがたくさん詰まっている印象を受けます。全高が比較的高いため、コンパクトなサイズながらも見た目にはなかなかの大きさに見えますが、横から見るとフロント部分からリアにかけて大きな曲線を描くような形となり、綺麗な卵フォルムになっています。街中で似合うデザインで気品に決めることができますが、硬くなりすぎずどこか親しみやすいデザインにもなっています。インテリアは何と言ってもその居住性。メルセデスの高級セダンであるEクラスにも匹敵する車内スペースを確保しています。

初代Bクラス グレードとスペック

寸法
全長:4,270mm(2005‐2009)、4,272mm(2009-2011)
全幅:1,778mm
全高:1,613mm(2005-2009)、1,603mm(2009-2011)
ホイールベース:2,786mm(2005-2009)、2,779mm(2009-2011)

「B170」
駆動方式:FF
エンジン:直列4気筒 SOHC
排気量:1,698cc
最大出力:116PS
最大トルク:155N/m
トランスミッション:7速CVT

「B180」
駆動方式:FF
エンジン:直列4気筒 SOHC
排気量:1,698cc
最大出力:116PS
最大トルク:155N/m
トランスミッション:7速CVT

「B200」
駆動方式:FF
エンジン:直列4気筒 SOHC
排気量:2,034cc
最大出力:136PS
最大トルク:185N/m
トランスミッション:7速CVT

「B200 ターボ」
駆動方式:FF
エンジン:直列4気筒ターボチャージャー SOHC
排気量:2,034cc
最大出力:193PS
最大トルク:280N/m
トランスミッション:7速CVT

Bクラス第2世代

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Mercedes-Benz_B-Class

2011年よりフルモデルチェンジが施されたBクラス第2世代が登場しました。第2世代は初代の外観を受け継ぎながらも、さらにダイナミクスが溢れるエクステリアデザインとなり、新世代のメルセデスを象徴するフロントマスクをしっかり構え、初代よりも洗練された高級ハッチバックとなりました。そして2015年にマイナーチェンジが行われ第2世代後期型とも言える新型Bクラスが登場します。

現行Bクラスは?

出典:http://www.mercedes-benz.co.jp/content/japan/mpc/mpc_japan_website/ja/home_mpc/passengercars/home/new_cars/models/b-class/w246.html

新型Bクラスの実力!

2015年にマイナーチェンジが行われて誕生した現行型のBクラス。エクステリアはメルセデスの本領を発揮させたいかにもスポーティらしいデザインを強調し、前代のような卵型のフォルムもしておらず、よりアグレッシブになっています。それでもコンパクトさはしっかり健在。最小回転半径は5.2mと軽自動車には劣るものの、乗用車としてはトップクラスの小回りの利き具合。日本の狭い道でも快適に安心して走れる使い勝手のいいサイズ感に仕上げられています。また、エアロダイナミクスの効果を意識したフロアパネルやインテーク、ボディサイドの絞りもスタイリッシュな印象を受ますし、家庭用に向けて製作されたハッチバックとしてあまりにもクールな見た目をしています。車内空間は相変わらずのゆったり空間を確保しながら、最新鋭の8型ディスプレイを搭載したCOMANDシステムやマルチカラーのアンビエントライトなどを備え、高級感をさらに前面に押し出した上品な室内空間が体現されています。エクステリア/インテリアデザイン共に、メルセデス”らしさ”を持つ、スポーツ感溢れるクールなコンパクトプレミアムカーとなっています。

実用性はさすが!

居住空間の広さだけじゃなくラゲッジスペースも大容量で、休日のお買い物の際などに重宝するものとなっています。通常時でも488リッターの容量を誇りますが、後部座席にバックレストを2:1の比率で前方に倒せる分割可倒機構を採用することにより、最大1,547リッターもの大容量を誇るラゲッジルームを確保しています。これで乗員数や荷物の形や大きさなどに合わせて幅広く使い分けることもできるわけです。また、その収納スペースもホイールハウスの張り出しなどもきちんと考慮されており、可能な限りフラットなスペースを作り出しています。この他にも上位グレードにもなると、ライトの照射範囲を自動調整し、状況に合わせて最大の視界を確保してくれると同時に対向車への配慮も忘れないスマートなアダプティブハイビームアシストや、運転席と助手席で独立して温度設定が可能なクライメートコントロールの採用など実用性や利便性に長けた、まさにBクラスらしい装備が見受けられます。

現行Bクラスの安全性・走行性は?

乗員を思いやる安全性

最近のメルセデスの徹底された安全性やセーフティシステムはもちろんBクラスにもしっかり導入されています。まず、特筆すべきなのはレーザーセーフティパッケージ。Bクラスには5つのレーダーと1つのカメラが搭載されており、前方は長・中・近距離をしっかり見渡し、自車と他車との距離が近すぎたり、他車がレーンチェンジなどで急に進路変更してきた場合などには警告音を発し、ドライバーに注意を促してくれます。後方の監視もバッチリで前方のときと同様、危険性を察知すると注意を促してくれます。また、このシステムは天候や路面状況にも影響されることなく、どんな環境でもしっかり機能するためドライバーにとっては頼りになるシステムとなるわけです。

CPAプラスというシステムも安全性に多大な貢献をしているシステムの1つです。CPAプラスはいわば緊急ブレーキ機能。まず、前方のクルマに近づきすぎ、追突の可能性がある場合に警告灯が点灯し、それでもさらに接近し2.6秒以内にぶつかると判断した場合には警告音も鳴ります。ここでドライバーがブレーキをかけるとアシストでBAS(ブレーキアシスト)が働き、衝突前に静止するのに必要な制動力を自動的に補ってくれます。また、ドライバーがブレーキをかけなかった場合、システムが自動ブレーキをかけて事故の軽減をしてくれます。

この他にも、ドライバーの疲労具合を70以上ものパラメーターで分析、そのドライバーの運転スタイルも考慮し、疲労レベルを5段階で視覚的に表示してくれるアテンションアシストや、万が一にも歩行者をはねた場合、歩行者に与える衝撃を和らげるためのソフトノーズの採用などさまざまなアシストやシステムにより誰でも安全にBクラスを運転することが可能になっています。

走りは?乗り心地は弱点か?

前述した通り、スポーティな走りをメインとしたクルマではないのがBクラス。それでも、Bクラスのために製作されたメルセデス製のエンジンは大迫力でパワー不足を感じることはない完成度になっています。Bクラスのエンジンラインナップは、1.6L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジン(122PS)と2.0L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジン(211PS)の2種類となっています。普段はパワーに余裕のある走りをし、必要なときにチョイと踏み込んであげれば、力を発揮するという使い勝手のいいスロットルマップです。

走行モードの選択も可能。選んだモードに応じて、エンジン、トランスミッション、ステアリングの制御、ECOスタートストップ機能やエアコンディショナーの作動状況などが変化するようになっています。モードは「Comfort」、「ECO」、「Sport」の3種類と、エンジン、トランスミッションなどのパラメーターをドライバーの好みで自由に設定できる「Individual」の全4モードとなっています。

しかし、これほどまでに充実した装備をしているにも関わらず、その快適性を損ねかねない問題をBクラスは抱えています。それは乗り心地です。Bクラスのサスペンションはハッチバックとしては硬め。多少のバンプなどでも弾むようなことはなく、感覚としてはミドルクラスのスポーティセダンのようなキビキビした乗り心地となっています。このため、ハッチバックとしての乗り心地は多くの人が想像しているものとは異なるため、好き嫌いが別れる乗り心地かもしれません。

現行Bクラスのスペックと新車・中古車価格

スペックと価格設定

寸法
全長:4,400mm
全幅:1,785mm
全高:1,545mm
ホイールベース:2,700mm

「B 180」
価格:3,130,000円
駆動方式:FF
エンジン:DOHC 直列4気筒ターボチャージャー
排気量:1,595cc
最高出力:122ps
最大トルク:200N/m
トランスミッション:7G-DCT

「B 180 Sports」
価格:3,920,000円
駆動方式:FF
エンジン:DOHC 直列4気筒ターボチャージャー
排気量:1,595cc
最高出力:122ps
最大トルク:200N/m
トランスミッション:7G-DCT

「B 250 4MATIC Sports」
価格:5,000,000円
駆動方式:4WD
エンジン:DOHC 直列4気筒ターボチャージャー
排気量:1,991cc
最高出力:211ps
最大トルク:350N/m
トランスミッション:7G-DCT

中古車は?

出典:http://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU4242469782/index.html?TRCD=200002

現行Bクラスは現在中古車で数多く出回っています。現行型は去年発売されたばかりなのでどれもエクセレントなコンディションとなっています。気になる価格は、新車価格から20万円落ち~120万円落ちといったところです。

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まとめ

メルセデス・ベンツのハッチバックとして特に実用性に優れ、コンパクトでありながら高級セダンに負けない居住空間を持ち合わせているBクラス。その走りもスポーティ寄りではありながら、誰にとっても扱いやすく決してパワーを持て余さない扱いやすさ。価格もメルセデスの中ではかなり良心的でこの価格でこのレベルのメルセデス車が手に入るならなかなか魅力的ではないでしょうか?