日産 ラルゴを愛してやまない方たちへ。燃費から中古車情報などもご紹介!

根強い人気のある旧車の中でもラルゴは特にファンが多いのではないでしょうか? 特に三代目は大ヒットしました。カスタムシーンでも重宝され街中でも大変良く見かけた思い出のある人も多いはずです。しかし最近ではめっきり見なくなりましたね。そんなラルゴを振り返ってみましょう。

ラルゴの系譜を見てみよう

初代:1982年~1986年

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

「バネット」の上級車種としてラルゴの名を冠したのが初代ラルゴこと「バネットラルゴ」です。バネットに比べ車幅が90mm広いのが特徴で、ボディースタイルはワンボックスとなります。エンジン設定は豊富で1,500ccと2,000ccのガソリンエンジン、2,000ccのディーゼルエンジンのNAとターボが設定されていました。
ちなみにこのラルゴにまつわるエピソードとして、AT車でエンジン始動する時にDレンジに入れたまま気が付かずそのまま暴走させる事故が多発したようです。この当時はキャブ車が多かったのでエンジン始動時にアクセルオンしながら掛けることが日常的だったこともありこのような事故が多かったようで、このラルゴを機にシフトロック機構が義務付けられました。

二代目:1986年~1993年

先代同様バネットの派生派としてデビューしたラルゴ。このモデルでは4WDもラインナップされました。ワンボックスとしては珍しく、一部のグレードにガソリンエンジンターボが設定されています。(ディーゼルターボは一般的でした)ATもそれまで3速ATでしたがオーバードライブ付き4速ATになりました。エンジンはターボ1,800cc、NA2,000ccのガソリンエンジン、2,000ccディーゼルターボなどのラインナップとなっています。
ターボエンジンモデルの0-100m加速が17秒と、当時のワンボックスカーの中では速く、電子制御サスペンションを装備したモデルもあり、それまで商用車的イメージを覆すこととなりました。さらにアウトドアレジャー用途に特化したモデルの「ウミボウズ」と「ヤマアラシ」と言うグレードも存在し、ウミボウズはスリルガードや大型フォグランプなどオフロード走行を意識した仕様。ヤマアラシはルーフレールを着用したモデルとなっていました。
最近の旧車ブームではマニアックな人気があり、イベントなどでも愛好者の存在を確認できます。
中古車としての流通はとても少なく、そのほとんどが海外へ輸出されたと言われていて、国内で特に程度のいい車体を手に入れるこが困難と言えるでしょう。

三代目:1993年~1999年

このモデルが今のところ最終型となっています。車名にバネットが消え「ラルゴ」となりました。同じシャーシを持つセレナに比べシート長を長くするなどし、差別化を図っています。当時の日産のラインナップでは最上級ミニバンの位置付けされていました。
この三代目ラルゴの特徴は一体型ヘッドライトと丸目4灯のハイウェイスターツーリングの二種類のモデルが用意されています。そんなラルゴは運転性を向上させるためハンドル切れ角が同じシャーシのセレナより多くなっているのも特徴です。そうすることによって最小回転半径が小さくなるので小回りを追求しています。
エンジンはタイミングチェーン方式の2,400ccガソリンエンジン、2,000ccディーゼルターボの二種類用意されていました。ボンネットが短くデザインされていますがエンジンは前席下に搭載する方式となっています。
ちなみにこのラルゴに搭載されているガソリンエンジンは海外のスポーツカー(240SX)などにも採用されていることもあり、チューニングパーツも販売されているので馬力アップなども可能です。基本的にはドレスアップカーとして改造されることが一般的で、ブーム時には多くの三代目ラルゴを見ることができました。

当時のCMを見てみましょう

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当時の自動車CMと言えばロケ地が海外が当たり前でしたね。最近では国内が多いような気がします。

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ハイウェイスターツーリングのCMです。スタンダードモデルに比べロックで攻撃的な印象を与えてくれます。より若者受けしそうですね。スタンダードモデルは高級セダン的なイメージを強調したCM作品であることがわかります。

同じシャーシのセレナってどんな車?

シャーシの同じセレナ(1991年~1999年)よりもハンドル切れ角が大きいと言いましたが、セレナとはどんな車か見てみましょう。

こちちらがそのセレナです。似たようなシルエットなどがおわかりいただけましでしょうか? どちらが高級感がありますかと問われるとやはりラルゴと一見してわかるような工夫がされていると言えるでしょう。販売期間もラルゴと同じでしたが、キャラクターの違いかこだわり派はラルゴを選ぶ人が多かったような気がします。カスタムベースとしても圧倒的にラルゴの方が多く見受けられました。
このセレナは広い室内で頑丈な作りとなっているのでお仕事用の車として選ばれる人も多い傾向も見られ、ラルゴとの性格の違いがハッキリと出ています。 

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ファミリーユース感を全面に押したCMとなっています。

三代目ラルゴ(W30)を中古で買うといくらするの?

初代や二代目のラルゴは入手が非常に困難です。とても好きな気持ちがないと入手だけでも心が折れるでしょう。そのためラルゴシリーズでもまだ現実味のある三代目で考えることにします。

まずは中古車相場を見てみましょう

中古車相場は22万円~30万円となっています流通台数は非常に少なく、中古車として人気のあるハイウィイスターツーリングとディーゼルエンジンのモデルが販売されています。この2モデルはラルゴの中でも希少な存在でしたが、スタンダードモデルと流通数が逆転していると言えるでしょう。
販売されている物件はどれも総距離などの程度が良さそうです。とりあえず大きな車を買う人向けと言うよりかはあえてラルゴを探している人向けに販売対象を絞っているような雰囲気もします。一時期コンスタントに輸出された三代目ラルゴは日本にはほとんど残っていないのでしょう。もしラルゴをお探しなら今のうちに手に入れておかないとチャンスはないかも知れません。

注目すべきはタイヤサイズ

多くのミニバンはタイヤサイズを前後同じに設定しています。同じシャーシを採用しているセレナももちろん前後共通のタイヤサイズとなっています。しかしラルゴは意外にも異なるサイズです。これはやはり高級車を意識したためなのかは不明ですが…。ではまずそのタイヤサイズですは以下になります。
フロント【195/70R14】リア【215/65R14】
とこのようにリアが太くなっていて、これがなにを示しているかと言うとタイヤローテーションができないと言うことです。駆動方式がFRなので上手くいけば前後均等に減っていきますが、基本的にはリアの方が早く減ってしまいます。ですのでタイヤの残りの多いフロントと交換することでより長い期間タイヤを長持ちさせることができるのですが、ラルゴにはそれができないと言うことです。覚えておきましょう。

DUNLOP サマータイヤ エナセーブEC203 195/70R14 91S

¥5,800

・詳しくは下記URLよりメーカーホームページにてご確認ください。 http://tyre.dunlop.co.jp

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フロントタイヤだとこのあたりの価格帯です。お値段は一本当たりの金額となっています。

DUNLOP(ダンロップ) ENASAVE EC202 215/65R14 94S 低燃費タイヤ

¥9,900

メーカー:DUNLOP(ダンロップ)
パターン:ENASAVE EC202(エナセーブ イーシーニーマルニ)
サイズ:215/65R14 94S
転がり抵抗性能:A / ウエットグリップ性能:c

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リアタイヤはこのあたりが相場でしょう。フロントよりも少し高くなる傾向があります。

エンジンがシート下にあるってことは?

オイル交換は?

通常ボンネットを開けるとエンジンがありますが、このラルゴの場合はボンネットを開けても残念ながらエンジンは見えません…。これは構造上仕方のないことです。なぜなら前席の下あたりにエンジンがあるからこのようなことになります。例えばエンジンオイルを抜くときは通常よりも奥に位置するドレンボルトを回す必要があり、オイルの注入は車内からとなっているのでもしオイルをこぼした…なんてことになるとシートなどを汚すこともあるでしょう。
少しコツは要りますが慣れてしまえば無意識にできると思います。オイルの注入の仕方はシートがレバーで留まっているのでそれを解除し、センターコンソールも蝶ネジで留まっているのでそれも同じように外せば、あとは跳ね上げるだけでエンジンの上部が見えるでしょう。そうなればこっちのものです。あとはオイル注入口を回してオイルを注ぐだけ、と言うように通常の手順で交換しましょう。
オイルドレンの位置ですが先ほども言った比較的奥にあります。DIYで行う場合深く車体下に潜りこむ必要があるので危険を感じる人もいるはずです。その場合は便利グッズを使うことで安全に作業できます。特におすすめなのはポンプ式のオイルチェンジャーです。これはオイルレベルゲージに吸い込み口を差し吸い上げるだけと言った商品なのでリフトアップの必要がありません。
手間も省け低価格で手に入るのでこの機会に購入してみてはいかがでしょうか?

手軽にオイル交換!手動式オイルチェンジャー 能力4L/分 容量6L

¥3,980

容 量:6L
ノズル先端外径:6mm 抽出チューブ全長 : 2m
※ガソリンやシンナー等の溶剤、ブレーキオイルはゴムやプラスチックを劣化させますのでご使用にならないで下さい
※走行直後やエンジンオイルが高温状態では、オイル交換にはご使用しないで下さい。タンクの故障の原因になります。

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CASTROL(カストロール) エンジンオイル EDGE 5W-40 SN 全合成油 4輪ガソリン/ディーゼル車両用 4L [HTRC3]

¥3,350

規格 API: SN ACEA: A3/B4 ●粘度 SAE: 5W-40●タイプ: 全合成油●用途: 4輪車用ガソリン・ディーゼルエンジン両用●推奨VW 502 00 / 505 00 MB-Approval 229.3 BMW Longlife-01 Porsche A40●内容量:4L

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年式の古くなったラルゴには上質なオイルを使ってケアしてあげてくださいね!

夏場とか暑いんじゃないの?

エンジンのような熱源がシートの下に位置していると言うことは、特に夏場などは暑いのではないかと心配になると思います。ですが安心してください。しっかり断熱されているので特に気にならないと思います。同じような設計の軽自動車で一昔前の車種では確かにそのような熱が問題になることもありましたが、設計が限られる軽自動車とは話が違うのでラルゴは安心していいと思います。

三代目ラルゴ、実際に乗るとどんな感じ?

実燃費

2,400ccのガソリンエンジンのラルゴの実燃費はリッター6~8キロと言ったところのようです。ストップアンドゴーの多いシチュエーションでは6キロ程度、高速道路などの一定の速度で走る場合では8キロあたりが相場となっています。このクラスでは一般的な数字でしょう。例えばトヨタのノアやホンダのステップワゴン、マツダのMPVなどと大差は感じられません。

運転フィーリングは?

ミニバンクラスだとどうしても気になる人も多い運転フィーリング。一般的には車高の高さや車重の重さ、重心の高さからフラフラしがちで、ハンドルの切り返しもゆったりなイメージがあると思います。そのようなモーションの遅さは運転の不快感へも繋がりかねません。ではこのラルゴ、実際にはどのようなハンドリングなのでしょうか?
実はこのラルゴ、ハイウェイスターなどのスポーティーな印象そのままに、意外にもキビキビ走る特性を持っています。このクラスではFF(前輪駆動車)が一般的ですが、ラルゴは珍しくFR(後輪駆動車)です。そのため運動性能にその特徴が出ているといった印象を持つことができると思います。スポーツカーとまではいきませんが。
そういったハンドリングや運転フィーリングはなんの役に立つのか? と言う話ですが、まず一つはストレスなく走れると言うこと、そのため運転を楽しむことにも繋がるのではないでしょうか。さらにそれほど減速せずにコーナリングできると言うことは、加速のシーンも減るので燃費の向上にも繋がるといったメリットがあります。
少々重い荷物を積んでもスムーズに走ってくれるならばありがたいですね!

まとめ

いかがでしたか? ラルゴの魅力はご理解いただけましたでしょうか? 残念ながら現在ラルゴシリーズはラインナップから消えてしまいましたが、歴代のラルゴはどれもみなマニアックな人気があります。旧車と言えばセダンやスポーツカーがメインですが、中でもラルゴはワンボックやミニバンの人気をけん引していくような存在ではないでしょうか? 残念ながら中古車流通量は少ないですが、お気に入りの一台を見つけたらぜひ手に入れましょう! この記事を車選びにお役立てくださいませ!
最後までご覧いただきましてありがとうございました!