【ロードレーサー】最速を目指して。メーカー紹介・選び方など情報満載!

“ロードレーサー”って言われてピンときますか? いまではこう呼ぶ人は少なくなりました。現代でいう“ロードバイク”とほぼ同義語なんです。その歴史や進化を知りながら、現代のロードバイク選びまでみてみましょう。また、公道で走る場合にはいろいろと決まり事もあります。クルマほどではないにしろ、場合によっては命に関わることにも繋がる乗り物です。法規もおさえて安全装備とマナーを守って快適ライドを心がけましょう。

ロードレーサーとは

“ロードレーサー”は、舗装路を主とした道路での高速走行を目的に設計された自転車のことです。オンロード(ここでは舗装された道路の意)用に設計された自転車の中でも“ツール・ド・フランス”に代表されるような自転車ロードレースに使われるような高速走行を目的に設計されたものを“ロードレーサー”と呼びます。同じオンロード用モデルでもツーリング(旅行)用に設計されたものを“ランドナー”と呼び、区別する意味から呼び分けられたようです。

ロードレーサーの歴史

発祥

競技用としてのロードレーサーの原型が完成したのは、1900年代頃と考えられています。この当時、ロードレースは土道で行われトラックレースは陸上競技と共用の踏み固められた土のトラックで行われていました。どちらか一方へ特化した車両はなく、双方でブレーキのない固定ギアの自転車が用いられていました。

ブレーキ・ハンドル・ギア

いつからかロードレース用自転車にはブレーキが装備されるようになりましたが、トラックレースではそれを禁じられていました。このような背景から、それぞれの機材特化が始まりました。ハンドルはセミドロップハンドルに近いものでしたが、1910年代に入るとロードレースに適したドロップハンドルが開発されました。またこの時代になると、ダブルコグと呼ばれる左右で歯数の違うギアを装備した車両が一般的になり、ある程度の起伏に対応できるようになりました。ただダブルコグ式は、登り坂に差し掛かるたびに後輪を逆に取り付ける必要がありその作業に時間がかかりましたし、固定に用いられるウィングナットが条件によっては着脱が困難なものでした。

クイックレリーズ

1930年代になると、現在のロードバイク用ハンドルとして一般的なマースバーが使われ始め、1933年にウィングナット留めの欠点を補ったカンパニョーロの原点とも言えるクイックレリーズが登場したのです。4年後の1937年には、ツール・ド・フランスで変速機の使用が認められました。

変速機の進化

ロードレースの開催は第二次世界大戦によって一時中断されましたが、1947年のツール・ド・フランス再開にあわせてふたたび技術革新が進み、フロントギアへの変速機構導入や、木製リムから金属性リムへの移行などが行われました。1950年頃になるとクランクを逆転させて変速する必要がないスライド式のディレーラーが前後とも主流となり、まもなくリアはタケノコ式のディレーラーに移り変わっていきます。1960年代初頭には、変速性能が良いパンタグラフ式が前後とも主流になりました。

コンポーネントへと発展

こうして変速機構が進化する中、1960年代前半頃までは固定ギアで変速器を持たない車両を用いる選手も少数ながら存在しました。1971年にコンポーネントという概念を形にした“ヌーボレコード”が発売され、翌年にはシマノがデュラエースを発売しています。カンパニョーロはこれに対抗して1973年に“スーパーレコード”を発売するなど、ロードレーサー業界は一気に変化を遂げました。1978年にはシマノが現在主流となっている“カセットフリー”(スプロケット)を実用化して、デュラエースEXシリーズの一部として発売されました。1980年代以降、ロードレーサーにもマウンテンバイクで培われた新しい技術を採り入れ、軽量化や新素材の開発が進み、信頼性・操作性が格段に向上したのです。

似て非なるもの

ロードレーサーとロードバイク

上述したとおり、1980年代以降からマウンテンバイクの技術投入が始まり、1990年ごろから“ロードバイク”と呼ぶようになりました。これは競技専用車両としてではなく、ストリートでの使用目的に用いるのに“レーサー”の呼称がふさわしくなくなったからでしょう。競技使用を前提としなければ、競技機材規定に拘束されることはありません。またトライアスロンは自転車競技(ロードレース)ではない為、厳密にはロードレース用自転車ではありません。このような流れから“マウンテンバイク”と“ロードバイク”というカテゴリーが一般化したのでしょう。どろよけやスタンドなど走ることに不要な部品は基本的に装備していませんし、前照灯や後部反射板を備えていない車両も存在します。溝が浅くて少なく幅の細い高圧タイヤを履いて、転がり抵抗の減少を図っています。基本的にはドロップハンドルと呼ばれる特徴的な形状のハンドルを装備しています。部品や素材は開発が続けられていて、自転車の中で最も軽量化が進んでいるカテゴリーと言えます。

ロードレーサーとピスト

さきほどロードレーサーの歴史の中で触れましたが、初期の自転車競技車両は“ロードレース”でも“トラックレース”でも同じ車輌が使われていました。次第にロードレーサーにはブレーキが装着されますが、トラックレースではブレーキは禁じられていました。このような背景から、ロードレーサー用のパーツは独自の進化を遂げてきています。対してトラックレーサーはいまだにブレーキも複数ギアもありません。一見するとロードレーサーと区別しにくいですが、ブレーキや変速機の有無で見分けられます。トラックレーサーのことを、自転車競技場を表すフランス語の“ピスト”と呼びます。日本の道路交通法では、自転車のブレーキについて“前車輪及び後車輪を制動する事”とうたわれていますので、そのままの状態で公道を走行するのは違反行為です。

ロードレーサーの有名メーカー

COLNAGO(コルナゴ) イタリア

出典:http://www.colnago.co.jp/2016/product/c60/

ロードバイクファンなら言わずと知れたコルナゴです。コルナギスタと呼ばれる熱狂的なファンを抱えることでもそのブランドの魅力がわかります。ロードバイクのみと思われがちですが、じつはMTBも初期から作り続けています。レースと共にあるコルナゴはマウンテンバイクレースと共にあります。エルネスト・コルナゴ率いるコルナゴは、現代に至るロードバイクを牽引してきたブランドです。1970年代にエディ・メルクスという史上最強の選手のロードバイクを製造していたことで有名ですが、昔から軽量のチューブを採用したり、大幅な肉抜き加工をラグに施したりと、その先見性は特筆ものです。今でこそカーボン製の自転車は一般的ですが、コルナゴは1980年代からカーボン製の自転車をリリースしています。今では常識になっているフレームに芸術的な塗装をするのもコルナゴが始めたことです。他社に先駆けてストレートフォークやチューブのグループ加工などを真っ先に取り入れたのもコルナゴ。カーボンだけでなくチタンなどの新素材の開発も早い段階から行い、常に先端に挑戦するブランドでもあります。コルナゴの目標は“レースで勝てる最高のバイクを作る”という一点だけで、コストのことは重要視していません。そのため作る自転車は自ずと高品質・高価格になってしまいます。それは自動車業界でのフェラーリと同じと言えるでしょう。実際、コルナゴの創立者エルネストはフェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリを尊敬していて、先ほど挙げたストレートフォークは、フェラーリとの共同研究で生まれたという経緯もあります。レースと共に生き、レースで勝つことを至上命題にしています。コストを度外視してもレースで勝利するものを作るという意思。そんな勝ちにこだわる一直線な思いがコルナゴの最大の魅力なのです。

頂点を目指すライダーは、コルナゴのマインドとともに。

GIANT(ジャイアント) 台湾

出典:http://www.giant.co.jp/giant16/bike_datail.php?p_id=00000002

名前のとおり、巨大自転車メーカーになったジャイアントです。出荷量のみで世界一なのではなく、マウンテンバイクもロードバイクも多くのチームに供給し、そこからフィードバックされたノウハウが一流のバイクを生み出しています。コストパフォーマンスの高さに定評があります。1972年に創業し、これまでの生産台数は200万台以上を誇る世界最大の自転車メーカーになりました。クロスバイクはもちろん、マウンテンバイクやロードバイクなど幅広いモデルを扱っています。OEM生産も盛んで、有名ブランドの生産を請け負っている事実が実力の高さを物語っていますね。競技モデルや高級モデルも多数ラインナップしていますが、手軽な価格帯で自転車を提供するノウハウがすばらしい。ジャイアントストアなどの専門ショップやスポーツオーソリティなど、様々なところで販売されていて、購入のしやすさも購入後のメンテナンスでも心強いです。フレーム製造技術は自転車の要で、ジャイアントは世界屈指のレベルといわれています。にもかかわらず高度に管理された生産ラインによってコストダウンが図られています。特にTig溶接によるアルミフレームやカーボンフレームの製造技術は業界最高クラスの技術力です。また、高剛性・軽量・低重心化と3拍子揃った独自のスローピングフレームは、あまりの優秀さにその発表後瞬く間に他のブランドに飛び火して、このジオメトリーを採用するブランドが数多くあります。最近はホイールやタイヤ、ハンドル、サドルなどのパーツもオリジナルで制作し、これまで以上のコストダウンと機能性向上を実現しています。もちろんオリジナルブランドはプロチームにも供給していて、幅広く世界最大の自転車メーカーとして圧倒的な力を見せつけています。

RIDE LIFE. RIDE GIANT. わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人々を自転車というすばらしい冒険へと駆り立ててまいります。

TREK(トレック) アメリカ

出典:http://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%C3%A9monda/%C3%A9monda-slr-10/p/1479200-2016

アメリカスポーツバイク最大手のブランドです。マウンテンバイクにおいてもロードバイクにおいても、世界の頂点を獲得した高い技術力を持っています。リジッドフレームは生涯補償をするほどフレームに強い自信があります。ランス・アームストロングがトレックを駆ってツール7連覇を遂げたのはあまりに有名ですね。アメリカのウィスコンシン州に本社と工場を持つトレックは、76年にわずか5人で創立されたブランドです。様々なカテゴリーのモデルを製造・販売している総合自転車メーカーです。ロードバイクやトライアスロン用はもちろん、通勤にもオススメな入門モデルのクロスバイク、トレッキングなど過酷な環境にも適したモデルなどさまざまなカテゴリーに対応しています。トレックが独自に開発したOCLVカーボン素材は、オプティマム・コンパクション・ローヴォイドの略称です。カーボンとエポキシ樹脂を圧縮し、重量を減らして理想的な強度を確保するとともに、隙間を取り除き強度と耐久性を高めています。普通のカーボン素材に比べてカーボンの含有量が多い素材なので、より頑丈なフレームができあがります。トレックのバイクは量販店のようなショップで販売されることが少なく、プロショップのみで販売されているのも特徴です。プロによるアドバイスを受けたり、組み上げやフィッティングなどのさまざまなサービスをあわせて提供することで常に高いパフォーマンスを提供しています。

Driven by adventure, guided by our history, inspired by community, enchanted by the freedom of the open road and committed, always, to creating the world's greatest bicycles.

BIANCHI(ビアンキ) イタリア

出典:http://www.cycleurope.co.jp/bianchi/bikes/road/racing/oltre_xr2_super_record_compact.html

1885年からの伝統を持つイタリアンバイクの老舗中の老舗です。日本だと高級ロードバイクのイメージが強いですが、クロスバイク、ミニヴェロ、そしてもちろんマウンテンバイクもラインアップしています。現存する最古の自転車ブランドのビアンキは、1885年に創始者のエルナルド・ビアンキが自転車製作を始め、そこで作っていた自転車が現在の自転車の原型となるセーフティ型と呼ばれるものでした。当時の主流であった前輪が大きく後輪が小径のオーディナリー型に代わる画期的な形状でした。その後ダンロップが開発した空気入りゴムタイヤを装着した自転車を発表し、現在の祖となる自転車が誕生したのです。レースではマルコ・パンターニ、ファウスト・コッピ、F・ジモンディなど歴史に残る大選手がビアンキに乗ってビッグタイトルを獲得しているのでロードバイクのブランドイメージが強いですが、クロスバイクにも力を入れていてラインナップは豊富です。性能面でもロードバイクレースで培われた技術を惜しみなく投入することで、ロードバイクに引けをとらない性能を持っています。クロスバイクに求められる快適性能を融合させることでさまざまな路面状況に対応しています。ビアンキ独特のエメラルドグリーンは“チェレステ”と呼ばれます。イタリア語で“青空”を意味しており、ビアンキのブランドイメージカラーでもあります。性能面でもデザイン面でもファンが多いビアンキですが、全体的に生産量が少ないため発売からすぐに完売というモデルもあります。人気の程がうかがますが、雑誌やお店でお気に入りのロードバイクが見つかったら、予約するか取り置きしてもらなど早めに行動しなければなりません。

イタリアの自転車メーカー「Bianchi」のジャパンオフィシャルウェブサイト。

SCOTT(スコット) スイス

出典:http://www.scott-sports.com/jp/ja/products/241411019/SCOTT-Foil-Premium-Bike

数年前までスコットUSAと言う名前を掲げていましたが、約10年前からスイスにメインオフィスを移しています。自転車の本場ヨーロッパに本拠地をおくだけに、トランサルプやメガバランシエなどのトレンドににいち早く反応し、対応するバイクを送り出しています。レーシングブランドのイメージが強いスコットですが、クロスバイクも多くラインナップしています。日本ではSUBシリーズに加え“SPORTSRER”シリーズを販売しています。1958年にスキーのストックメーカーとしてアメリカで設立したスコットは、当初から質の高いアルミチューブの制作を行っていました。その後スイスに拠点を移し86年より自転車業界に参入し、89年のツール・ド・フランスでスコッ卜のエアロバーを使用したグレッグ・レモンが劇的な逆転総合優勝を果たしたことで、多くの人がスコットの名を知ることとなったのです。他社に先駆けてフルカーボン製の軽量ロードフレームやフルサスペンションのマウンテンバイクを発表し、素材の性能以上のものを引き出す技術力でレース界トップの一角を担えるブランドへと進化しました。スコットが販売する自転車は、フレームとフォ一クの試験で世界一厳しい基準を持つとされるドイツの検査機関を合格したもののみですので、安心してその質実剛健な走りを楽しめるのです。

SCOTT Sports は、自転車、ウィンタースポーツ、モータースポーツ、ランニング用の高性能製品の開発、製造、販売、マーケティングで業界を牽引するトップ企業です。イノベーション、テクノロジー、デザインは SCOTT 製品の本質であり、弊社のエンジニアとデザイナーが目指しているものです。

CANNONDALE(キャノンデール) アメリカ

出典:http://www.cannondale.com/ja-JP/Japan/Bike/ProductFamily?Id=46e6947b-e91d-489e-84de-f0c95965f4cf

ロード、MTB、ツーリングバイクと幅広いスポーツ車を手がけるアメリカのマスプロダクトメーカーです。R&Dから生み出される独自性が特徴のキャノンデールには熱狂的なファンが多いんです。ファットアルミがトレードマークですが、最近ではカーボン素材にも取り組んでいます。1971年、アメリカのコネチカット州で創業されたキャノンデールは、各種パーツやサイクルウェア、アクセサリーなど、さまざまなアイテムを扱うスポーツバイクの総合ブランドです。生産性よりもクオリティを重視する姿勢は創業当時から。キャノンデールという名前の由来は駅の名前で、廃線となった駅舎にオフィスを構えたことに由来します。言うまでもなくこの駅がキャノンデール駅だったのです。大径アルミフレームの代名詞で、アルミの技術で業界をリードしているブランドの一つでもあります。一部モデルで使用されている大径肉薄アルミチューブは“CAAD”と呼ばれかなりの高品質なしろものです。現在は8代目、“CAAD8”です。

BOTTECCHIA(ボッテキア) イタリア

出典:http://cycle-sports.globeride.jp/bottecchia/

世界最高峰の自転車レース“ツール・ド・フランス”で勝利した最初のイタリア人にして、史上はじめて全ステージでイエロージャージを守り抜いたオッタビオ・ボッテキアの名を冠したブランドです。一世紀以上にわたる長い歴史を持ち、現在もレースチームとコラボレーションしながら開発や技術においてコンペティティブな姿勢を貫いているメーカーです。

BMC(ビーエムシー) スイス

出典:http://www.bmc-switzerland.com/int-en/bikes/road/endurance-granfondo-gf01_disc-ultegra_di2-1/

社名は“バイシクル・マニュファクチュアリング・カンパニー”の略で、1986年にラレーブランドを卸売販売する会社として設立されましたが、販売ライセンスが切れたことで1994年に自転車メーカーとして立ちあげられました。プロサイクリストからのフィードバックと妥協のない技術で高い精度の自転車を生み出し、ロードバイク界において飛躍的な発展を遂げている注目株です。高い走行性能はもちろんですが、オリジナリティ溢れる車体外観は見る者に圧倒的なインパクトを与える程印象的です。ロードの他にMTBなども手がけていて、MTBも同じように印象的なバイクを製作しています。自分だけのバイクが欲しい人は要チェックです。

BMC Switzerland – Swiss, Premium, Performance Cycling

SPECIALIZED(スペシャライズド) アメリカ

出典:http://www.81496.com/jouhou/road/specialized2016/allez_sl_comp.html

世界初の量産MTBを開発したのがスペシヤライズドです。その第1号“スタンプジャンパー”はアメリカ・スミソニアン博物館に展示されているほど。ランチタイムライドや、バイク通勤などバイクを本当に愛するバイクファナティック集団で、“イノベーション”がアイデンティティです。近年はロードレースでも好成績を残しているスペシャライズド。そのため、クロスバイクはロードバイクからの派生モデルとして位置づけられています。1974年、マイケルシンヤードによって、カリフォルニアで立ち上げられました。“世界のベストサイクリングブランドになる”というビジョンを持ち、常に前に向かって開発する精神で活動を展開しています。マウンテンバイク、スタンプジャンパーを生みだしたブランドとして有名ですが、ルーツは意外にもロードバイクにあります。オリジナルツーリングタイヤで大成功を収めると、世界初の量産型MTBを販売すると同時にロードバイク“アレー”、ツーリングモデルの“セクォイヤー”を発表しました。その後しばらくはマウンテンバイクの開発に力を注いでいましたが、2000年にフランスのトップチーム“フェスティナ”にロードバイクのフレーム供給しツール・ド・フランスでいきなり総合3位・4位を獲得する活躍を披露しました。現在もロードに傾ける情熱は衰えることはなく、その後レビー・ライプハイマーを擁するゲロルシュタイナーに供給を開始しました。

CORRATEC(コラテック) ドイツ

出典:http://www.ysroad.net/shopnews/detail.php?bid=54819

ユニークな形状を持つカーボンバイクで、数々のレースでの栄光を獲得してきたコラテックです。生粋のレースブランドで、オーストリアのコンチ・プロチーム、フォルクスバンクと日本のチームマトリックス・パワータグ・コラテックに供給されています。特に独自製法で編み出される複雑な形状を持ったカーボンフレームは軽く高い剛性を誇ります。ユニークで斬新な弓型のフレームの“SUPER BOW”は、ねじれ剛性に優れパワーロスすることなく走ることができるように設計されており、機敏なハンドリング性能と低重心で安定感があります。高い技術に裏付けられれ、既製概念にとらわれないその独創的なデザインはコラテックの思想に基づく象徴的なバイクです。もう一つコラテックの代表とされるバイクはマウロサニーノによるハンドメイドバイクです。世界的に有名なイタリア人ビルダーであり、コラテックハンドメイドカスタムカーボンフレームだけを作っています。もともとバイクフレームはそれぞれの使用の目的を取り入れた正確なフィッティングが製造の第一優先と考えており、お客様のサイズや要望に基づいて匠の情熱と技術が詰め込まれた究極の一台を作り出しています

CHINELLI(チネリ) イタリア

出典:http://www.podium.co.jp/cinelli/bike/strato-faster/strato-faster-frame-set-2016.html

1948年に一流選手として名を馳せたチーノ・チネリが創業したイタリアを代表する老舗ブランドです。近代ロードレーサーの基礎となる不朽の名車“スーパーコルサ”はあまりにも有名ですね。現在はグルッポ社傘下で、同グループのコロンブス社製チューブを採用しています。近年のカーボンモデル“ベスト・オブ”シリーズやストリート系のポップなバイクも人気ですが、伝統的なスチールフレーム“スーパーコルサ”はいまも根強い人気を誇ります。グルッポ社のオーナー、アントニオ・コロンボは世界的にも知られた美術品の収集家でもあります。それだけに、チネリのフレームには専属の女性デザイナーによる他の追随を許さないグラフィックが展開されています。もちろんコロンブス直系のブランドだけに、その最新チューブをいち早く手ごろな価格でラインナップにくわえられるという強みもあります。レースからシティライドまで、古典と先進性をもち合わせる数少ない存在といえるでしょう。現在では、メッセンジャーからハリウッドのセレブまで幅広い層から支持を集めています。

欧州製スポーツサイクルやパーツなどの輸出入・卸の株式会社ポディウムは、チネリ、オルベア、ハッチンソンなど欧州人気ブランドを多数取り扱っています。

ロードレーサー(ロードバイク)の選び方

名だたるメーカーを見てきましたが、“結局どれがいいの?”ってなりますよね。そうなんです。メーカーも価格もピンからキリまであって何を選んだら良いのやら...。その気持ち、よくわかります。でも、できれば初めから失敗しない買い物をしたいですよね。独断と偏見ですが、ロードバイクの選び方をご紹介します。責任は持てませんから、参考程度にしておいて下さいね。

価格について

“安いに越したことはない”のは間違いありません。ですが、あまり廉価なものは避けて欲しいのです。ロードバイクと称して売られているモノの中には、シティサイクル(いわゆる“ママチャリ”)の見た目だけを少しいじくってロードバイク風に仕立ててあるものが少なくありません。軽快に走行するためにはそれに合わせた設計とパーツ(コンポーネント)が必要不可欠です。軽量で高剛性に仕上げるためには、適した素材選びとその素材に適した設計が必要です。クロモリ・アルミに加えて最近ではカーボンが主流です。例えば、同じアルミフレームで見た目はそっくりでも、ゼロから設計したものとそれをコピーしただけのものでは全く別の乗り物です。バイクのフレームは、使い方に合わせてパイプ径のサイズや肉の厚みを部所ごとに吟味してつくられています。重量や強度のバランスが乗りやすさを決めるからです。見た目が同じに見えても、パイプ径や肉厚が吟味されていないものでは重量も強度もバランスが悪くて“軽快”とはほど遠いモノです。フレーム以外にも、ハブ・リム・ブレーキ・変速機などのコンポーネントは、一定以上の品質でなければ怪我に繋がりかねません。大げさな話ではなく命に関わる事故につながることだってあります。
“ママチャリの乗り味で見た目がおしゃれならそれでいい”と言う方は廉価なものをお求め下さい。でも、安心して乗れる、軽快で楽しいロードバイクをご希望でしたら、15万円前後~というラインが1つの目安だと思います。もちろん、上を見たらキリがありません。高いバイクが良いバイクとは限りませんし、背伸びしても宝の持ち腐れになるだけかもしれません。要は、貴方にあったバイクが一番良いバイクだということです。

とても重要! サイズ選び

楽しく乗れるかどうかはほぼこれできまります。自分の身体にあっていないバイクほど疲れるものはありません。一般的には股下寸法とフレームサイズで決まりますが、それがすべてではありません。マウンテンバイクの場合は、立ち乗りになるシチュエーションが多いのですが、ロードバイクの場合は前傾して座ったまま乗るのが基本です。クロスバイクは車格的にも乗り方も両者の間にあります。自分の乗り方がどっち寄りかで決めた方が良いでしょう。サドルポストの長さ(サドルの高さ)で調整できますから、あまりシビアに考え無くても大丈夫ですが、大きく外れていると調整のしようがないのでご注意を。さらに大切なのは、サドルからハンドルまでの距離です。この長さで上体の立ち具合が決まります。あまり近いと上体を支えにくくて足に力が入らずに疲れてしまいます。跨いでみて、自然な姿勢になるサイズを選びましょう。これもステムの長さで微調整できますので、多少のことでしたら股下サイズ優先で良いでしょう。

日本人に相性の良いバイクメーカー

日本のメーカーも頑張っています。欧米人とは体格が違う日本人用に開発されたバイクの乗りやすさは格別です。

ANCHOR(アンカー) 

出典:http://www.anchor-bikes.com/bikes/rs6ex.html

国内最大手の自転車総合メーカー、ブリヂストンサイクルが持つブランドです。フレームを科学的に研究し、実走解析を重ねながら最高峰の機材を作りだします。 それまでのテクノロジーに人間工学をプラスして、シドニーオリンピックに向けて'97年から始動を始めたアスリートのための日本を代表するレーシングブランドです。単なるテクノロジーの向上だけでなく、人とバイクのフィッティングを追求する“マン・マシンマッチング”が特徴です。カーボンの剛性コントロールを可能とした最新のRMZ、独自のバルジ成型チューブのネオコットなど多彩なラインナップし、セミオーダーにも対応します。バイクの開発には、選手の肉体的見地に科学的解析をプラスし、トラック競技からダウンヒルまで幅広くレース活動をする世界でも数少ないブランドです。

ブリヂストンサイクルのスポーツバイクブランド「アンカー」(anchor)のホームページへようこそ。本格的なレース用自転車から街乗り自転車まで幅広くラインアップ。製品カタログ、チームブリヂストン・アンカー、レース情報、レースリザルト、販売店などをご案内しています。

ARAYA(アラヤ)

出典:http://araya-rinkai.jp/bikes2016

リムのトップブランドとして発展した老舗です。いまでは“日本のスポーツ車”をコンセプトに自転車を販売していますが、欧州のスポーツ車文化や米国発祥のマウンテンバイクをいち早く導入した経歴を持つメーカーです。日本特有の地形や時代に合わせた配慮で、日本人にとって乗りやすいバイクをラインナップしています。

最後にまとめ

いかがでしたか。自転車の世界は奥が深いです(というかゴールはありません)ので、足を踏み入れるのに勇気が要るかも知れませんが、自分が乗りたいバイクを乗りたいように乗れば良いんです。正解なんてないんですから。ただ、できれば大失敗は避けたいですよね。ありきたりな言い方になってしまいますが、やはり“その道のプロ”の意見を聞くのが一番です。どんなバイクが好きでどんな乗り方をしたいのか。じっくりと話し合って下さい。環境や乗り方が変わったら、パーツを換えることで性格が変わりますから、いつまでもつきあえる相棒になってくれます。