レッツトライ!オイル交換のやりかた!エンジンオイル交換編

オイル交換はいつもお店でやってます! と言う方も多いと思われます。今回はそんなオイル交換を自分でやってしまいましょうというお話です。まずはエンジンオイル交換をマスターしましょう!

レッツトライ!初めてでもできるオイル交換!

自分でオイル交換をするメリット!

いつもオイル交換をお店でやっている方も、これから愛車を手に入れて自分でやってしまおうと思われている方! 自分でやるとたくさんのメリットがありますよ! 

メリットその1:交換工賃が浮く!

いつもカー用品店やガソリンスタンド、ディーラーさんでオイル交換をお願いしている方は、見積書をご覧ください。交換工賃はいくらですか? おそらく500~1,000円程が相場だと思います。工賃無料会員だと言う方も多いと思いますが、ほとんどの場合お店の都合にご自身が合わせなくてはいけないような条件が付いておりませんか? ご自身で交換すれば、そのようなお店の都合に合わせなくて良いですよ! 好きなときにご自身の都合でオイル交換が可能なのです!

メリットその2:好きなオイルが楽しく選べる! 

いままでお店の用意した、なんだかわからない銘柄のオイルを使用しておりませんか? それが、これからはご自身で選べます! 色んな種類があってなにがなんだかわからない! どれを選べば良いかわからない! と初めは躊躇するかもしれませんが、ちょっとしたコツでご自身に合った銘柄の物を探せるコツがあります。難易度的には靴屋さんで靴を選ぶのと同じくらいですよ! 誰にでもかんたんに判断できます。あとで説明しますので最後までお読みください。

メリットその3:車がもっと好きになる!

オイル交換から車を好きになりましょう! エンジンがどこにあって、タイヤの減り具合がどれくらいで、ブレーキパッドの状態がどうなってて...と色々興味が沸いてくるはずです! 車は難しいものではございません! もっと身近な存在に感じてください!

エンジンオイルを交換しよう!

難易度の低いエンジンオイル交換をしてみよう!

さてそれではエンジンオイルを交換する手順をご説明します。エンジンオイル交換は入門的な作業ですが、非常に重要です。しっかり覚えておきましょう!

用意するもの

さて、これがないと始まらないです。必要な工具やグッズを揃えておきましょう。ホームセンターで全て揃います。特殊な工具は必要ありませんのでご安心ください。それでは順に説明していきます。

【フロアジャッキ】これは車をジャッキアップするときに必要な工具です。このフロアジャッキには重さ制限がありますのでご注意ください。普通乗用車であればだいたい1,500kg前後なので2tフロアジャッキを購入すれば良いでしょう。

【ジャッキスタンド】通称ウマと呼ばれるジャッキアップ後に車を浮かせた状態で固定するとても重要な工具です。これにも最大耐荷重がありますのでなるべく重さに余裕のあるものを購入しましょう。

【レンチ】スパナやレンチです。エンジンオイルのドレンボルトは17mmか14mmが主流です。ドレンボルトとはエンジンオイルを抜くための栓の役割を担っています。これを外さないとオイルは抜けません。

【廃油受け】抜いたオイルを受ける廃油受けです。これがないと地面がオイルまみれになります。エンジンオイル交換用に背の低いものがあります。これはジャッキアップしたときに地面と車の間が限られた空間なのでそういった設計になっています。軽自動車やコンパクトカーであればエンジンオイルは2~3リッター、普通車で4リッター程出てきますのでそれ以上の容量のあるものであれば特に専用品でなくても良いです。

【ウエス】オイルがこぼれたり、飛び散ったりしたときに便利です。クッキングペーパーやいらなくなったTシャツの切れ端でも代用できます。

【オイルジョッキ】購入してきたオイルを入れてエンジンに注ぎ込むために必要です。容量が測れるものであれば尚良いでしょう。

【ジョウゴ】これは絶対必要といったわけではありませんがエンジンオイルを注ぐときに使用すればオイルをこぼすリスクが減らせます。

【汚れても良い服装】地面に寝そべりますしエンジンオイルが付く可能性もあります。汚れても良い服装で作業しましょう。

これだけあればオイル交換可能です! 初期投資はありますが、安価なもので十分ですのでコストを抑えることが可能です。

オイル交換をしてみよう!

オイル交換をするときは必ず地面の安定した場所で行いましょう。坂道や砂利道では絶対にしないようにしましょう!

【ジャッキアップしよう】まずジャッキアップをしましょう! フロント側にあるジャッキアップポイントを探しましょう。わからなければ説明書やインターネットで探してみましょう。車種によって場所は違いますが必ずありますのでご安心ください。ジャッキアップポイントがわかればフロントタイヤ2本を浮かすくらいまでどんどんジャッキアップしましょう。このときはエンジンはかかってない状態でサイドブレーキは強めにかけておくのがポイントです。

【ジャッキスタンドをかけよう】どんどんジャッキアップしたらフロントのサイド側(フロントタイヤの後ろ辺り)にあるジャッキポイントにジャッキスタンドをかけましょう。なるべく安定がよく、かつ車体と地面の間に隙間が広くとれるようにしましょう。この隙間が作業スペースになります。フロント側にジャッキスタンドがかかれば、次は車体の後ろに回り、同じ要領でリアもジャッキアップしましょう!

【ボンネットを開けよう】車体がうまくジャッキアップされたらボンネットを開けましょう。エンジンの位置を確認してオイルキャップを開けておきましょう! キャップを開けておけばエンジンオイルの出が良くなりオイル交換のスピードがアップします。

【ドレンボルトを開けよう】それでは車の下へ潜ってエンジンオイルを抜きましょう。エンジンの下にドレンボルトはあります。良心的な車種ではENGINOIL→と表記があります。その矢印の先にあるボルトがドレンボルトです。FF車や4WD車ではエンジン付近にドレンボルトが2ヵ所存在します。どちらかがエンジンオイルドレンでATFのドレンです。わからないときはエンジンオイルフィルター(オイルエレメント)の位置を探してください。それに近い方がエンジンオイルドレンボルトです。不安な方は車種名で検索してください。間違えてATFを抜いてしまうと本末転倒なのでご注意ください。

【オイルを抜く】ドレンボルトを開けるとオイルが勢いよく出てきたと思います。この時オイルの汚れ具合や鉄粉がオイルの中に混ざっていないか見てください。鉄粉は非常に小さい粒のような状態です。目を凝らして良く見てください。もし鉄粉が混ざっていたらオイルの質が走りに合っていなかったか、オイル交換時期が遅すぎたかです。この判断ができるのはご自身でオイル交換をするからこそです。鉄粉はエンジンの部品の削りカスです。エンジンを消耗させた証拠なので次のオイル交換を早めるか、エンジンの保護性の高いものにしましょう。

【ドレンボルトを閉めよう】オイルが全て抜けたらドレンボルトを閉めましょう。このとき力任せに閉めてはいけません。ボルトが傷んでしまい、破損する恐れがあります。『キュッ』と閉めたら完了です。

【オイルを入れよう】オイルジョッキにオイルを注いで少な目に入れていきましょう。多く入れてしまうとまた抜かなければません。手間が増えるので、少な目に入れて、オイルレベルゲージを見ながら足していきましょう。MINとMAXのちょうど真ん中辺りが理想です。オイルレベルゲージがわからなければ説明書かネットで検索しましょう。一般的にはエンジンに刺さっている黄色い棒です。

【確認】オイルを入れたら蓋をして、車の下側も見てみましょう。もしドレンボルトが緩んでいたりすればオイルが漏れているはずなので確認してください。

【ジャッキダウンしましょう】それでは車体を元の状態にしましょう。まず車体の下に忘れ物はないか確認しましょう。なにもなければ車体のリア側からフロアジャッキを使いジャッキポイントで持ち上げましょう。少し上げればジャッキスタンドは抜けますので、動作は最小限にしていきましょう。その要領でフロントも抜いたら完成です。お疲れさまでした!

困った! 廃油はどうするの?

さてここで前回使用していたエンジンオイルが廃油として出てきました。これは立派な産業廃棄物です。そのまま下水にでも流したら大変なことになります。そこで、廃油の処理方法をご紹介します。

吸わせてポイ!

いらなくなった新聞紙や段ボールに廃油を吸収させてそのまま燃えるごみとして出す方法があります。その他キッチンペーパーなども使用可能です。吸わしてしまえばゴミ箱にポイッとできます。ここでのコツは、しっかり吸わすことです。この原理を利用して廃エンジンオイル用に吸収性の良い紙の入った段ボールもホームセンターなどで見かけます。こういったものもありますのでご利用ください。ゴミは各自治体の指示に従って処理してください。

回収業者におまかせ!

廃油回収業者さんに回収してもらうのも手です。たくさん集めればお金で買い取ってくれる業者さんもいらっしゃいますので探してみてください! 買い取ってもらえればお得ですね!

どんなエンジンオイルを選べば良いか?

さてここでエンジンオイルの選び方についてご説明します。

エンジンオイルの種類を把握しておこう!

エンジンオイルの種類は大きく分けて3種類あります。

(1)鉱物油
(2)半合成油
(3)化学合成油

(1)~(3)にかけてエンジンの保護性能が高くなります。一般的には(1)の鉱物油がメーカー指定オイルになっていると思います。もしエンジンオイル交換時に鉄粉が混ざっていたら、保護性能がより高いオイルを使用するのも一つの手です。こういった種類はエンジンオイルの缶やパッケージに記載されております。

エンジンオイルのグレードを確認しておこう!

エンジンオイルにはAPI規格という表記があります。例えばトヨタプリウスではAPl:SNと表記されています。これは取扱い説明書を見ればわかります。このSNと言うのがグレードです。

(1)SL
(2)SM
(3)SN

とSのあとにくる文字がアルファベット順のZに近くなるにつれてグレードが上がると言うことです。エンジンオイルを選ぶときはこのグレードを下げることだけは避けましょう。これもエンジンオイルの缶やパッケージに記載されております。

エンジンオイルの粘度を確認しておこう!

エンジンオイルの粘度とはオイルの硬さです。ニッサンフェアレディZのメーカー指定オイル粘度は5W-30となっております。このオイル粘度はSAE(アメリカ自動車技術者協会)という機関が定めた基準により定められております。5W-30の『5W』とは冬の寒いときのオイルの硬さです。寒い時間にエンジンかけたときにエンジンのかかりが重く感じたりエンジンの温まりが遅いときは0Wから始まる粘度を選択しましょう。
5W-30の『30』は高温時の粘度です。オイルは熱が上がれば上がるほど柔らかくなっていきます。柔らかくなるとエンジンの保護性能が著しく低下しますので、真夏の高温下に使用の多いときは40の硬さに変えても良いと思います。
ですから夏の暑い日に使用が多く、なおかつオイル交換時に鉄粉が出た場合、フェアレディZの場合、メーカー指定が鉱物油のSN 5W-30なので、半合成油か化学合成油のSN 5W-30もしくは鉱物油の10W-40といったように変えてみましょう。SAEの数字が高くなるとオイル粘度が上がることになります。

おわかりいただけましたか?

このようにしてご自身に合ったエンジンオイルを選びましょう! オイルは同じ種類、グレード、粘度でもメーカーによって値段が違うので迷われるとは思いますが、単純に安いものを選ぶもヨシ、高価な物を選ぶもヨシです。ここで注意しておかなければいけないのが、『高価なものが良いとは限らない』ことです。
ですから同じ種類、グレード、粘度の中でもどれがどのように違いが出るのか試しても良いと思います。

まとめ

いかがでしたか? オイルを変えることにより得られる効果は、エンジンの保護性、加速の向上、エンジン温度の安定、燃費の向上といったものが得られます。同じグレードのものでもメーカーにより得られる効果が変わってきますのでその違いに注意しながらドライブするのも一味違って良いかもしれません。オイル交換時に使用する工具も手動のものから電動のものまでさまざまな種類のものが出ていますので、工具選びも楽しんでいただければより良いカーライフを送ることができるでしょう!

バイク初心者にとって、バイクのオイル交換はなかなかとっつきにくい印象があるかと思います。しかし、せっかくの愛車の命であるエンジンを長持ちさせるには必須のメンテナンスです。快適なツーリングを実現するためにも、定期的なオイル交換でエンジンをリフレッシュさせてあげましょう!