「ドリフトに向いている車」ランキング20!ベース車両などに最適な車両を見つけよう!

いまスポーツ走行として「ドリフト車」が注目の的です。タイヤスモークを上げて豪快にコーナーを抜けていく様は圧巻ですよね。そんな「ドリ車」といえば、やはり後輪駆動(FR)に手動変速(MT)を操り一気にテールスライドをさせてフルカウンターが定番です。そんな訳で今回は国産車のFR・MT車の中からドリフトに必要なトルクの大きい「ドリフトに向いている車」をランキングしてみました。

この先製造されなくなるかも知れないFR・MTの車

最近は技術的進歩ではありますが、「ドリ車」向きのFR・MTの新車がほぼなくなってきています。現在ははスポーツタイプでも4WDの車で、ミッションに関してもクラッチのないパドルシフト(ハンドルの裏に左右のレバーでシフトアップ・ダウンする)タイプが主流です。でもドリフトの醍醐味はやはりステアリング&マニュアルシフトとアクセルワーク&ブレーキングの両手両足を使って「意のままに操る」征服感とダイレクト感ではないでしょうか。今回はこの部分にこだわってみました。

パワーが大きいランキング20

まずはトルクの前に気になるFR・MT車のパワーランキングも見てみましょう。

順位 馬力 トルク 駆動方式 変速機 メーカー 車名 (型式) グレード
20) 240ps 35.0kgm FR 5MT トヨタ スープラ (MA70) 3.0GT-Turbo
19) 240ps 35.0kgm FR 5MT トヨタ ソアラ (MZ20) 3.0GT
18) 245ps 31.0kgm MR 5MT トヨタ MR2 (SW20) GT-S
17) 250ps 22.0kgm FR 6MT マツダ RX-8 (SE3P) type-S
16) 250ps 22.2kgm FR 6MT ホンダ S2000 (AP1) type-V
15) 250ps 28.0kgm FR 6MT 日産 シルビア (S15) Spec-R
14) 250ps 30.0kgm FR 5MT 日産 スカイライン クーペ (ECR33) GTS25t type-M
13) 280ps 32.0kgm FR 5MT マツダ RX-7 (FD3S) type-RS
12) 280ps 37.0kgm FR 5MT トヨタ スープラ (JZA70) 2.5GT-TwinTurbo-R
11) 280ps 37.0kgm FR 5MT トヨタ マークⅡ、チェイサー、クレスタ (JZX90) Tourer-V
10) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ マークⅡ、チェイサー、クレスタ (JZX100) Tourer-V
9) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ ソアラ (JZZ30) 2.5GT-T
8) 280ps 37.0kgm FR 5MT 日産 スカイライン クーペ (ER34) 25GT-Turbo
7) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ ヴェロッサ (JZX110) VR25
6) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ マークII (JZX110) iR-V
5) 280ps 39.6kgm FR 5MT 日産 フェアレディZ (CZ32) Version-S TwinTurbo
4) 280ps 46.0kgm FR 6MT トヨタ スープラ (JZA80) RZ-S
3) 321ps 38.7kgm FR 6MT トヨタ マークX (GRX133) GRMN
2) 333ps 37.0kgm FR 6MT 日産 スカイライン (CKV36) 370GT type-S
1) 350ps 40.5kgm FR 6MT 日産 フェアレディZ (Z33) NISMO 380RS

最近は純粋なMT車が少なくなってきて「ドリ車」ファンにとっては寂しい限りですが、型式が古いという事は中古でも入手しやすい価格で出回っっている可能性も高いし、今後は希少性も出てくるので上位ランクのスポーティタイプ(2ドアクーペスタイル)は「ドリ車」を探している人には狙い目かもしれませんね。

トルクの大きいランキング20

ここでアクセルワークによるドリフトコントロールには欠かせないトルクの大きいランキングです。トルクがあればあるほどアクセルコントロールに対してドリフト量がリニアに反応します。なた低速域でもより楽にアクセルワークでドリフトに持っていけるのでより「ドリフトに向いている車」という事が出来ると思います。

順位 馬力 トルク 駆動方式 変速機 メーカー 車名 (型式) グレード
20) 250ps 22.0kgm FR 6MT マツダ RX-8 (SE3P) type-S
19) 250ps 22.2kgm FR 6MT ホンダ S2000 (AP1) type-V
18) 250ps 28.0kgm FR 6MT 日産 シルビア (S15) Spec-R
17) 250ps 30.0kgm FR 5MT 日産 スカイライン クーペ (ECR33) GTS25t type-M
16) 245ps 31.0kgm MR 5MT トヨタ MR2 (SW20) GT-S
15) 280ps 32.0kgm FR 5MT マツダ RX-7 (FD3S) type-RS
14) 240ps 35.0kgm FR 5MT トヨタ スープラ (MA70) 3.0GT-Turbo
13) 240ps 35.0kgm FR 5MT トヨタ ソアラ (MZ20) 3.0GT
12) 280ps 37.0kgm FR 5MT トヨタ スープラ (JZA70) 2.5GT-TwinTurbo-R
11) 280ps 37.0kgm FR 5MT トヨタ マークⅡ、チェイサー、クレスタ (JZX90) Tourer-V
10) 280ps 37.0kgm FR 5MT 日産 スカイライン クーペ (ER34) 25GT-Turbo
9) 333ps 37.0kgm FR 6MT 日産 スカイライン (CKV36) 370GT type-S
8) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ マークⅡ、チェイサー、クレスタ (JZX100) Tourer-V
7) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ ソアラ (JZZ30) 2.5GT-T
6) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ ヴェロッサ (JZX110) VR25
5) 280ps 38.5kgm FR 5MT トヨタ マークII (JZX110) iR-V
4) 321ps 38.7kgm FR 6MT トヨタ マークX (GRX133) GRMN
3) 280ps 39.6kgm FR 5MT 日産 フェアレディZ (CZ32) Version-S TwinTurbo
2) 350ps 40.5kgm FR 6MT 日産 フェアレディZ (Z33) NISMO 380RS
1) 280ps 46.0kgm FR 6MT トヨタ スープラ (JZA80) RZ-S

総合評価「ドリフトに向いている車」ベスト3

ではいよいよパワーとトルクの両方で上位に来ている中から総合評価ベスト3の発表です。

3位 トヨタ マークX (GRX133) GRMN

2位 トヨタ スープラ (JZA80) RZ-S

1位 日産 フェアレディZ (Z33) NISMO 380RS

やはりFR・MTで絞り込んで見てみても年式の新しいものほどパワー、トルクともにありますね。その中で半分はトヨタ車が占めているのが特徴ですね。車種とラインナップが豊富なのが要因だと思いますが、ほぼ各メーカーのスポーツタイプが名を連ねていますがトヨタの場合4ドアセダンタイプのマークⅡの兄弟シリーズ(クレスタ、チェイサー)と、ノーマークだったので敢えてランキングでも別にしましたがマークⅡ兄弟シリーズの最後の型式(JZX110)のヴェロッサが「ドリフト向き」の上位にきています。マークⅡと比較してデザイン的に年齢層の高い人が乗っていた可能性が高く、走行距離やエンジン・内外装含めて程度の良い掘り出し物の車が見つかれば「ドリ車」としてはグッドかも。

番外 トヨタ ヴェロッサ (JZX110) VR25

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B5

これから「ドリ車」を購入しようと考えている方にとっては検討対象にしてみてはいかがでしょうか。新車当時でも中古市場でもマークⅡは比較的若い層に人気があります。一方でヴェロッサはデザイン的に年齢層がやや高めでエンジンもシャシーも中古で程度の良い車がが見つかりやすい可能性があります。個性的な顔立ちに好き嫌いはありますが性能的にはマークⅡとエンジンもシャシーも同じですから中古ならお買い得感があります。ちょっと中古車サイトを見ましたが、百万円以下の車もあって素材的には悪く無いので本体価格を抑えて、少しでも予算を余らせてチューンの費用に充てられる可能性大です。

最新のFR車もチェック

マニュアル車ではないけれどFRにこだわりを持っている人も結構いるのではないでしょうか。そんな方のために国産スポーツタイプの中でパワーとトルクで現在のベスト5もご紹介しておきます。ここではパワー、トルク共にハイブランドのレクサスがほぼ独占状態です。レクサスのライバルが欧州車であったりスーパーカーだけのことはあって国産車として比較すると群を抜いています。国際基準と日本の道路事情にあった車との差は結構大きいものですね。値段的に言っても高嶺の花ですし「ドリ車」としては使うにはかなり勇気がいりますよね。

パワーが大きいFRスポーツタイプのランキング

1) 560ps 48.9kgm レクサス LFA (LFA10) BaseGrade FR 6AT
2) 477ps 54.0kgm レクサス GS-F (URL10) BaseGrade FR 8AT
3) 477ps 54.0kgm レクサス RC F (USC10) カーボンエクステリアパッケージ FR 8AT
4) 430ps 51.5kgm レクサス IS-F (USE20) Dynamic Sport Tuning FR 8AT
5) 355ps 38.1kgm 日産 フェアレディZ (Z34) Version-NISMO FR 7AT

トルクが大きいFRスポーツタイプのランキング

1) 54.0kgm 477ps レクサス RC F (USC10) カーボンエクステリアパッケージ FR 8AT
2) 48.9kgm 560ps レクサス LFA (LFA10) BaseGrade FR 6AT
3) 46.0kgm 280ps トヨタ スープラ (JZA80) RZ-S 16inch FR 7MT
4) 43.8kgm 280ps レクサス SC (UZZ40) SC430 FR 7AT
5) 40.5kgm 350ps 日産 フェアレディZ (Z33) NISMO 380RS FR 7MT

他にもレクサスのLSや日産のフーガなど4ドアセダンのラグジュラリーカーでもFR車はありますが、スポーツ走行前提なのでランキング対象外としています。

「ドリ車」選びのポイント

今回はパワーとトルク、FR・MTの車に絞って数字的にわかりやすいランキング形式をとってみました。もちろん「D」のつく漫画に出てくる様なワインディングロードだと検討材料の幅も広がると思います。最近ネットで見ていると足回り関係に関する疑問や重量配分やLSD(リミテッド・スリップ・デフ)に関する疑問を持っている人が多い様に感じます。またドリフトは車を傷つけやすいことも確かなので「ドリ車」選びには値段も重要なファクターだと思います。でも「ドリ車」に特化というか目的を絞って探す事になると国産車に限らず軽自動車から乗用車まででも結構な幅があるので楽しいかも知れませんね。

ここでちょっと余談になりますが「ドリ車」選びの参考になる話をご紹介させて頂きます。マツダでロードスターやR-7などの足回りを開発した有名なエンジニアで現在、山口東京理科大学工学部教授の貴島孝雄先生のお話では「乗用車の運動性能における性格(DNA)は設計段階で決まる」とお話されています。ブレーキ性能やサスペンション等の足回りは後付けのチューンニングパーツで性能向上をはかれるものはありますが、重量配分などのシャシー(車体)に関係する部分は性格として持ち続けるものだという事です。またロードスターやRX-7の開発に関する回顧録でもスポーツカーという限定(目的)があったから一般の乗用車と全く違う基準をもって設計出来たそうです。そんな開発ストーリーも車の性格を知る意味で調べてみると、とても有益で参考になると思います。

まとめ

今回の「ドリフトに向いている車」ランキングには出てこなかった車がたくさんあります。だからと言って不向きという訳ではありません。自分がスポーツ走行をどんな場所でどんな目的(タイムアタックやドリフトパフォーマンスなど)で楽しむかによって様々な基準があると思います。個人的な好みランキングというのも悪くないとは思いますが、ある条件(今回はFR・MT)の中で客観的な数字(パワーとトルク)を根拠にした方がランキングとして読者の方にご理解いただけたと思います。機会があれば外国車だったり軽自動車だっり別の角度からも見てみると面白いと思います。

いまスポーツ走行に夢中の方やこれからスポーツ走行にチャレンジしようとしている方にとってお役に立つ情報になっていれば幸いです。一方でスポーツ走行には常に危険がともないます。車の傷もお財布にとっては痛いところですが、何より無理をして怪我が無い様に願っています。エンジョイ・モータースポーツですね!