レース初心者向き!自分の車で参戦できるナンバー付きレースまとめ

自動車を運転する人々の多くが抱く究極の夢、それは、我がマシンでサーキットを疾走すること、つまりレースへの出場だと思います。でもそれには、特別に運転の才能があってプロレーサーにでもなるか、でなかったら、実業家にでもなって大きく稼いでから、自分のマシンをどこかに発注するしかなく、結局、夢は夢…、いやっ、ちょっと待ってください。20年前ならいざしらず、最近では普段乗りで使える車でもレースに出れるんです。

マイカーで週末レーサー、今流行っているワケ

20世紀の中盤に、日本が先進国の仲間入りするため、大いに経済成長をとげたその原動力の大部分は、間違いなく自動車産業が生んだものです。しかし、自動車の使い方の面では、自家用のマイカーにすることが唯一の正解だとされてきました。この頃を通じて、鈴鹿や富士に国際自動車レース場が建築されていても、普通の一般市民としては、せいぜい観戦する以外にその場所を利用することは、ほぼ考えられない時代だったのです。
自動車サーキットで車をぶっ飛ばす人なんて、そうとう金が余っている財閥の息子とか、命をかけたスリルに興じる変わり者、あるいは、普段から国道をローリングして渋滞を作ってる人達、当初は確かにそういうこともあったかもしれませんが、時代が変われば諸事情も変わるモノです、最近は、いろいろな職業の人が集って、週末に参加する形のレースイベントが、思ったより盛んに開催されていますし、エントラントの皆さんは、どのイベントでもとても楽しそうにレースしているようなんです。

魅力その1:本当のレース

まぁ、人によると、真夜中の首都高を自分の衝動のままに責めたほうが自由を感じられて良い、なんておっしゃるのかもしれませんが、それは完全に反社会的行為、つまり犯罪です、やっちゃいけないことなので、そこに自由はありません。一方、日本全国に散らばる各サーキットで開催されるナンバー付車両のレースは、ルールに反しなければいくら早く走っても良い、と言う、本当の自由を与えてくれるでしょう。
しかも、開催されるサーキットは、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイといった日本を代表するコースを含めて実に多彩です。一般にスプリントレース(規定周回数を一番早く走ったドライバーが優勝)ですから、全車がグリッドに並び、シグナルに赤ランプが一つずつ点灯、ブラックアウトで一斉にスタート、という、F1とまったく同じフォーマットのスタンディングスタートも味わえます。
各コーナーのポストには、コースマーシャルさんが待機していて、万全の安全維持をはかってくれますから、心おきなく、ドライビングテクニックを試せるという訳です。ちなみに、1レース終了のたびに、コース上をホウキで掃いて、タイヤかすなどを除去してくれるのも、彼らマーシャルさん達なんですよ。

魅力その2:仲間が多い

たとえば、トヨタ ヴィッツで行われるワンメイクレース(公平性を維持するため単一の車種だけを集めたレース)では、富士スピードウェイのグリッドでは足らないほどのエントリーが集まります。したがって、当然、華やいだ雰囲気になりますし、続けていれば気の合う仲間がみつかるはず。
見物している方、たとえばご家族や彼女さんにしてみると、F1の2倍を超えるレーシングカーがならんでのスタートには、すくなからず度肝を抜かれることでしょう。まぁ、フォーメーションラップが終わるのに、とてもとても時間がかかることとか、全車にエールを送ろうとすると結構大変、なんてことはほんのご愛敬です。

魅力その3:大きなレースと併催

ひょっとしたら、ノーマル車でのレースで一番うらやましい所は、これかもしれません。シーズンにもよりますが、結構大きなプロレースのイベントで、サポートレースとして盛り上げ役をつかさどることが結構あるのです。これはまさに、一般の世の中とのつながりが太い、ナンバー付レースの良いところでしょう。イベントごとに規則が変わりますが、それでもパドックやピットロードを、プロのチームと共用するタイミングがある訳で、あこがれのあのレーサーに近づけるかもしれないし、ひょっとしたら、プロチームが自分に目を付けてくれるかも、という夢だけは無限に大きく膨らみますよね。
しかも、走るサーキットは、フェラーリF1やポルシェのルマンカーが走った、その国際コースです。まさに、エントリーさえすれば誰でも、エキサイティングな非日常へ飛び込める、そんなスポーツが、ナンバー付車両による自動車レースでしょう。

魅力その4:ちゃんと賞典も出る

そうです、レースのトップ3に入れば、あの国際レースでも使われたのと同じ表彰台にのぼり、シャンパンファイト(ノンアルコールが使われるようです)も体験できます。そしてさらには、各スポンサーさんから出る賞金、複勝なども盛りだくさんなのも、出走者が多くパブリシティーも期待できる、ナンバー付レースの強みでもあります。
例えば、ヴィッツで行われる『Netz Cup Vitz Race』では、なんと優勝賞金の20万円を含む、総額60万円の賞金が毎回用意されています。加えて、一番順位を上げたドライバーには、『ベストパフォーマンス賞』、さらに新人ドライバーへ、『ルーキー賞』、初参加ドライバーへ、『ウェルカム賞』など複賞もあります、ご褒美がぶら下がると人は頑張れるものですから、手厚い賞典は、エントラントにってありがたいものだと思います。

ナンバー付きレースのルール

いかにスピードのみを競うレースの世界と言えども、そこはなんでもありの無法地帯ではありません。いやむしろ、安全と競技のクオリティーを保つために、明文化された厳格なルールに則って行われるのが、モータースポーツです。

車の勝手な改造はダメ

現在では、メーカーが用意したレース用のモデルで参戦するタイプのイベントが主体です。そのクルマをディーラーで発注すれば、そのまま競技に参加できる、という訳ですが、逆に言うと勝手に部品などを交換することは許されません。
競技前には、車両規定違反がないか、きっちり車検で調べられますから、誰かがずるいことをして、ちょっとパワーを割り増しした、なんて事も起きないのですね。エンジンも、納車状態で封印されていることが多いようで、たとえ修理のためでも分解には届け出が必要だったりします。また、各レースシリーズで決められている競技規則に、大会中やってよい整備内容が明記されていますので、その決まりに抵触したりしないよう、十分に注意しなければなりません。
また車体には、スポンサー企業のステッカーを張り付けることを義務付けているレースが多い様です。まぁ、先に記した賞金や賞品は、スポンサーさんが居てこそのものですから、これを嫌がる理由もありませんし、本物のレース仕様車に本物のスポンサーですから、かえってハクが付くと言うものですよね。

マナーを守ることも求められる

40台を超すレースカーが、スタート直後、富士スピードウェイの第1コーナーへ一斉になだれこむ様子は、自動車レースの中でも最もエキサイティングな瞬間の一つです、そして、かなりな接近戦が頻繁に演じられるのも確か。ですが、それだからこそ、最低限の一線は守ってレースすることが義務付けられています。イベント中に、ライバルに対して威嚇したり侮辱したり、秩序を乱す行動ととったりすると、レースの成績も剥奪される場合があるそうです。
あと、最近のアマチュアレースを見ていると、走路外追い越しなどでも簡単にピットロードのドライブスルーペナルティが出る様なので、速さで勝負、と言ってもラフな動きは厳禁ですね。逆に、当たるか当たらないかというすれすれで、ヘアピンカーブなんかにアプローチする姿は、見ている側も手に汗握るものがあります。最後の最後まで、集中力を切らさずにしっかり戦い抜いた者が勝つ、今のナンバー付レースは、そんな良いレースになっていると思います。(不可抗力の事故は…確かにありますが)
まぁ、レースですから、規則が厳しいのは当たり前で、コースを使える時間帯どころか、車両の保管場所もきっちり決められたりしている訳ですが、だからこそ、クリーンなバトルをする舞台が確保される、というものですし、それがあるから、スポンサーさんも付いてくれるということなのでしょう。

ライセンスについて

街乗り可能なクルマで出られるとは言うものの、国内各所で展開されるJAF公認のレースが、ナンバー付レースですから、参加するにはクルマだけでなく、ドライバーの国内A級ライセンスも必要です。
このライセンス、印象では取得がとても難しいと感じらるかもしれませんが、ちゃんと公認・管理された講習会に参加すれば、ほぼ誰でも手に入れることが可能です。過去には、国内B級ライセンスを取って、ジムカーナなどに一度参加してから、A級の講習会に臨む資格が得られることになっていたのですが、現在は、B級を非所持でも、50分間以上のサーキット走行が証明できれば、A級の申請ができるのだそうです。
ネットや専門雑誌などで探すと、このライセンス講習会も、結構、頻繁に行われているようで、受講料としては2万円〜3万円の間、と言ったところでしょうか。毎年の更新も必要ですが、ナンバー付レースが求めるA級ライセンスでも更新料は2,100円とのことです。
ちなみに、どんなに顔の知られたプロレーサーでも、レース当日の受付時に忘れていると、絶対レース出走が出来ないというのが、このライセンスだそうです。

ライセンスの種類と取り方を解説している公式ページ

ドライバーの装備

車両がナンバー付とはいうものの、走るのは国際的なサーキット、かりに時速180kmの速度リミッターがついていても、その状態からフルブレーキングでコーナーに複数台がなだれ込む、そんな激しいバトルも展開する立派なレースですから、さすがにウェアも上下ジャージ、足にスニーカー手には軍手、という訳には行きません。
JAFが決めたレースの規則の一つに、『レース競技に参加するドライバーの装備品に関する付則』というのがあって、それによりますと、ヘルメットは当然4輪用のJAF公認フルフェイス、ウェアも耐火炎性のあるレース用つなぎタイプ、さらには、耐火炎性アンダーウェアや、レーシンググローブ、レーシングシューズなども義務付けられます。まぁ、正直、初期コストがかかる部分でもありますが、レーシングスーツには、自分のチームやスポンサーのタグを貼ったり、そこでカラーリングのファッションセンスを主張したりできるので、その部分の楽しみもありそうですね。

ナンバー付き車両で出れるレースのご紹介

TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race

現在のところ、ナンバー付車両レースの大本命といったら、やはりこの『Netz Cup Vitz Race(ヴィッツレース)』でしょう。これは、ヴィッツRSのレース仕様である、『ヴィッツ“RS Racing“』で行われるワンメイクレースで、北海道、東北、関東、関西、西日本の5地域に分かれたシリーズ戦(各3戦から4戦)で行われます。この車両は、ヴィッツレース用にトヨタテクノクラフトが開発したコンプリートカーで、全国のネッツ系ディーラーで販売されている、というのも、レース初心者にはありがたい点でしょう。
そんなこんなもあって、富士スピードウェイで開催される関東シリーズでは、毎回のように50台にも上るエントリーが集まるという、色んな意味で激しいシリーズでもあります。レースのフォーマットとしては、2組に分かれた公式予選を20分程度まで争い、その時のラップタイムで大会のグリッドを決定します。スタートはF1などでおなじみの、スタンディング方式。
また、エントリー台数が多い場合、予選落ちが発生しますが、それが5台以上になるときは、『コンソレーションレース』というミニレースが行われるのも、初心者にとってはうれしいことではないでしょうか。折角、エントリーに漕ぎつけたのに、予選落ちのため戦わずしてあえなくご帰宅(…)なんてハメにはなりません。
さらに、ヴィッツレースの車両は、完全な車検がついた公道向けですから、レース後に公道走行チェックが全車義務付けられています。かじ取り装置、制動装置など、12項目に及ぶこの検査で不備が見つかった場合は、車両が主催者側の管理になってしまい、自走しての帰還ができなくなる訳ですが、これも、社会的責任を最後まで持つ、という意味においては、逆にありがたいことと考えるべきでしょう。

【基本情報】
レース名称:TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race(ヴィッツレース)
使用車両:ヴィッツ“RS Racing“(1.5L 5速MT)
格式:JAF公認国内競技
参加料金:1戦ごとに37,800円(税込み 2016年シーズン)
連絡先:トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.)
〒224-0054 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町2113 103号室
TEL.045-507-4226 FAX.045-507-4225
E-mail : tra.info@tomsspirit.co.jp

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race

現状で、先に書いたヴィッツレースと共に、ナンバー付レースの双璧をなしていると思われるのが、この『TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race』(86/BRZレース)です。参加車両は、TOYOTA 86のレースチューン版である「86Racing」、および、SUBARU BRZのレース車両 「RA Racing」の2種類ですが、実質ワンメイクレースですね。
このレースは、日本全国のサーキットを移動しながら、全8戦が行われると言う本格的なシリーズ戦となっています。さらに、その各大会がアマチュアレベルの『クラブマンシリーズ』と、プロドライバーによる『プロフェッショナルシリーズ』に分かれて併催されるのも特徴で、参加するアマチュアドライバーは、ひょっとしたら一流プロから話を聞くチャンスがあるかも、という期待も持てそうですね。
こちらのレースでも、ちゃんと賞金&複賞が用意されていまして、各大会の優勝者には、10万円(クラブマン)と30万円(プロフェッショナル)が送られるのを筆頭に、以下3位までが授与の対象です。また、クラブマンには、『ルーキー賞』や『ベストパフォーマンス賞』(一番順位を上げたドライバー)などが出されます。そしてさらに、年間のチャンピオンには100万円がドドーんと出ますので、これまたやる気をそそること間違いなしです。
レースのフォーマットとしては、決勝グリッドの数を上回る台数がエントリーした場合、決勝レースをAとBの2つに分割して開催されるので、こちらでも、予選だけ走って帰るという事態が防げることになっています。スタートは、グリッドにならんでシグナルがブラックアウトと共に発信する、スタンディング式。レース後には、しっかりした公道走行チェックがあるのも、ヴィッツと同様です。

【基本情報】
レース名称:TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race(86/BRZレース)
使用車両:86Racing / RA Racing(2.0L 6速MT)
格式:JAF公認国内競技
参加料金:43,000円(クラブマン)
連絡先:トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.)
〒224-0054 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町2113 103号室
TEL.045-507-4226 FAX.045-507-4225
E-mail : tra.info@tomsspirit.co.jp

GOODYEAR Vitz&86/BRZ Dream Cup

86もしくはBRZの使い手、あるいは、ヴィッツ乗りの人達にとって、もうひとつ出番があります。そして、ひょっとしたら、このレースが一番出場しがいがある(?)かもしれません。毎年12月、その年のレースを締めくくるように、富士スピードウェイで開催されるのが、上記の3車種混相による6時間耐久レース『GOODYEAR Vitz&86/BRZ Dream Cup』(ドリームカップ)です。
出場車両は、ヴィッツレースや86/BRZレースと同じナンバー付で、一台のマシンを2人から5人のドライバーがシェア、レース中に交代しながら夕方のゴールを目指すという、ちょっと骨のある大会になっています。他に、監督や、マネージャー、チーフメカニックをそれぞれ一人、ピット要員として6名までのチーム構成が可能です。レースは日曜の一日のみですから、比較的短い予選時間のあと、午前10時からの長い決勝が組まれることになります。
6時間といえば、世界耐久選手権と同じレース時間です、途中で当然、ガソリンの補給が必要ですが、このドリームカップは、独特の給油ルールがあります。それは、燃料補給のためピットインしたマシンは、自分のピットガレージではなく、一度、途中の通用ゲートからパドック側へ入り、管理ラインまで30km/時の制限速度を守り走行、エンジンを止めて停車し、パドック脇にあるガソリンスタンドまで手押しで移動し、そこで給油するというものです。その後、逆のプロセスをたどってピットに戻り、ドライバーならびにタイヤの交換ができるようになります。
そういった運営上の配慮や、レース後の全車両に対する公道走行チェックなどで、十分に安全を配慮したこのレースは、コンセプトとして「予選落ちのない、皆が楽しめるワンメイク耐久レース」を謡っています。
優勝賞金は、各クラスに10万円、その他、『シニアドライバー賞』、『フェアプレイ賞』、『ベストサポート賞』(スタート時の応援が一番はなやかなチーム)など、面白い賞が多く用意されているのも良いところだと思います。
ちなみに、参加料金は1チーム118,800円ですが、割り勘すると意外にリーズナブル、と思いますがいかがでしょう?

静岡県 富士スピードウェイ(Fuji International Speedway)の公式サイトです。SUPER GT、SUPER FORMULA、WECなどの各種自動車レースやイベントの他、サーキット場の情報を掲載しています。

N-ONE OWNER‘S CUP

なんと、あのホンダ N-ONEばかりが集合して、本格的なレースをしてしまうというのが、この『N-ONE OWNER‘S CUP』、そうです、軽自動車で参戦するナンバー付レースがこれです。参加車両は、N-ONE ターボFFに、各地のHonda Cars店で、指定の安全装備など追加取り付けしてもらい作ります。
レースとしては、全国の主要なサーキットを移動して行われる、14戦のシリーズになっており、各レースともに走行距離40km程度を目安にした短距離のスプリントです。スタートはやはりスタンディング式。
各マシン、その小さなボディーに、ポルシェのカップカーをも思わせる様なストライプを描いたり、様々なペイントで飾っている所など、キュートさと活気が入り混じるのが、軽自動車レースの良いところでしょう。そしてそのアピールは、観客だけでなく、パドックの人々にも向けられているかもしれません。何故かと言えば、このシリーズの内いくつかのレースが、全日本スーパーフォーミュラ選手権のサポートレースになっているからです。ひょっとしたらパドックで、プロチームと接触があるかもです。

【基本情報】
レース名称:N-ONE OWNER‘S CUP
使用車両:N-ONE Tourer FF などのターボモデル(4WD不可)
格式:JAF公認国内競技
参加料金:35,640円
連絡先:株式会社M-TEC内 Honda ワンメイクレース事務局
Tel:048-462-3131
E-mail:info@n-one-owners-cup.jp

Lotus Cup Japan

本当のスポーツカーを手に入れて、自分の腕をサーキットで試してみたい。そんな夢を胸に秘めた一流ビジネスマンには、まさにうってつけなのがこの『Lotus Cup Japan』(ロータスカップ)でしょう。その名の通り、ロータスの各車種が集って行われるレースシリーズで、富士スピードウェイ、ツインリンクもてぎ、そして鈴鹿サーキット(2016年から)を移動しながら、年間、全6戦がスケジュールされています。
また、クラス分けされていて複数車種が混走するのも、このロータスカップの楽しいところで、現在、EXIGE S(V6)が走る『LCJ Class1』、その他のEXIGE、および、 2-ELEVEN CUPなどが走る『LCJ Class2』そして、ELISEのための『LCJ Class3』が存在します。
それらの車両は、有効な車検証を所持していて、必要な安全装備を取り付けたあと、ロータスカップ・ジャパン アソシエーション(LCJA)指定のテクニカルサービススポットにおいて検査をうけ、認
定プレートを装着されたものとなります。こちらのレギュレーションでは、サスペンションのスプリングやショックアブソーバーのチューニングが許容されている(スタビライザーは不可)ので、そういった車作りの楽しみも味わえそうです。
さらに、2016年の12月には、アジアンルマンの耐久レースと抱き合わせのレースが設定されていて、自分が走っていない時は、プロの走らせるルマンカーが見れるという、エントラントさんにはうれしいイベントになりそうです。

ロータスのマシンで参戦できるナンバー付レース、公式ページです

【基本情報】
レース名称:Lotus Cup Japan
使用車両:LCIが輸入したロータス、EXIGE、ELISE、2-ELEVEN CUPなど
格式:JAF公認国内競技
参加料金:550,000円(消費税別)/年間5戦+JAPAN LOTUS DAY特別戦
連絡先:ロータスカップ・ジャパン事務局
〒145-0061 東京都大田区石川町2-1-1
TEL:03-5754-0805

Challenge Cup Japan

ある意味、禁断のレースかもしれないのが、この『Challenge Cup Japan』(CCJ)だと思います。なんと言っても、フェラーリやポルシェ , ランボルギーニ , そしてマセラティーなど、いわゆるスーパーカークラスの車両を持つオーナーが、自分の車でナンバー付のまま参戦できるという、良い意味で危険な香りさえ漂うのがこのシリーズ。
レースのフォーマットは、公式予選で決まったグリッドから、まずフォーメーションラップに入り一周終えた時点で、隊列とを整えたままゆっくり走行し、シグナルグリーンでレーススタートという、ローリング方式です。Super GTやルマン24時間などと同じやりかたですね。
公式ページでは、「気軽に参加できるレースイベントです。」とにこやかに(?)誘っていらっしゃいますので、日ごろ、自分のフェラーリを持て余し気味という方は、エントリーについて、ご一考の価値ありだと思います。

チャレンジカップジャパンとはフェラーリをメインとした多様なカテゴリーにどなたでも参加できるレースです

【基本情報】
レース名称:Challenge Cup Japan(CCJ)
使用車両:フェラーリ、ポルシェ , ランボルギーニ , マセラティー(正規&並行輸入共に可)
参加料金:50,000円/1レース
連絡先:ティウエスト株式会社 内 Challenge Cup Japan 事務局
〒465-0061 愛知県名古屋市名東区高針1丁目111番地
Tel:052−702−5111 / Fax:052-703-5921

ナンバー付を卒業したら…

いくら本格的と言っても、市販車両でのレースには限界もあります。もし、あなたの腕前が、そんな初心者レベルを超えてしまったら、やはりステップアップをお考えになることでしょう。せっかくなのでここでは、ナンバー付きその後に、ちょっとだけ思いをはせてみたいです。遊び心でお付き合いください。

小さいけれど本格的な,VITA-01

フォーミュラーマシンなどを製作する、ウエストレーシングカーズ株式会社が生み出した、小型のレーシングカーが『VITA-01』です。ナンバー取得は無理かもしれませんが、このマシン、税別で2,860,000円という、手が届かないこともない価格設定がされたクルマです。
そのシャーシは、高剛性のセミモノコックに、ダブルウィッシュボーンのサスペンションで、その内部に搭載されるエンジンは、中古のヴィッツ用エンジン、ミッションも同じく中古のヴィッツ用(5速MT)を、整備した後に組み込んでいるそうです。
ナンバー付きと決定的に違うのは、公道を自走して移動できないこと。しかし同社では、車両の保管から運搬までを一手に引き受けてくれるサービスもあるそうです。また、お試し的にレースを始めるなら、レンタル車両も用意されているそうなので、これから本格的なレースに乗り出そうという段階の人には、かなり助けになるのではないでしょうか。
ゴーカートより、ずっとレーシングカーライクなこのVITA-01。一度、富士で走っているところを見ましたが、結構良いエンジン音がするし、見た目の可愛さから想像できないくらい速いです。

ウエストレーシングカーズ公式ページ

N1仕様の86レーシングもレンタルあり

ノーマル車両よりレーシーな車に挑戦を、と言う方にもう一つ。富士スピードウェイでは、「86レーシングカーレンタル走行システム」というサービスを行っています。これは、レース専用に改造した86を、サーキットのスポーツ走行枠で試せるというもの。しかも、プロのインストラクターがついているので、まさに、上級クラスデビューの準備にはうってつけではないでしょうか。
この86レーサーズ、もう一つ面白いのはAT仕様もあるという点です。AT限定免許のドライバーも、レースデビューができちゃうんですね。料金は、20分間で37,800円からとなっています。

画期的なレーシングカーレンタルです

まとめ

上記以外にも、ナンバー付きで参加できる自動車レースは、全国にあるだろうと思いますし、これから増えても行くでしょう。レースカーで、堂々と街中を走り回れるなんて、良い時代が来たものですよね。
初心者歓迎、といっても、時速100キロを優に超える速度で競り合うのですから、大会全体の運営・統制も、安全上の大きなファクターとなります。ですが、最近はメーカー側が主導して開催してくれるので、そういった面の品質でも安心感があります。
エントリーする人の職業は様々、今時のサーキットは、おっかない特殊な人が集まる場所なんかじゃありません。これだけ用意されたナンバー付きレース。参加するかしないかは、アナタ次第ですよっ。