各車メーカーはどんな保証をしているの?トヨタ、日産、ホンダとメルセデスの保証を比べてみた

車、とくに新車を買うときには気になってしまうのが「保証」ですよね。決して安い買い物ではないですから、このあたりはきちんと確認しておきたいものです。今回はトヨタ・ホンダ・日産・メルセデスの4社の保証を比較していきます。

新車登録時から3年間は、どのメーカーもほぼ横ばい。

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トヨタ

新車登録から3年が経過する前か、60,000kmに達するまでが「一般保証」の保証期間となります。この保証期間内であれば、
●タイヤ・チューブやバッテリー
●消耗部品および油脂類
●トヨタの出荷後、トヨタ以外の者が装着・架装した部品・架装物
が故障した際は無償修理が可能となります。

ホンダ

トヨタ同様、新車登録から3年が経過する前か、60,000kmに達するまでが「一般保証」の保証期間となります。ホンダでは、
●ステアリング機構
●エンジン機構
●サスペンション・アクスル機構
●動力伝達機構
●排出ガス浄化機構
●その他特別保証
が保証され、トヨタとは若干異なります。

日産

日産も他2社と同じく、新車登録から3年が経過する前か、60,000kmに達するまでは一般保証の保証期間となります。日産では「電装系部品」が保証されます。カーナビやオーディオ・エアコンといったものです。タイヤやバッテリーなどの消耗品類や、オイルなどの油脂類は保証には入りません。そして、電装系部品は純正の物に限ります。納車後自分で買ってつけた「社外品」は保証されませんのでご注意ください。

メルセデス

メルセデスは、上記国内3社とは一線を画しています。国内3社は新車登録時から3年間or60,000kmとなっていますが、3年間という期限は変わらないものの、距離無制限となっています。
保証内容は、一般保証として、
●ドアミラー●エアコン●カーナビゲーション●オーディオ●パワーウインドウ●ステアリング
といったものとなります。

そして、24時間のツーリングサポートも付いてくるというものです。このサービスは、
●応急処置●メルセデス・ベンツ指定サービス工場へのけん引●ドライバー・同乗者の帰宅、旅行継続の手配●修理完了車両の引き取り・搬送
といったことがサポートされます。

保証内容は、一般保証として、
●ドアミラー ●エアコン ●カーナビゲーション ●オーディオ ●パワーウインドウ ●ステアリングといったものとなります。そして、24時間のツーリングサポートも付いてきます。これは、●応急処置 ●メルセデス・ベンツ指定サービス工場へのけん引 ●ドライバー・同乗者の帰宅、旅行継続の手配 ●修理完了車両の引き取り・搬送 といったことがサポートされます。

そして、メンテナンス保証も付いています。新車登録から1年ごとに各部品のメンテナンスをしてくれるというものです。
1年目:オイルフィルターエレメント・エンジンオイル・フロントワイパーブレード
2年目:オイルフィルターエレメント・エンジンオイル・エアコンダストフィルター・フロントワイパーブレード
これだけの内容が「無料」となっています。

特別保証については、のきなみ5年間という所は各メーカー同じ。

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一般保証とは別に「特別保証」という部類の保証があります。一般保証は、電装系が保証されますが、この「特別保証」はエンジン系統が保証されます。主に下記のようなものが保証対象となります。
●ステアリング機構
●エンジン機構
●サスペンション・アクスル機構
●動力伝達機構
●排出ガス浄化機構
●ハイブリッド機構

ハイブリッド機構は対象車のみとなります。このように「動く」「止まる」といった、車にとって非常に大切なところを保証してくれる、大切なものです。
この特別保証はおおむね、5年or100,000kmという条件が付きます。この年数もしくは走行距離を過ぎると保証期間は終了となります。さらに、消耗品や油脂類はサポート対象外となります。走る上で必要なものは自分でメンテナンスをしてくださいね。ということでしょうか。

しかし、ここでもメルセデスは一線を画しています。なんと、メンテナンス保証が付いていて、新車登録から1年ごとに各部品のメンテナンスをしてくれるものです。
1年目:オイルフィルターエレメント・エンジンオイル・フロントワイパーブレード
2年目:オイルフィルターエレメント・エンジンオイル・エアコンダストフィルター・フロントワイパーブレード
という、まさに「かゆいところに手が届く」といったサービス・サポートとなっています。ただ単に「車両本体価格の高い車」なのではないということですね。

一般保証3年間が終わるとどのような保証があるのでしょうか。

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基本的に、一般保証は3年間というのはどこも一致しています。しかし、その保証が終わるとどんな保証があるのでしょうか。
一般的には、日本メーカーは割と横一線で、サービス内容などをそろえているといったところですが、海外メーカーは独自性がかなり色濃く出ているけいこうがあります。やはり車両そのものの本体価格が高いので、メンテナンスにも費用がかかるのか、メルセデスの保証料はかなり割高となっています。

では、具体的にどのようなサービス内容なのかを見ていきます。

トヨタ

この特別保証は、新車登録時から5年or100,000kmが保証期間となっていて、車検2回分に相当します。この特別保証では、●エンジン機構●動力伝達機構●ステアリング機構●前後アクスル機構●電子制御機構●ブレーキ機構●排出ガス浄化機構●乗員保護装置●ハイブリッド機構●燃料電池機構といったものが保証され、故障の際は無償修理となります。
なお、●ハイブリッド機構●燃料電池機構は対象車種のみの保証となります。

ホンダ

ホンダにもトヨタ同様の保証がありますが、ホンダには、●新車コース●車検コースと2つのコースがあります。新車購入時に一般保証を3年or60,000kmではなく、5年or100,000kmに延長しておくという「新車コース」か、いったん一般保証の3年or60,000kmにしておいて、車検の時にさらに追加して、新車登録から5年or100,000kmまでの保証にするかの2つを選ぶことが出来ます。新車購入時のコストは最小限に抑えて、後から追加するといったフレキシブルな対応も出来るのは大きいですね。

日産

日産にも特別保証があります。5年or100,000kmまでという保証期間になります。保証内容としては、「特別保証」は、エンジン系統を主に保証してくれます。「曲がる・止まる」といった基本的なところでもあり、非常に重要な部分です。この特別保証では、次のような所を保証してくれます。
●ステアリング機構●エンジン機構●ブレーキ機構●エマージェンシーブレーキ機構●動力伝達機構●電子制御部品●乗員保護装置●排出ガス浄化装置●ハイブリッド機構という、エンジン系統の保証です。
トヨタ同様、ハイブリッド機構は対象車種のみの保証です。

メルセデス

メルセデスの一般保証「メルセデス・ケア」の保証期間は3年間。ここから2年延長して5年までは「保証プラス」という保証があります。こちらも5年間という期間のみでどれくらい走っても、走行距離で保証が外れることはありません。ちなみに、一般保証の「メルセデス・ケア」と、特別保証の「保証プラス」の違いは、
●「メルセデス・ケアのメンテナンス保証」は、「保証プラス」には付加されていない。
●定期点検・定期交換部品の交換費用や、消耗品の交換費用については、保証プラスが適用されないため、ユーザー負担。
という2つの点が異なります。

特別保証や、一般保証の延長が終わってしまうともう保証はないのか?

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特別保証5年or100,000kmや、一般保証の延長が終わってしまうとそれ以降の延長はないのでしょうか。安心してください。きちんと用意されています。日本メーカーも海外のメルセデスもあります。
ここでの大きな違いは、日本メーカーは「一般保証」と「特別保証」両方が延長できる(どちらかを選択することも出来るメーカーもあります)のに対し、メルセデスは、「ロードサービスのみ」となっているところです。5年を経過したところでサポートに若干の差が出てきてしまうというところが大きな違いです。

トヨタ

トヨタには、5年or100,000kmを過ぎた後の保証として「保証がつくしプラン(車検コース)」というものがあります。これは5年、つまり2回目の車検を迎えた後の保証プランです。この「保証がつくしプラン」は、さらに2年間延長できる保証サービスです。しかも、このプランは走行距離制限がありません。たとえ200,000km走ったところで壊れてしまっても、対象の部品であれば無償修理が可能なのです。
対象の部品としては、●エアコン●カーナビ●オーディオといった電装系の部品と、●エンジン●ブレーキ●ステアリングといった、駆動系の部品と、これまでの一般保証と特別保証を合わせて保証してくれるという、なんとも心強い保証になっています。
修理(保証)限度額は、保証修理1回につき、新車販売価格(車両本体価格+オプション価格+消費税)が上限となります。やはり、5年を過ぎるといろいろと問題が出てきてしまうところではありますので、かなり大きな故障となると、若干手元から払わなければいけないこともあるのかも知れません。

ホンダ

ホンダには、先ほど紹介した「マモル」という保証に2つのコースがありましたが、もう1つ「継続コース」というものがあります。これは、トヨタ同様、一般保証と特別保証が終了してから、2年間の延長保証ができるというものです。この継続コースは、先述した一般保証や特別保証・マモルの新車コースや車検コースで、5年間の保証が終わってしまった後、さらに2年間の保証が追加できます。つまり、購入から7年間の保証をしてくれるものです。

ちなみに保証料は、
660ccまで:31,000円( 法定点検割引料金:26,000円 )
661cc~1,500cc:38,000円 ( 法定点検割引料金:33,000円 )
1,501cc~2,000cc: 51,000円 ( 法定点検割引料金:46,000円 )
2,001cc以上: 56,000円 ( 法定点検割引料金:51,000円 )
となっています。
一般保証や特別保証よりも期間が短いにもかかわらず、割高になっています。6年目~7年目までをカバーしてくれるとあって、やはり故障のリスクが高まるということもあり、保証料も割高になってきます。

日産

日産には6年目から7年目までの保証は「グッドプラス保証」というものがあります。この保証は、一般保証と同様、電装系の故障を保証してます。特別保証のような「エンジン系統」の故障は保証してもらえないところが注意点です。電装系に重点を置かれる方にとってみればありがたい保証です。

ちなみに保証料は、
●軽自動車:9,500円
●Sクラス:12,000円
●Mクラス:19,000円
●Lクラス:23,000円
●NISSAN GT-R:189,300円
となっています。

GT-Rだけは、どうしても特別な物なので、保証料も別格になっています。

メルセデス

メルセデスは若干変わっています。まず、「メンテナンスプラス」というものを初回車検時に加入します。新車登録後36ヶ月~59ヶ月の間で、メンテナンスサービスを受けることができます。これに加入しないと6年目~7年目の保証を受けることが出来なくなります。ちなみにこの「メンテナンスプラス」は、59ヵ月になる前に、走行距離が「75,000km」に到達した場合は、距離が優先され、75,000kmに到達した段階で保証が終了となってしまいます。

そして、「メンテナンスプラスライト」というものがあり、これは6年目~7年目もメンテナンスサービスをうけることができるというものです。このサービスはいつでも加入でき、開始したときから2年間が有効期間となります。つまり、メンテナンスプラスを適用していると2回目の車検までは安心です。そして、3回目の車検まで安心して乗りたいという方は、2回目の車検後に加入すると7年の保証が受けられるというサービスです。

まとめ

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いかがでしたか? トヨタ・ホンダ・日産、そしてメルセデスの保証内容を比較してみました。こうやって見ると、新車登録時だけを見てしまうと、若干メルセデスの優勢ですが、5年が経過すると日本勢が巻き返します。どのサポートが一番しっくりくるか、一番あなたにあったサポートを比較してみて、車を検討するというのも1つの手段ですね。