【ダッジ チャレンジャー】エコの時代にモアパワー!イイ味出しつつ原点回帰したモデル

最新モデルとして復活を遂げたマッスルカーの中でも最も成功しているモデルの一つと言われる「チャレンジャー」ですが、成功の秘密は「原点回帰」でした。その原点ともいえる1thモデルから魅力に迫ってみたいと思います。

「ダッジ(Dodge)」

「ダッジ(Dodge)」ブランドは,アメリカの自動車ブランドですが、設立は1914年に「ダッジ・ブラザーズ(Dodge Brothers)」自動車として設立され、1928年に「クライスラー社」に買収されて一部門となりました。その後、1998年からは「ダイムラー・クライスラー社」の一部門になり、現在は再び「クライスラー社」の一部門となっています。エンブレムの特徴は、「ダッジ・十字」と言われるものでフロントグリルのデザインに表れています。

「ダッジ・チャレンジャー(Challenger)」

「ダッジ・チャレンジャー(Challenger)」とは、「クライスラー社」がダッジブランドより販売している乗用モデルのポニーカーです。このポニーカーとは、1970年に登場した1960年代の後期にアメリカの若者をターゲットにしたモデルのことを言い、日本では「スペシャルティカー」のカテゴリーに位置付けされるモデルです。

ベースモデルは、「プリムス・バラクーダ」

当時のクライスラーのモデルはAボディ「ダート」や「デーモン」、Bボディ「コロネット」や「チャージャー」とアルファベットで分類され、「チャレンジャー」はE-ボディと呼ばれていました。1thモデルの「チャレンジャー」は、「プリムス・バラクーダ」のE-ボディをベースモデルとして、ホイールベースを延長し、ボディパネルを薄板ボディへ変更し、ファッション性を意識したエクステリアデザインが特徴でした。

1thモデル(1970年-1974年)

1thモデルの「チャレンジャー」の登場は1970年で、ポニーカーとして爆発的な人気となっていた1964年型「フォード・マスタング」へのライバル車としてデビューしています。このモデルのボディデザインは、1966年型「ダッジ・チャージャー」をデザインした「カール・キャメロン氏」が指揮を執っています。そのために1970年モデルのグリル・デザインは、「タービン・エンジン」を搭載することを想定した1966年型「チャージャー」のプロトタイプとしてデザインしたものだったので、「チャージャー」にも似ているエクステリアデザインとなっています。しかし、「チャージャー」や「バラクーダ」がシンプルなエクステリアに対して「チャレンジャー」は、メッキパーツを多用し、豪華でファッショナブルなエクステリアになっています。また低く精悍なシルエットと、当時の流行の「コークボルトライン」と呼ばれたデザインも採用しています。これが、当時の市場に大いに受け入れられ、1970年には8万台のセールスを記録しました。生産は1974年モデルまで5年間継続され、トータル16万5千台を越える大ヒットセールスを記録しています。グレード設定は、ベースモデルの「チャレンジャー6」、「チャレンジャーV8」、「チャレンジャーR/T(Road/Track)」の3グレードで、最上級グレードが「R/T」です。また「T/A」というトランザムレースのホモロゲーションモデルが存在し、約2,500台が販売されました。そして、1971年を最後に姿を消していた「R/T」モデルは、1973年に一度復活したものの1974年には、消滅してしまいました。

搭載ユニット

「チャレンジャー」に搭載されるエンジンは、ベースモデルと「SE」には「225cu.in.直列6気筒(145PS仕様)」のエンジンで、オプションにはV型8気筒エンジンの「318cu.in.(230PS仕様)」「340cu.in.(275PS仕様)」、「383cu.in.(290PS/330PS仕様)」がセレクトできました。加えて最上級グレードの「R/T」のエンジンラインナップは専用が多く存在し、「383cu.in.(335PS仕様)」をスタンダードにして、「340cu.in.(275PS仕様)」、「440cu.in.(375PS仕様)」、「440cu.in.6パック(390PS仕様)」、そして「426cu.in.(HEMI)」ヘミエンジンの425PS仕様の4種をオプションとして設定されていました。

「HEMI(ヘミ)」エンジンとは

「HEMI(ヘミ)」エンジンは、クライスラーがより良い性能のエンジンを求め1930年代から開発を始めたエンジンです。当時はフラットなシリンダーヘッドが常識でしたが、HEMIエンジンは、シリンダーヘッドが半球形(ヘミスフェア)の燃焼室が開発され、そこから「HEMI(ヘミ)」という名が付いているようです。「HEMI(ヘミ)」は、1955年に最大出力300PSを発生する331cu.in.で最大トルクは、47.65kgmを発生していました。しかし、このエンジンはクライスラー「C300」 に搭載されるまでは世の中では知られず、マイナーな存在でした。その後、クライスラーのレース部門はエンジンに改良を加え続け1964年にドラッグレースと「NASCAR」にヘミエンジン搭載モデルを登場させます。そして 1964年2月に「リチャード・ペリー氏」がヘミ・ベルヴェディアで「デイトナ 500」レースに優勝し、ヘミエンジンに一気に注目が集まりました。そして、1966年にクライスラーはレースエンジンよりも圧縮比を下げ、カムシャフトをマイルドにして、吸気系と排気系をデチューンしたストリート仕様の「HEMI(ヘミ)」を発売することになったのです。実際に「426HEMI」は、最大出力425PSで最大トルクは、67.62kgmを発生させています。この「426HEMI」搭載のモデルは車両価格が30%アップすることから1971年に排気ガス規制や保険の改正によって生産が終了するまでに11,000台あまりしか生産されず、貴重なモデルとなっています。

「トランス・アメリカ」の意味を持つ「T/A」モデル

「T/A」モデルは、通常の量産モデルではなく、「SCCA」トランザムレースに参加するためだけに2,500台ほど作られたホモロゲーションモデルです。「T/A」の名称は、「トランス・アメリカ」の略です。このモデルには、搭載ユニットとしてV型8気筒の340cu.in.エンジンをベースにチューニングし、6パック(2バレルキャブレターを3基搭載)しています。では、通常版の「チャレンジャー」と他にどこが違うのかというと、まず通常版「チャレンジャー」は、フロントシートにはベンチシートとセパレートシートの2種類が用意されていましたが、「T/A」に設定されていたのはセパレートシートのみでした。さらに「T/A」専用のエンジンモデルとして340横一線のテールライトデザインも特徴的なリア周りとなっています。また、ファイバー製ボンネットやリアスポイラーなどが標準装備されたスペシャルモデルでした。そして、この「T/A」モデルは、オプションでのエンジン変更は用意されず、「340cu.in.エンジン/6パック」のみの設定でした。さらに「T/A」モデルは、1971年にも存在し、レースには出場することはありませんでしたが、市販生産続行というかたちでスキャットパック・オプションで販売されていました。そして1971年型の「チャレンジャー・T/A」というモデルは、とてもレアな存在で実車をみるのはなかなかできないようです。なんと市販されたのは、わずか1,000台強といわれ、生産はたったの1年で終了しているために、とても希少なモデルなのです。また「チャレンジャー・T/A」には、プリマスから販売された「AAR・クーダ」という姉妹モデルがあり、トランザムレースの出場モデルでホモロゲーションとして販売されました。「AAR・クーダ」の方も1971年に「プリマス・クーダ340」という名称でオプション販売されていたようです。

1971年「426HEMI」搭載モデル

1971年型の「チャレンジャー」に搭載されている「426HEMI」エンジンは、「A103型」と呼ばれており、1966年モデルと共にデビューした「A102型」の「426HEMI」エンジンのマイナーチェンジバージョンで、ストリート仕様の「426HEMI」としては最終型のエンジンモデルに相当していました。エンジンのデザインは基本的には、1964年にデビューした純レース用エンジンである「A864型」の「HEMI」エンジンをルーツとしていましたが、この1964年型の「A864型」はNASCARストックカーとNHRAスーパーストックを対象とした純レース仕様でした。ですから基本デザインは同じようでもディテールは、まったくの別物のエンジンだったのです。比較してみると違いは、歴然としています。ストリート仕様の「426HEMI」は、圧縮比10.25:1で最大出力は425PSです。これも強烈なパワーですが、圧縮比12.5:1の高圧縮に高められている「A864型」レース仕様の「426HEMI」の実測の最大出力は約550PS以上に達していたといわれており、そのパワーは軽く100PS以上の差があったのです。しかし、「A102型」や「103型」のストリート仕様の「HEMI426」を「A864型/900型/117型」といった純レース仕様のHEMIエンジンへとグレードアップすることは決して不可能ではなかったものの、耐久性の強い専用のシリンダーブロックは、そう簡単に入手できるものではありませんでした。これらを考えると、現在までNASCARやNHRAのトップカテゴリーで活躍したHEMI搭載マシンは、ワークスがビルドアップを手掛けたレース仕様の「426HEMI」のみということになります。確かにストリート仕様とレース仕様のエンジンでは大きく違いますが、しかし1971年の「426HEMI」搭載モデルは、オイルショックと強化されていく排気ガス規制をクリア出来ず、1972年を前に姿を消すことを余儀なくされることになり、結果として1971年型の「426HEMI」搭載「チャレンジャー」の生産台数わずかに71台という超レアなモデルとなりました。中でもオートマチックトランスミッション仕様は、そのうち12台に過ぎません。まさに最終マッスルカー1971年の「426HEMI」搭載モデルは、とても貴重なモデルです。

映画の中で活躍する1thモデル

1thモデルは、映画でもよく登場しています。例えば「バニシング・ポイント」では、1970年型の白い「チャレンジャー」が登場しています。またクエンティン・タランティーノ監督が「バニシング・ポイント」にリスペクトを捧げて、「デス・プルーフ」で1970年型の「チャレンジャー」を登場させています。またメジャーところでは、「ワイルド・スピード×2」でも登場しています。この作品では、オレンジカラーの「426HEMI」搭載モデルが激走しています。

2thモデル(1978年-1983年)

1thモデルが1974年に姿を消して、4年後の1978年に復活した3thモデルの「チャレンジャー」は、なんと初期型の「三菱・ギャランΛ」がアメリカ向けに販売されたものです。このモデルは、「三菱・コンクエスト(三菱・スタリオン)」と「ダッジ・デイトナ」が発売される1983年まで販売されました。しかし、2thモデルの「チャレンジャー」に搭載されていたパワーユニットは、大排気量のV型8気筒ではなく、直列4気筒の小排気量エンジンでした。そのために、動力性能は1thモデル「チャレンジャー」のパフォーマンスと比較にならないほど非力なポテンシャルでした。エクステリアデザインは、角形四灯ヘッドライトやサイドに折れ曲がったリアウィンドウを採用した直線的スタイルでした。サスペンションは、フロントがストラット、リアに4リンク式を採用していました。またブレーキシステムは、4輪ディスク式となっていました。

3thモデル(2008年-)

2thモデルから20年以上の時を経て、3thモデルの「チャレンジャー」のコンセプトカーが2006年の北米国際自動車ショーで発表されることになります。その後、2008年4月から発売が開始されています。3thモデルは、ベースモデルの「ダッジ・300C」のプラットフォームを使用し、「LX型」プラットフォームと呼ばれるシャシーに最大出力425PSを発生する、排気量6,100ccのV型8気筒の「HEMI」エンジンを搭載しています。エクステリアデザインは、1970年の1thモデルをモチーフとしたデザインが採用されています。2008年モデルでは、ファーストエディションとして6,400台限定生産で「SRT8」のみでした。このモデルは、あらゆる「SRT」モデルに備わる5つの点を重視して作られています。その1は、ブランドイメージにふさわしい大胆なエクステリアデザイン、その2が、レーシングカーを思わせるインテリア、その3は、全体を通しての世界水準の走りとハンドリング、その4が、際立ったパワートレイン、そして、その5が、強力なストッピングパワーを発揮する卓越したブレーキ性能です。実際のポテンシャルでも0-100km/h加速は、5秒台前半、0-100-0km/hテストは17秒以下のブレーキング性能、0-400m加速は、14秒以下と十分なポテンシャルを発揮しています。さらに、ボディカラーには、「HEMI」オレンジ、ブライトシルバーメタリック、ブリリアントブラッククリスタルパールコートの3色が設定されていました。また、このモデルは、限定生産のために、シリアルナンバー入りプレート(ダッシュボード)とカーボンファイバー調のエンジンフードストライプが備えられていました。そして、2009年モデルのラインナップになると、「SRT8」に加え、最大出力370PS仕様の5.7L V型8気筒「HEMI」エンジン搭載の「R/T」と3.5LのV型6気筒で最大出力250PS仕様の「SE」の3タイプとなりました。また「SRT8」と「R/T」には、オプションにトレメック製の6速マニュアルミッションが加えられています。その後、2010年モデルには、新色としてデトネーターイエロー、プラムクレイジー、フューリアスフューシャーのボディカラーが追加されています。またフューリアスフューシャーのボディカラーは、デビュー40周年として400台の限定モデルとなっています。

「SRT8」とは?

「SRT」のエンジンは、デビュー当初は6.1L仕様でしたが、「SRT8」になってからは、排気量がアップし6.4L仕様となりました。そのために6.4Lエンジンを以前の6.1Lエンジンと区別するために、「SRT8・ 392」と変更されました。そして、表記されている「392」とは、6.4Lを古いアメリカ式表記で言う「cu.in.」で表した数値を意味しています。また「SRT8」は6.1Lの「HEMI」エンジンの単なるスープアップバージョンではなく、インテークからオイルパンに至るまで、「SRT(ストリート&レーシング・テクノロジー)」の専用設計となるハイチューンユニットとなっています。フラットブラックのバルブカバーに刻まれた「HEMI」の文字が特徴で、特別なエンジンである事を主張しています。

2015年型モデル

2015年モデルは、初の大幅に改良されたモデルです。内外装のリフレッシュやパワートレインの見直しなどが行われています。エクステリアデザインは、フロントグリルやボンネットのパワーバルジ、LEDを前後ランプで採用しています。インテリアは、1thモデルをモチーフに、センターコンソールなどコクピットのデザインが見直されています。また新開発の8.4インチタッチパネルも装備されています。メカニズムは、初の8速ATを新たに搭載しています。パドルシフトを備え、スポーツモードでは、さらなるパフォーマンスを引き出せる設定となっています。

2015年式「R/T SCAT PACK」モデル

2015年モデルに設定されているのが、「スキャットパック」モデルです。このモデルは、サーキット走行向けに用意されるもので、「スキャットパック」と「スキャットパック・シェイカー」の2タイプがラインナップされています。「スキャットパック」は、6.4Lの「HEMI」を標準搭載し、最大出力485PS、最大トルク65.7kgmを引き出す仕様です。組み合わされるトランスミッションは6速MT、新開発の8速ATで、ブレーキは、ブレンボ製、ホイールも20インチが標準となっています。そして、「スキャットパック・シェイカー」は、6.4L「HEMI」に加えて、5.7L「HEMI」も選択可能となっています。5.7Lモデルは最大出力は375PS、最大トルクは56.7kgmで0-100km/h加速は5秒台と遜色ありません。そして、新開発の「Uconnect 8.4インチ タッチスクリーンディスプレイ」は、エンジンやトランスミッションのモード、パドルシフト、トラクションコントロール、ステアリングレスポンスをタッチ操作にて調整し、好みのモードで走らせることが可能になります。エンジンモードでは、スロットルのレスポンスが変わり、ATの場合なら変速タイミングも変えられます。またステアリングモードではスポーツ、ノーマル、コンフォートの3種類の設定の中からチョイスでき、トラクションコントロールモードでは、回転数の指定が可能で、設定した回転数に達した時にトルクとスピン量の最適なバランスをコントロールするようになっています。

「HELLCAT(ヘルキャット)」モデル

2015年モデルとしてデビューした「SRT・HELLCAT」の由来は、第二次世界大戦にて、グラマン社が開発し実践投入された「グラマンF6Fヘルキャット戦闘機」に由来し、当時敵機5,000機に対して19:1のキルトゥ―レシオを誇った戦闘機につけられた名称でした。そして「SRT・HELLCAT」に搭載される6.2L のV8「HEMI」エンジンは、スーパーチャージャーを装着し、最大出力707PSものパワーを発生させます。ポテンシャルは、8速ATでは0-100km/h加速3.6秒、6MTモデルで3.9秒、最高速度320km/hという記録です。このエンジンは、鍛造クランクシャフト、ピストン、コンロッドを始め91%ものパーツが見直され、エンジンブロックにはアイアンが採用されています。そして「SRT・HELLCAT」のエンジンキーは黒と赤の2種類が用意されており、このキーによってピークパワーやサスペンション設定、車両の姿勢制御まで変える事が可能となっています。ブラックキーで始動した場合、ピークパワーが500PSに設定されレッドキーで始動した場合は707PSを引き出すために3モードの設定(TRACK/SPORT/STREET)が選択できるようになります。また足回りも強化され、ガス封入式のモード可変ショックアブソーバーが装備され、「トラック/スポーツ/ストリート」の各モードに応じて、トラクションコントロールやスタビリティ―コントロールの作動が変化するようになります。そして、大径ブレンボ製Bremboブレーキシステムによって強大なストッピングパワーを可能としています。エクステリアも、エアロダイナミクスに優れた専用デザインのバンパー、ボンネットフード、ホイールが装着されています。

1,000PS仕様のカスタム

「SRT・HELLCAT」ですら707PSもありますが、アメリカのテキサス州にある「ヘネシー・パフォーマンス社」は、6.2LのV型8気筒「HEMI」エンジンに装備されたスーパーチャージャーに、さらにツインターボを組み合わせ、最高出力を1,032PS、最大トルク136.5kgmにチューンした「SRT・HELLCAT」を作製しています。このモデルは、「HPE1000」と呼ばれるアップグレード・キットを装着しています。このキットにより、0-100km/h加速は2.7秒、0-400m加速は9.9秒というポテンシャルを発揮します。また852PSや805PS仕様のライト・チューンのメニューもあるようです。それでも800PS以上の強烈なパワーです。

マッスルカーの燃費は?

3thモデルの「チャレンジャー」は、可変シリンダーシステム(MDS)が装着されているために燃費が格段に向上しています。加速時や大きな荷重がかかった場合には8気筒全てのシリンダーが稼働しフルパワーを発揮しますが、高速道路などでのクルージング走行では4つのシリンダーを停止させ、スムーズな低燃費走行を可能にします。そのために市街地で6.3km/Lから7.6km/Lで高速巡行だと10.0km/Lから11.4km/Lと700PSも発生するマッスルカーとしては考えられないくらい良い燃費です。1thモデルの「チャレンジャー」は、3km/Lから4km/Lの燃費ですが、硬派なクルマですから燃費は考えずにワイルドに乗りこなしましょう。

維持費

「チャレンジャー」の維持費となると「SRT」の5.7L「HEMI」の場合、1年間の税金が自動車税は、88,000円、自動車重量税が20,000円、自賠責保険が11,235円で、これにガソリン代、オイル代、タイヤ代などのメンテナンス費用がかかってきますから、最低でもノントラブルで40万円前後はかかりそうです。これが、1thモデルとなるとパーツ入手が困難なために3thモデルの倍の維持費を見ておく必要があるようです。

「チャレンジャー」の中古車価格は?

中古車は、1thモデルは、450万円から高いものでは1,000万円のプライスで取引されているようです。2thモデルは、マイナーモデルとなり価格は、いずれも「ASK」となっております。3thモデルは、V6モデルだと300万円台から探すことができ、V8モデルは、400万円台からとなっており、そして「SRT・HELLCAT」は、1,000万円オーバーで取引されているようです。

新車「2016年モデル」の価格は?

2016年の「チャレンジャー」シリーズの新車価格を調べてみました。3.6Lの「SXT・PLUS」モデルで568万円、5.7Lの「R/T」モデルで588万円、その上級モデルの「R/T・PLUS」で638万円となっています。また6.4Lの「R/T・SCAT PACK」モデルになると698万円、「SRT・392」モデルは828万円、「SRT・HELLCAT」になると1,000万円の新車プライスとなっているようです。

「ダッジ・チャージャー」

1966年に誕生した「チャージャー」はダッジの「ファストバック」スタイルのエントリーカーです。1thモデルは、ヘッドライトが隠れているデザインです。1968年型は「セミ・ファストバック」のボディで「コークボトル型」デザインとなっています。この「チャージャー」にも「R/T」モデルが存在し、強化ブレーキ、スタビライザー付きサスペンション、強化スプリング、トーションバーが装着され、エンジンは、440cu.in.のマグナムV型8気筒エンジン(375PS/4,400rpm)を搭載していました。このモデルのデザインをもとに「チャレンジャー」が1970年に誕生することになりました。また現在の「チャージャー」は、3thモデルの「チャレンジャー」同様のLX型プラットフォームを採用し、エンジンも「HELLCAT・HEMI」を搭載しています。

ライバルの元祖ポニーカー「フォード・マスタング」

元祖「ポニーカー」「スペシャリティカー」の「フォード・マスタング」は1964年に登場し大ヒットとなりました。このモデルに対抗するために「チャレンジャー」が誕生しました。1970年当時も「GT350」「GT500」などのマッスルカー対決を繰り広げていましたが、「チャレンジャー」が3thモデルとなり「SRT・HELLCAT」をデビューさせているのに対して、「フォード・マスタング」は、6thモデルに直列4気筒2.3Lの直噴ツインスクロールターボ仕様のエンジンを導入しています。エコブーストエンジンと呼ばれるものです。314PSを発揮するパワーは、V型8気筒4.4L級のエンジンに匹敵する性能です。トランスミッションは電子制御6速ATが組み合わされ、足回りは新開発の前輪がマクファーソンストラット式、後輪がマルチリンク式の4輪独立懸架となっています。

カマロ

1967年に登場した「シボレー・カマロ」は、「チャレンジャー」と同じカテゴリーでマッスルカーを代表する名車です。「Z28」モデルをはじめ7Lの大排気量のV型8気筒エンジンを搭載し、「チャレンジャー」とともに1970年代のパワーウォーズを繰り広げていました。現在、6thモデルとなっても、勢いは止まっていません。新型の「ZL1」モデルの「LT4」エンジンは、V型8気筒の6.2Lにスーパーチャージャー搭載し、最高出力649PS、最大トルク88.5kgmでトランスミッションは、6速MTかパドルシフト付き10速ATの設定となっています。さらに2Lの直列4気筒ターボも登場させています。こちらは、最高出力276PS、最大トルク40.8kgmとなっています。3thモデルの「チャレンジャー」とこれからも良い勝負をしていきそうです。

ダッジ チャレンジャーの中古車情報

ダッジといえばというほどメーカーを代表するメジャーな車種ですので日本でも流通は多そうですね。映画でも出てくるマッスルカーを中古車で探してみてはいかがでしょうか? 

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まとめ

「ダッジ・チャレンジャー」は、マッスルカーの強烈なパワーとファッショナブルねデザインでデビューした1thモデルから長き月日を経て3thモデルで見事に21世紀のマッスルカーの名車として復活しています。しかも3thモデルは、700PSものパワーを備えつつ燃費も向上しているモンスターマシンといえるでしょう。これからも人気が続くモデルといえます。