【三菱 デリカD:5】ミニバン嫌いにもおすすめしたい!オフロードも走れるミニバン

世界で唯一のオールラウンダーミニバンのデリカD:5。三菱自動車が販売するデリカは、1969年からの長い歴史を持ちます。四輪駆動を得意とする三菱らしい優れた悪路走破性を持ち、多くのファンを持つデリカの中でも、2007年に登場して、新たにサブネームも追加された、最新世代となるデリカD:5についてのまとめです。

三菱・デリカD:5の歩みと特徴、おすすめユーザー

三菱・デリカD:5は2007年から発売されている三菱自動車の3列シートのミニバンです。三菱は以前は他にも3列シートのシャリオグランディスなどのミニバンを発売していましたが、2015年現在は、自社開発したミニバンとしてはデリカD:5が唯一のモデルとなりました。(他に日産NV200バネットのOEMである三菱デリカD:3があります)

デリカの歴史は1969年の初代発売まで遡ります。デリカという名前はデリバリー・カーゴに由来し、元々は商用車として開発されていました。しかし代を重ねるごとに、その使い勝手の良さや、タフさ、そしてパジェロなどで四輪駆動車を作りなれた三菱ならではの悪路走破性が個人ユーザーからも評価され、自家用のミニバンとして支持されることになるのです。

現在のデリカD:5は、デリカの第5世代として開発されましたが、商用利用は考えていない純粋な乗用車として、また悪路走破性を求める歴代デリカのファンの期待に応えるためのモデルとして位置づけられています。

D:5という新たに設定されたサブネームは、デリカの第5世代に相当することを意味すると同時に、現在では他社からのOEMとして販売されているデリカD:3やデリカD:2よりも上級のトップモデルであることをも意味します。

三菱はデリカD:5を世界で唯一のオールラウンダーミニバンと位置付けています。そして、デリカD:5は三菱の代表的四輪駆動車のパジェロを一貫して製造する子会社「パジェロ製造」で、パジェロと一緒に製造されています。

「デリカD:5」のラインナップに、“ポスト新長期規制”に適合したクリーンディーゼルエンジン搭載車が加わった。その昔、デリカといえば、四駆にディーゼルが定番だった。いわば老舗のカムバックである。

歴代デリカの伝統を受け継ぐデリカD:5の高い走破能力

デリカD:5は、歴代デリカがそうであった様に、高い走破性を持っています。

歴代のデリカは、常にアウトドアでのタフネスさを求めるファンからの期待に応えてきました。特に4代目となるスペースギアは、販売時期がRVブームに重なっており、ミニバンのユーティリティーと、クロカンに勝るとも劣らない悪路走破性を持つモデルとして開発されました。

実はデリカ スペースギアの悪路走破性の高さには秘密がありました。デリカ スペースギアは、パジェロをベースに開発されており、パジェロのラダーフレーム(梯子状の基本骨格で、本格的な四輪駆動車が持つ車体構造)に、ミニバン風の車体を組み合わせていたので、基本的に、その悪路走破性能はパジェロそのものだったのです。

ただ、デリカ スペースギアの様な設計思想にも難点が無いわけではありませんでした。パジェロの上にミニバン風の車体を重ねることによる車高と重心の高さは、特に高速走行中の横風に弱いという弱点がありました。悪路走破性を再優先したことにより、乗り心地にしても最新の他社ミニバンに比べると、どうしても見劣りする部分がありました。車高の高さは乗り降りにも不便で、三世代で移動する様な状況では、年配の方にも辛いといった側面がありました。

スペースギアは1994年から2007年まで13年間も製造された超長寿となりましたが、その間に社会情勢は変化し、以前と比べるとRVブームは去り、オートキャンプ需要も減るなど、最早この様な悪路走破性を優先したミニバンを販売できる状況ではなくなってしまいました。そこで三菱はアプローチを変え、スペースギアの後継車を、パジェロベースではなく全くの専用設計のミニバンとして開発することにしたのです。これは悪路走破性をなるべく保ちながら、オンロードでの走行性能を上げるという、相反する要件を満たすために必要なアプローチだったのです。

デリカD:5は、車体設計を通常のミニバンと同じ様なモノコック設計(フレームではなく車体全体で応力を受け持つ、現在の自動車で一般的な構造)を基本軸として行いました。これにより、床にラダーフレームを持つ場合と比べて、室内の床の高さを下げ、高速時の走行安定性の向上などがはかられました。

しかし単なるモノコックでは、デリカ スペースギアで目が肥えたデリカのファンを納得させる車体の強度を保つことは出来ません。しかもミニバンは開口部が大きく、通常のモノコックでは車体強度が下がってしまいます。そこで三菱は、モノコックの中に動物の肋骨(リブ)を思わせる、太い骨組みを組み込むことにしました。

これはリブボーンフレームと命名され、デリカD:5に極めて高い車体の強度を持たせることに成功しました。デリカD:5はタイヤが4本とも地面に接地していなかったり、車体が大きく傾いていても、スライドドアのスムーズな開閉が可能です。これは車体にかかる負荷が大きく偏っても、車体が歪まないことを裏付けているのです。

こn強固なリブボーンフレームは室内側にも少し張り出していますが、居住性には影響がなく、良い意味でアクセントとなっており、乗員に頼もしさを感じさせてくれます。更にグレードによってはLEDでの間接照明が組み込まれ、ムーディーな室内の演出にも一役買っているのです。

悪路走破性能をウリにする「デリカD:5」。セールスポイントの真偽のほどは? オフロードコースでその実力を試した。

デリカD:5の、もうひとつの走破性のポイントが四輪駆動です。

デリカD:5には電子制御式の四輪駆動が設定されました。これは前輪駆動を基本として、後輪に自動で最適なトルクを配分する、いわゆる「フルタイム4WD」です。路面状況や走行状態に合わせて電子制御で動力伝達を調整するこのタイプの四輪駆動は、パジェロなどに搭載されていて先代スペースギアにも採用されていた「スーパーセレクト4WD」と比べると、極限状態でのトルクの伝達力には一歩劣るものの、三菱の豊富なノウハウが活かされており、他社の同種のシステムと比べても信頼性は高いと評価されています。

またドライバーは任意に燃費優先での後輪からの駆動力全カットや、砂地や深雪からの脱出のための強制的な後輪への駆動力伝達モードを選ぶことも可能です。ただ、後輪からの駆動力をカットしなくても、燃費への影響はそれほど大きくないと言われています。

最低地上高は210mmを確保。この数値は本格的なSUVを凌ぐほどで、車体が長めのデリカD:5の床が、地面の張り出しなどに接触して車輪が浮いてしまう、いわゆる「亀の子状態」に陥ることを防いでくれます。

アウトドア志向の人には勿論、実はミニバン嫌いや欧州車好きにもおすすめ

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ここまでデリカD:5の悪路走破性についてご紹介してきましたが、ではこのデリカD:5はどんなユーザーにおすすめなのでしょうか?

まず、悪路走破性が高いミニバンが欲しい方には唯一無二の選択肢です。オートキャンプやスキー場など、色々なシチュエーションで活躍してくれるでしょう。また先代となるデリカ スペースギアからの乗り換えを考えられている方にもおすすめです。三菱パジェロを駆ってパリ・ダカール・ラリーを優勝したラリードライバーの増岡弘は、パジェロと同じ評価軸でデリカD:5の走行性能も認めています。

といっても他に選択肢がないので、悪路走破性が高いミニバンが必要な人たちは、デリカ D:5を既に購入されてしまっているかもしれません。

そこで今回はデリカD:5を、ミニバンが嫌いな方や欧州車が好きな方に対しての魅力的な選択肢としても提案してみたいと思います。というのも、これまで触れてきた車体の強度の高さや、四輪駆動システムによる優れた走行安定性は、必ずしも悪路を走破するためだけではなく、普通に日常使いする上でも活きてくるのです。

速度の上限が高いヨーロッパの自動車は、法的には100km/hに制限された環境で使われる日本車と比べて、車体の強度や走行安定性がしっかりしていると評価されてきました。最近は日本車の水準も上がり、一方で欧州車のグローバル化も進んだために、必ずしもメーカーの国だけでは優劣つけられる状況ではなくなったのですが、デリカD:5の設計思想は、結果としては古典的なヨーロッパ車の設計思想に近いものになっています。

デリカD:5は、それほど雑誌やウェブなどへの露出が多くない、コアな自動車好きからも一目置かれている自動車評論家諸氏からも高い評価を受けています。

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車中泊にもおすすめ

デリカD:5は車中泊をしながらの旅行にも使いやすいモデルです。1990年代のようなアウトドアブーム、RVブームは去って久しいですが、近年は道の駅やサービスエリア、立ち寄り湯を渡り歩くようなスタイルの車中泊が注目を集めていて、このような旅をするのにデリカD:5は非常に相性が良いのです。ではデリカD:5は、車中泊とどのように相性が良いのでしょうか?

そもそも車中泊に脚光が当たったきっかけは、2009年から高速道路のETC搭載車を対象にした1,000円乗り放題の割引が行われたことでした。この割引制度は2年後の2011年には終了してしまったのですが、この間に、ホテルや旅館のチェックインやチェックアウトの時間に縛られず、自由気ままに自動車で長距離を旅行する良さが知られるようになり、割引が終わったあとも、ひとつの文化として成長しつつあるのです。

このような車中泊旅行の場合、お手洗いや入浴などは道の駅などの施設のものを活用しますし、食事も現地で外食する場合がほとんどなので、本格的なキャンピングカーのような水回りやガスコンロなどの必要性は低いです。ただし、睡眠は車内なので、フラットなスペースを作れることは求められます。また車内で過ごす時間が長いので、起き上がって本を読んだり、タブレットに入れた映画を見たりという場合には、ある程度の室内高も求められます。つまり、特別な装備は必要ないものの、ある程度広い自動車が、車中泊には適しているのです。

デリカD:5の場合、2列目のシートが3人がけのベンチシートとなっている8人乗り仕様を選べば、2列目の背もたれを倒して3列目の座面と繋げるフラットシートレイアウトを使うことができます。その長さは2m以上、横幅も一番広いところでは1.5m近くあるので、大人2名が十分に寝ることが可能です。また室内の高さは約1.3m、フラットにした状態では1mを切ってしまいますが、それでもそれなりの高さが確保されているので、車中泊には適していると考えられます。また純正オプションとしてサブバッテリーの設定があるところもポイント。アイドリングを続けたり、走行用のバッテリーを使うことなく、スマートフォンやノートパソコンへ給電することが可能です。

また車中泊旅行では色々な駐車場に停めることが想定されるので、あまり車体が大きいと行動が成約されてしまいます。ちょっと気になったお店があっても、あまり大きな車体の自動車では駐車場に停められずに、泣く泣くスルーしてしまうことになってしまいます。また長期の旅行ならば、うち1泊2泊程度はホテルや旅館にも泊まって疲れを抜きたい場合もあるかもしれませんが、この場合も車体が大き過ぎると、駐車場が原因になり、泊まれる場所が制約されてしまいます。そもそも大き過ぎると、駐車場以前に狭い道に入れないという事態も起こるかもしれません。

デリカD:5の長さは約4.7m強、横幅は約1.8m弱です。この大きさは他の自動車と比べると、例えば日本中で見かけるトヨタ クラウンのパトカーよりも全長は20cm弱短く、横幅は、ほぼ同じです。クラウンが入れない道や駐車場というのは滅多にありません。だからパトカーとして採用されているわけで、デリカD:5も同じくらいの機動力を持っていることになります。そして高さは1.9m弱。1.55m制限の機械式立体駐車場にはさすがに入れませんが、2m制限の立体駐車場には入ることができます。駐車場の制約はほとんど無いと言い切ってしまってもよいかもしれません。

また、この記事の最後でも触れますが、デリカD:5は特にディーゼルモデルの燃費が良いことも特徴です。特に高速道路なら100km/h巡航で12km/L以上、条件が良ければ14km/L以上に達することも。燃料タンクは66Lありますから、700km以上の航続距離が期待できることになります。地方の高速道路などではガソリンスタンドの数が少なく、時間帯によっては100km以上ガソリンスタンドがないような区間もありますが、余裕のある航続距離は、こういった状況もリスクになりません。ガソリンモデルの燃費はやや落ちますが、それでも燃料タンクの容量は安心要素。長距離移動が多い車中泊旅行との相性は、航続距離の点でも抜群なのです。

車中泊をバックアップするアイテムも

デリカD:5はそのままでも車中泊に活用できますが、フラットにしてもシートには多少の段差が残ります。クッションなどで間を埋めると快適に過ごせますが、より快適に車中泊を過ごすためのベッド用のアイテムも販売されています。

出典:http://www.sawyer.jp/hotelstarfive_d5.html

ホテルスターファイブ

ソーヤが販売するホテルスターファイブ D5は、サードシートをあえて使わずに、その場所に折りたたみ式のベッドを置く方式。2列目と3列目の間の段差がなくなるので、より快適な車中泊を実現します。

出典:http://www.sun-auto.jp/mb/delica_d5_dpop

三菱ディーラー西尾張三菱自動車販売株式会社。三菱車の軽自動車、デリカD:3、デリカD:5の3分野で、弊社オリジナル車中泊カーならびにキャンピングカーの製作・販売もいたしております。

三菱ディーラーの西尾張三菱自動車販売は、デリカD:5の後部に敷き詰める専用のベッド、D-BEDを開発しました。段差知らずの完全なフルフラットを実現してくれます。こちらのディーラーでは、デリカD:5にポップアップルーフを搭載して、屋根の上のテントの中で寝ることができるコンプリートカー、D:POPも販売しています。

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デリカD:5 D:POPの紹介

デリカとしては5代目、D:5としては初代となるデリカD:5の車両詳細

2015年現在の三菱のラインアップの中で、デリカはミニバンのシリーズ名称となったため、デリカD:5が果たしてデリカの5代目なのか、デリカD:5というデリカシリーズの最上級車の1代目なのかは、デリカD:5の後継車が、同じようにD:5を名乗るのか、D:6を名乗るのか、はっきりするまで分かりません。

ここでは便宜上、現在のデリカD:5を、D:5というモデルの初代として取り扱いたいと思います。

デリカD:5のボディタイプ

デリカD:5のボディタイプは、両側スライドドアを持つ5ドアの1種類のみの設定ですが、悪路走破性に配慮した標準モデル以外に、車高を2cm落としてエアロパーツを追加、舗装路の走行に特化したROADEST(ローデスト)の設定があり、外見上区別できます。

室内のレイアウトには7人乗りと8人乗りの2通りがあります。

7人乗りでは3列シートで2列目が独立した2人掛けとなり、3列目とのウォークスルーが可能なほか、長尺物の積載も得意です。8人乗りは2列目が3人掛けのベンチシート(2:1でスライド、リクライニング可能)となっていて、シートを倒してフラットにすることで車中泊などに適しています。

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デリカ D:5のコマーシャル・フィルム「PLAY THE NATURE」WEB限定ロングバージョン

デリカD:5の主なグレード

デリカD:5のグレードは2016年4月現在、大きく分けてノーマルの「デリカD:5」と、エアロパーツなどを追加装備してオンロードでの走行に特化した「デリカD:5 ROADEST」の2種類となっています。それぞれが、エンジン仕様や装備内容にあわせて、さらに細かいグレードに分けられています。

M

廉価版という位置づけで、240.8万円という低価格から、デリカD:5の世界を楽しめるモデルです。エンジンはガソリンのみですが、2WD(前輪駆動)と4WDが選べます。メーターがやや簡素化され、情報画面がマルチカラーから単色になったり、パドルシフトを使うスポーツモードが省略されていたり、電動スライドドアが装備されていなかったりしますが、デリカD:5の高い走行性能は上位モデルと比べて何ら変わりません。なお、乗車定員は8人乗りのみとなります。

G-Power package/D-Power package

装備のバランスが取れた基本的なモデルで、スポーツモードや電動スライドドア、ビルトインのETCユニット、LED間接照明などが装備されています。また電動シートなどを含む、複数のセットオプションの設定があり、より好みの仕様を作り上げることもできます。Gはガソリンエンジン、Dはディーゼルエンジンで、基本は4WDですが、ガソリンエンジンでは2WDを選ぶこともできます。乗車定員は8人乗りと、2列目が独立したキャプテンシートの7人乗りの、いずれかを選ぶことができます。

ROADEST G-Power package/D-Power package

エアロパーツを追加したオンロード重視のモデルです。追加されたエアロパーツ以外の基本的な装備内容や仕様はノーマルモデルのPower packageに準じていますが、ガソリン仕様の2WDではアイドリングストップ機能が備わっています。また乗車定員は8人乗りのみとなります。

G-Premium/D-Premium

標準仕様のPower packageに、電動のテールゲートや純正のカーナビゲーションシステム、ロックフォードのプレミアムオーディオなどを追加した最上級モデルです。オプションで本革シートなどを選べるのも、このPremiumのみとなっています。ガソリン仕様とディーゼル仕様の両方を選べますが、駆動方式は4WDのみで、2WDを選ぶことはできません。乗車定員は7人乗りと8人乗りから選べます。

CHAMONIX(シャモニー)

毎年ウィンターシーズンに設定される特別仕様車です。特別仕様車とはいえ、毎年出ているので通常モデルに近い扱いなので、ここでとりあげました。2015年冬に発売されたシャモニーは、ディーゼルエンジンのみとなっており、D-Power packageをベースに、純正のカーナビゲーションシステムや木目調の内装、天井の間接照明、運転席の電動シート、前席のシートヒーターなどが追加されています。一部の装備はPremiumでオプション設定されているものも含まれますが、価格はPremiumよりも大幅に抑えられているので、お買い得度の高い狙い目のモデルです。また、このうちカーナビゲーションシステムは、非装備とするオプションも設定されていて、自分で好みのものを取り付けたい需要にも対応しています。乗車定員は8人乗りのみとなっています。

グレードごとの細かい仕様差は、公式ウェブページのグレード解説もご覧ください。

三菱自動車のオフィシャルWebサイトです。

デリカ D:5のスペック

デリカ D:5「D-Power package」

全長 4,730mm
全幅 1,785mm
全高 1,870mm
ホイールベース 2,850mm
トレッド 前/後 1,540mm
最低地上高 210mm
車両重量 1,890kg
乗車定員 8人

最小回転半径 5.6m
JC08モード燃費 13.6km/L

エンジン 直列4気筒DOHC16バルブ コモンレール式インタークーラーターボ
排気量 2,267cc
圧縮比 14.9
最高出力 109kW [148PS] / 3,500rpm
最大トルク 360Nm [36.7kg-m] / 1,500-2,750rpm
燃料タンク容量 64L

変速機 INVECS-II 6AT(トルクコンバーター式)
サスペンション前/後 マクファーソンストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 225/55 R18

ユーザー口コミでわかった実燃費

車中泊の部分でも触れましたが、デリカD:5は燃費が良いことが特徴です。多くのオーナーが登録しているSNSの「みんカラ」では、ガソリンモデルで約9km/L、ディーゼルモデルで約11km/Lという報告が上がっています。

あれ? そんなに燃費が良くないぞ? と思われる方もいるかもしれませんが、デリカD:5は丈夫な車体を持ち、重量が2トンに迫ろうかということを忘れてはいけません。大きさと重さを考えると、これは十分に優秀な燃費だと考えられます。

それでもちょっと気になるぞ…という方は、個別の燃費データを見てみましょう。ディーゼルモデルで、13km/L前後、ときに14km/L以上走っていることが確認できるはずです。これはディーゼルが長距離巡航との相性が良いために起こる現象です。ゴーストップの多い市街地は、実はディーゼルにとっては苦手科目。だから市街地走行が多いユーザーが、どうしても燃費の平均値を落としてしまうのです。デリカD:5は、長距離移動が多い人に合っている燃費特性となっているのです。

三菱 デリカD:5の燃費情報なら「みんカラ」。デリカD:5オーナーの実際の燃費記録を見ることができます。燃費比較の参考になるデータが満載!三菱 デリカD:5の燃費情報は日本最大級のクルマSNSサイト「みんカラ」

中古車でデリカ D:5を買うなら限定グレードのCHAMONIXがおすすめ

デリカD:5はモデルライフの間に特別仕様車が何回か販売されてきましたが、その中でも冬の時期に何度かに渡って設定されてきた、CHAMONIX(シャモニー)という特別仕様車は、デリカD:5のアウトドアな魅力を引き立てつつ、価格に対して装備の内容が充実しています。中古で購入する場合も、お買い得な選択肢になってくれることでしょう。

色は白以外は好みが分かれるため、査定ではマイナスポイントになると言われています。中古購入時は緑などの凝った色を選ぶと、安く手に入れられる可能性が高くなります。(逆に新車購入時にリセールを考えると、白以外は選ばない方が良いと言われています)

なお、デリカD:5の中古車価格ですが、販売機関が長期に渡っていることもあり、初期のガソリンモデルならば100万円を下回る価格で販売されていることも。ただし長距離を走るユーザーに好まれることから、10万キロ前後の走行距離はザラ、20万キロに迫ろうかという個体もチラホラと見かけられ、かなり使い込まれているものが多い印象です。

登場から2年程度しか経過していないディーゼルモデルの場合は、新しいことに加えて人気も高く、200万円台の個体も少数派、多くは300万円を上回ります。またディーラーが自社登録した未走行の新古車扱いの個体と、一般的な中古車の価格の差があまりないので、新古車を探してみるとよいかもしれません。

2014年冬シーズンに販売されたシャモニーの解説ページ

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まとめ

さて、デリカ D:5についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

デリカ D:5はオンリーワンな存在で、他のミニバンと比べられることは少なく指名買いが多いモデルだと言われていますが、一方で興味のない人からは、その魅力について見逃されがちです。また、登場から年月も経ちましたが、流行とは無縁のスクエアでクリーンなデザインは一向に古さも感じません。

趣味に、買い物に、家族とのレジャーに、デリカD:5はきっと頼もしい相棒となってくれることでしょう。

ミニバン界で異彩を放つ存在が三菱 デリカD:5です。現行モデルは10年目のモデルライフを迎えた長寿車て、新型の投入が待たれます。そんな中、2016年2月に開催された三菱自動車の2015年度第3四半期決算報告会で、次期型モデルを2017年に発売すると発表がありました。果たして次期デリカD:5はいかなるモデルになるのでしょうか? また、他のデリカシリーズの新型車はどうなるのでしょうか?