【シボレー インパラ】一目で車種を識別できるデザインをもったローライダーの代表!燃費や中古車情報なども

6連テールにキャッツアイテールなど、ローライダーのカスタムを語るうえで外すことのできない「インパラ」ですが、最近はTVドラマでも使用され、さらに世界中で人気が上昇しているようです。その魅力に迫ってみたいと思います。

「シボレー・インパラ(Chevrolet Impala)」

「シボレー・インパラ(Chevrolet Impala)」は、「ゼネラルモーターズ 社」がシボレーブランドで販売している大型の乗用モデルです。

1thモデル(1958年)

1thモデルは、1958年型シボレーの最上級グレード「ベルエア」に「インパラ・スポーツ・パッケージ」という名称が与えられ、スペシャルパッケージモデルとして登場しました。ボディタイプは、2ドアハードトップクーペと2ドアコンバーチブルでした。エクステリアにおける「ベルエア」との相違点は3連テールライト、ルーフ後端のエアアウトレット左右クォーターのエアダクト風のモール等です。

2thモデルの1959年式「キャッツアイ・テール」

1959年モデルの特徴的なデザインといえば、テールフィンとテールライトです。トランクの中央のナンバープレートの上位置から両端上部に向かい扇形アーチを描き広がっていくデザインのテールフィン、さらにテールフィンの下に収まるテールライトは、横向きの涙型のデザインのために「キャッツアイ」とも呼ばれています。フロントデザインもヘッドライトをグリルに収め、 全体的に高さを抑えて薄くなったデザインへと大きく変化しライトの上にアイブローが有るのも1959年の特徴です。300万円以上、程度がよく高いものでは1,000万円のプライスが中古車相場のようです。

2thモデル(1959年-1960年)

1959年から登場した2thモデルの「インパラ」は、ボディタイプとして2ドアに加えて4ドア・ピラーレス・ハードトップ、4ドア・セダンの生産も開始しました。これによって「インパラ」はシボレーの最上級フルサイズモデルとなりました。搭載するエンジンは、ベースでは直列6気筒エンジンがあり、設定として4.6L、5.7LのV型8気筒エンジンも搭載できました。トランスミッションは、3MT、4MT、2AT、3ATが設定となっています。インテリアはポップな色使いとなっています。そして標準でベンチシートの6人乗りとなっていました。

「Low Rider(ローライダー)」で人気の3thモデル

大型のボディで車高を低くし、ハイドロシステム搭載する「Low Rider(ローライダー)」のカテゴリーで人気なのが、大きなボディとフラットなスタイリングで、重厚感のある3thモデルの「インパラ」です。「インパラ」がローライダーのベースとして人気なのは、在庫が多く、安価で手に入るフルサイズの中古車であることと、充実したアフターマーケットにあるようです。またトランクがハイドロセットアップに必要なスペースがあるということも人気の理由のようです。しかし、在庫が多く安価といえ、それは、ローライダーでカスタムすることを前提とした考えです。今から50年も前のクルマなので、コンディションが良いベース車両が少なく、クラシックカーとしてプレミアもつくようになっています。安いベース車両は200万円前後からありますが、コンディションや維持を考えると500万円前後はかかるようです。

3thモデル(1961年-1964年)

1961年に登場した3thモデルは、市場がハイパフォーマンスモデル、いわゆるマッスルカー人気に押される形で、「SS」シリーズを展開したモデルです。

「インパラSS(スーパースポーツ)」

1961年に登場した「インパラSS」の「SS」はスーパースポーツの意味で、市販のドラッグレーサーが始まりとされるハイパワーエンジンを搭載したスポーツモデルバージョンです。1961年に登場した「インパラSS(スーパースポーツ)」に搭載されるユニットは、「5.7L V型8気筒(最高出力305PS/ 340PS/350PS)」、「6.7L V型8気筒(最高出力425PS)」でサスペンションシステムも強化スプリング、強化ショックアブソーバー、焼結合金製ブレーキライニングが装着されチューニングされていました。しかし、年を経るごとに「SS」は、ハイパフォーマンスモデルのエンジンを搭載するもセッティングは、マイルドなものとなり「スーパースポーツ」というより「豪華仕様のプレミアムスポーツ」へと変化していきました。

ドラマ「スーパーナチュラル」に使用された1967年式

「インパラ」シリーズの各モデルで今や世界中で人気となっているのが、サスペンスドラマ「スーパーナチュラル」で使用された4thモデルの1967年式の「インパラ」です。

4thモデル(1965年-1970年)

4thモデルは、1965年に登場し派生モデルとして「インパラ」に4ドアの「カプリス・パッケージ」が登場しました。このモデルは、高級感のあるスペシャリティー・4ドアハードトップで、1966年には2ドアも登場し独立したモデルとなりました。

1967年式「スーパーナチュラル仕様」

サスペンスドラマに採用されたのは、「Super Natural(スーパーナチュラル)」に死体を2体以上運べるというブラックな理由でした。しかし、このドラマがきっかけで使用された1967年式の「インパラ」は大人気となっています。このドラマに登場しているのは、4ドアのスポーツセダン「4Door・Sport ・Sedan」と呼ばれるモデルで、4ドアですが、2ドア同様に前後の窓の境目にピラーがないタイプです。
このモデルは、1967年当時、4枚ドアユーザーのニーズに応えたものとなっておらず、販売では成功しませんでした。売れたのは前後ドアの間にピラーの入った小さいエンジンの普通の4ドアタイプが大半となり、結果として「4Door・Sport ・Sedan」の生産はごく少数に留まりました。それゆえに、今となっては希少モデルとなってしまいました。ドラマで使用されたモデルは、ブラックカラーで塗装され、リアサイドエンブレムスムージング処理、U.Sクロームスチールホイールなどが主な変更でした。この希少なモデルは、中古車相場で700万円前後で取引されているようです。

5thモデル(1971年-1976年)

1971年に5thモデルは登場し、「GM社」の再設計したフルサイズの「B-ボディ」を導入した、これまでで最大のフルサイズのモデルとなっていました。パワートレインは、V型8気筒エンジンでしたが、サイズは、350cu.in./400cu.in./454cu.in.のラインナップでした。1972年から全てのエンジンは無鉛ガソリン仕様で設計され、触媒コンバーターが1975年に装備されています。また5thモデルのコンバーチブル・モデルは1975年に廃止されることになりました。

6thモデル(1977年-1985年)

6thモデルは1977年にフルモデルチェンジして登場しました。新しい「インパラ」は全長が短く、全高が高くなり、全体としてコンパクト化されました。「インパラ」のシャシーフレームは、1996年まで使用された「B-ボディ」でした。また6thモデルは、増加した室内スペース、トランク容量の増加が特徴となりました。そして、実用性から「インパラ」は米国内の販売ナンバー1を獲得しました。しかし、多くの要望があったコンバーチブル・モデルは販売されませんでした。このモデルのエンジンのラインナップは、I6エンジン、V型8気筒エンジン(267cu.in./305cu.in./350cu.in.)、350cu.in.のV型8気筒ディーゼルエンジンでした。

7thモデル(1994年-1996年)

7thモデルの登場は1994年で、「インパラ」は「カプリス」の高性能バージョンとして「SS」も登場させています。この「SS」モデルは、「カプリス9C1警察パッケージ」をベースとしていました。変更点としては、強化ショックアブソーバー、大容量の逆流冷却システム、強化四輪ディスクブレーキ、トランスミッション・クーラー、デュアル・エグゾーストなどです。そして搭載されたエンジンは、260PS仕様の「LT1型」の「5.7L スモール・ブロック V型8気筒」エンジンは、「インパラSS」の標準エンジンでした。この「インパラ」の「LT1型」と「コルベット」「カマロ」の「LT1型」の違いは、シリンダーヘッドがアルミニウム製ではなく、鋳鉄製となっており、セッティングもトルク重視になっていることです。組み合わされているトランスミッションは、700R4をベースとした4L60Eが装備されていました。そして、1996年モデルになると、タコメーターが追加され、デジタルスピードメーターがアナログ式に変更されました。またミッションシフトは、コラムからセンター・コンソールに移動され、OBD-IIコンピュータシステムが追加装備されました。

8thモデル(2000年-2005年)

消滅していた「インパラ」の名称は、2000年に復活し8thモデルとなりました。大きな変更として前輪駆動になり、2タイプのV型6気筒エンジンが搭載可能となりました。シャシーフレームは、「W-プラットフォーム」がベースとなっています。またエンジンには過給機が装着され、スーパーチャージャー仕様のV型6気筒を搭載した「SS」は、2004年モデルとして登場しました。ベースモデルは、布製ベンチシートで、175PSの「LA1型(V型6気筒/3.4L)」エンジンを搭載しています。また「LS」は、革製のセンター・コンソールとフロア・シフト、ABS、TCS、、一体型フォグランプと200PS仕様の「L36型(V型6気筒/3.8L)」エンジンを搭載していました。さらに2004年から2005年の「インパラSS」は、過給機付きの「L67型(V型6気筒/3.8L)」エンジンを搭載しており、240PS仕様のエンジンは、以前ポンティアック・グランプリGTP、ビュイック・リーガルGSとポンティアック・ボンネヴィルSSEIにも搭載されていたものでした。

9thモデル(2006年-2013年)

9thモデルは、2006年モデルとして2005年のロサンゼルスオートショーで発表されました。シャシーフレームは改良されたW-プラットフォームをベースとし、エンジンは、「V型6気筒(211PS/3.5L)」でした。また「SS」には、初めて前輪駆動のシボレー車としてスモール・ブロックV型8気筒エンジンを搭載しました。この5.3LのV型8気筒エンジンは303PSを発生させています。グレードラインナップは、「LS」「LT」「LTZ」「SS」となっていました。2006年モデルのインパラは、木製センター・コンソールを装備し、全ての主な制御ボタンにクロムアクセントを採用しています。また、ダッシュボードからドアの上部にかけて木製のトリムを装備し豪華さを演出しています。その後、「インパラSS」は2010年モデルイヤーで消滅し、さらに2012年モデルでは「3.5L」と「3.9L」も廃止されますが、新たに「V型6気筒 3.6L VVT SIDI」エンジンを設定し6速ATが搭載されることになりました。

新型の10thモデル(2014年-)

2012年4月のニューヨーク国際オートショーで2014年モデルとして10thモデルが発表されました。プラットフォームは、「キャデラック・XTS」と共通のイプシロンIIプラットフォームを採用しています。エクステリアデザインは、斬新なデザインとなりシャープさを際立たせたデザインです。特にフロントマスクは水平二本線のグリルデザインを採用し、新しいシボレーのファミリーフェイスを提示した形となりました。またインテリアは、特徴的なデュアル・コクピットデザインを踏襲しセンタースタックには8インチタッチスクリーンを備え、インフォテインメントシステムの「MyLink」を装備しています。このモデルに搭載されるエンジンは、直噴仕様で、「V型6気筒/3.6L」、「直列4気筒/2.5L」、「直列4気筒/2.4L eAssistマイルドハイブリッド」の3タイプが設定され、6速ATと組み合わせられています。また「直列4気筒」搭載モデルにはアクティブノイズキャンセレーションシステムが装備されています。

国内輸入されていない新車の価格は?

新型の10thモデルは、国内に輸入してはいませんがアメリカでは日本価格は、「LS」のベースモデルで300万からとなっており、「1LT」のベースモデルは、330万円からとなっているようです。

維持費

「インパラ」の維持にはどれくらいかかるか調べてみました。燃費は、リッター当たり5km/Lから7km/Lと昔の大排気量のV型8気筒エンジンとしては、よく走る車です。自動車税は、4.5L以上6L以下で3ナンバーだと88,000円で、重量税が50,400円、8ナンバーだと70,400円です。でも1ナンバー登録だと、1年間に自動車税は、16,000円に重量税18,900円となります。これに古い車両なので修理代が年間に10万円前後かかってくるようです。オーナーさんたちの情報によると年間維持費として60万前後を考えておくと良いようです。

中古車

「インパラ」の中古車相場は、どれくらいか現在の相場を調べてみました。1958年の1thモデルで最低300万円からで希少なために500万円オーバーの車両もあるようです。2thモデルは、300万円から1,500万円もする車両もあるようです。3thモデルになると200万円前後が平均ですが、100万円から500万円くらいが中古車相場で取引されているようです。それ以降のモデルは、100万円から200万円が平均の相場で取引されているようです。

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まとめ

アメ車の代表的なモデルの一つといえる「インパラ」は、歴代を通して人気のシリーズです。すでに希少価値のある1th、2thに加えて、特にドラマやローライダーで人気の3thモデルは、これからもプレミア価格がついていくモデルです。まさに名車といえるでしょう。