ドリフトを習得するための練習とは?

かっこよくドリフトを決めてコーナーを駆け抜ける姿を自分の目の前で見せられると、感動して自分にもできたらいいなと思ってしまいます。多くの練習が必要なため、一朝一夕で身に付けられる技術ではありません。広くて安全な場所で基本から学んでいかないと車をイメージ通りにコントロールすることはできないので、焦らずにしっかり練習することが大切です。

ドリフトの練習を始める前に!

ブレーキの点検を忘れずに!

車に負担が大きくかかるため、練習前や後には必ず点検をしておくことが必要です。ブレーキを多用するため、ブレーキパッドの残量やブレーキオイルの量、漏れなどを点検してから練習しないと事故を起こす可能性があります。
練習中に事故を起こしてしまったら意味がなくなり、恐怖を感じてドリフトをマスターすることができなくなってしまいます。恐怖感を克服すれば問題ないと思ってしまいますが、同じ失敗を繰り返す要因になって習得するのには難しい状況になってしまいます。
練習中など事故を起こさないためにも、点検は必要不可欠です。ハードブレーキなどを多用するので、想像以上の負担を車にかけてしまうため注意をしてください。また、無理なことやできないことを覚えようとしないで、基本から確実に覚えていくことが大事です。

エンジンオイルのグレードアップ!

ドリフト走行ではエンジンの回転数が上がるため、高回転や高い温度にも対応できるエンジンオイルが必要です。通常使用しているものより、高回転に対応しているものを入れておくと安心することができます。エンジンを壊してしまう可能性があるため、グレードをアップして適正量を入れておくことで、壊れる可能性が低くなります。
壊してしまってから後悔するより、適正オイルを入れて対策しておくことが大事といえます。愛車のエンジンを壊さないための対策なので、自分の目で確認をして入れることが良いでしょう。人の意見を参考にすることはいいのですが、左右されないように自分の意見を持ちましょう。
エンジンオイル交換も通常より早めにすることで、エンジンを守ることにつながります。ターボ車でもNA車でも同じくこまめに交換しないと、性能を発揮できなくなりエンジンを壊してしまうでしょう。練習量などにもよりますが、最高でも3ヵ月に1回は交換しないとエンジンを壊す可能性が高くなってしまいます。

練習用のタイヤは?

ドリフト練習用のタイヤを選ぶときは、市販されているスポーツラジアルを使うと良いでしょう。溝のないタイヤが滑りやすく練習用に選ぶ人が多いと思いますが、ハードな車の動きにも対応できるように溝がしっかりしているものを使うと安全に練習することができます。
消耗が激しいために、練習前にはしっかりとタイヤの点検と空気圧の調整を忘れないでください。ワイヤーが出ているようなタイヤではエンジンに必要以上の負担をかけてしまい、故障などの原因になります。また、空気圧不足ではバーストする可能性があります。ドリフト中にバーストしてしまうと、コントロールできなくなって側壁などに衝突してしまいます。
安全に練習するためにも適正なタイヤを選ぶ必要があり、練習する前には必ず点検をしてください。溝がしっかりしていたとしてもヒビが入っているなどすると、パンクやバーストなどを引き起こしてしまいます。もしタイヤなどに異常があったときは、交換するまでは練習を控えることが良いでしょう。無理をしてしまうと、大切な愛車を壊すので注意してください。

ドリフトの基本を覚える練習方法とは?

車の動きを知る!

ドリフトを練習する前に車の動きを確実に身に付けておかないと、ドリフトにならないでパワースライドや曲がれないで衝突してしまいます。衝突をしないためにも基本を身に付ける必要があり、焦らずに確実に身に付けてください。
急ブレーキや急ハンドルなど危険な状態を意図的に作り出して、何度も繰り返すことが必要です。高度な練習をいきなりしても衝突するなどの危険性があるため、基本をおろそかにしてはいけません。テクニックを身に付けるのには、正しい練習と楽しむ精神力が必要です。
また、タイヤの消耗が激しいので練習する前には、点検と調整が必要です。練習中にパンクしたりバーストすることがあるため、予備のタイヤを準備するなど安全を考慮しないといけません。自走することができなくなる場合があるので、帰りの交通手段などもしっかりと準備すると良いでしょう。

サイドブレーキで停車をしてみよう!

サイドブレーキの引き方を覚えることで、ドリフトのきっかけを作るための練習ができます。いきなりコーナーで練習するのではなく、直進で低速で練習してください。スピードを出し過ぎると、まっすぐ停車することができないので注意をしましょう。
また、車体が曲がるようであればハンドル操作でまっすぐにしてください。自分のイメージ通りにコントロールできないと、車を制御できなくなりハンドル操作を誤ってしまいます。間違えたハンドル操作とサイドブレーキの操作を覚えると、癖になってしまい同じミスを繰り返してしまいます。
正しい操作を身に付けることが、車の基本動作を理解するのに役に立ちます。低速域での動きを理解できると、スピードが出ても安心して操作をすることができるようになるでしょう。慣れてきてからスピードを上げることも必要なので、無理をしないように慌てないでじっくり取り組むことが大切です。

ホイールスピンをマスターしよう!

ホイールスピンをマスターすることは、ヒールアンドトゥーの練習も兼ね備えています。つま先でブレーキペダルを操作してかかとでアクセルを操作するテクニックで、ドリフトには必要不可欠といえます。これができないと、途中で止まったりするので確実に身に付けることが大切です。
停車している状態でエンジンの回転数を上げてクラッチをつなぐだけでできるため、短時間で習得ができるでしょう。AT車では左足でのブレーキ操作が必要なため、しっかりとブレーキ操作ができるように繰り返し練習をしましょう。
車やタイヤの限界を知ることができ、愛車を壊すようなことを防ぐことができます。上限いっぱいまでエンジンの回転数を上げてしまうと壊れるため、タコメーター(回転計)にも注意をしてください。一度に全部を覚えようとしないで、丁寧に確実に覚えることが大切です。簡単な操作でも意識して丁寧にやっていくと、意外と難しいため注意しましょう。

滑ることに慣れよう!

円を描く!

円を描く動きは、ドリフトの基本の中の基本といえるほどに重要な項目になります。ただ円を描く動きでも綺麗な円を描こうとすると、細かい調整など見た目以上に技術と集中力が必要になります。調整が難しいため、技術向上には持って来いの練習といえるでしょう。
ハンドル操作だけではなく、アクセルの調整も重要なポイントになります。アクセルを調整することをアクセルワークといってマスターしておくことで、これからの練習にも普段の運転にも役に立ちます。エンジンのパワーによって変わるので、細かい微調整ができるまで繰り返すと良いでしょう。
最初から細かい調整はできないので、三段階位に分けて操作を覚えていくことが大切です。アクセルを開けすぎるとコントロールすることができなくなり、衝突したりするため注意をしてください。車によって調整が変わるので、しっかりと車の特性を理解することが必要です。ターボとNA、MTとATなど車の特性に違いがあるので、車に合わせて確実にマスターしましょう。

八の字を描く!

八の字を書く動きはドリフトに必要な要素が多く含まれているため、円を描く動き以上に難しく基本の総仕上げともいえます。基本をしっかり練習していないとできないために、ハンドル操作とアクセルワークを何度も復習して確実に身に付けてから練習に入ると良いでしょう。
最初から綺麗な八の字を書こうとすると、できることもできなくなってしまいます。慣れるまで時間を多く必要とするため、無理をしないで焦らずにじっくりと取り組んでください。また、基本的な動きを覚えるまでは、スピードを出さないでゆっくり操作を確実に覚えることが良いでしょう。スピードを上げるのは、慣れてきて自信が付いてからです。
我流で覚えてしまうと変な癖がついてしまい、ドリフトをマスターすることはできません。上手な人などと一緒に練習をしたりするなど、楽しく覚えることが上達のポイントになります。誰もができる訳ではないので、しっかり基本を学んで理想を目指すことが良いでしょう。

スピンも覚えておくと安心!

基本ができるようになったら、いきなりトライしないでスピンすることに慣れると良いでしょう。スピードが出ていると、恐怖を感じてしまいドリフトにはなりません。最初は、スピンをさせることや停め方などをできるようになるまで練習してください。何度も繰り返すうちに覚えることができて、失敗したとしてもスピンで逃げられるようになります。
通常ではありえない動きを操作するため、精神力も必要です。スピンすることなどに恐怖感があると、習得するのには多くの時間がかかるといえます。恐怖を克服することも大事なので、基本的な動きを何度も繰り返し練習することが必要です。
また、恐怖心が技術の向上には必要不可欠です。どんな危険な行為をしているのかをしっかりと理解していることで、常に安全を意識していることになります。峠道などでドリフトをする人も一部いますが、万が一に備えておくことが重要です。マナーのない行為や迷惑行為になるようなことは、一般道などでは止めましょう。

普段の中でできる練習方法!

普段の生活の中でも、ドリフトにつながる練習をすることができます。滑ることはできませんが、車両感覚や速度感覚などを普段の走行の中で身に付けることができます。駐車場の枠にバックモニターなどを使わないで止めることやスピードメーターで確認しながら走るなど、基本をしっかりと抑えた練習となります。
また、バックで駐車するときに空き缶などを置いて、左の後輪で踏む練習方法などもあります。運転席から見えにくいため、しっかりとした感覚を身に付けていないとできません。時間がかかってもできるようになるまで、何回も繰り返すことをおすすめします。
ハンドル操作も重要なポイントになるため、正しい操作を心がけてください。知らない間に内ハンドルを使っている癖があると、正しい操作をすることができません。送りハンドルなども同じなので、普段から正しい操作をしっかりと見に付けることも重要です。

ドリフト走行に挑戦しよう!

サイドブレーキを使うドリフト!

基本操作ができるのようになったら、ドリフトに挑戦しましょう。基本ができて滑ることの恐怖感が取れていれば、目指す理想に確実に近づいています。マスターするまでもう少しなので、気を緩めないで基本練習を繰り返してください。
サイドドリフト(サイドブレーキできっかけを作るドリフト)は、初心者から上級者まで幅広く使われています。サイドブレーキを操作するため引くタイミングと戻すタイミングが重要になり、マスターするまでの時間が短くなります。
はじめてトライするのであれば、マスターを目指すより楽しむことが重要です。楽しいと感じることができないと、時間ばかりを浪費してしまいマスターすることが難しくなってしまいます。最初から上級者と同じことができる訳ではないので、楽しみながら何度も練習をすると良いでしょう。難しく考えないで、ドリフトを楽しむことを忘れないでください。

ブレーキングドリフト!

サイドブレーキを使わないできっかけをブレーキングだけで作り、ドリフトをするテクニックです。スピードやブレーキ操作が難しく、一朝一夕で身に付くテクニックではありません。基本がしっかりできていても時間がかかるので、サイドドリフトをマスターしてから挑戦すると良いでしょう。
また、ABSなどのブレーキサポート装置が搭載されていると、マスターするまで多くの練習をしなくてはいけません。ハードなブレーキ操作を必要とするので、誤作動して失敗してしまいます。できるようになるまでは、ABSなどをキャンセルしておくことをおすすめします。車種によってはヒューズを抜くことでキャンセルすることができますが、本体が故障する恐れがあるので十分に注意をしてください。
ブレーキングドリフトをマスターすることができれば、安全走行にも役に立ちます。雪や雨などの滑りやすい状況で滑ったとしても車体を確実にコントロールすることができて、事故を回避することも可能でしょう。パフォーマンスだけではないので、普段の安全運転にも生かすことが大事です。

まとめ:練習する場所は限られている!

ドリフトを取得しようと広い駐車場や峠道を使っての練習では、習得が難しく困難になってしまうでしょう。基本がしっかりと身に付いていないとできないため、安全な場所で練習することが習得への近道といえます。広い場所ならどこでもいいとは限らないので、深夜の駐車場や埠頭などでの練習はしないでください。
サーキットにあるドリフトコースでの練習が、習得するためには必要です。安全が確保されているうえに、アドバイスや同乗指導などを受けることができます。知らない間に付いてしまった癖などを指摘してくれますので、1人で練習するよりはるかに効率が良く目指すものに近づくことができます。
ドリフトコースを使っての練習はお金がかかってしまいますが、安全と安心を考えると安いものといえます。広い駐車場などで取り締まりにあって、免許取り消しなどの処分を受けるより安く済みます。近くにないからといってもかっこいいドリフトを目指すのであれば、サーキットを活用してください。

初心者のドリフトスクールもあります!