【スズキ エブリィ】商用だけじゃないよ!エブリィはどこへでもイケるクルマ!燃費情報などエブリィのすべてをまとめました!

「デカい軽自動車!」そう言われると、興味を持つ人が多いでしょう。なにせ今の日本を走っている軽自動車は大きなのばかりですから。タントにN-BOXにハスラーと…。でもこれが「デカい商用軽自動車!」と言われると…なぜかみんな興味を失ってしまう!商用車を商用に使う必要なんてない! むしろ乗用で使ってみて欲しい。今回は「どこへでも」の意味する名前を持つスズキの商用兼乗用車のお話。

「商用車だから~」は間違い

今回紹介するクルマ「スズキ エブリイ」です。既にご存知の方も多いかと思います。町中を走る商用軽自動車ですし、中には実際にお仕事で使われていると言う方もいるでしょう。
しかし「実際に普段の私生活でも使う」すなわち「乗用車」として使用されているという方は少ないかと思われます。あくまでも「エブリイ=商用軽自動車」であり、その本質は「商用車」「社用車」だからです。

実際の車内のカットモデルがこれです。前列シートは良いとして、後席にはヘッドレストがありません。たかがヘッドレストですが、されどヘッドレスト。コレがないと首の置き所に困ってしまいます。
商用車としてのエブリイの後席は「とりあえず座れる」程度の物です。

ではこれを見てください。これは乗用車として作られた「エブリイワゴン」のカットモデルです。どうです? ちゃんと後席にはヘッドレストは付いてますし、そもそも背もたれそのものが大きくなっています。これなら乗用車として通用するのではないでしょうか。しかも4人が座っても余裕のある収納スペースがあるのも注目すべき点です。

「4人の座席+4人分の荷物」での走りを小型車に求める前に、一度このエブリイの運転席に座ってみてはいかがでしょうか?

エブリイ&エブリイワゴンのグレードと車両価格

ここではエブリイとエブリイワゴンはまとめて紹介します。
同じ名前のクルマなんですが、実質2車種を紹介となるとその内訳はかなり豊富な数になります。

エブリイ GA

全ての基本となるベースグレードです。
他の商用エブリイのグレードとの最大の違いは標準ルーフ仕様であること。他の商用エブリイは全てハイルーフ仕様となっており、これよりもルーフの位置が高くなっています。

車両価格は
2WD/5MT  923,400円(税込み)
パートタイム4WD/5MT  1,053,000円(税込み)
2WD/5AGS  1,031,400円(税込み)

5AGSと言う聞きなれないトランスミッションの方式ですが、簡単に言えばMTベースとしたセミオートマチックトランスミッションです。

エブリイ PAおよびPA Limited

GAよりハイルーフ仕様になっています。
GAにはなかったパートタイム4WD&5AGSの組み合わせが追加されています。

車両価格は
2WD/5MT 923,400円(税込み)
パートタイム4WD/5MT 1,053,000円(税込み)
2WD/5AGS 1,031,400円(税込み)
パートタイム4WD/5AGS 1,161,000円(税込み)

PA Limitedは派生車種です。変更・追加点としては
・キーレスエントリーが特別装備
・セキュリティアラームが特別装備
・全面UVカット機能付ガラスが特別装備
・スモークガラス(リヤドア、クォーター、バックドア)特別装備
・レーダーブレーキサポートおよびそれに付随する先進安全装備がメーカーオプション化(5AGS車)

車両価格は
2WD/5MT 945,000円(税込み)
パートタイム4WD/5MT 1,053,000円(税込み)
2WD/5AGS 1,074,600円(税込み)
パートタイム4WD/5AGS 1,182,600円(税込み)

エブリイ PCおよびPC Limited

PAとの違いは
・パワーウインドー(フロント)標準装備
・キーレスエントリー標準装備
・ビニールレザーシートからファブリックシートへ変更
・オーバーヘッドシェルフ標準装備
・ユーティリティーナットが10箇所→12箇所へ
など

オーバーヘッドシェルフ

車両価格は
2WD/5MT 1,013,040円(税込み)
パートタイム4WD/5MT 1,142,640円(税込み)
2WD/5AGS 1,121,040円(税込み)
パートタイム4WD/5AGS 1,250,640円(税込み)

PC Limitedではの変更・追加点としては
・ヒーテッドドアミラー特別装備(4WD)
・サイドアンダーミラー付ドアミラー(助手席)特別装備
・CDプレーヤー特別装備
・電動格納式リモコンドアミラー特別装備
・カラードドアミラー(ボディカラーと同じカラーに)特別装備
・レーダーブレーキサポートおよびそれに付随する先進安全装備がメーカーオプション化(5AGS車)

車両価格は
2WD/5MT 1,034,640円(税込み)
パートタイム4WD/5MT 1,142,640円(税込み)
2WD/5AGS 1,164,240円(税込み)
パートタイム4WD/5AGS 1,272,240円(税込み)

エブリィ JOINおよびJOINターボ

エブリイの最上位モデル。レーダーブレーキサポートがメーカーオプションとして最初から用意されています。
その他の特徴などは
・リヤヒーター標準装備
・2スピーカー(フロント2)標準装備
・分割可倒式リヤシート標準装備
・フルフラットシート標準装備
・フロントシートヘッドレスト標準装備
・リヤシートヘッドレスト標準装備
商用車としてラインアップされていますが、後部座席の快適性が向上する装備が多数追加されています。その反面、ユーティリティーナットが8箇所と減少しています。

車両価格は
2WD/5MT 1,099,440円(税込み)
パートタイム4WD/5MT 1,229,040円(税込み)
2WD/5AGS 1,180,440円(税込み)
パートタイム4WD/5AGS 1,310,040円(税込み)

ターボでは他のグレードとは違い「5AGS」の選択が無く、通常の4ATのみが用意されています。またパートタイムではなくフルタイム4WDへと変更。4AT車に関してはフットパーキングブレーキへと変更されています。

車両価格は
2WD/5MT 1,199,880円(税込み)
フルタイム4WD/5MT 1,329,480円(税込み)
2WD/4AT 1,297,080円(税込み)
フルタイム4WD/4AT 1,426,680円(税込み)

エブリイワゴン JPターボ

乗用車モデルとなるエブリイワゴンは全てターボ車になります。基本的にはJOINターボをベースに乗用車化したものと考えてよいでしょう。ルーフは標準・ハイルーフの両方が選択可能です。ミッションは全て4ATとなっています。

JPターボからの特徴としては
・レーダーブレーキサポートおよびそれに付随する先進安全装備が標準装備
・フルオートエアコン
・キーレスプッシュスタートシステム
・スライドドアクローザー(後席両側)
これら乗用車としての快適装備が充実しているのがエブリイワゴンの特徴と言えます。

車両価格は
2WD/標準ルーフ 1,425,600円(税込み)
4WD/標準ルーフ 1,555,200円(税込み)
2WD/ハイルーフ 1,436,400円(税込み)
4WD/ハイルーフ 1,566,000円(税込み)

エブリイワゴン PZターボ

エブリイワゴンの中位グレード。
JPターボとの違いは
・ディスチャージヘッドランプへの変更
・フォグランプの追加
・オートライトシステム
・施錠がワンアクションスイッチ化(後席左側)
・6スピーカー(フロント2、リヤ2、ツイーター2)化
・後席左側ワンアクションパワースライドドアの標準装備
・ステアリングオーディオスイッチ
・14インチアルミホイール
より快適性を求めたモデルとなっています。

車両価格は
2WD/標準ルーフ 1,566,000円(税込み)
4WD/標準ルーフ 1,695,600円(税込み)
2WD/ハイルーフ 1,576,800円(税込み)
4WD/ハイルーフ 1,706,400円(税込み)

エブリイワゴン PZターボスペシャル

エブリイワゴンの最上位モデルです。装備もより充実したものとなり
・バックアイカメラのメーカーオプション化
・ワンアクションスイッチの後席両側化
・電動格納式リモコンドアミラーのリモート格納化
・両側パワースライドドア
・後席左側に電動オートステップ
・LEDサイドターンランプ付ドアミラー

車両価格は
2WD/標準ルーフ 1,641,600円(税込み)
4WD/標準ルーフ 1,771,200円(税込み)
2WD/ハイルーフ 1,652,400円(税込み)
4WD/ハイルーフ 1,782,000円(税込み)

エブリイの魅力と欠点は?

エブリイと同様のクルマとしては「ダイハツ ハイゼット」およびそれを乗用車化した「ダイハツ アトレー」があります。
アトレーに関しては別の記事にてまとめましたので、こちらも参考にしていただければと思います。

商用車としての作り それ故の泣き所

昨今は大きな軽自動車が人気を集めていますが、それらとは比較にならないのがエブリイやアトレーのような商用軽自動車をベースとしたクルマです。
しかし、デメリットとしては運転席の下にエンジンを配置しているという関係上、人によっては乗り降りが不便だと感じたり、室内へのエンジンの騒音を気にされる方がいるかと思います。

運転席の下に謎の段差が見えるかと思いますが、この下にエンジンがあるのです。
このエンジンレイアウトが好き嫌いの別れどころと言えるでしょう。

また気になってくるのが燃費なんですが…燃費性能に優れる5AGS車でも20.2km/Lという数値です。今の低燃費軽自動車は30km/Lを超えるという時代においてこの数値は見劣りしてしまいます。
アイドリングストップも無ければ、トランスミッションもCVTではない。商用車をベースにしている以上はタフさが求められており、枯れた技術とも言えるATやMTの採用に留まっているのが難点で、仮に導入されるしても頻繁にモデルチェンジされるタイプではないので、それがいつになることか…。また商用車としての使用を前提にしてるため、積載重量に対するパワーと引き換えの燃費犠牲でもあります。

とにかく広い室内空間 それを生かしたSUV的な魅力

では、あえてエブリイを選ぶ理由とは何か? それはこの1枚の画像に集約されているかと思います。

商用車ならではのタフさ。それがエブリイの魅力ではないでしょうか。軽トラックが未舗装の農道を走るのが当たり前なように、エブリイの作りもそれと同様のタフさを兼ね備えています。だから、このような芝生はもちろんのこと、川沿いの河川敷でのバーベキューなんかも問題なし。
内装もそれらのレジャーを行うのに適した大きさで、4人が座席に座ってもまだ余裕の収納スペース。スキーや魚釣りをした後の道具による「水や汚れ」にも対応した、「遊ぶための」アクセサリー類も充実しています。

スズキと言えばハスラーがありましたよね? あれもクロスオーバーSUVとしてヒットしたクルマですし、遊びを意識したアクセサリーも充実。しかし、大きさで言えばワゴンRクラスです。「あの大きさでは満足できない」「もっと大きな道具を使った遊びがしたい」そんな方にこそエブリイはオススメです。

普段使いはどうか?

今人気の軽ハイトワゴンというのはほぼ全てが低床設計です。つまり地面と近い高さであると言うことです。

代表的な例として「タント」なんかは一目瞭然です。大人のひざ下の高さです。床面の高さは地上から370mm。しかし、この代償として最低地上高の確保が難しく、雪などの悪路に弱いという欠点を生みやすくなります。この点を考慮されたのがクロスオーバーSUVのハスラーなんですが、あれはワゴンRからリフトアップしたスタイルなので、このような床面の低さを実現できません。

エブリイもこの点では同様です。最低地上高が150mmと確保されている分、悪路には強いです。ハスラー同様に乗り降りするにはちょっとツライ…。

そういう方にはエブリイワゴンのPZターボスペシャルです。エブリイシリーズで最上位なわけですが、このモデルには「電動オートステップ(後席左側」が標準装備になっています。画像ではわかりにくいかもしれませんが、サイドスポイラーのドア下部分に黒いところがあるのがわかるでしょうか? あれがステップです。
もちろん車内にもステップ部分があるわけなんですが、その車内ステップと地面との間にもう1段追加されることで段差が小さくなるわけです。小さなお子さまでもこの機能があれば乗り降りしやすいのではないでしょうか。
それにお子さまもいつまでも小さなままではありません。このエブリイを数年乗り続けている間にどんどん大きくなられるでしょう。そうなった場合、乗り降りの不便さよりも車内の狭さが気になってきます。長期的な目で見ると、軽自動車としては破格の車内空間を有するエブリイはファミリーカーとしても十分な性能を有していると思います。

エブリイの中古車情報

仕事にも遊びにも使える軽で便利の一言です。一台どんなシーンでも活躍する車を欲しいという方は多くいらっしゃると思います。そんな方のために中古車情報のリンクを貼っておきますので是非チェックしてみてください。

中古車をお探しの方はこちら

まとめ

いかがでしたか?

大きな軽自動車の代名詞というと「タント」「スペーシア」「N-BOX」などが思い浮かばれるでしょう。それ以上となると小型車へとなってしまうのことが多いのではないでしょうか。実際にはもっと大きな室内空間を持った商用車ベースの軽自動車はスルーです。
確かにエンジンレイアウトや燃費など気になることもあるでしょう。しかし「積載能力」という他を圧倒するその能力。「どこへでも」という意味の車名に相応しいタフさを兼ね備えた走り。それがエブリイの魅力です。