【三菱 パジェロ】次期型開発凍結!改めてパジェロを再確認しよう!燃費、中古車情報、Jトップにエボリューションもご紹介

バブル経済が弾けたとはいえ、現代と比べるとかなりの好景気だった1980年代後半から1990年代初頭、1982年にデビューした、あるクロカンRVが一躍脚光を浴びました。それが三菱 パジェロです。大ヒット映画「私をスキーに連れていって」がきっかけとなりスキーが大ブームとなったためです。苗場スキー場のパーキングは一面パジェロだらけ。販売台数カローラ以上。そんな三菱 パジェロを振り返ってみましょう。

三菱 パジェロとは?

1990年代SUVブームの立役者のクロスカントリーSUV

パジェロ SUPER EXCEED Fスタイル

三菱 パジェロは三菱自動車が生産するオフロード走行を主体とするクロスカントリーSUVです。第2次世界大戦中、軍用車として使用されていたJeepでしたが、戦後発売元のウィリス社は民間転用し市販します。日本への導入のきっかけは朝鮮戦争でした。米軍の補給基地となった日本で、安価に大量にJeepを生産する必要が生じ、政府主導の元、中日本重工業(現在の三菱重工業)で、コンプリートノックダウン生産を開始します。
1953年から販売された三菱 Jeep J55は、朝鮮戦争終了後も三菱が独自に改良を加え、1998年まで生産されます。その生産ノウハウをもって開発されたオフロード4WDが三菱 パジェロです。

2代目モデルに設定された「Jトップ」

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Jasa's Pajero J-top offroading

三菱自工でノックダウン生産していたJeeP J55の影響でしょうか、初代パジェロには屋根と後部座席廻りを幌にした仕様がラインアップされていました。そのモデルは2代目パジェロにも引き続き設定され、「Jトップ」と名付けられました。

Jトップは屋根と後席廻り、リヤゲートもキャンバス地にしており、屋根は前席の頭上でスライド可能でした。後席からリヤゲート廻りのキャンバス地を外すと、中にあはロールバーが備え付けられており、横転時の後部座席乗員の安全性を確保していました。オフロード車のキャンバストップ仕様でロールバーを設置しているのは、他車にはない珍しい仕様でした。

上の動画を見ていただければお分かりいただけると思いますが、Jトップは悪路の走破性を追求したモデルで、フラットダートの走破性に優れた他グレードとは一線を画す存在でした。パジェロシリーズでJeepのようなオフロードRVらしさを感じることができた最後のモデルかもしれません。

現行型は新型ディーゼルエンジンを搭載!

2010年のマイナーチェンジで搭載された、新型クリーンディーゼルエンジン(DI-D)

3代目モデルはオンロードでの操安性、快適性の向上を狙って開発され、オフロード車らしさは影を潜めました。この時期には三菱自工のフラッグシップであったデボネアやディグニティが生産終了となり、パジェロが新しい三菱のフラッグシップモデルになったことも影響しました。

現行型4代目モデルは、3代目モデルの路線を踏襲しています。3代目モデルより採用されたラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディには、より高品質な高張力鋼板、溶接部の拡大、構造用接着剤を採用し、ボディ剛性をさらに高め操縦安定性と快適性を高めています。
搭載エンジンは3,800cc V型6気筒SOHCと3,200cc 直列4気筒DOHC コモンレール式クリーンディーゼルターボ(DI-D)が搭載されています。

アウトランダーとの関係は?

三菱 アウトランダーPHEV ACTIVE CAMPER Concept

三菱 アウトランダーはパジェロよりも小型な、ミドルサイズクロスオーバーSUV車です。ボディフレームはモノコック構造ではありませんし、シャシーもラダーフレームではなく、当時のダイムラー・クライスラー社と共同開発した「GSプラットフォーム」を採用しています。
エンジンもガソリン車には2,000cc と 2,400cc の直列4気筒SOHCを、PHEV車には2,000cc 直列4気筒 DOHC を搭載しており、パジェロよりもかなり小型のエンジンです。
外観はパジェロの弟分のようなフロントマスクですが、エンジニアリング的にはパジェロトは関係ありません。

パジェロスポーツとの関係は?

ASEAN諸国で大人気のパジェロスポーツ

パジェロスポーツは、1996~2010年にかけて日本国内でも三菱 チャレンジャーとして販売されていた車種です。現行型は3代目モデルとなり、日本国外専売モデルとして「パジェロスポーツ」、「モンテロスポーツ」の名称で販売されています。

初代モデルは2代目パジェロのラダーフレームを用いて開発されており、パジェロの正統的な派生車種です。その後、モデルチェンジを重ね3代目モデルとなった今でもラダーフレームが採用されています。この点にオフロード車であったパジェロのDNAを感じます。フロントマスクもパジェロフェイスをさらにアグレッシブに洗練させたデザインです。特に2代目パジェロとの関係が非常に濃い車種です。

三菱 パジェロの燃費・カタログスペック

三菱 パジェロ SUPER EXCEED Fスタイル
外装色はダイヤモンドブラックマイカ

三菱 パジェロ SUPER EXCEED カタログスペック

車両型式 LDA-V98W
駆動方式 フルタイム4WD
乗車定員 7名
車両重量 2,290kg

【車両寸法】
全長 4,900mm
全幅 1,875mm
全高 1,870mm
ホイールベース 2,780mm
トレッド 1,570mm
最小回転半径 5.7m

【室内寸法】
全長 2,535mm
全幅 1,525mm
全高 1,235mm

【走行メカニズム】
変速機 5速AT
ステアリング パワーアシスト付ラック&ピニオン
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン・コイルスプリング式独立懸架
サスペンション(後) マルチリンク式ダブルウィッシュボーン・コイルスプリング式独立懸架
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 265/60R18

【エンジン】
型式 4M41
種類 コモンレール式直列4気筒DOHC16バルブインタークーラーディーゼルターボ
使用燃料 軽油
内径 98.5mm
行程 105.0mm
総排気量 3,200cc
圧縮比 16.0
最高出力 190ps / 3,500rpm
最大トルク 45.0kgf・m / 2,000rpm
燃料タンク容量 88/L
燃料消費率 10.0km / L ※JC08モードによる国土交通省審査値

三菱 パジェロの中古車事情

ズバリ!3代目モデルが狙い目!

三菱 パジェロの中古車情報を見てみますと、初代モデルに値段がついていることが驚きです。初代モデルは最終型でも25年落ちです。普通なら値段は付かないでしょう。しかし、そこはパジェロ。愛好家の方も多いと思われます。
一般の方が手ごろな価格のSUVをお求めになりたい、ということであれば、3代目モデルがおすすめです。走行距離が少な目でも50万円以下の価格の中古車の在庫が多く見受けられます。

初代モデル(1982 - 1991年)

出典:http://response.jp/assistance/usedcar/detail/CU4402900218/

三菱 パジェロ メタルトップワゴンXL ディーゼルターボ4WD
年式 1987(S62)
走行距離 58,000km
本体価格 79.0万円(消費税込み)

1987年初度登録です。昭和62年です。元号が違います。39年落ちです。クロカンマニアの方しか、ご購入されてはいけないような、もはやクラッシックカーと言っていい部類です。39年落ちで走行距離がかなり少ないのですが、本当に通算走行距離が5.8万kmなのかは不明です。もしかしたら途中でメーターを取り換えたのかもしれません。どんなドラマが秘められているかわからないクルマです。ご購入希望の方は、要現物確認です。
内装の程度としては、かなり良さそうです。39年間の経年劣化は当然としても、写真ではそれだけのように見えます。むしろメカニズムが副変速機付きのパートタイム4WDであったり、昭和な内装でレトロ感満載です。今ではかなり無骨で珍しい1台です。
ただし、40年も昔のディーゼルエンジンなので、登録可能地域が制限されているはずです。その辺りはお住まいの陸運局に、事前に問い合わせた方が良いでしょう。

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2代目モデル(1991 - 1999年)

出典:http://response.jp/assistance/usedcar/detail/CU4389861136/#

三菱 パジェロ エボリューション
年式 1998(H10)
走行距離 86,000km
本体価格 99.9万円(消費税込み)

2代目パジェロは、トヨタ カローラを抜いて年間販売台数第1位になったこともある前代未聞のSUV車です。2代目はパリ・ダカールラリーにも優勝し、三菱SUVのポテンシャルの高さを世界中に見せつけました。そのパジェロのパリダカ参戦用マシンのホモロゲーションモデルが、パジェロ・エボリューションです。迫力の専用オーバーフェンダーに、アルミボンネット。その下に収められている専用エンジンは280PSを発揮する3,500cc ガソリンエンジンです。販売当時は採算度外視、赤字覚悟のモデルでした。

およそ20年落ちと登録年度は古いですが、走行距離は8.6万kmと少な目です。エンジンもガソリンエンジンなので、都市部で登録できないこともありません。ただし、燃費は相当悪く10モードで7.1lm / Lです。実燃費はおそらく4km / L程度でしょう。

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3代目モデル(1999 - 2006年)

出典:http://response.jp/assistance/usedcar/detail/CU4059118582/

三菱 パジェロ 3.5 ロング エクシードII MMCS仕様 4WD
年式 2000(H12)
走行距離 67,000km
本体価格 67.5万円(消費税込み)

初代、2代目モデルと続いたパジェロ人気も、3代目モデルでは一段落します。そのせいでしょうか? 3代目モデルの相場は、初代、2代目と比較すると低いです。逆に言えば、中古車として上質なクルマが割安で購入できるので、狙い目です。

こちらのモデルは16年落ちですが、走行距離は6.7万kmと少な目です。ガソリンエンジンなので燃費はイマイチですが、古いディーゼル車と違い登録知育が制限されません。そして、三菱認定中古車なので整備は万全と思われます。

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4代目モデル(2006年 - )

出典:http://response.jp/assistance/usedcar/detail/CU4406037642/

三菱 パジェロ 3.8 ロング エクシード-X 4WD
年式 2006(H18)
走行距離 77,000km
本体価格 144.8万円(消費税込み)

現行型モデルの前期型となると、10年落ちです。まだ新しめですし、現行モデルでもあるせいか相場も高めで、100万円を切ることはまだないようです。もし100万円を切るようであれば、それは事故車や過走行車なのど訳アリ物件かもしれません。

こちらの車両は10年落ちで走行距離7.7万kmと少な目です。しかも三菱自動車認定中古車ですので、きっと程度は良いと思われます。お値段はまだ高めの144万円ですが、きちんとメンテナンスをしてあげたら、新しめの車両なので、まだまだ現役続行できそうです。

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パジェロをGETしたらSUVパーツでドレスアップ!

筆者おすすめブランドはJAOS

クロカンSUVにはグリルガードやフロントグリルフォグランプなどを装着して、アクティブな外観にしたいものですが、歩行者保護の観点から現在ではグリルガードを装着すると違反改造車両となってしまいます。そこで、現在の法規でも違反にならないエクステリアパーツをご紹介します。SUV車用パーツブランドとして、筆者のおすすめはJAOSです。SUVらしさとSUVに求められる堅牢性がありながら、何とも洗練されたデザインがカッコいいのです。

JAOS フロントスキッドバー

出典:http://jaos.co.jp/products_catalog/detail.php?products_id=1420&group_name=JAOS%20%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%BC%C2%A0%E3%83%91%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%20V80/90%E7%B3%BB

JAOS フロントスキッドバー

ステンレスの強靱さ、スマートなスタイリングを両立した現行パジェロ用「JAOS フロントスキッドバー」です。 フロントフォグランプを装着することも可能なブラケット付きです。
装着するといかにもSUVらしくドレスアップできますね。

JAOS スキッドプレートIII

出典:http://jaos.co.jp/products_catalog/detail.php?products_id=307&group_name=JAOS%20%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%20%E2%85%A2%C2%A0%E3%83%91%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%20V80/90%E7%B3%BB

JAOS スキッドプレートIII

オフロード走行での思わぬフロントボトムへのダメージを防いでくれるのが「JAOS スキッドプレートIII」です。オフロード走行を行わなくても、SUVらしさをアップしてくれるドレスアップパーツでもあります。

JAOS マッドガードIII

出典:http://jaos.co.jp/products_catalog/detail.php?products_id=546&group_name=JAOS%20%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E2%85%A2%C2%A0%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%20%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%C2%A0%E3%83%91%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%20V80/90%E7%B3%BB

JAOS マッドガードIII 前後フル装着状態

SUVと言ったら、やはり大型サイズのマッドガードは必須ですよね。太いタイヤから巻き上げられる泥、砂、小石などから車体をガードします。また走行時のバタバタ音を軽減するためにマッドガード先端には空気孔も装備しています。

-現行型パジェロ用マッドガード フロントセット

-現行型パジェロ用マッドガード リヤセット

【まとめ】次期モデルの開発凍結、新型はどうなる?

2019年度に発売される次期RVRのベースとうわさの「eX Concept」
Photo by yino19700

三菱自動車は、2015年12月5日には次期パジェロの現行モデルの路線上での次期モデルリリースは難しいと判断し開発を中止。コンセプトから考え直す、と発表しました。そして2016年2月4日の発表では、開発を凍結し現行モデルを継続生産すると発表しました。モデルを刷新しても大型SUVはなかなか売れない時代です。やむを得ません。

その現行モデルの継続生産期間ですが、一体どれくらいの期間になるのでしょう。もちろん、次期モデルが登場するまでですが、その次期モデルについて新しいうわさがあります。それは、次期アウトランダーと次期パジェロスポーツを統合し、次期パジェロとする、というものです。

現行型パジェロスポーツは、2015年にモデルチェンジされたばかりです。モデルライフはおおよそ7~8年なので、次のモデルチェンジは2022年です。それまで現行型パジェロが生産!? にわかには信じられない噂ですね。もし実現したら、デボネアに続き、2匹目のシーラカンス到来となります。

果たして三菱 パジェロの運命はどうなるのでしょう。筆者的にはパジェロスポーツを「パジェロ」として国内販売してほしいのですが。これからも三菱SUVに注目ですね。