【フォード トリノ】8年間北米で活躍したクルマ。これぞアメ車!というクルマ。

「フォード トリノ」は日本には入ってきていないクルマなので、あまりピントこないかもしれないですが、昔の日本のドラマには結構使われていたんです。そんな、フォード トリノとはどんなクルマだったのでしょうか。

トリノはどんなクルマなのか?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E

フォード・トリノ(Ford Torino)はフォード・モーター(以下、フォード)が、1968年から1976年にかけて北米向けに製造・販売していたクルマです。アメリカ車としては中型の乗用車の位置づけに当たります。車名は「イタリアのデトロイト」ともいわれる「トリノ市」からもじっています。

第1世代のトリノは中型車のフォード・フェアレーンの上級車種として、1968年に登場しました。なお、トリノという名称そのものは、元々はフォードが開発・製造・販売した名車「マスタング」の開発時点での名称候補の一つだったのです。本来、トリノは大衆車として造られていて、最も多く売れたモデルは、4ドアセダンと4ドアハードトップという無難なものでした。

そして、第3世代グラン・トリノは、様々な映像作品の中に出てきているので、日本でもおなじみの車といえるでしょう。第3世代の中でも特徴的なフロントマスクを有している1972年式は、登場から36年経った、2008年に公開された、クリント・イーストウッド監督主演の映画『グラン・トリノ』で世界的に知名度が高まったのです。

第1世代は、フェアレーンの高級版という位置づけでした。

第1世代には、1968年式と1969年式の2つの形式があります。1968年に、従来のフェアレーンの上級車種として新しいデザインの中型車を追加します。これがトリノ誕生となるのです。この時点ではトリノは、あくまでもフェアレーンの”サブシリーズ”としての位置付けだったのですが、これがある時点から逆転し、トリノはフェアレーンの上級・高級車という位置づけになります。

エクステリアデザインは、フロントマスクの幅いっぱいまでに埋め込まれたフロントグリルが最大の特徴。そして、その両端には水平4灯ヘッドライトが設けられています。インテリアデザインは、多彩な色分けがされたカーペットがオプションとなっていました。また、トリノGTには、バケットシートとセンターコンソールが標準で付属したり、トリノGT専用のエンブレムが外装トリムに設けられたりと、今でいう特別仕様車でした。またホイールキャップにも「GT」の文字があしらわれており、ドアパネル内側にはカーテシーライトも装備されるなど、かなりの装備となっていました。

第2世代は、トリノが中型車種の代表となります。

第2世代は、1970年・1971年式の2パターンです。
1970年、フォードはトリノを「中型車ラインナップの代表モデル」と設定します。逆に、フェアレーンがトリノの派生ラインナップとして、その地位が入れ替えられることとなり、これをもって第2世代へとフルモデルチェンジとするのです。1970年式からは、それまでのフォードのフルサイズ車である「フォード ギャラクシー」の、いわゆる”箱型スタイリング”をダウンサイジングしたような手法を見直し、流行の”コークボトル・スタイリング”を基調とした、新しいボディラインとなりました。

1971年式で最も大きな変化といえば、中型車のラインナップから「フェアレーン」の名が完全に消滅したことです。これまでその地位を築いてきた「ファルコン」も残る事はありませんでした。この1971年という年は、トリノがフォードの中型車のトップに立ったということを世に知らしめた年でした。この後、トリノのラインナップは14車種にまで増えました。ベースモデルは、トリノで2ドアハードトップ、4ドアセダン/ステーションワゴンの3車種が基本となっていました。

第3世代、勢いのあったトリノにも陰りが見え始め、終わりを迎えます。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8E

第3世代は1972~1976年まで続きます。
1972年、トリノは第2世代で確立した多くの特徴を引き継ぎ、フルモデルチェンジを行います。ここから第3世代となります。このフルモデルチェンジで、ロングノーズ・ショートデッキを特徴とするコークボトル・スタイリングをより一層強調します。グラン トリノは、フロントノーズに楕円形の開口部を持つ、大型のフロントグリルが設計されました。

1973年式トリノは、1972年式までの尖った部分の多いフロントフェイスが、平面的な形状のフロントフェイスに取り替えられたのです。これは、連邦政府の安全規制を満たすために行われた措置で、スポーティーな顔つきから、一気に紳士の顔に変貌を遂げたのです。

様々な小規模マイナーチェンジ等を行い、1976年、トリノはその役目を終え終売を迎え、その歴史に幕を下ろすこととなりました。

まとめ

フォード・トリノについてご紹介しました。このトリノは、誕生から2年でフォードの代表者になるほどのクルマにまで上り詰めました。しかし、時代の流れや環境面と行ったところで終売となっています。今は映画の中でしか見ることが出来ない名車。ちょっと気にしながら映画が見られますね。