【日産 ティーダ】従来の小型車を超えた高い質感。

コンパクトでありながら、上質感の高いセダン、という全く新しいコンセプトで開発されました。サニーの後継車として開発されたものではないようです。

ティーダという名の上質なハッチバック

ティーダとは

ネーミングは、自然の調和、時代の潮流という意味を表す『TIDE(タイド)』に由来し、音は沖縄の言葉で『太陽』を意味します。

メカニズム

ボディ

ボディサイズは、全長4,205mm、全幅1,695mm、全高1,535mm(4WDモデルは1,540mm)、ホイールベース2,600mmと5ナンバーを堅持しています。近年車体の大型化による3ナンバーとなるケースが多く見受けられますが、上級車クラスの室内空間を5ナンバーで維持しています。狭い道が多い日本に適した作りとなっています。

エンジン

エンジンは、低・中回転域のトルク・燃費性能・環境性能を従来のQG型から大幅に向上させたという、新開発のHR15DE型直列4気筒1.5リットルエンジン、新開発のオールアルミ製直列4気筒エンジンを搭載ました。109馬力を発生、最大トルク15.1Kgとポテンシャルも優れていました。回りの良いエンジンと高評価を得ています。
2005年初頭には、同じく新開発のMR18DE型直列4気筒1.8リットルエンジンが追加されています。これも新開発のオールアルミ製直列4気筒エンジンが与えられました。

トランスミッション

トランスミッションは、4速AT (E-ATx) と、伝達効率を向上させた新開発CVT(エクストロニックCVT)が用意されました。当初、FF車には最下級グレードの「15S」のみに4速ATが用意され、2008年1月のマイナーチェンジからは18Gに6速MTが設定されていましたが、2010年8月のマイナーチェンジでいずれも廃止されています。

燃費

全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」の設定を取得るとともに、クラストップレベルの燃費を達成しました。R15DE型直列4気筒1.5リットルエンジンがカタログ値で16.8Km/L、実走行で13.3Km/Lの能力がありました。
FF車は、平成22年度燃費基準+5%達成車、4WD車は、平成22年度年燃費達成基準認定を取得、クリーン税制の適用が受けることができました。

インテリア

インテリアは、同社のモデル、ティアナを手がけたスタッフによるもので、ダッシュボードにはアルミ調パネルをあしらい、シートはティアナと同等の余裕あるサイズのものが採用されました。さらに最上級グレードのGシリーズには本革シートが標準装備となり、全体としても高い質感を実現しています。
ゆったりとした室内空間は、3ナンバー車を彷彿させるほどでした。上質空間にいるみたいとの評判になったほどです。子育ての終わられた熟年層にも人気がありました。

安全装備

デュアルエアバック、前席アクティブヘッドレスト、ABS、EBD(電子制御制動力配分システム)、ブレーキアシストなどを標準装備し、カーテンエアバッグを全車にオプションで装備しました。

マイナーチェンジ

2006年に特別仕様車「モダンコレクション」が発売されています。「モダンコレクション」は、深みと味わいのある「ワイマラナー」内装色を採用し、適度な艶と柔らかな肌触りを持つ「スエード」地を組み合わせることで。新しい上質感を演出しました。
2008年にマイナーチェンジを行い、フロント周りのデザイン及びリアのデザインを一新し、ボリューム感とダイナミックさを強調しています。
またオーテックジャパンより「アクシス」/「パフォーマンススペックアクシス」がラインナップされるようになりました。専用のフロントグリル&フードトップモール&バンパー、ウエストメッキモール、15インチアルミホイールが装着されています。

モデルチェンジ

2代目 C12型誕生

2011年に2代目が発表されました。中国市場投入を皮切りに2014年までに世界130カ国で販売する予定の国際戦略車と位置づけされます。ただし、日本での販売計画はありませんでした。ボディサイズが先代から一回り拡大います。また、上級移行に伴って空白となったアメリカ大陸向けのサブコンパクトハッチバック市場は2012年発表の2代目ノートが担うことになりました。

日本への投入

海外で3ナンバーサイズのトヨタ・カローラも日本だけは5ナンバーで販売されています。日産は、5ナンバーサイズは、「ノート」が販売好調なためバッティングすることを嫌っていると言われています。
狭い日本の道路事情を考慮するとコンパクトカーは、5ナンバーが最適と言えます。
2代目は、中国の戦略車として位置づけで販売好調であるようで日本市場への投入の計画は、残念ながらないようです。
スタリングの良さより、日本への投入希望の声がティーダファンから多く上がっています。

3代目 C13型はロシアで展開

出典:http://www.mostreliablecarbrands.com/ja/the-new-generation-of-the-nissan-tiida-premiered-in-russia/

2015年にロシア市場でC13型ティーダが発表されました。C12型とは異なり、欧州等でパルサーとして販売されているものと同型となっています。

まとめ

出典:http://www.nissan-motorsports.com/JPN/RACE/2010/CTCC/car/

日本では、一代限りの発売でしたがその上質な仕上がりより多くのファンを魅了しました。世界戦略車として位置づけより中国、ロシアでその命が続いていることに安心するとともに、もう一度日本での復活を願うばかりです。どんどんスタイリングが魅力的変化していると感じるのはわたしだけでしょうか。