【オペル・ベクトラ】日本ではあまり聞きませんが、欧州を中心に非常に人気の高い車なのです。

「オペル・ベクトラ」はオペルブランドの中でも、本国ドイツを中心に、ヨーロッパでは大変な人気車でした。そんなベクトラとはどんなクルマだったのか、早速見ていきましょう。

ベクトラとは一体どんなクルマだったのか。

ベクトラ(Vectra)はゼネラルモーターズ(GM)傘下のオペル(イギリスではボクスホール)が、1988年から2006年までの18年間にわたり、製造・販売していた中型乗用車のことです。ベクトラは、欧州以外の、オペルブランドが展開されていない地域でも、販売されていたクルマではありました。しかし、オセアニア向けをはじめとして、GM大宇製のシボレー・エピカへの置き換えが進んでいたことを受け、中南米のメキシコやチリなどで、シボレーのブランドで販売されていたに留まっています。なお、同じ中南米のブラジルとアルゼンチンでは、「アストラ」がベクトラの名称で販売されていたこともあります。

初代モデルは「ベクトラA」といい、アスコナの後継者として誕生しました。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%A9

初代モデルの「ベクトラA」は、アスコナの後継車種として1988年に誕生しました。ボディタイプは4ドアセダンと、5ドアハッチバックの2タイプがあり、日本へはセダンのみ輸入が行われました。直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、エンジンは、1.6リッターから2.0リッターターボまでと豊富なラインナップでした。1992年のマイナーチェンジでは、V型6気筒エンジンをを追加投入しています。
イギリスでは、「ボクスホール・キャバリエ」として販売。ニュージーランドではホールデンブランドで販売はされていたものの、ホールデンの本国オーストラリアでは、同じクラスに日本の「トヨタ・カムリ」のOEMモデル「アポロ」が販売されていたため、ベクトラは販売されなませんでした。
日本では、1989年からオペルの総代理店である”東邦モーターズ”と”いすゞ自動車”が輸入を開始。2リッターSOHCエンジン(C20NE型)搭載車を販売しています。「CD」やABS、それにサンルーフを装備した豪華版の「CDディアマント」がラインナップされています。両方とも左ハンドルの設定で販売されていました。1990年モデルより右ハンドル車を追加設定。通常、右ハンドル車はイギリス・ボクスホールの工場で製造されるところを、日本仕様車はドイツ本国の工場で生産されたものを輸入していたのです。

1993年より取扱ディーラーが「ヤナセ」に移行し、同時にマイナーチェンジモデルの販売を開始。1994年モデルから運転席エアバッグが標準装備となり、1995年モデルでは助手席エアバッグも加えて標準標準となっています。

2代目は「ベクトラB」。ここからステーションワゴンが仲間入りします。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%A9

2代目モデルであるベクトラBは1995年に登場します。このベクトラBから、新たにステーションワゴンがラインナップに加わることとなります。エンジンは、直列4気筒・V型6気筒ガソリンエンジンのいずれかが搭載され、駆動方式はFFとなっています。ちなみに、「サターン・Lシリーズ」はベクトラのプラットフォームをもとに開発されたクルマです。

日本へはセダンが1996年から、ワゴンが1997年から輸入されたのですが、ハッチバックは輸入されませんでした。 グレードは両ボディ共に、直列4気筒のGLとCDの2つ、V型6気筒のCDXのみが設定されました。組み合わされるトランスミッションは、全車ニュートラルコントロール付き4速ATとなっています。

1998年モデルより全車にサイドエアバッグが標準装備されています。これで前席の前と横はエアバックが標準装備となりました。また、キーホルダー型のキーレスリモコンだったものが、リモコン一体型のエンジンキーに変更となっています。そして、2001年モデルより全エンジンの刷新が図られ、CDとCDXについては排気量が拡大しています。

3代目は「ベクトラC」。これが最後のベクトラとなりました。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%A9

2002年に、3代目モデルであるベクトラCが誕生します。エンジンは2代目ベクトラBと同様ですが、ディーゼルエンジンはいすゞ製の3.0LV型6気筒エンジンが搭載されていたのですが、途中でフィアット製1.9L直列四気筒エンジンに変更されることとなりました。
ボディタイプはセダン・ワゴン・5ドアハッチバックの3種類がラインナップされています。日本へはガソリンエンジンのモデルのみが輸入され、セダンとGTSの2.2Lまたは3.2L、ワゴンは3.2Lのみがラインナップされていました。2006年にフェイスリフトを受け後期型となったベクトラCですが、同年5月に日本での販売撤退を発表したため、結果的に後期型はGTS2.2が20台前後輸入されただけとなりました。

まとめ

※イメージ画像

オペル・ベクトラについてまとめてみました。日本でも販売はされていたもののモデルも限定されていたため、流通台数は非常に少なく希少なクルマです。ベクトラCはたまに中古車市場に顔を出すので、チャックしておいても良いかもしれないですね。