【都市型3列のCM|ホンダ ジェイド】主張される都会の意味は立体駐車場?

ホンダジェイドはとても意欲的な車です。なぜ、こんなに提案性に満ちあふれているかというとジェイドは大陸を意識して作られたものだからです。ただ日本仕様には国内マーケットを意識したハイブリッドを投入してきました。こうしてごちゃ混ぜになったジェイドはイメージを捉えにくく販売は低迷しています。だけどしっかり見てみると良い仕掛けが随所に打ってある面白い車なんです。

CMでも評価 インパクトが強いデザインが都会的?

まずはホンダが作ったCMを見てもらいましょう。既に目にされていることと思いますがカッコいい駐車場が印象的です。

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カッコいい駐車場がいっぱい出てきます。特に高崎IC近くの車屋さんのが意外です。

これまで見たことがあるようでいて、なかなか先鋭的なところがあるデザインです。カッコいいロケーションのCMの中でも見事にマッチしています。そうです確かにこの車はキラキラしてカッコいいんです。ところがあまり売れていません。とにかくジェイドの成り立ちはいわくあり過ぎです。そのため魅力が分かりにくくなっているもったいない車というのが率直な印象。そんな訳でジェイドのよいところを徹底解剖してみたいと思います。

CMで都市型といっているのだって都会的なデザインということでなくて立体駐車場に入るということを意味しているんですよね? 出てくるのは立体駐車場ばっかりです。

ストリームとオデッセイの事実上の後継車種

全体的なシルエットはどこかで見たことがあるような感じ・・・そう以前のオデッセイに似ています。細部は全然違いますが。

オデッセイ登場以来の大変革になりました

ジェイドは中国市場を視野にいれた車が日本に導入されたものです。現地で2013年に導入されたのち2015年2月から国内市場にも登場しました。日本仕様の肝はやはりハイブリッド。日本仕様は生産も狭山の埼玉製作所で行われています。

ジェイドが始めて世の中に披露されたのは2012年の北京モーターショーです。中国にあるホンダの合弁会社、東風本田汽車によるデザインというコンセプトカーで、なかなかシャープなラインの車でした。スタイリッシュなデザインのために、今はなくなってしまったブランド、ストリームの次期型なのではないかと噂されました。

2013年9月に市販版として登場すると中国では1.8リットルの4気筒SOHCエンジンを搭載していました。この頃には日本ではオデッセイもストリームも販売が低迷してしまっており、オデッセイは同年11月に現行型にモデルチェンジしています。つまり初代オデッセイの持っているコンセプトを完全に捨て去る戦略と同時進行していた車でもあるということです。

しばらく国内導入はされないまま…

ただ、ストリームがまだ販売されていたからかもしれませんが、国内市場へのジェイドの投入は見送られたままでした。ストリームも2014年6月に生産中止が発表されて2015年2月のジェイドの発売まではこのような形の車はホンダのラインナップから消滅することになります。形だけなら似ている5名定員のフィットシャトルは継続販売されていたものの多人数乗車のいわゆるミニバンがなくなっていたのです。

1994年のオデッセイの発売からのホンダの流れを考えると衝撃的な出来事でしょうし、時代の流れを感じることでした。

ホンダとしていかに方針を変えようとしていたとしても、かつてはあれだけ売れていたオデッセイです。売り物のひとつは立体駐車場にも入る車高。新型オデッセイはむしろエリシオンのコンセプトを引き継いでいて立体駐車場には入りません。旧来のオーナーは買い替え時に同じコンセプトのモデルは選べなくなってしまったのです。

どんなふうに生まれ変わったのか?むしろシャトルと一緒に

さすがにホンダがそれでよしとしていたとは思えません。だいぶ導入は遅れましたが、やはり日本導入時には立体駐車場がテーマになってCMが作られたのです。この遅れは場合によってはリコール問題による想定外の事態だったのかもしれません。

時期は遅れたにせよ、旧来のオデッセイやストリームのユーザーの受け皿でもあったはずです。その目で見ると何が変わっているのでしょうか。中国仕様では実は2列シートの仕様が存在します。答えから言えばジェイドはステーションワゴンでコンセプトはむしろ今のシャトルと同じです。ただシャトルは5名定員ですがジェイドには3列目のシートがあります。そのシートはどちらかといえば間に合わせてきなものです。

しっかりとした多人数乗車を求めるならば現行オデッセイを、いざという時には緊急的にあとふたり乗れて、本来の目的が荷物も載せられるけれども、ドライビング重視というならばジェイドを! というふうに初代から続いてきたオデッセイの美点を明確に切り分けてきたと考えていいと思います。

見直されつつあるホンダの海外仕様戦略、ジェイドの結果は?

ホンダはしばらく世界の主要なマーケットでそれぞれに開発を進めて対応するという方針を打ち立てていました。代表的な例としてシビックをみてみると、日本ではなくなってしまってTypeRだけが逆輸入されていますが、世界的にはいまだホンダの主力なことには代わりありません。

そしてシビックは欧州ではハッチバックを中心に、アメリカではクーペやセダンを中心にそれぞれまったく違う車になっています。もっともこの方針は見直されつつあり、次期の欧州シビックは北米のシビックのハッチバックバージョンのような形で発表されました。そしてこれからは相互に販売するようですし、日本市場への導入も八郷社長が考えていると発言しています。

海外で支持されるものが日本ではまるで受け入れられなかったり、日本で売ってみたもののあまり売れなかったものが海外で根強く販売されたり、いろいろな例があります。一例について書いた記事があります。リンクしておきますのでよろしかったらご参照ください。どうにも中国発のジェイドも同じような結果になりつつあるようですが…

▼関連記事 海外仕様がウケた例 FR-V(日本名エディックス)について書かれています

中国仕様とアメリカ仕様は同じ志向?

アコードもシビック同様やはり日本では販売が低迷する反面、世界的にみればいまだにホンダの主力車種です。そしてアコードは北米市場が大黒柱です。さらには同じプラットフォームの派生車もよく売れています。ただ派生車種も日本では売ろうとはしません。たぶん売れないという判断に間違いはないでしょう。

中国の市場にはアメリカ市場で売れている車がまず投入されてきました。クロスツアーなどという車は代表的な例でしょう。アメリカ版のオデッセイもシビックもラインアップされています。アコードもやはりずっと売れているのですが、もうひとつのアコードのような車もあって、それも売れています。

アコードにも北米のアコードと欧州のアコードがあって、日本でアコードとして売られるのは欧州のものと同じですが、中国でのアコードと名づけられるのは北米のもののほうです。

アコード、北米仕様といえば思い出すのはアコードワゴンです。これも北米仕様が逆輸入されたことがあります。そして現行型には無くなってしまいました。ジェイドがコンセプトとして明確にもっているステーションワゴンというものは欧州でも北米でも、恐らくは中国でも受け入れられているものですが、どうも日本ではステーションワゴンの文化は成り立たない、レア物のようです。ジェイドの販売はまさしくその状況を表しています。

中国の自動車マーケットの今を物語るジェイド

中国市場もどんどん変化があるようで、今のラインナップを見るとアメリカプラスちょっと日本的なマーケットのように感じます。おそらく低価格帯の車も増えているのでしょう。中国経済の底上げを物語るような結果に思いますが、ジェイドは幅の広いマーケットとなった国でしっかりポジションがある車のようです。

貧富の差の激しい合衆国同様、同じ事情の中国での自動車マーケットでは、北米や欧州の高価格帯の車が売れ、安い価格帯の車は日本の車がカバーするという図式のようで、グローバル経済をそのまま表すような結果です。

また、ステーションワゴン的にワリキリのあるジェイドですが、日本に持ってくるに当たってはそのワリキリには自信が持てなかったのかハイブリッドを搭載してきました。立体駐車場に入る車としてニーズを補い、1.5リットルプラスハイブリッドでストリームもオデッセイも補い、盛んに1.5リットルながら2リットルクラスの走りとアピールしています。

そのアピールはまったく嘘ではなくほんとうのことですが、そんな間に合わせのようなことをいうから中途半端なイメージになるのです。ジェイドには本来持っているよい点があるではないですか。

魅力的なシートレイアウトはあくまで2列目までが主役

ジェイドは6名定員です。2列目は独立したシートになっていますが、ホンダでは「寛ぎのリムジンスペース」だといっています。2列目のシートの快適性こそがジェイドの特徴です。3列目はもちろん床下に収納されてユーティリティになりますが、シートとしてはとにかく間に合わせてきなものです。

ジェイドはガラスエリアの大きさも外観の印象を特徴づけるものですが、それだけに中からの見晴らしもいいです。その車内空間の中で2列目シートはなんとV字に開かれるキャプテンシートなのです。大型のアームレストが備えられて前に出せば出すほどふたつのシートの距離は離れていきます。名づけて「Vスライドキャプテンシート」、後ろにずらすと今度は広い足元スペースができます。

色はアイボリーとブラック、アイボリーの明るい内装もしっかり似合っていますね。値段も安くないですしそれなりに高級車です。

Honda SENSING

「事故に遭わない社会」が狙いだというHonda SENSING。ジェイドにも搭載グレードが設定されています。車のロボット化とでもいうのでしょうか。これからの大きなテーマですが先駆けています。

・衝突軽減ブレーキ
・歩行者事故低減ステアリング
・ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
・LKAS(車線維持支援システム)
・路外逸脱抑制機能
・誤発進抑制機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能

などの機能が統合されています。全体的にアクティブセーフティというよりも人のミスをカバーするロボット化の技術です。詳細は関連記事がありますのでご覧下さい。

▼関連記事 Honda SENSINGについての詳細がヴェゼルの記事に書かれています

RSの追加設定ではステップワゴンと同じターボ採用

ジェイドには発売から程なくしてRSが追加されています。こちらは同じ1.5リットルエンジンながらターボを搭載です。ステップワゴンに使われるL15B型を使ってきました。

ハイブリッド含めてジェイドのエンジンはガソリン直噴タイプです。直噴エンジンはシリンダー内の空気の圧縮工程は混合気でなく空気のみなために熱処理が問題になるターボエンジンとの相性がとても良いのです。ただジェイドの場合はターボとの組み合わせを重視したというよりもトルクを補うためのものでしょう。

ヴェゼルのガソリンモデルも1.5リットル直噴エンジンですがターボではありません。ステップワゴンといい、ジェイドといい少し大きい車体に対してトルクを補いたい意図を感じます。いずれにせよ直噴エンジンはリーンバーンとなりますから素性として高燃費が期待できることに変わりはありません。

アジャイルハンドリングアシスト

もともとステーションワゴン的に走りを際立たせたい意図はアジャイルハンドリングアシストの採用にも感じ取れます。この電子制御は自動でブレーキをかけることで車体制御しようという仕組みです。ただ自動ブレーキといってもHonda SENSINGで使っている自動ブレーキではありません。

走りを意識するならばブレーキングとは止まることだけではありません。レーシングドライブではブレーキを踏むということは荷重移動という自動車の重心を移動させてタイヤのグリップをコントロールするテクニックでもあります。

タイヤは摩擦でグリップしているのですから物理の法則で重力がかかればかかるほど摩擦力が生じてグリップ力は高まります。荷重が抜ければグリップは落ちます。ブレーキをかければ車の重心は前に移り前輪への荷重がかかります(荷重が前に移動する)。簡単にいえば旋回がしやすい状態です。後ろのタイヤでは通常の自動車は操舵は行いません。前にしか転がらないタイヤのグリップはないほうが曲がりやすいです。

より感じ取りにくいことですがコーナーリングをしている最中には、この荷重移動が左右の方向に起こります。サスペンションによりロールさせたり抑えたり調整しますが、左右どちらかだけブレーキをかけることによってこれまた旋回を助けることができます。ところが自動車のブレーキには左右を踏み分けるペダルはついていません。電子制御ならではのテクニックはどんなに優れたレーシングドライバーでも使うことができないものです。アジャイルハンドリングアシストはそういう意味で異次元のものです。

ノイズリデューシングアルミホイールがおもしろい

Honda SENSINGのHYBRID Xには17インチのノイズリデューシングアルミホイールがついています。中空のアルミホイールがロードノイズと共鳴して音を打ち消すというものです。またその構造から迫力あるデザインです。

さらにオプション設定にはLaneWatchもあって、これは助手席ドアミラーの死角を補う機能です。ドアミラー先端下部のカメラの映像をナビ画面に表示してたとえば隣の隣からレーンチェンジして自分の斜め横に向かってきている車を確認できるようにします。

口コミなどから評価や実燃費などを見てみると

いざ口コミを探そうとなってもやはりあまり多くの評判はありません。売り出したばかりではないですが、一年ほどしか経過しておらず、それほど長い時間がたっていませんし、また実際にあまり売れていません。こうなると悪循環ですね。街でもあまり見かけない訳ですから。ただ昔のホンダのミニバンに似ているので見かけても目にとまらないのかもしれないです。

乗り心地、走行性能

やっぱり上質ですよね。街乗りがとくにいいのかなと。だとすればハイブリッドに最適だったということですね。この印象は運転してのものなのでしょうか。リビングにいるようだということですから助手席か2列目なのか? 2列目なら狙い通りの口コミがこれってことになります。

採用されているのはジェイドだけではないのですが、どちらかというと高級車へ採用されているアジャイルハンドリングアシスト。ご説明した通り人間技を超えた技術なのですが分かりずらいためかあまりつぶやく人もいません。もっとも手に入れたことがある人も少ないのかもしれないですが。

もっと知られてもいいのではないかなと思うのですが認知度はこんなものです。これじゃあ売れないですよね。少なくともアジャイルハンドリングアシストでは…

ちなみにアジャイルハンドリングアシストですが、どのタイミングで左右どちら側のブレーキを当ててアシストするのか分かるでしょうか。答えはターンインで内側、立ち上がりで外側です。入口のアンダーを消して立ち上がりのオーバーを抑えるというまさしく模範の挙動を助けてくれるのです。

コーナリングで目指すべき挙動を作ってくれるのですから分かる人がみれば、ほんとうに感心する技術です。

ふむふむホンダターボが欲しいと…なるほどそれもひとつの考え方ですね。これからF1で勝ってくれればなおさらです。

実燃費についての口コミ

ヴェゼルやフィットではもう少し達成率がよいレポートが多いと思います。ハイブリッドはとにかく状況や運転によって相当変わるのは事実ですから、単純な比較はできないです。

とはいえ、国内市場には同じ1.5リットル i-VTEC プラス i-DCDエンジンを搭載したとはいえ、プラットフォームは違いますし、どちらかというとアコードと共通性があるボディを持っています。3列目のシートも載っている訳ですし、実際に比べるとかなり重いのですから、JCB08モードの値があまり変わらない方が不思議です。

運転によっては燃費の結果が悪いのはむしろ当然だと思います。恐らく書かれているデータは正しいのではないかと思います。ハイブリッドで燃費を出したかったら確かに上手に乗ることは必要ですね。

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こちらでは一般市街地20キロメートル/リットル程度だと報告されています。とてもよい結果だと思います。

カスタムパーツの状況

この車ちょっとまがまがしいところもあるので、カスタムベースとしても面白そうです。中古が増えるとますますそんな傾向があり得るのではなどと思ってしまいますがいかがでしょうか。

無限はさっそく参戦しています。

国内市場に馴染みきれなかったジェイドのライバルは

ライバルはといえば口コミの続きですが、やはりこんな意見もあります。こういうのも分からないではないです。そういう面も間違いなくあります。ただジェイドのいい点もあります。

ライバルはスバルレヴォーグ?

ジェイドが日本市場に馴染んでいないのではないかという点を少し書いてきましたが、ステーションワゴンで日本でひとつの時代を築いた車といえばレガシー。ジェイドが目標としてもいい歴史があるといえます。レガシーもセダンのB4とSUV風のアウトバックに分かれて、本来主流のはずのステーションワゴンはデザインと走りを強調したスバルレヴォーグと名前が変わっています。

つまり根本的にはジェイドと同じような道をたどっていて、皮肉にもまさしくライバルといえる存在です。ただし両車ともステーションワゴンの本筋で勝負するのは厳しいのか、特徴を打ち出しています。その方向性が違うためにライバルとしてみた場合には割合おのおのの性格ははっきりしています。

どちらを選ぶことになるのか分かりやすい基準があるように思います。ジェイドの場合はとりあえずといった感じだとしても3列シートがあります。また2列目はみてきたとおりのリムジンシート。車内の居住性とくに2列目の後席でいえばジェイドの圧勝です。

立体駐車場に入るステーションワゴンとしておのおの特徴が

とはいえあくまでステーションワゴンだとしたら荷物をたくさん積んで旅行にいくときには3列目シートは快適な長距離ドライブにはあまり役に立たないですし、荷物を載せるのにも正直言えば邪魔です。長い距離をここに座ってもらうのも気が引けると思います。

3列目シートを設けようとは思っていないレヴォーグについてはレガシーの時代からは相当スポーティにふっていますが、本質的にはステーションワゴンです。あくまで荷物を積んで旅行などに使用するツーリングカーとして最適化されているという利点があります。ただし日本ではそれだけでは商品性が弱いためか走りのイメージが強調されざるをえないのでしょう。そういう車にも仕上がってもいます。ましてやスバルの4WDなのです。走破性では圧勝でしょう。

先進の安全性能でもガチンコ勝負に

話題のアイサイトとHonda SENSINGの対決も面白いですね。もっともどちらもかなりの精度に達したとはいえ、まだまだどんな場合でもという訳ではないでしょう。

ともに走りの面も強調しなければならない悲しい宿命ですが、微妙に方向性が違っているので人によって自ずと選択は決まるのではないかと思われます。どちらが値引きが大きいかなどという視点でみるならば他の車を探した方がいいように思いますが、いかがでしょうか。

立体駐車場を利用できる走りのいいステーションワゴンとすると代表する2台ではあります。

グレードとスペック、価格、エコカー減税対応をすべて紹介

ハイブリッド専用車として国内デビューしましたが、すぐにガソリンエンジンのRSが追加されました。RSは期待のホンダターボです。ハイブリッドのほうはまさしくメリットとなって販売時のハイブリッドシステム分の値段の高さを補ってくれるエコカー減税はもちろん免税対象です。割合グレード構成は単純です。

ジェイドHYBRID

日本仕様として投入されたHYBRIDはフィットやヴェゼル、シャトルなどで使われるものと共通のエンジンを使っています。ただこれらの車と違って4WDの設定はありません。ゆったりと乗れるメリットはあるとはいえ価格も高いジェイドはちょっと不利なのかなと思ってしまいます。正直これではシャトルにはRSの設定はしずらいんじゃあないかと思います。

XはHonda SENSINGを搭載したグレードになります。またノイズリデューシングアルミホイールもX専用となります。ミッションはデュアルクラッチですがフィットなどと違ってパドルシフトが搭載されていません。RSにはパドルシフトを設定したので、差別化なのでしょうか? ちょっと違和感はあります。お任せで手動でシフトなどしなくていいという車の性格を主張しているということなのかもしれません。ただデュアルクラッチにパドルがなくてCVTに設定するというのはちょっとどうなんでしょう。なんだか大人の事情を感じてしまいます。

【HYBRID】
ボディカラーは全4色

【HYBRID X】(Honda SENSING搭載)
ボディカラー設定は3色増えて全7色となります。フロントドアハンドルはクロームメッキ仕様。ノイズリデューシングアルミホイール。

乗車定員:6名
エンジン:水冷直列4気筒横置1.5リットル i-VTEC プラス i-DCD
最高出力:
エンジン 96キロワット(131馬力)/6,600回転
最大トルク:155N・m/rpm/4,600回転
トランスミッション:7速デュアルクラッチトランスミッション
駆動形式:FF
車両重量:1,510キログラム
JCB08モード:25キロメートル/リットル~24.2キロメートル/リットル
希望小売価価格:2,720,000円~2,920,000円
エコカー減税:取得税免税/重量税免税

ジェイド RS(ガソリン車)

ターボ仕様のガソリンエンジンにミッションはCVTながらパドルシフトで自らの意思で使用するエンジン回転域を決定できます。アジャイルハンドリングアシストも搭載。走りを強く意識したグレードで現行フィットなどのRSよりもかつてからあったRSの設定に近い感じにも思えます。

ただターボで出力も上がっていますが、エンジンの設定はトルクをかなり重視しているように思います。たとえ6名乗車でも非力感を感じさせないことが意図されているようで、デュアルクラッチのHYBRIDにパドルシフトが設定されていないのにこちらにはあるのも同じ意図なのかな? と考えてしまいます。ボディカラーは全7色を用意。

【RS】
乗車定員:6名
エンジン:1.5リットルVTECターボ
最高出力:110キロワット(150馬力)/5,500回転
最大トルク:203N・m/rpm/1,600-5,000回転
トランスミッション:5速トルクコンバーター付無段変速CVT
駆動形式:FF
車両重量:1,510キログラム
JCB08モード:18キロメートル/リットル
希望小売価価格:2,530,000円
エコカー減税:取得税60パーセント/重量税50パーセント

▼関連記事 エコカー減税についてはこちらの記事が詳しいです

フィット、ヴェゼルでのリコールと中古車市場の関係

日本での販売が中国での販売より大きく遅れたのは現行フィットなどのリコール問題が影響しているのは想像に難くありません。そもそも日本向けには現状のハイブリッド仕様はもともと想定されていたのでしょうけれども、そのPU(パワーユニット)そのものに問題が発生していたのですからどうにもなりません。

かつて大ヒットしたオデッセイの面影があり、現行オデッセイが立体駐車場に入らない以上、ジェイドはださなくてはならない車だったのでしょうが、タイミングを逸した感があるのか商品企画もちょっとちぐはぐではあり、スクープされた在庫の山にはジェイドの姿も確認されています。

このリコール問題と在庫に関しては関連記事をご紹介しておきます。とにかく気になるのは、このことが中古車市場にどのような影響を及ぼすかです。ジェイドはそれほど売れていませんし、ましてややっと1年目を迎えた状況でタマが豊富なはずはありません。ところがそれなりに中古車はあるのです。

登録済みの未使用車と自動車検査登録制度上の完成検査終了証について気になることもリンク先に書いてあります。ジェイドの中古車を検討される場合には頭に入れて置いて頂けると役に立つのではないかと思います。ジェイドの中古車市場はちょっと不思議な状態になっていると思います。

▼関連記事 一連のリコールと中古車市場についてはこちらもご参照を

ジェイドは穴場的な価値ある選択肢

気概のこもったアイディアで中国で登場したジェイド。どこかアジア的なごちゃ混ぜ感が日本ではいまひとつ受け入れられていない感じはあるのですが、詳細を見てみるとなんとも穴場的なよいところが詰め込まれた車でもあります。実は価値ある選択肢ともいえるジェイドも検討の余地があるのではないでしょうか。