【日産 アルティマ海外試乗レビュー】新型アルティマは次期日産ティアナ?その人気の秘密は?

日産のティアナのお手本とされていたアルティマ。その圧倒的な人気と操縦性、実用性を前についにティアナはアルティマと1つのクルマとなりました。なぜティアナはアルティマを追ったのか?今回、試乗してみてその答えが見えてきました。

日産 アルティマとは?

出典:http://www.nissanusa.com/cars/altima

モダンスポーティセダン アルティマ!

アルティマは日産がアメリカ地方を中心に展開しているセダンです。
日本で日産が発表しているティアナとは2008年より姉妹車とされているだけでなく、アジア圏内で販売されているティアナはこのアルティマがベースとなっています。

自動車大国アメリカで鍛えられたアルティマ

出典:http://www.nissanusa.com/buildyournissan/en/modelLine/build/2015/ALT?next=model.overview.model_year_end.previous_year.build.button

1993年にアルティマが北米地方の自動車業界に参入してから20年以上、自動車大国である激しい激戦区を生き抜いて現在まで大きな人気と評価を手にしています。
アメリカでは都会であっても、日本のような公共交通機関が乏しい地域が多く移動手段は基本クルマとなっています。そのため燃費や信頼性は日本以上にシビアに購入者の評価を左右する要素となっており、どの自動車メーカーもライバルとの競争が激しくなっています。

2016年モデルも登場!

出典:http://www.nissanusa.com/cars/altima/colors-photos#_exterior

そして2016年モデルのアルティマも発売が開始され、これまで以上に洗練されたモデルとなりました。
ティアナにもこのデザインが採用され2016年内にはこのモデルのティアナが発表されることになりそうです。

アルティマ 2016 グレードと価格

ベースモデル アルティマ 2.5

出典:http://www.nissanusa.com/cars/altima/versions-specs/version.2-5.html

メーカー希望小売価格:$22,500(250万円)
実燃費:下道11.5km/L、高速16.6km/h
駆動方式:FF
エンジン:2.5L 直列4気筒エンジン
最高出力:182ps
トランスミッション:エクストロニック CVT
主な装備:Bluetooth、アドバンスド・ドライブ・アシスト・モニター、タイヤプレッシャーモニター(アラート付き)

2.5の上位グレード アルティマ 2.5S

出典:http://www.nissanusa.com/cars/altima/versions-specs/version.2-5-s.html

メーカー希望小売価格:$22,900(260万円)
実燃費:下道11.5km/L、高速16.6km/h
駆動方式:FF
エンジン:2.5L 直列4気筒エンジン
最高出力:182ps
トランスミッション:エクストロニック CVT
主な装備:2.5の装備+ 5型ディスプレイ付きオーディオシステム、日産コネクトアプリケーション対応、オート・ヘッドライト、日産インテリジェント・キー

スポーティ仕様 アルティマ 2.5SR

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メーカー希望小売価格:$24,470(290万円)
実燃費:下道11.1km/L、高速16.6km/h
駆動方式:FF
エンジン:2.5L 直列4気筒エンジン
最高出力:182ps
トランスミッション:エクストロニックCVT
主な装備:2.5Sの装備+ 18インチアルミニウムアロイ・ホイール、レザー仕様ステアリング、パドルシフト・マニュアルモード搭載、スポイラー

2.5Sの上位グレード アルティマ 2.5SV

出典:http://www.nissanusa.com/cars/altima/colors-photos#_exterior

メーカー希望小売価格:$25,460(300万円)
実燃費:下道11.6km/L、高速16.6km/h
駆動方式:FF
エンジン:2.5L 直列4気筒エンジン
最高出力:182ps
トランスミッション:エクストロニックCVT
主な装備:2.5Sの装備+ 17インチアルミニウムアロイ・ホイール、日産インテリジェント・キー(エンジンの遠隔操作可)、ブラインドコーナー用警告システム、パーキング・アラート

2.5モデルの最上位 アルティマ 2.5SL

出典:http://www.nissanusa.com/cars/altima/colors-photos#_exterior

メーカー希望小売価格:$28,570(330万円)
実燃費:下道11.6km/L、高速16.6km/h
駆動方式:FF
エンジン:2.5L 直列4気筒エンジン
最高出力:182ps
トランスミッション:エクストロニックCVT
主な装備:2.5SVの装備+ レザー・アポイント・シート、方角表示機能付き室内ミラー、4方向調節可能シート(フロント)、BOSE プレミアム・オーディオシステム

SRの最上位グレード アルティマ 3.5SR

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メーカー希望小売価格:$27,390(320万円)
実燃費:下道9.4km/L、高速13.6km/h
駆動方式:FF
エンジン:3.5L V型6気筒エンジン
最高出力:270ps
トランスミッション:エクストロニックCVT
主な装備:2.5SRの装備+ LED ヘッドライト

SLの最高峰 アルティマ 3.5SL

出典:http://www.nissanusa.com/cars/altima/versions-specs/version.3-5-sl.html

メーカー希望小売価格:$32,090(380万円)
実燃費:下道9.4km/L、高速13.6km/h
駆動方式:FF
エンジン:3.5L V型6気筒エンジン
最高出力:270ps
トランスミッション:エクストロニックCVT
主な装備:2.5SLの装備+ パワースライドルーフ、18インチアルミニウムアロイ・ホイール

ついに日産・ティアナと統合!

アルティマとティアナ

アルティマはアメリカで年間20万台もの売り上げを記録する、今や日産のアメリカにおける主戦力の柱となっているセダンです。これほどまでに人気を博した理由は、足車としての快適性を持っていながら、ドライブすることの楽しさを体現しているリーズナブルで大型のセダンという魅力満載のクルマであることに他なりません。そんなアルティマですが、2008年からティアナを姉妹車としてプラットフォーム(シャシー、サスペンション、ステアリングなどの大まかなクルマのパーツ)を共有していました。
そして、2014年を以てついに車体の型式も全く同じとなり1つのクルマとして統合されました!

ティアナのおさらい

ここでアルティマと姉妹化する前のティアナのお話を少ししましょう。
初代ティアナのデビューは2003年。アルティマのデビューより10年後に誕生し、日産のアジア進出用のクルマとしての位置づけがされていました。そのコンセプトは典型的な「モダンな高級セダン」。この初代ティアナでアジア圏内の評価を高めたティアナは、さらなる評価獲得に乗り出すために当時すでにアメリカで大人気を獲得していたアルティマとのプラットフォーム共有が決定され、2代目ティアナが登場します。

アルティマのおさらい

一方、アルティマの初代は日産 スタンザの後継車として1993年に発表されました。フォルムは当初北米のトレンドとも言えるデザインが取り入れられ日本国内でも発売される車種であったにも関わらず、アメリカ市場狙いが明らかなセダンでした。
そして2世代目のアルティマから完全に北米用に展開されるセダンとなりました。しかし、この時期にアメリカでは大型で力強い走りをするセダンが人気を上げていて、ライバル車もより大型でスポーティになっていきました。
2001年、これに対抗してフルモデルチェンジを行い発表されたのが第3世代のアルティマです。先代のアルティマよりも大型となりました。エンジンもこれまでの直列4気筒エンジンに加えて、スポーティなV型6気筒エンジンをラインナップに追加。新たなシステムも導入され「大型スポーティセダン」として大きな進化を果たしました。
その方向性を継続し、第4世代のアルティマを2006年に発表。「D・プラットフォーム」と呼ばれるプラットフォームが採用され、新たにクーペも登場しました。

2014年から1つのクルマに!

2012年に第5世代のアルティマが登場し、大型な快適セダンでありながらドライブする喜びも提供してくれるクルマとしてさらに進化が施され、北米で大ヒット。アルティマは不動の人気を獲得しました。
そしてそれを受けて2014年、ティアナの第3世代が発表されると共に、これまで共通部分はプラットフォームだったアルティマとついに1つのクルマとして統合されることが発表されました!

アルティマ=ティアナ?

見た目に違いは一切ない?

2014年以降、実質同じクルマとなったアルティマとティアラ。
外観はこれまでのアルティマの「モダン・スポーティ・セダン」といった風貌を受け継がれていますが、より流線的なボディとなり、よりスタイリッシュで洗練された印象を受けるエクステリア・デザインとなりました。
アルティマとティアラの1番わかりやすい違いはそのフロントグリルでしょう。アルティマが黒のグリルなのに対して、ティアラはメッキになっています。
その他にも細かい相違点があります。例えばテールランプの微妙な形状の違いとか、バンパーにも若干の違いが見られます。

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アルティマ フロント

ティアナ フロント

出典:http://www.nissanusa.com/buildyournissan/en/modelLine/build/2015/ALT?next=model.overview.model_year_end.previous_year.build.button

アルティマ リア

出典:http://www.nissan.co.jp/TEANA/exterior.html

ティアナ リア

エンジンは?

エンジンのラインナップにもアルティマとティアナには違いがあります。
アルティマが上記で紹介したように2.5L 直4と3.5L V6の2種類エンジンがあるのに対して、ティアナには2.0Lと2.5Lの直4エンジンという2種類が用意されています。

グレードは?

アルティマのグレードはすでに説明したように7種類がラインナップとしてあります。一方で、ティアナは歴代モデルのグレードを受け継いで通常モデルから順に、「XE」、「XL」、「XV」の3種類となっています。

それぞれの味

全体的に見ると、スポーツ志向からきているアルティマとリラクゼーション志向のティアナと、それぞれの経歴を引き継いでいて、結果それが細かい部分での違いとなっているわけなのです。

試乗してみた!

アルティマ 2.5 2015

Photo by stratguitar248

試乗に使用したのはベースモデルであるアルティマ 2.0の2015年モデル。 去年の8月頃に納車され、現時点で1万6,000km以上走行しています。

乗り心地は?

さすがモダンリビングを謳っているだけあって、ベースモデルと言えど車内は快適そのもの。ドライバーや乗り手たちのシートの座り心地も普通にいいです。
シートは、身体を包み込みシートが身体に自然にフィットするというような高級車でよく用いられるシートとは少し違います。ゆったりとしていて柔らかすぎず硬すぎずのちょうどいい弾力が身体に伝わります。なので長時間座っていても特に疲れることはありません。そして何より、座っていると吸い込まれるように運転に集中できちゃうんです!
センターコンソールもシンプルなデザインになっていて初見でも迷うことないくらいの使いやすさ。運転しながらの操作もすごく楽です。
大型セダンというだけあって後部座席の空間も比較的広く設けられていて、3人座っても窮屈には感じません。

走りは?

アルティマの走りはスポーティだ! なんて、言われているのは知っていましたが、正直なところ実際に乗ってみるまではどうせ宣伝文句だろうとしか思っていませんでした。そして実際に、街乗りやロサンゼルスのフリーウェイに使用してみて思ったことは「運転が楽しい!」

車内の快適な空間やその外観からは想像しにくいほど運転することの喜びをドライバーに伝えてくれます。ステアリングとタイヤの連携はタイムラグや大げさな遊びもなく素直にドライバーの操作に反応するので、ハンドルを切ることが楽しくてカーブを曲がっているだけで運転している喜びに浸ることができます。カーブでの安定性は2ランクくらい上のセダンにも引けを取らないほど走行性能が高いです。エンジン出力は182psですが、普段使いでパワー不足は特には感じないし非常に扱いやすいエンジンです。ブレーキも強力でよく効きます。ペダルを踏む力でブレーキの効き具合を調整するというよりも、踏んだ量で効き具合を調整します。しかもペダルの遊びもほとんどないため、ちょっと踏んだだけでガツンと止まります。

走っている感覚としてスピード感はあまりありません。スピード違反にならないようにメーターをちゃんと確認しながら気をつけて走らないといけないほどです。それくらい車内から見える風景はのんびりゆったりしているし、車体は安定しています。

また、燃費走行を促すためにスピードメーターとタコメーターの間には燃費メーカーがあり、平均の燃費が表示されています。アクセルの開度に応じてリアルタイムにメーターが変わります。

果たして走りはスポーティなのか?

ただ、スポーティな走りかと言われたらやっぱり疑問が残るところです。例えばスポーツカーは目線が低くスピード感があり、路面から伝わる「快適」という言葉からかけ離れた振動すらも走りの醍醐味とされています。アルティマにはそういった”泥臭さ”は全くもってありません。スポーツカーじゃないしセダンなんだから当たり前の話なのですが、誤解のないように説明するとこういうことです。アルティマはセダンとして申し分なくドライブの楽しさが表現されています。

実際の燃費はどうなの?故障は?

実際の燃費は下道と高速を合わせた平均で12.3km/Lとなっています。これだけ走ってくれれば不満はありませんし、上出来だと思います。
故障や不具合は1万6,000km走っている中では1度たりとも起こっておらず快調そのものです!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
走る喜びと実用性を兼ね備え、その実力で自動車大国アメリカで圧倒的な人気を得るまでになったアルティマ。そしてアルティマと姉妹車であり、今はアルティマと1つのクルマとなったティアナ。お互いのいい部分を活かしあってこれからセダンとしてどんどん進化していくことは間違いないので要注目です!