ホンダが販売している「ブリオ」というクルマをご存じですか?知っている人はかなりのツウですよ!

ホンダの「ブリオ」というクルマがあることをご存じですか? これ、実は日本ではそうそう手に入らないクルマなんです。その秘密と、一体どんなクルマなのか、徹底解剖していきましょう!

ブリオ?そんなクルマホンダにあるの?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%AA

2010年11月。タイモーターショーでそのクルマは公の場に姿を現しました。フィットより一回り小さいエントリーカーとして「ブリオ」を発表したのです。このときの予定価格は40万バーツ(約126万円)と、インドで販売されているフィットの1/3も割安なのです! この大きさの小型・エントリーカーは、今後アジア地域で大きな需要が期待されるクラスのクルマとなっていて、このカテゴリーで先行発売された日産・マーチはすでに東南アジアでは大ヒットしているのです。

ちなみに、タイで現在販売されている「フィット」は1.5Lモデルのみで、60万バーツから。日本円で約168万円です。こう見てみるとブリオがいかに安い価格設定になっているかがよくわかりますね。日本でいう軽自動車の価格設定ですが、このブリオは1.2Lエンジンを積んでいる普通車なのです。

では、「ブリオ」とはどのような特徴のクルマなのでしょうか。

出典:http://www.honda.co.jp/news/2013/4130911.html

ホンダタイランドより公表されているスペックによれば、ボディサイズは、全長3,610mm・全幅1,680mmと、日産・マーチやトヨタ・パッソより全長は少し短く、全幅は少し広いという若干幅広の見た目となっています。エンジンは、1.2L 直4 SOHC i-VTECと1.3L 直4 SOHC i-VTECの2種類が設定されています。これはフィットの1,339ccより若干少ないですが、最大トルクや最高出力といったところを見ると大差ないエンジンに仕上がっています。このような、いわゆる「ローコストカー」は既存のエンジンから気筒を1つ取って、改良型として乗せることが多いのですが、このブリオのエンジンはフィットのエンジンを元にしながらも、4気筒という所はそのままの作りとなっています。これはものづくりにこだわるホンダの真骨頂かもしれません。

ブリオの環境性能はどうでしょうか。

出典:http://www.honda.co.jp/news/2011/c110927b.html

エクステリアは、先発して販売が開始された、徹底的にコストダウンを狙った日産・マーチよりも質感高くなっています。現地タイで販売されているマーチでは「安く作りましたよね…」ということを痛感するようなエクステリアになってしまっているものの、日本人からの目線ではなく、現地の方の目線では「安くて良いクルマ。それも日本車」ということでかなりのヒットを飛ばしています。その日産・マーチを上回るエクステリアデザインに仕上がっている「ブリオ」はかなりのヒットとなっています。エクステリアデザインの注目ポイントは、ボディサイドのプレスラインなどが結構凝っていますよ。このクルマのエクステリアは、アジアや新興国だけでなく、日本やヨーロッパでも十分通用するレベルではないでしょうか。

そして、インテリアは、広さ・質感共に上々の出来都の評判です。ドアの内張もかなりしっかり出来ています。むしろなぜ日本で販売しないのかと現地のホンダ社員からは声が上がるほどです。

インドでもブリオが生産されていて、価格が違う?

出典:http://www.honda.co.jp/news/2012/4121126.html

タイの「ブリオ」は、40万バーツ(約126万円)ですが、タイで製造・販売されている「ブリオ」は50万ルピー(82万円)となんと35%も安いのです! これは、部品などをすべてインド国内から調達することで、部品の現地調達率を向上させているため、中間の費用を抑えることが出来ているためです。しかし、外観はインドもタイも同じなので、タイはこの差を埋めるべく今でも部品調達の努力を行っているようです。

これがブリオのスペックだ!

出典:http://www.honda.co.jp/news/2011/4110317.html

◆エンジン/L12B型:1.2L 直4 SOHC i-VTEC ・ L13A型:1.3L 直4 SOHC i-VTEC
◆最高出力/66kW(90PS)/6,000rpm
◆最大トルク/110N·m(11.2kg·m)/4,800rpm
◆変速機/5速MT ・ CVT ・ 5速AT
◆駆動方式/FF
◆全長/3,610mm
◆全幅/1,680mm
◆全高/1,475~1,500mm
◆ホイールベース/2,345mm
◆車両重量/920~950kg

まとめ

※イメージ画像

ホンダが、タイ・インドで製造・販売している「ブリオ」についてご紹介しました。このクルマ、見た目が完全にフィットなんですよね。フィットを丸くしたという表現が正しいかどうかがわかりませんが、そのような見た目です。しかし、この手のローコストカーが4気筒エンジンというのも非常に思い切ったことをしています。ローコストにするのであれば、3気筒という選択肢もあったはずですが、そこはものづくりのホンダですね。きちんと走りにもこだわって設計段階から計算しているようです。
今後日本での販売の計画は今のところないようですが、このサイズのクルマは日本でこそ真価を発揮するのでは? と考えている方も多いのではないでしょうか。このような楽しいクルマがこれからドンドン出てきてくれるとより楽しくなりますね。これからのホンダに期待しましょう。