【三菱・ストラーダ】道という名のたくましいヤツ

需要の問題なのか、国産ピックアップトラックが手に入りずらくなって久しいけれど、こと海外では日本製の頑丈なピックアップトラック人気はかなり前から相当なものです。初代は海外専用に作られていたこのストラーダもそんな一台なのです。

初代ストラーダ

1986年から1991年までの初期型は海外専売モデルだった

それまでのフォルテがフルモデルチェンジし、デビューした頃のストラーダは海外専売モデルでその時はまだ『L200』という名前でした。ボディタイプはピックアップとしては一般的なシングルキャブ、エクステンドキャブ、ダブルキャブと三種類のボディを持ち、FRとパートタイム式の4WDを選択することが出来ました。車名については、マイティマックスと呼ばれる地域があったり、クライスラーではプリムス・アロートラック/ダッジラム50という名前で売られていたりと日本でのイメージ以上にあらゆる地域でかなりの台数が売られていました。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%80

白いシングルキャブとシルバーのダブルキャブ4WD

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%80

ストラーダに使用されている4WDシステムは当時のパジェロやデリカなどと同じく、先代にあたるフォルテから引き継いだもので、パートタイム式の本格仕様でした。

国内でのRV人気に乗りついに国内販売されたL200改めストラーダ

1991年、当時のRVブームに乗り4WDピックアップ・スポーツRVとして国内でも販売されるようになり、車名をストラーダと改めました。ストラーダとはイタリア語で”道”を意味する言葉で、世界中のどんな道でも走れてしまいそうなその走破性と、国産最大クラスのデッキスペースを持つ堂々とした佇まいで三菱のRVラインナップの一角を担いました。

ボディタイプは男らしく一択のみ

国内販売されたストラーダは”荷物を運ぶトラック”ではなく”遊び道具をたくさん積めるRV”としてのイメージからか、ダブルキャブの4WD一択でサイドプロテクトモール一体型フェンダーを採用し、ゴツいロールバーやグリルガードなど様々なドレスアップパーツが用意されていました。ちなみに後部のカーゴスペースは最大積載量500kgでクラス最大を誇りました。
また、この初期型はミッションが5MTのみだったというのも男らしさ全開です。

出典:http://www.mitsubishi-motors.com/jp/spirit/history/year/index.html#y_1990

出典:http://www.mitsubishi-motors.com/jp/spirit/history/year/index.html#y_1990

出典:http://www.carsensor.net/catalog/mitsubishi/strada/F001/M002G002/

水平基調でさっぱりとした男らしいイメージの室内空間を持ち、パジェロやデリカなどと同じく本格オフローダーらしさを演出する傾斜計や内外気温計をオプション設定されていました。
また、フロントシートはバケットタイプを採用し、100Wのハイパワー4スピーカーとオーディオを装備していました。

ストラーダはこんな人におすすめ

車を道具として最大限ガシガシ使いまくりたい、人と同じありきたりの車は嫌だなんて人にはうってつけのこのストラーダですが、中古車市場では古い基準のディーゼルエンジンの為、流通量そのものが少ないです。ただよく見ていると時々急にポンと出てくる事があるので、条件さえ合えば見つけ次第買いでしょう。

二代目ストラーダ

RVとしての力強さと、より都会的な乗用車としてのイメージを両立させる為、先代と比べると全体的に丸みを帯びたデザインに変更された二代目ストラーダはタイの工場で生産され、輸入車として国内で販売されました。インテリアもエクステリア同様丸みを帯びたものに変更され、快適性や使用感の向上が図られた結果、先代の無骨なインテリアとは全く違う車の様に生まれ変わりました。
ボンネット上のエアスクープが物語る通り、先代と同じく2.5Lディーゼルターボエンジンを採用しながらもインタークーラーを追加することによって、馬力で20ps/rpm、トルクでは4.5kg・m/rpmのアップを果たし、力強い走りに更に磨きを掛けました。
また、待望のATミッションが追加され、マッチョなボディをより気軽に走らせることが出来るようになりました。

出典:http://www.carsensor.net/catalog/mitsubishi/strada/F002/M001G001/

初代のモデルと比較して大型成型パッドを使用し質感を上げた室内空間です。ハンドル位置の見直しやシートのスライド量を増やすことで、より乗用車に近いドライビングポジションをとれるようになりました。

ストラーダのグレード構成

国内仕様のストラーダはエンジン、ボディタイプ共に一種類。ミッションの違いでATとMTを選べるだけでした。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%80

主要スペック

三菱 ストラーダ4WD 2.5D ベースグレード4AT
ボディタイプ:ピックアップトラック
乗車定員:5名
車両型式:KC-K74T
車両重量:1,780Kg
車両総重量:2,555kg
全長:4,920mm
全幅:1,775mm
全高:1,800mm
ホイールベース:2,970mm
トレッド(前):1,465mm
トレッド(後):1,480mm
分類:普通貨物(1ナンバー)

エンジン型式:4D56ターボ
エンジン種別:直列4気筒OHCターボ
総排気量:2476cc
最高出力:77kw(105ps)/4,200rpm
最大トルク:240.3N・m(24.5kgf・m)/2,000rpm
燃料タンク容量:75L
燃料:軽油

中古で買うなら?

ストラーダを中古で買うならどうしたら良いか。それは常に中古車情報に目を配り、新しく出品されたタイミングを見逃さないようにすることです。
初代、二代目共に、玉数自体がものすごく少なく超希少な車種になっています。もしも選べるのならエンジン性能が上がり、ATミッションが設定された二代目をおすすめします。自分が良いと思える条件で見つかったら即買い出来るぐらいのつもりで探さないとせっかくの掘り出し物を取り逃してしまいますよ。

ストラーダのまとめ

日本国内では手に入りにくいこのストラーダですが、他のメーカーのピックアップトラックにはない、とても三菱らしいと言える一台だと言えます。他車と比べ大き目でゆったりとした車格と室内、本格的なオフローダーとしての走破性能などなかなか硬派な車です。玉数が少ないので探すのは大変ですが、その分掘り出し物が見つかれば他にはない魅力的な相棒になるに違いありません。旧規格のディーゼルエンジンということもあり登録そのものが難しい地域があるのは残念な点ですがそれを補って余りある魅力的な一台です。