【日産セントラ】聞いたことがないクルマ。日本では滅多に見られない北米のクルマです。

日産セントラというクルマをご存じですか? 実はこのクルマは日本でも名前を変えて一時販売されていたこともあるクルマなんです。しかし販売の中心は主に北米市場ということであまり見かけません。そんなセントラの歴史とクルマの概要を追ってみましょう。

日産セントラとは?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

セントラ(SENTRA)は、日産自動車(以下、日産)が北米を中心に現在も販売している小型乗用車です。東南アジアでも”ブルーバードシルフィ”がベースとなっているモデルが「セントラ」の名称で販売されていますが、今回は北米出販売されているモデルについて紹介します。

5代目までは日産のサニーの北米向けモデルでありましたが、日本市場でのサニー製造・販売が終了すると、その後継モデルであるティーダおよびティーダラティオの北米向けが「ヴァーサ」と変更・統一されることから、6代目以降は独立したモデルとなりました。

セントラにはどんな歴史があるの?

1982年のセントラ誕生以来、35年目に突入しているロングセラー車です。現在は7代目が販売されています。ではこのセントラはどのような歴史をたどってきているのでしょうか。サクッと要点をまとめてみましょう。

初代:サニーの一モデルとして誕生。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

駆動方式がFFとなったサニーの北米版として、1982年モデルからセントラが登場しました。左記のとおり、このときはまだサニーの”一モデル”でしかありませんでした。また、ダットサン・210の後継でもありました。
このモデルはアメリカ市場はおろか、海外市場で日産ブランドとして販売される最初の車となりました。サニーと比べて前後の大型バンパー、リアサイドマーカー、フロントマスクなど外観上大きく異なります。特にヘッドランプはサニーのスラント異形形状から、ADバン風の固定角型形状に変更されています。
エンジンは、直4 1.5L・直4 1.6Lが搭載され、1983年からは、ディーゼルエンジンも設定されています。トランスミッションは、3速AT、4速MT及び5速MTが組み合わせられることとなります。セダンモデルのほか、ハッチバック、ステーションワゴン、クーペがラインアップされ、セダンも2ドアと4ドアがラインアップされ、この多様性が評判を呼びました。

2代目:ハッチバック・ワゴンはここで終了となりました。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

1987年2代目として販売開始されます。ラインアップは先代同様に、2・4ドアセダンのほか、クーペ、ワゴン、ハッチバックが設定されていました。トランスミッションは、先代同様、3速AT、4速MTおよび5速MTが設定されました。また、一部地域ではディーゼルエンジンもラインアップされているところもありました。大きく伸ばされた前後バンパーが特徴で、日本でもサニーRZ-1として販売されたモデルであります。そして、1990年アメリカでの製造が終了されます。ハッチバックおよびワゴンモデルはこの代で廃止されることとなりました。1993年には製造を継続していたカナダでの生産を終了しました。

3代目:これまでモデルよりも若干大型に。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

1990年に3代目として販売開始されました。3代目は、丸みを持たせた先代セントラは、サニーにはない2ドアクーペが設定されていました。また、直4 2Lエンジンを搭載したスポーツグレードの「セントラSE-R」がラインアップされた初のモデルでもあります。トランスミッションは、3速AT・4速MT・5速MTに加え、新たに4速ATが設定されました。
1991年にはスポーティーモデルのSE-Rが追加され、1993年に久しぶりのマイナーチェンジを行います。全幅をセダンが1,669mmから1,674mmに、クーペが1,666mmから1,669mmに延長し若干の大型化を図っています。

4代目:これまでのモデル体系をスッキリさせました。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

1995年4代目が販売されます。スラントノーズ、ハイデッキ、ロングホイールベース等を採用し、従来のイメージから大きく変わったB14型セントラは4ドアセダンのみのラインナップとなり、SE-Rについては200SXのグレードとなりました。トランスミッションは4速ATと5速MTの設定のみとなっています。
1997年、マイナーチェンジを実施し、フロントグリルなどが変更され、全長が4,321mmから4,343mmに延長されました。1999年の4代目最終型はスマーナ工場から移管され、メキシコ日産自動車会社製となり、200SXと同様に大掛かりなグリルを中心とした前面の改良が行われました。

5代目:レース仕様としても使われるようになります。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

この5代目から日本市場のサニーとの差別化が図られています。
1999年11月、5代目が販売開始されます。「セントラCA (Clean Air) 」がカリフォルニア大気資源委員会の制定する排気基準値とエバポ排出ゼロ規制値をクリア、またガソリン車として世界初の車載故障診断システムレベルII要件に合致している車として認定されました。世界初ということもありかなり注目を浴びた1台でした。
2003年には、小規模マイナーチェンジを行い、CIを現行のものに変更しています。2004年、SCCAスピードワールドチャレンジ・ツーリングカーシリーズに「セントラSE-R」が参戦し、同年6月にはオハイオ州レキシントン ミッドオハイオ・スポーツカー・コース 3位入賞、翌月7月にはインフィネオン・グランプリ カリフォルニア州ソノマ インフィネオン・レースウェイ 3位入賞・第5戦 インフィネオン・グランプリ 24位完走とレースでも実績を残すようになります。

6代目:かなりの大型化を図り高級志向へ。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

2006年1月、北米国際自動車ショーにて6代目セントラ4ドアセダン2007年モデルを発表します。セントラはこれまで北米の日産におけるエントリークラスの車でしたが、ヴァーサが従来のセントラにあたるポジションに導入されたため、セントラは3代目プリメーラを超える大きさにまで拡大しました。そして2006年10月、北米で販売開始となります。翌年2007年3月には、北米でセントラSE-Rが販売開始となります。2008年10月には小規模マイナーチェンジを行い、2009年モデルを発売します。ここで、トランクリッドのデザインなどが変更されました。

7代目:現行モデルはまだまだ活躍中。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9

2012年8月販売開始。先代から全長とホイールベースが拡大され、逆に全幅と全高が短縮されたことで、スリムになりました。そして先代と比較して150ポンド(約68㎏)の軽量化がなされています。エンジンも排気量を落としたことから、全体的にサイズが小さくなったことになります。
2013年型セントラはS、FE+ S、SV、FE+ SV、SR、SLの6つのグレードが設定されました。

まとめ

※イメージ画像

日産セントラについてご紹介しました。30年以上のロングセラーということもあり、アメリカを中心とした海外では非常に人気のある車種ですね。現在はかつての大型化路線を外れてスリムになってエコなクルマになろうという意思が見えますね。日本ではなかなかお見かけしませんが、アメリカに行ったときにはちょっと気にかけてみてみるといいかもしれないですね。