【アウディA3】オールインワンが便利な日本でこそ意味がある

アウディの屋台骨を支える人気のプレミアムCセグメントモデルがA3です。フォルクスワーゲンゴルフとプラットフォームを共用しながらもしっかりと個性を打ち出し、コンセプトである“小さな高級車”を具現化しています。新しいアイデアが取り入れられているところもさすがアウディです。“Wi-Fi搭載”のCMは斬新でしたね。乗ればわかる、いや乗らなければわからない魅力を、なんとかして言葉で伝えてみたいと思います。

現行アウディA3は3代目です

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BBA3

アウディA3スポーツバック

3代目となる現行A3が登場したのは2012年のジュネーブモーターショーです。欧州の流儀に従えば“Cセグメント”と呼ばれるカテゴリーの車です。親会社であるフォルクスワーゲンの主力モデル“ゴルフ”のプラットフォーム“フォルクスワーゲンA”を流用しています。ゴルフに比べるとプレミアム感が格段に高いですよね。A3のコンセプトは“小さな高級車”ですから、庶民派のゴルフとはしっかり棲み分けが出来ているようです。
当初日本へ導入されたA3は2種類で、1.4LTFSIと1.8LTFSIクワトロです。

1.4LTFSI

ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
型式:DBA-8VCXS
全長:4,325mm
全幅:1,785mm
全高:1,450mm
ホイールベース:2,635mm
トレッド前/後:1,535/1,505mm
車両重量:1,320kg
エンジン型式:CXS
最高出力:122ps/5,000~6,000rpm
最大トルク:20.4kgm/1,400~4,000rpm
種類:直列4気筒DOHCICターボ
総排気量:1,394cc
内径×行程:74.5mm×80.0mm
圧縮比:10.0
過給機:IC付きターボ
燃料供給装置:電子式
燃料タンク容量:50リットル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:19.5km/リットル
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):マクファーソンストラット
サスペンション形式(後):4リンク
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ディスク
タイヤサイズ(前):205/55R16
タイヤサイズ(後):205/55R16
最小回転半径:5.1m
駆動方式:FF
トランスミッション:7A/T
右ハンドルのみの設定で販売価格は303万円

1.8LTFSIクワトロ

ボディタイプ:ハッチバック
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
型式:ABA-8VCJSF
全長:4,325mm
全幅:1,785mm
全高:1,435mm
ホイールベース:2,635mm
トレッド前/後:1,525/1,495mm
車両重量:1,460kg
エンジン型式:CJS
最高出力:180ps/4,500~6,200rpm
最大トルク:28.6kgm/1,350~4,500rpm
種類:直列4気筒DOHCICターボ
総排気量:1,798cc
内径×行程:82.5mm×84.1mm
圧縮比:9.6
過給機:IC付きターボ
燃料供給装置:電子式
燃料タンク容量:55リットル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:14.8km/リットル
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):マクファーソンストラット
サスペンション形式(後):4リンク
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ディスク
タイヤサイズ(前):225/45R17
タイヤサイズ(後):225/45R17
最小回転半径:5.1m
駆動方式:フルタイム4WD
トランスミッション:6A/T
右ハンドルのみの設定で販売価格は429万円

評判になったMMI

出典:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/617/739/html/101.jpg.html

デビュー時のCMなどで“Wi-Fi装備”が話題になりましたね。車にWi-Fiを装備するってどういうことなのかと思っていましたが、3G回線を利用しているんですね。スマートフォンと同様にSIMカードを差し込んで使います。オプションサービスの“アウディコネクト”を購入すると、グローブボックス内に専用ユニットガ取り付けられ、SIMカードも付属されます。このSIMカードはソフトバンクの回線を利用するもので、3年分の通信料込みの価格のようです。3年経過後は、別途専用の通信契約を交わすことで継続利用できます。
ここで気になるのが“SIMフリー”なのか否かという問題ですよね。そもそも継続利用のための契約がいくらくらいかにもよりますが、スマートフォンと同じ会社でまとめたり格安SIMを利用したりというニーズは必ず出てくるはずです。さらに言えばLTE(4G含む)の対応はどうなんでしょうね。発売直後に購入された方はのこり半年くらいのハズですから、そろそろ情報収集をはじめられた方が良いのではないでしょうか。

このMMIが無線LANスポットとして働いてくれるわけですね。資料によればスマートフォンをはじめタブレットやパソコン、ゲーム機など無線LANに対応する機器を最大8台までまとめてインターネット回線に接続できるそうです。
MMIナビゲーションシステム本体にも天気予報やニュースなどオンライン情報を得る機能が付いていますが、Webブラウザとしての機能はないそうです。無線LANスポットとしての機能は、SSIDとセキュリティキーを設定画面から任意のものに設定可能で、セキュリティもWPA2に対応しています。接続した端末はソフトバンクの3G回線を通ってインターネットに接続します。このときのリモートホスト情報が“○○○○.tss.access-internet.ne.jp”であることから、ソフトバンクのモバイルルータと同じ回線を使っているようです。

出典:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/617/739/html/301.jpg.html

追加されたセダンモデル

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BBA3

アウディ初のコンパクトセダンとなったA3セダンです。基本的にはスポーツバックのコンポーネントをすべて譲り受けています。ハッチバックとは異なり、ルーフラインが流れるようにCピラーとつながるデザインが美しいですね。伝統的なセダンとクーペのダイナミックさを融合したようなデザインになっています。
ラインナップはスポーツバック同様、1.4LTFSIと1.8LTFSIクワトロです。

1.4LTFSIのスペック(コンポーネントはスポーツバックと共通)
ボディタイプ:セダン
ドア数:4ドア
乗員定員:5名
型式:DBA-8VCXSL
全長:4,465mm
全幅:1,795mm
全高:1,405mm
ホイールベース:2,635mm
トレッド前/後:1,555/1,525mm
車両重量:1,330kg
右ハンドルのみの設定で販売価格は1.4TFSIが321万円・1.4TFSISODが374万円・1.8TFSIクワトロが447万円

トランクを追加したにも関わらず車両重量は+10kgのみですから、素晴らしい設計なんでしょうね。キャビンに熱間成形スチール素材、ボンネットにはアルミニウム素材を採用するなど複数の素材を組み合わせることで高い剛性と軽量を両立しているようです。

シリンダーオンデマンドの追加

出典:http://www.gooworld.jp/catalog/AUDI/A3/10084579/index.html

さらに革新的な低燃費技術の気筒休止システム“シリンダー オン デマンド”を開発し、“1.4TFSIシリンダーオンデマンド”が設定されました。1.4L直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャーを搭載して高出力140ps・最大トルク25.5kgmを発揮するエンジンで、高速道路でのクルージング走行中などの定速走行でのエンジンの低負荷時に4気筒のうち2気筒を自動的に停止して、CO2排出量の削減と燃料消費の低減に大きく貢献します。高効率な7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせ、高出力でありながら122馬力仕様よりもCO2排出量を低減し、JC08モード燃費は20.5km/Lを達成しています。
右ハンドルのみの設定で販売価格は356万円です。

e-Tronの導入

出典:http://www.gooworld.jp/catalog/AUDI/A3_SPORTBACK_ETRON/10100314/index.html

実はアウディ初のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルです。その名も“A3スポーツバックe‐トロン”。最高出力150ps・最大トルク25.5kgmを発揮するガソリン直噴ターボの1.4L・TFSIエンジン+電気モーターに外部から充電が可能な高電圧リチウムイオンバッテリーを搭載して、電気モーターのみのEVモードで、航続距離52.8km(国土交通省審査値)を可能にしました。TFSIエンジンと電気モーターを併用するハイブリッドモードなら、JC08モードで23.3km/Lという卓越した燃費効率と0‐100kmを7.6秒(欧州仕様車測定値)で加速するパフォーマンスを実現しています。電気モーターのパワー/トルクは80kW/330Nm、電気モーターは静止状態からでも高いトルクを発揮できるので、ガソリンエンジンに頼らなくても日常的な走行ドライバビリティは充分です。しかも、最高速130km/hの性能の持ち主です。プラグインハイブリッドモデル用に特別に開発された6速Sトロニックを組み合わせています。15スポークデザインの17インチアロイホイール、フロントのシングルフレームグリル、前後バンパー、サイドスカートなどすべてが専用デザインですから、一目でそれとわかるはずです。インテリアでは、ダッシュボードとセレクターレバーに取り付けられたエンブレム、メーターパネル左側に配置されたパワーメーターがe‐tronの証です。これはドライブシステム全体の出力と充電を含めた現在の状況を示すもので、エンジン回転数はスピードメーターとパワーメーターのあいだのディスプレイに表示されます。ハイブリッドシステムのパワーフロー表示など、e‐tron専用の機能が追加された“MMIナビゲーションプラス”が標準装備されます。車両の現在位置、バッテリーの充電レベル、EVモードでの航続可能距離、ドアロックやライト点灯状況など、車輌にかかわる情報を遠方から確認できる“Audi connect e‐tron services”というA3スポーツバックe‐トロン専用のサービスが提供されます。
右ハンドルのみの設定で販売価格は564万円です。

日本へ導入されていないA3

実はこのA3、本当はもっと兄弟がいるんです。日本に導入されていないモデルもご紹介します。

3ドアハッチバック

出典:http://www.audi.co.uk/new-cars/a3/a3.html

日本への導入は2013年9月に始まりました。アウディの通常の流れでは、まず3ドアがデビューして1年後に5ドアのスポーツバックが追加されます。3代目A3も同じなのですが、3ドアの日本への導入は見送られました。2012年にデビューしたにもかかわらず日本への導入が1年以上遅れたのは、スポーツバックの登場を待ってのことです。
ファミリー向けのCセグメントサイズですから、5ドアの方が使い勝手が良いのは確かです。たとえ4人乗らなくても、ちょっとした手荷物を乗せるときなどはリアドアがあった方が断然便利です。3ドアを導入しないという判断は、先代までのセールスからも明らかだったのでしょう。
でも、個人的には3ドアのフォルムの方が好きです。5ドア化にともなうCピラーに追加されるガラスやリアハッチドアの傾斜など、アウディのスポーティなイメージがスポイルされてしまうからです。すっきりとしたスポーティなイメージを売りにするなら、3ドアモデルが必要なのではないでしょうか。

カブリオレ

出典:http://www.audi.co.uk/new-cars/a3/a3-cabriolet.html

A3にはカブリオレも用意されています。3ドアハッチバックの屋根を切り落として、4ドアセダンのテール回りを流用しながらじつに綺麗にまとめていますね。むしろこのためにセダンをつくったんじゃないかと思えます。オーソドックスなソフトトップタイプですが、トランク上にジャバラ状に畳まれるのではなく、専用のパネルの中へ格納するイタリアンスタイルを採用しています。リアウィンドはガラス製ですが、マグネシウム製のパーツを採用することで軽量化されています。開閉の動作すべてが油圧でコントロールされ、スイッチひとつで開閉操作が可能です。その時間はわずか18秒とのことですから、信号待ちでコンバートも可能ですね。万が一の横転の際には、リアシート後部に棒状のロールオーバーバーが出現して乗員を保護する“アクティブ・ロールオーバー・プロテクション・システム”を標準装備しています。

正規導入されていませんので、並行輸入でしか手に入れることはできません。カブリオレが気になる方はこちらへお問い合わせ下さい。

日本国内ではなかなか手に入らない自動車を世界中から輸入しています。本国使用の左ハンドル車のマニュアルミッション車・CO2の排出量がとても少ないディーゼルターボ車などなど。また海外のミニカーなどのグッズやBOSCH社の正規取扱店として部品も豊富に取りそろえています。

アウディA3の評判は?

外野があれこれ言っていても真価が見えてきませんから、オーナーに聞いてみましょう。試乗レポートも参考になりますね。

口コミ&評価

まずは良い点から聞いてみましょう。

【良い点】アウディA3セダンです。外観に一目ぼれして購入。スポーツバックの間の抜けたテールランプに比べて、セダンはシャープでカッコ良く車体の大きさもちょうど良い。また燃費が、市街地のコマコマ走りでも13~14キロは走る。また安全性能は高い。

出典:www.goo-net.com

【良い点】
コンパクトな車体で取り回しが楽です。ターボのおかげで1、4リッターでも十分に走ってくれまし、安定性、静粛性も高レベルだと思います。

出典:www.goo-net.com

ドイツ車贔屓の評論家が嫌いだったが、贔屓する理由がわかった気がする。

出典:review.kakaku.com

走りもユーティリティも、それなりに満足できると思う。
扱いやすいクルマでもあるので、セカンドカーや奥様用に最適。

出典:review.kakaku.com

辛口な評価も見てみましょうか。

外観だけで、走りも含めてただの1.4Lの小型車。これまで2.4Lのボルボに乗っていたせいもあり、走りはふわふわ雲の上を飛んで走っているようで重厚感がない。内装も皮張りでないせいもあるが、あまり高級感はない。また価格表示に騙される。定価340万円は実はただの車体だけで、カーナビ、バックモニター、クルーズコントロール等、普通であれば標準仕様が全てオプションで、これらを付けて諸経費を入れると、430万円になってしまった。

出典:www.goo-net.com

もう少しシートが柔らかい方が日本人には合っているかもしれませんが、慣れれば問題は無いかも。発進時に少しもたつき感はありますが、これも慣れれば問題は無いかも知れません。

出典:www.goo-net.com

・ゴルフ7にあるオートホールド機能がない
それに伴い?右足のフットレストがない。ゴルフ7は右足の側にも足を置けるスペースがありました。iPhoneとMMIをつなぐ専用ケーブルが高額。ゴルフ7はUSBポートがあるので汎用品が使える。MMIの手書き入力は実用性に乏しい。

出典:review.kakaku.com

試乗レポートなど

岡崎五郎さんのA3スポーツバック試乗記がありましたので見てみましょう。つくり自体はゴルフと同等としながらもさらなるプレミアム感UPの高評価です。まさに“小さな高級車”ということですね。

A3スポーツバックは、小型で上質な車を求めている人にとって見逃せない1台だ。

出典:www.carsensor.net

A3の中古車情報

アウディのコンパクトで高級感あふれるというほしいところをすべて持つ一台であるA3ですが、中古車で探している方の多くいらっしゃると思います。お宝があるかもしれませんので是非チェックしてみてください。

中古車をお探しの方はこちら

そろそろ新型?

2012年にデビューしたアウディA3、もう4年経ちますね。そろそろモデルチェンジ(マイナーチェンジ)の噂が聞こえてきています。いったいどんな内容なのでしょうか。

意匠デザインは?

出典:http://www.autoguide.com/auto-news/2015/12/audi-a3-sedan-facelift-spied-playing-in-the-snow.html

噂は色々とありますが、すでにスパイショットも流出していますのでほぼ確定だと思います。画像ではカモフラージュされていてわかりにくいですが、先にフルモデルチェンジしたAudi A4のようなよりエッジの効いたシングルフレームグリルの採用、ヘッドライトやリアコンビネーションランプ、前後バンパーのデザインも変更するようです。

近未来の予感

Audi TTやAudi Q7などの最新モデルで既に採用されているデジタルインスツルメントクラスター"Audi Virtual Cockpit"をオプションながら利用できるようになる模様です。グーグル プラットフォーム “Android Auto”によるスマホ連動や、iPhoneと連携するアップル“CarPlay”も搭載される見込みです。

出典:http://www.j-sd.net/audi-a3-2016-tweaks-will-get-virtual-cockpit/

[iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/m3XXUhUo3ik" frameborder="0" allowfullscreen][/iframe]

アウディTTに搭載されたヴァーチャルコクピットの動画です。

次期A3の発売はいつ頃?

これも噂の域を出ませんが、すでにスパイショットが公開されていることから考えると、すでに完成してテスト段階ということでしょうから2016年内なのは間違いないでしょうね。さすがに3月のジュネーブには間に合わないでしょうから、順当に行けば秋でしょうか。ただ、フランクフルトモーターショーは偶数年はありませんから除外できます。となると、7月のロンドン国際(偶数年開催)もしくは9月のパリ(モンディアル・ド・ロトモビル)かもしれません。

もう2年半、そろそろ車検がやってくる?車検費用を確認しよう!

現行モデルのA3が日本デビューして2年半ですから、そろそろ車検の心配をしなければなりませんね。とはいえまだ車検実績がありませんので、先代もしくは先々代の実績を見てみましょう。

まずは必須料金

走行距離や乗り方によって交換が必要なものが変わりますから難しい話ですよね。とりあえず必ず必要な費用からお話ししますね。1.4TFSIでも1.8LTFSIクワトロでも同じ料金です。
自動車重量税:30,000円
自賠責保険料:24,950円
継続検査手数料:1,800円
合計:56,750円
これだけは、誰がどこで車検を受けようが必ず必要な費用です。ここに代行手数料とか整備費用とか交換部品代とかが必要になります。

ディーラーに任せる

この車検自体を誰に任せるかによって大きく変わります。多くの方はディーラーさんに頼むのではないでしょうか。その車を輸入・販売しているわけですから、情報も豊富だしその車の達人のように思えますからね。最近はディーラーさんの対応もまちまちのようですが、以前は“安心のために払う対価”のような内容も少なくありませんでした。
例えば、ブレーキの部品はすべて分解して消耗品を交換するのが当たり前でした。命に関わることですから当然のような扱いで、言い換えれば“向こう2年間安心してのるための作業”という印象でした。たしかに分解できるものは分解して、中を覗いておいた方が安心です。ですが費用対効果というものがありますよね。費用を度外視してまですべてを点検するわけにもいきません。そこで最近では、短期・中期・長期に分けて整備するのが一般的になりました。最近は少なくなりましたが、ドラムブレーキで使うホイールルシリンダは短期(車検ごと)、ディスクブレーキのキャリパーは5万キロ(2~3回に一度)、マスターシリンダは長期(4~5回に一度)などというスタンスです。
一概には言えませんが、一通り各部を点検、清掃、調整などを行う基本的な検査工賃が3万円前後で、検査場へ持ち込んで検査を受ける代行費用が1万円程度です。ブレーキオイルと冷却水は交換しておきたいですから、工賃と部品代で3万円くらいでしょう。これで合計すると12万円前後になりますよね。

格安の代行業者に任せる

“車検代9,800円!”なんて折り込み広告やネット広告を目にしますよね。決して車検代すべて込みの金額ではありませんよ。先ほどお話した必須費用は別です。これ+9,800円ということですから66,550円ということですね。ディーラーさんの半額じゃないですか! だったらこちらに頼んだ方が良いですよね。でも、9,800円で何をしてくれるの? って思いませんか。実はこの金額の中身は、検査に合格するための検査と検査場へ持ち込む代行手数料だけなんです。部品は何も交換しませんし、分解して中を覗いてみるということもありません。ですから格安なんです。

車検=自動車検査

車検はあくまでも“自動車検査”です。検査場に車を持ち込んでブレーキの性能が基準値を満たしているか、スピードメーターの表示が実際の速度と大きくずれていないか、ヘッドライトの光軸が正しく設定されているか、明るさに問題がないか、排気ガスの濃度が基準値内かなどをテスターにかけて判断します。違法改造がされていないか、ヘッドライトやテールライト、ウィンカーなどの灯火類が正しく機能するかどうかを検査員が確認します。決して分解して中を確認しているわけではありませんし、MRIのように透視して確認しているはずもありません。ですが、検査をパスできれば合格できるのです。
例えば、ブレーキのディスクパッドが残り2mmくらいしかなくても、検査の時に性能が基準値をクリアしていれば検査はパスできます。でも、半年もしないうちにブレーキが効かなくなってしまうかもしれません。極端な言い方をすれば、明日壊れるかもしれない車でも、パスしてしまえば一定期間乗る権利を貰えるということです。
“車検に受かった”=“以降2年間安全に乗れる”ということではありません。検査に合格するための修理だけを行うことで車検代を安く抑える方法もありますが、安心して乗るためには分解・点検をともなう整備をするべきだと思います。
人の身体は“切開して中を覗いてみる”なんて簡単にできません。でも車の場合は、少なくとも命に直結するブレーキや足回りは、目視出来ない部分を分解・点検をすべきでしょう。それでも、全部を分解することはできませんから予期しないトラブルは起きてしまうのです。
コストを抑えることに目先を奪われてしまい十分な点検整備を行わず、結果敵に大きな故障を招いてしまったり、それが原因で交通事故になってしまっては本末転倒というものです。最悪の場合は大勢の他人を巻き込んでしまう事態になるかもしれない乗り物であることをしっかりと認識しましょう。

走行距離に応じて

当然ですが、走行距離が増えればそれだけ消耗品も増えますから、交換具品が増えます。タイヤ、ブレーキパッド、ベルト類など。これらの作業が車検と重なることで“車検が高かった!”となるようですが、本来は分けて考えるべき内容です。

参考までに、オーナーさんたちの車検にまつわる書き込みを見て下さい。

バッテリー交換について

これはアウディA3に限ったことではありませんが、輸入車と国産車ではバッテリーの規格が異なります。一部の国産車では、輸入車と同じ規格のバッテリーを使っているものもあって、やはり高額です。一番の理由は流通量ですね。一般的な国産車に使えるバッテリーはたくさん売れますから価格は下がります。輸入車を多く見るようになったとは言えまだまだ国産車の比ではありませんから、輸入車用のバッテリーの方が売れる数は少ないですから割高になります。しかも、そもともとの性能が高いので定価も高いんです。見た目の違いは、ターミナルと呼ばれる配線を繋ぐ端子が太いこと。そして、正方形に近い形のもの。対して国産車のバッテリーは、ターミナルが細く形も細長い(薄い)ものが多いです。ヨーロッパの方が緯度が高いですから、すべて寒冷地仕様のようなものなんです。
ディーラーさんで交換すると4万円程度かかるようですね。純正品の定価が高い上に価格競争により割引がありませんから仕方がないところです。カーショップや在庫を持たないネットショップでしたらもっとお値打ちに買えるはずです。ただし、長期在庫のバッテリーは寿命が短いですし、在庫中に放電してしまっていますから、必ず取り付け前に満充電にしてから取り付けるようにしましょう。

ホイールサイズについて

スタイリッシュなアウディA3ですから、ルックスは気になりますよね。ホイールは一番影響しますから、デザインもサイズも気になるところです。
スタンダードモデルの1.4LTFSIは16インチですが、1.4LTFSIシリンダーオンデマンドは17インチを履いています。1.8LTFSIクワトロも17インチです。これはセダンも同じですね。ボディや足回りは基本的に同じようですから、1.4LTFSIに17インチは問題なさそうですね。
1.4LTFSIに純正装着の205/55R16というタイヤは外径が632mmあります。これを1.4LTFSIシリンダーオンデマンドの225/45R17にすると外径は634mmと誤差2mmですね。幅も20mm程度でしたら問題はないでしょう。安全に17インチにするならこのサイズです。あとはオフセットをできるだけ買えないように好きなデザインのホイールを選んで下さい。
18インチの場合は、225/40R18で外径637mmと誤差5mmです。255/35R18で外径635mm、誤差3mmです。車両重量がそんなに重い車ではありませんので、35%扁平は乗り心地が悪くなる気がします。

タイヤサイズ、ホイールサイズについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

最後にA3の歴史を少し

現行のA3は3代目という話はしましたよね。ここでは初代と2代目について少しだけお話します。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BBA3

“小さな高級車“”のコンセプトで、1996年に発売されました。当時はA1がいなかったので、アウディのエントリーモデルでした。兄弟車となるゴルフIV(1997年~)のベースになるという使命から、アウディ独自の縦置きFFスタイルではなく、一般的な横置きFFでの登場でした。
3ドア/5ドアのハッチバックがあります。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BBA3

2003年に2台目が登場しました。基本的なメカニズム、シャーシやエンジンなどは先代と同じようにゴルフV(2003年~)と共有しています。フロントグリルはまだダブルグリルですが、5ドアモデルの登場にあわせて3ドアもフェイスリフトを受けてシングルフレームグリルになりました。直噴エンジンの“FSI”が登場したのがこのモデルです。
2004年に5度亜モデルが追加されますが、このときに“スポーツバック”の名前がつきました。理由は“ハッチバックでもワゴンでもない新感覚のスポーツユーティリティカー”だからとのことです。

見た目は似ているけど中身は・・・

A3には生まれは同じだけど育ちが違う、そんな兄弟もいます。

アウディS3スポーツバック

出典:http://www.gooworld.jp/catalog/AUDI/S3/10099355/index.html

アウディA3の走りを強化したスペシャルモデル“S3 スポーツバック”です。アウディの高性能モデル“S”シリーズに属するモンスターで、搭載する2.0TFSIエンジンは直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ+直噴FSIで最高出力285ps、最高トルク38.8Kgmを絞り出します。ハイチューンエンジンながら、6速Sトロニックとの組み合わせで14.4km/Lの燃費を実現しました。“クワトロ”の名前は付いていませんが、フルタイム4WDです。
販売価格は599万円です。

アウディRS3スポーツバック

出典:http://www.gooworld.jp/catalog/AUDI/RS3_SPORTBACK/10100051/index.html

コンパクトプレミアムクラス最速の本気モデル“RS3スポーツバック”です。搭載するエンジンは、2.5L 直列5気筒TFSI直噴ターボで、最高出力367ps、最大トルク47.4kgmを誇ります。このクラスではありえないパワー&トルクを、専用の制御プログラムが施された“quattro(クワトロ)”フルタイム4輪駆動システムを介して路面に伝え、0~100km/hを4.3秒というスーパースポーツカーならではの動力性能とハンドリングを実現しています。シングルフレームグリルやリヤディフューザーなどにRSのシンボルとも言えるハニカムパターンが採用され、膨らみを増したフェンダーと専用デザインの19インチホイール、立体感のあるエアインレットが自身の性能の高さを表現しています。
販売価格は756万円です。

最後にまとめ

日本の道路事情には最適とも言えるCセグメントのアウディA3。いかがでしたか。ドイツ車となるとついつい優等生扱いをしたくなりますが、どうやらそれだけではなさそうですね。先進技術、エコ、スポーツを高次元で実現しているあたり、さすがと言いたくなりますね。