【ホンダゼスト】普段を刺激的に変えてくれるホンダの軽自動車

四代目ライフの派生車種として登場したゼストは少しコワモテで刺激的なスタイルを採用しながら、室内は広くて荷物はたくさん積めるし、乗り降りはしやすい、優しさも備えていました。またダイハツムーブやスズキワゴンRなど強いライバルと勝負するために、ドライバーを守る強さも身に着けたクルマでした。

ホンダゼストはどんな車?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%82%B9%E3%83%88

ゼスト

ホンダザッツの後継車で、四代目ホンダライフの派生車種として2006年2月に登場したのがホンダゼストでした。エンジン、ミッションなどのコンポーネント、プラットフォームなどはライフと共用し広い室内、乗り降りしやすさを実現しました。安全装備として、ホンダ独自のGコントロールボディを採用、また軽自動車として初めてサイドカーテンエアバックを装備していて、運転席・助手席ともに最高の衝突安全性能総合評価である6スターを軽自動車として初めて獲得、安全性能も高いクルマでした。スタイルは若者向けにデザインされていて、ゼストはファミリー向けに、ゼストスポーツは若い世代をターゲットにしています。しかしゼストスポーツを中心に売るマーケティングを行っていたため実際には多くの世代でゼストスポーツが売れていました。ライバルはダイハツムーブ、スズキワゴンRなどで、今の軽自動車のスタイルにつながる初期の世代を飾った一車種でした。
またゼストの特徴の一つとして助手席リフトアップ仕様車、車いす積載仕様車をラインナップとして用意していたのもゼストの特徴の一つとして挙げましょう。

ゼストスパーク

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2008年12月にゼストスポーツに替わって追加されたのがゼストスパークでした。プロジェクタータイプのディスチャージヘッドランプや、専用のグリルやフロントバンパーなどを採用してより精悍なスタイルになりました。またCMのキャラクターとして歌手の浜崎あゆみさんを起用、より若い人向けをアピールしました。2010年7月にはその浜崎あゆみさんとコラボレーションした「Aスタイルパッケージ」が期間限定で発売、専用のインパネガーニッシュ、リアエンブレム、フロントグリルは単体販売されない形で専用装備とされて、プレミアムモデルとなりました。
また2WD、ターボ車の上級グレード(WタイプTURBO)にはスポーツサスペンションを標準装備としていて、操縦性と安定性を高めています。

スペック

出典:http://www.honda.co.jp/auto-archive/zest

販売期間:2006年~2012年
乗車定員:4人
ボディタイプ:5ドア 軽トールワゴン
型式:DBA-JE1(2WD)・CBA-JE2(4WD)
エンジン:P07A型・660CC・水冷直列3気筒横置/SOHC・I-DSI・NA・52PS/SOHC・I-DSI・ターボ・64PS
変速機:4速A/T
燃費(JC08モード・km/L):18.6(Gタイプ・NA・2WD)、17.8(Gタイプ・ターボ・2WD),
16.8(Gタイプ・NA・4WD)、15.8(Gタイプ・ターボ・4WD)
全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,645(2WD)、1,660(4WD)mm
ホイールベース:2,420mm
室内長×室内幅×室内高:1,810×1,315×1,340mm
車体重量:890kg(2WD)、950kg(4WD)
サスペンション形式:フロント・マクファーソン式/リア・車軸式(2WD)、ド・ディオン式(4WD)
タイヤサイズ:155/65R13 73S(13インチスチールホイール装着車)/165/55R14 72V(14インチアルミホイール装着車)
ブレーキ:フロント・油圧式ディスク(NA)、油圧式ベンチレーテッドディスク(ターボ)/リア・油圧式リーディング・トレーリング
スタビライザー形式:フロント・トーション・バー式

ゼストの歴史

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ゼストスポーツ

四代目ホンダライフの派生車種として、ホンダザッツの後継をになう形で登場したホンダゼスト。どんな歴史を歩んでいったのか簡単に振り返ってみましょう。

ホンダゼストの誕生

2006年3月にホンダザッツの後継車として登場しました。4代目ホンダライフとプラットフォームを共用としており、低床低重心レイアウトを採用し、広い室内高や荷物を積みやすいのを特徴としました。また安全装備としてホンダ独自のGコントロール技術を採用したボディ、軽自動車初のサイドカーテンエアバック(全モデルでメーカーオプション)が装備され、運転席・助手席ともに最高の衝突安全性能総合評価である6スターも軽自動車として初めて獲得しています。グレード体制は「ゼスト」と「ゼストスポーツ」の2種類で構成されていて、ゼストはファミリー向けに、ゼストスポーツはエアロパーツなどを装備してスタイリッシュな外観を持ち若い世代向けにデザインされています。インテリアはタコメーター装備の自発光式で、インテリアカラーはゼスト標準モデルがアッシュグリーンを用いた暖色系、スポーツがブラックを採用していました。エンジン・ミッションはホンダライフと共通で搭載されたエンジンはP07A型・直列3気筒・SOHC・6バルブ・PGM-FI仕様の660CC・NA仕様とターボ仕様で、組み合わせるトランスミッションは4速A/T(インパネシフト)のみとなっています。

1度目のマイナーチェンジ

2007年1月、マイナーチェンジがおこなわれ、ゼストを[D]1タイプに集約して、ゼストスポーツメインの構成になりました。装備面では標準装備となっていたシートバックポケット、コンビニフックをオプション装備に変更されています。
2007年8月、「D」タイプに特別仕様車「スペシャル」が追加されました。ベースとなった「D」タイプよりフルオートエアコン、AM/FMチューナー付きCDプレーヤー、キーレスエントリーなど装備を充実しながらも価格設定を8万円ほどお得に設定しました。
2007年12月、ゼストスポーツの「W」、「G」タイプに特別仕様車「スペシャル」が追加されました。装備の充実と、特別仕様限定色が追加されました。(2008年4月までの限定販売)
2008年5月、ゼストスポーツの「G」タイプに特別仕様車「ダイナミックスペシャル」が追加されました。ベースグレードからディスチャージヘッドランプや、14インチアルミホイール、リアスポイラーなどが標準装備されました。

スパークの登場

2008年12月、2回目のマイナーチェンジが行われました。「D」タイプは内装色がウォームグレー内装に変更して、より明るめの印象になり、Hondaスマートキーシステム、AM/FMチューナー付きCDプレーヤーが標準装備になりました。さらに、エンジンの改良がおこなわれて燃費が向上しました。また、従来のゼストスポーツに替わって、専用フロントバンパー、グリルなどを採用して、より個性的な印象になった「ゼストスパーク」が登場しました。また「ゼストスパーク」は「ZEST」エンブレムは装着せずに、「Spark」エンブレムのみ装着されました。
2009年6月、一部改良がおこなわれました。「D」タイプと「スパーク」の「W」、「G」タイプのFF車の燃費が向上されて、「平成22年度燃費基準+15%」を達成するとともに、「環境対応車普及促進税制」に適合しました。また「スパーク」の「G」と「Gターボ」には、エアロパーツを装備してお買い得価格に設定した「スタイリッシュパッケージ」が追加されました。
2009年11月、一部改良がおこなわれました。「スパーク」の内装に常時点灯ブルーイルミネーションメーターを採用して、シルバー加飾を施しました。また4WD車の値下げを行っています。この年、ゼストは、(株)J.D. パワーアジア・パシフィックが実施している、2009年日本軽自動車商品魅力度(APEAL)調査SMにおいて、第1位となっています。特に商品特性の評価の中でも、特に「外装」「内装」「空調」のカテゴリーでは、対象モデルの中で最も高いスコアを獲得しました。(出典:(株)J.D. パワー アジア・パシフィック2009年日本軽自動車商品魅力度調査SM、軽自動車を新車で購入後2~7ヶ月経過したユーザー4,298名の軽自動車の商品性についての回答によります)

浜崎あゆみさんとのコラボレーションモデル

出典: http://www.honda.co.jp/news/2010/4100701.html

ホンダゼストスパーク「Aスタイルパッケージ」

2010年7月、「スパーク」の新車装着時のオプションとして、スパーク登場時からCMの出演している、歌手の浜崎あゆみさんとコラボレーションした「Aスタイルパッケージ」が12月までの期間限定で発売されました。またこのパッケージで装着するインパネガーニッシュ、リアエンブレムの文字(SPARKの”A”が、浜崎あゆみさんのキャラクターを象徴するシンボルマーク”A”に変更されます)、専用のフロントグリルなどといったパーツ類は単品販売が一切許されずに、新車納車後にホンダカーズのディーラーで装着される方式がとられました。専用の左右側面ステッカーも装着されて「浜崎あゆみさん×ゼストスパーク」のコラボレーションとしてプレミアム感をより一層高めています。

装備の充実

2011年2月、3回目のマイナーチェンジが行われました。ナビゲーションシステムを手軽に装備できる「ナビ装着用スペシャルパッケージ」をメーカーオプションとして追加設定されました。このパッケージを装備すると、ナビゲーションシステムが簡単に取り付けできるようになりました。また、ゼストスパークの「W」、「Wターボ」には本革巻きステアリングホイールが標準装備されました。
2011年10月、ゼストスパーク「G」タイプに、迫力のある大型テールゲートスポイラー、14インチアルミホイールや、フルオート・エアコン、シートバックポケット(助手席)、コンビニフックなどを標準装備し、お求めやすい価格設定にした「G」特別仕様車「ダイナミックスペシャル」を追加発売しました。

そして生産終了

2012年6月、他にはない魅力や個性をいかんなく発揮してきた「ゼスト」、「ゼストスパーク」でしたが生産を終了して、在庫車のみの販売となります。
2012年11月、ついに販売を終了し7年間の歴史にピリオドを打ちます。

ゼストの中古車事情

出典:http://www.honda.co.jp/auto-archive/zest

2012年に生産、販売を終了したゼスト・ゼストスパークですが、そんなゼストを所有したい方もおられるでしょう。購入するのであれば必然的に中古車となります。中古車情報サイト・カーセンサーによると、2016年2月現在登録台数は1,209台が登録されていて、価格帯は2万~118万円、走行距離は2,000km~210,000kmと多彩にあります。現実的に購入するとなるとやはり年式が浅く、走行距離が短い個体となってくると思います。またタイプやボディカラーまで考慮に入れると選択肢は少なくなっていきます。まず走行距離ですが具体的に走行距離が少ないといわれている、50,000km以下に絞ると登録台数は512台となります。価格帯は19.8万円(2006年式、33,000km)~118万円(2012年式、17,000km)で、年式は2006年式(10年落ち)~2012年式(4年落ち)となり選択肢はまだ広いといえます。
次に距離50,000Kmに加えて年式を加えていきましょう。2012年に販売が終了していますのでどんなに新しくても4年落ちが最新の個体になりますので、比較的新しいといわれる5年落ちから2年を足して7年に絞ってみましょう。まず登録台数は308台(ちなみに5年落ちだと94台になります)です。価格帯は41.8万円(2009年式、40,000Km)~118万円(2012年式、17,000Km)となります。ここまで絞った状態でもまだまだモデル、カラーを十分選択できる状態にあります。ただし検索結果を見ると「ゼスト」よりも「ゼストスパーク」が大多数を占めていますので「ゼスト」が欲しいとなると選択肢は狭くなってしまうかもしれません。
またゼストの特徴の一つとして助手席リフトアップ仕様車、車いす積載仕様車をラインナップとして用意していたので中古でも容易に探すことが出来ます。
良質な中古車を失敗無く購入するためにもよく調べて購入することが大切となります。

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まとめ

現在のNシリーズにつながるホンダの軽自動車ラインナップの1台「ゼスト」名前の由来は”刺激的な楽しさで生活を豊かに広げるクルマ”です。その名前に相応しく刺激的で使いやすく、優しいクルマでした。その時代にあわせてスパークや多くの限定パッケージが追加されそのモデルの多くはユーザーの生活を豊かに広げていったでしょう。また競争の激しい軽自動車市場でもきらりと光った一台でした。