福祉車両を中古で購入するときの注意点とは?

福祉車両を中古車で購入するときは、通常の車を購入するより慎重にならなくてはいけません。直接販売店にいくより、お住いの地域の福祉課や障害福祉課で相談をしてからいくことが良いでしょう。通常よりも時間がかかるうえに必要書類も多いため、何度も同じところを往復してしまいます。購入を検討するのであれば、福祉課などで相談してからしっかり検討する必要があります。

福祉車両中古を購入するときの手順は?

購入を検討するなら福祉課などで相談!

福祉車両を中古で購入するときも、福祉課などにいって相談してからが良いでしょう。都道府県や市区町村によって、減免税や助成金が変わるためです。健常者の方が購入して減免税を受けることができると思ってる人もいますが、健常者が使用するのであれば受けることができません。
必要な書類が多いのは、制度を悪用させないためです。車椅子を利用する人のための制度なので健常者が虚偽の書類で申請すると、有印私文書偽造や詐欺罪で逮捕されます。個人では難しいため、販売業者なども同時に摘発されます。
中古で購入後に車椅子のリフトやスロープなどを外してしまうと、通常の車と同じ扱いになります。減免税の対象外になるので、外す場合は申請をしてからになります。対象外になると通常と同じになり、税金を払わなくてはいけません。売却や乗り換えも同じなので、申請をしてから販売店での手続きとなります。

消費税込みって表示されているのは?

中古販売店で消費税込みの価格があっても、違法ではありません。福祉車両だからといって、車椅子を使う人が必ず購入するとは限らないからです。健常者が購入する場合は消費税がかかりますので、注意をしてください。
見積もりを作成してもらうと分かりますが、消費税は非課税の金額になります。しかし、福祉車両は特殊な車両扱いになるため、リフトやスロープなどの点検整備費用など維持費が多くかかってしまいます。整備できる場所なども限られてしまうので、販売店や福祉課などで相談する必要があります。
減免税は購入するときに受けることができても、ガソリン代や定期整備代、車検代などの維持費は通常と同じくかかります。一部の自治体ではガソリン代の補助はありますが、故障やトラブルなどは通常と変わりません。修理費用が安くなるなどはないので、購入を検討するときにシュミュレーションをすると良いでしょう。

必要な書類は?

減免申請手続きには、身体障害者手帳、療育手帳や精神障害者保健福祉手帳、運転免許所、納税証明書が必要になります。さらに、普通徴収の場合のみ生計同一証明と常時介護証明が必要になり、購入時に慌てないようにあらかじめ準備すると良いでしょう。
通常の中古車購入より手間がかかりますので、購入はしっかりと検討して相談してください。各自治体によって変わるため、購入には通常より多くの時間と労力を必要とします。健常者が減免申請できない仕組みになっているためで、福祉車両を購入するときは時間がかかってしまいます。
審査が厳しくなって時間がかかるようになったのは、2008年に愛知県であった福祉車両を使った脱税事件がきっかけになったといわれています。優遇処置を悪用する人もいるので、信頼できる販売店を探すことも重要なポイントになります。

福祉車両を見るときの注意点は?

スロープタイプ!

スロープタイプを購入検討するときは、スロープの出し入れやヒビなどに気を付けてください。スロープのつなぎ目部分などにヒビが発生していると、折れて怪我の元になってしまいます。車高の高い車だと大怪我をする恐れがあるため、つなぎ目やスロープをしっかり確認してください。
スロープの出し入れが電動の場合は、スイッチ類なども確かめる必要があります。動きが悪かったりスイッチの接触不良などがあったら、修理をしてから購入しましょう。簡単な修理で治る場合が多いので、しっかり確認をしてください。
手動式の場合は、出し入れするときに動きがスムーズであることを確認してください。動きが悪いときは潤滑剤などで動きが良くなりますが、メーカーなどで指定している場合はその指定の潤滑剤を使ってください。力任せに動かしてしまうと破損する場合が多いため、無理矢理に動かさないことが大切です。

電動リフトタイプ!

油圧を使って動かしているため、油漏れに気を付けなければいけません。漏れていると車内に臭いが充満したり、動かしているときに止まる可能性があります。見えない場所でも漏れている可能性があるので、確認が必要となります。
また、高い圧力がかかっているため、小さな破損でも壊れてしまいます。定期的な点検で発見される場合があり、発見したらすぐに部品を交換すると良いでしょう。放置してしまうと、動かないだけではなく大きな破損で車自体を壊す可能性があります。
車と同じで、小さな故障が大きな故障になります。大きな故障になると、多額の修理費用が発生してしまい経済的負担を増加させてしまいます。異常を見つけたら、指定の整備工場で早めに点検整備を受けることをおすすめします。車椅子の方や介護する方が怪我をする可能性があるため、取り扱いには慎重になる必要があります。

サイドリフト!

助手席が動いて車椅子の側にくるので、乗り換えが楽にできます。助手席や助手席の後方に取り付けられてる場合が多く、シートの回転部分と可動部の亀裂などを確認してください。回転はするけど動かないでは意味がないので、動かして確認をしてください。
助手席のドアに変形や傷がある場合が多く、外装にも影響が出ている可能性があります。傷から錆が発生してしまい、広がっているかもしれないので注意して見ましょう。車全体に広がってしまうと、寿命が短くなるだけではなく雨漏りなどの原因にもなります。
また、雨の日にはシートが濡れてしまいカビや臭いの原因になるなります。シートに変色などが見られる場合は、クリーニングをすると良いでしょう。車の臭いはシートに付着していますので、臭いが気になるのであればシートをクリーニングか付け替える必要があります。

福祉車両は程度が良い?

良質な中古車が多い?

中古車の中でも福祉車両は程度が良いといわれていて、走行距離が多くても長く乗れる場合がほとんどです。介護施設などで使われていた車両が多いため、点検整備がきちんと実施されている場合が多いためです。車も装着された装備も点検がされているため、お得に購入できるといえます。
選ぶときは装着されている装備も重要なポイントになり、使用目的や介護する人と良く話し合うことが必要です。希望の車種を見つけることは大変なので、車種や装備の候補をいくつか挙げておくことも大事です。通常の中古車選びと変わらず、福祉車両も同じく選ぶと良いでしょう。
点検整備記録が残っているのであれば、購入前に確認をしましょう。どこの整備工場で整備されていたのかが分かると、故障などのときに見てもらうことができます。トラブルが起きたときのアフターサービスも重要になるため、信頼できて安心できる販売店での購入をおすすめします。

バッテリーは交換しよう!

良質な中古車でも、購入するときはバッテリーを新品に交換しましょう。電動タイプの装備品を取り付けている場合は、寿命が短くなっている可能性があります。予想以上に負担をかけていますので、バッテリー上がりのトラブルが起きてしまいます。
対策としては、容量を変更するか別電源を用意するしかありません。専門の知識を必要とするため、安易な変更はしないでください。ショートしてしまうと油圧装置などに引火する危険があり、車両火災の原因になります。事故を起こさないためにも、勝手な判断で整備することはやめましょう。
通常の車と同じなので、しっかりと点検整備を実施する必要があります。故障やトラブルが多いのはバッテリー関連なので、バッテリー液量や端子の腐食なども購入前に確認をしてください。交換することで、安心して乗れるようになりカーライフを楽しいものにしてくれます。

においが気になる!

においを気にする人もいると思いますが、中古車販売では車内クリーニングと消毒がされていますので気にする必要はありません。どうしても気になるのであれば、消臭剤や芳香剤を使うことが良いでしょう。微香性の消臭剤なども多いので、好みに合わせて選ぶと車が快適になります。
また、エアコンの風などが匂う場合は、エアコンクリーニングをすると良いでしょう。フィルター掃除でも良くなりますが、一部分をクリーニングするより全体をすると快適になります。カビなどが発生していることが原因なので、全体をクリーニングしましょう。
シートなどの布でできている部分にもにおいが染みついている場合があり、通常のクリーニングでも落ちないときがあります。どうしても気になるのであれば、交換して新しいシートを取り付ける方法しかありません。小さなことまで気にしてしまうより、芳香剤などを使って対策することが手っ取り早く良い方法だといえます。

見落とし注意!

車椅子の固定装置は?

外観やエンジンなど選ぶのに重要なポイントですが、福祉車両は車椅子の固定装置やシートベルトを確認してください。壊れていると、車椅子が動いて安心して乗っていることができません。金具などに負担がかかって壊れている可能性があるため、販売店の人と一緒に確認をしてください。
シートベルトも確認を忘れないでください。車椅子に乗っているからシートベルトをしなくても良いということではないので、車椅子の方もしっかりシートベルトをしてください。シートベルト義務違反になりますので、運転する方が必ず確認をしてください。
また、取り付けが悪かったら急ブレーキだけで怪我をする恐れがあります。車椅子ごと動いてしまい、乗っている人が怪我をしてしまいます。怪我をしないためにも、固定装置などをしっかりと確認してください。

装備の取り扱い方法は?

装備されている装置の取り扱い方も覚える必要があり、実際に動かして見ましょう。複雑ではないので簡単に覚えることができると思いますが、装置の種類によって違うので確認をする必要があります。リモコン装置を使っていると、スイッチの配置が違うので注意しなくてはいけません。
手動タイプも同じで、車種や装備によって違いがあります。収納などのやり方が違うので、取扱説明書に従って手順をきちんと覚えてください。手順を守らないと、装備を壊す原因になって大きな修理が必要になってしまいます。
同じ装備でも手順に違いがあるため、購入するときに必ず確認をしてください。装備の取扱説明書がなかったら、納車時でも購入前でも時間があるときに確認をしてください。使うときになって慌ててしまい、装備を壊しては無駄な出費になってしまいます。

タイヤも忘れずに!

福祉車両など装備品を積んでいる車は、タイヤの寿命が短くなっています。装備品によって重量が増えることが原因なので、福祉車両も例外ではありません。中古販売ではタイヤを新品に付け替えることも必要なので、確認することを忘れないでください。
タイヤの減り方にも注意が必要で、異常な減り方をしている場合は修理が必要です。サスペンションの調整などで治る場合がほとんどですが、壊れていると交換する必要があります。乗り心地にも影響しますので、しっかり確認をしてください。
車を支えるタイヤなので、劣化やヒビにも注意してください。ヒビなどが発生していたら、交換をして安心して乗れるようにしてください。後からで大丈夫と思っていると、パンクなどのトラブルが発生しますので気を付けてください。事故の原因にもなるため、購入するときに新品にすることをおすすめします。

福祉車両の販売・修理の専門店『ウェルファーレ・サポート』のHPです。車椅子用スロープ車・リフト車から回転昇降シート車(助手席・後部座席)の新車・中古車の販売から、各種福祉機能の修理・点検・車検、福祉車両のレンタカーサービスを行っています。代車(無料・関東地域のみ)、日本全国納車可能です。

まとめ

中古車を購入検討するときに重要なポイントは、親身になってくれるかどうかだといえます。実際に売りっぱなしの販売店もあるので、アフターサービスも視野に入れて販売店を探すことが良いでしょう。時間はかかりますが、良い付き合いができる販売店を探すことが必要です。
急いで購入しようとするとトラブルになりやすいので、焦らないで購入手続きが必要です。申請から納車まで時間がかかりますので、しっかり計画を立ててから行動をすると良いでしょう。無計画な購入では、良い付き合いができる販売店には巡り合わないといえます。
地方自治体によって違いますが、販売店を紹介してくれる場合もあります。福祉課で紹介されたからといって、その販売店でしか購入してはいけない決まりはありません。知り合いなどが販売店にいるのであれば、そちらを頼ると良いでしょう。中古車選びで失敗しないためにも、良い販売店を自分の目でしっかり見極めてください。