フェラーリを実際に所有する際に必要な維持費を計算してみた!月間維持費は〇〇万円!?

イタリアの赤い跳ね馬 フェラーリ。車に詳しくない方でもその名前を聞くだけで超高級車というイメージが湧くのではないでしょうか。車好きにとっては1度は乗ってみたい憧れの車ですよね。フェラーリは人生の成功者だけが乗れると思っていはいませんか? この記事ではフェラーリを所有する際に必要な維持費から1ヵ月でどれぐらいかかるのかをご紹介しております。

フェラーリとは

フェラーリという名前を聞けばほとんどの方が赤色のスーパーカーを想像するのではないでしょうか。クルマ好きじゃなくても「フェラーリ」という名前だけも聞いたことがあるという方は多いはず。フェラーリはイタリアの自動車メーカーで、高級スポーツカーと高級グランツーリスモのみを製造・販売しています。

車体のほとんどを機械任せで組み立てる量産車とは違って、フェラーリは1台1台専門の職人が時間をかけて作り上げていきます。1台の組み立てに最初から最後まで同じ職人が作り上げていきます。そのため1年間で製造できる車両の数は限られており、世界中で販売台数を制限しています。

2008年には日本法人を設立して、正式に輸入・販売を行い始めました。2016年現在フェラーリの正規ディーラーは東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県の6つの都県のみとなっています。

フェラーリの維持費は高いのか?必要なお金は?

フェラーリはクルマ好きであれば1度は乗ってみたい憧れの車の1台なのではないでしょうか。しかし、車両価格は数千万円、ガソリン代や保険代、税金などの維持費のことを考えて諦めている方も多いと思います。フェラーリを実際に所有する際に必要な維持費についてご紹介いたします。いつかはフェラーリを所有してみたいと思っている方やこれからフェラーリを購入しようとしている方はぜひ参考にしていただければと思います!

必要な維持費1:ガソリン代

まず最初にお話しさせていただくのが「ガソリン代」についてです。高排気量なフェラーリの燃費は一般的な乗用車に比べると非常に悪いです。最近発売されたばかりの現行のプリウスの燃費が34km/L〜であるのに対して、現在発売されているフェラーリの中で最も燃費が良いと言われている「フェラーリ カルフォルニアT」の燃費が9.5km/Lです。9.5km/Lであればまだ現実的な燃費かもしれませんが、テスタロッサなど古い車種になると燃費は2km/L〜3km/Lと言われています。

燃費が3km/Lであれば月に600km走行する場合には200Lのガソリンが必要になります。ハイオクが120円/Lで入れることができる場合にはガソリン代だけで月に24,000円も必要になってきます。もっと走行する場合や週末には遠出するという場合にはさらにガソリン代が必要になります。今回のように月に600kmほど走行する際には年間でガソリン代は約30万円ほどかかると思っておきましょう。

必要な維持費2:任意保険代

フェラーリを所有する際に頭を悩まされるのは任意保険代についてです。任意保険なので、もちろん入らなくても大丈夫なのですが、車両価格が非常に高く、事故をしてしまった際に修理費用が何百万と必要になってしまうため必ず入っておくことをオススメいたします。

任意保険の料金については保険に入る車種や補償内容、年齢や免許のグレードなどによって大きく変わってきます。実際にある保険会社に見積もりを出したという方がいましたが、「対人・対物無制限 車両保険2,000万円」の場合で、年齢が20〜30代の方で年間150万円ほど、40歳前後の方で年間60万円ほどとのことでした。20代〜30代の場合には毎年の保険代だけで軽自動車の新車を購入することができてしまいます。1ヵ月あたり約13万円が必要になってきます。車両保険をなくすことで、もっと安くすることができるのですが、修理費用などをキャッシュで払うほど蓄えが無い限りは入っておいたほうが安心です。

また、フェラーリなどの高級スポーツカーは修理費用が高額で、盗難のリスクも高いため保険会社を探すのも一苦労だと言われています。安い保険会社を見つける前に加入することができる保険会社を見つけることが重要だと言われています。

必要な維持費3:強制保険代(自賠責保険代)

強制保険(自賠責保険)は任意保険と違って必ず加入しなければいけません。一般的には車検の際に次回の車検までの分を支払います。車検は2年毎に受ける必要があるので、ほとんどの方が24ヵ月で加入します。強制保険は加入期間が長くなればなるほど安くなるので、長く乗る事を想定している場合には長い期間で入っておくと安く済ませることができます。強制保険代については以下のとおりです。

【強制保険 普通車の場合】
24ヵ月:24,950円
25ヵ月:25,750円
36ヵ月:34,600円
37ヵ月:35,390円

強制保険代に関してはフェラーリだから高くなるということはなく、普通車の場合にどの車種でも同じ金額になるので、特に気にしなくてもいい維持費と言えます。

必要な維持費4:自動車税

自動車税は毎年4月1日時点で車を所有している人が納税しなければいけない税金です。自動車税は、自動車の種類や用途、排気量によって納税額が変わってきます。現行のフェラーリで該当する自動車税を下記にまとめてみました。

総排気量3,501L〜4,000Lまで:66,500円
総排気量4,001L〜4,500Lまで:76,500円
総排気量4,501L〜6,000Lまで:88,000円
総排気量6,001L〜  :111,000円

1番排気量が低いフェラーリでも自動車税が年間で66,500円必要になります。エコカー減税対象車であればこの価格から減税がされるのですが、フェラーリに関してはもちろん減税対象外となりますので、減税はありません。レクサスの現行LSが4,608Lなので、自動車税だけで考えるとレクサスを所有するのと変わらないぐらいの金額で済ませることができてしまいます。

必要な維持費5:車検費用

日本国内で車を走らせる際には2年に1回(新車購入時は3年に1回)で車検を受けなければいけません。車検費用については交換する部品があったり、修理が必要な部分があったりと車両状態によって大きく変わってきます。何も交換する部品や修理する部分がなかった場合にも15万円〜20万円が相場と言われており、一般的な乗用車の2倍〜3倍の費用が必要になります。フェラーリの整備などには専門の知識を持った整備士が必要になり、フェラーリを整備することができる整備士の数が少ないため費用が高くなってしまいます。


豆知識なのですが、フェラーリの新車を正規ディーラー経由で購入した場合には初回車検(3年後)までは何万km走っても補償対象になり、不具合などがあった際の部品交換は全て無償となります。

必要な維持費6:重量税

重量税は車検を受ける際に支払わなければいけない法定費用に含まれています。重量税はその名の通り車両の重量によって支払う金額が変わってきます。以下が重量税の料金一覧になります。

【普通車の場合】
〜1,000kg:16,400円(13年経過21,600円 18年経過25,200円)
〜1,500kg:24,600円(13年経過32,400円 18年経過37,800円)
〜2,000kg:32,800円(13年経過43,200円 18年経過50,400円)
〜2,500kg:41,000円(13年経過54,000円 18年経過63,000円)

フェラーリはスポーツ走行向けに製造されているので、車両重量は一般的な乗用車に比べると軽いため重量税については比較的安く済むことが多いです。しかし、注意しなければいけないのが、年式が古い車種については同じ重量でも割高になってしまうので、初年度登録から何年経過しているのかを確認しましょう。

重量税は車検の際に支払うため車検費用の中に含まれる場合がほとんどです。

必要な維持費7:メンテナンス・定期点検費用

フェラーリを安全かつ快適に維持するためにはメンテナンス・定期点検が必要不可欠になってきます。車検費用の時に説明させていただいたようにフェラーリを整備することができる整備士が少ないため、メンテナンス・定期点検の費用も一般的な車両と比べると割高になってしまいます。

しかし、メンテナンス・定期点検費用は正規ディーラーで新車を購入した場合や認定中古車ディーラーで購入した際には無償で済ませることができたり、安く済ませることができます。正規ディーラーや認定中古車ディーラー以外で購入した場合には15万円〜が相場と言われています。

フェラーリ・カリフォルニアの1ヵ月の維持費

フェラーリ・カリフォルニアは東京都内では比較的よく見かける車種になっています。クーペモデルということで、走行性能やコーナリング性能を求めるというよりもファッションとしておしゃれに乗りこなしている方が多い印象です。しかし、カリフォルニアにもフェラーリの血は通っており、V8気筒のエンジンは490ps/7,500rpmという出力を誇ります。フェラーリに初めて乗るという方でも安心してエントリーできるフェラーリ・カリフォルニアを所有する際にかかる1ヵ月の維持費を計算してみました。

・ガソリン代:約8,000円(カタログ燃費:9.5km/L・月に600kmの走行・ハイオク120円/Lで計算)
・任意保険代:約130,000円(対人・対物無制限、車両保険2,000万円、40代前後の概算)
・強制保険代:約1,100円(24ヵ月:24,950円を1ヶ月分で計算)
・自動車税:約6,400円(総排気量4,001L〜4,500Lまで:76,500円を1ヵ月分で計算)
・車検費用:約8,400円(車検相場20万円を1ヵ月分で計算)
・メンテナンス費用:約10,000円(年間12万円を1ヵ月分で計算)

◆合計:163,900円

1ヵ月の維持費は上記のような金額になりました。自動車税や車検費用などは毎月支払うものではなく決められた期間が来てから支払うものなので、1ヵ月の維持費に入れなくても問題ありません。今回の記事ではわかりやすくするために月割りで計算して入れています。

フェラーリ・F430の1ヵ月の維持費

フェラーリ360の後継車種として登場したF430はまるでレーシングカーのようなデザインで、発売から10年以上たった今でも大人気の車種の1つです。ザ・スーパースポーツカーという名に恥じない圧倒的な存在感を出しています。多くのフェラーリファンが憧れるF430を所有する際にかかる1ヵ月の維持費を計算してみました。

・ガソリン代:約13,900円(カタログ燃費:5.2km/L・月に600kmの走行・ハイオク120円/Lで計算)
・任意保険代:約110,000円(対人・対物無制限、車両保険2,000万円、40代前後の概算)
・強制保険代:約1,100円(24ヵ月:24,950円を1ヶ月分で計算)
・自動車税:約6,400円(総排気量4,001L〜4,500Lまで:76,500円を1ヵ月分で計算)
・車検費用:約8,400円(車検相場20万円を1ヵ月分で計算)
・メンテナンス費用:約25,000円(年間30万円を1ヵ月分で計算)

◆合計:164,800円

F430はすでに生産が終了しているので、中古車で購入するしか所有する方法はありません。そのためカリフォルニアよりも低い価格で購入することができるため任意保険の料金は若干安くなるようでした。しかし、古い車両になってしまうので、消耗パーツの交換や故障が多いため「メンテナンス費用」が多くかかってしまうようです。

◆合計:163,900円

まとめ

今回の記事では世界を代表するスーパースポーツカーのフェラーリを実際に所有した際に必要になる維持費についてご紹介いたしました。フェラーリの維持費で1番悩んでしまうのが、「任意保険」です。車両価格が高く、盗難のリスクも高いため保険料金が高くなってしまいます。逆に保険代以外に関しては国産のスポーツカーを維持するのと同じぐらいの金額で済ませることができます。だからといって任意保険をつけなかったり、車両保険をなしにするのはリスクが高いですね。

また、今回の記事では触れていませんが、フェラーリを停めておく駐車場も重要になってきます。スパースポーツカーということで、一般的な月極の駐車場に停めておくのは安心できません。最低でも屋根付き、シャッター付きの車庫、欲を言えば警備員やセキュリティが万全な車庫に停めておきたいです。

車両価格は考えないとして月々約16万円でフェラーリを所有できると思うとまだ夢のある車種ではないでしょうか。憧れのフェラーリにいつかは乗ってみたいですね!