かつての名車「ホンダドマーニ」はシビック・フェリオが元だった!?

バブル景気真っ只中に登場した「ホンダドマーニ」は家族で楽しむファミリーセダンとして登場しました。そのドマーニもバブル崩壊の影響を受け、7年ちょっとで終わってしまいます。そんなホンダドマーニをご紹介します。

ドマーニってどんなクルマ?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%8B

ドマーニ(Domani)は、本田技研工業がかつて生産・販売していたセダン型の小型乗用車のことで、1992年にコンチェルトの後継として発売された小型4ドアセダンです。なお、プラットフォームはシビックフェリオと共用していました。取扱販売店はクリオ店のみで、いすゞ自動車へもジェミニ(4・5代目)としてOEM供給されていました。 教習車や、警察の捜査用覆面パトカーとしても使用された例があり、汎用性が高いクルマでした。

初代:シビックフェリオをベースに作られ、スズキへOEMも。

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1992年11月に発売されました。EG型シビックフェリオをベースとしており、シャーシは共有していたのですが、バブル期に開発されたこともあり、内外装は完全にオリジナルのものが設定されていました。シビックフェリオを上回る室内空間が作られたほか、全車運転席SRSエアバッグ、ボディ同色電動リモコンドアミラー、チルト機構付きパワーステアリング、AM/FMラジオチューナー内蔵カセットオーディオ、ボディ同色ドアハンドル、フルオートエアコン、パワーウィンドウ、パワードアロックが標準で装備されました。

1995年から2001年まで生産・販売されていた欧州、英国仕様シビック5ドアハッチバックおよびステーションワゴン(エアロデッキ)は、バンパーを除いた前半部の外装および内装がドマーニと共通のデザインであるのですが、これらは当時提携関係にあった英国オースチン・ローバー・グループ(ARG)との共同開発であり、欧州仕様のシビック5ドアをベースとして作られたローバー・400シリーズとは姉妹関係となっていました。

1993年からは、小型乗用車の自社開発から撤退したいすゞ自動車にジェミニとしてOEM供給され、2代目の生産終了時までの7年間供給が続けられました。EK型シビック発売後も併売され、2代目インテグラに搭載されたB18Bエンジンを積んだ「1.8Si-G」「1.8Si」グレードが存在しました。このとき存在していた形式とグレードは、
型式:E-MA5(1.8L・FF)、E-MA4(1.6L・FF)、E-MA6(1.6L・4WD)
グレード:1.8L・FF :「Si-G」、「Si」1.6L・FF:「Vi」、「Ri」1.6L・4WD:「Ri-F」 となっています。

1994年2月一部変更が行なわれ、「Si」に後部座席のセンターアームレストとオートアンテナを標準装備しました。1994年5月に、「Si」をベースとした クリオ10周年記念車「グランドステージ」が発売され、9月には「Vi」をベースとした クリオ10周年記念車「グランドステージX」が発売されました。

1995年10月、シビックフェリオのモデルチェンジに合わせた初めてのマイナーチェンジが行なわれました。メッキ枠がついたフロントグリルに変更され、14インチフルホイールキャップのデザインが変更されました。白・黒・シルバー以外のボディーカラーが変更となっています。他にはATのセレクターボタンをメッキ化 などが行われ、次回モデルチェンジで2代目となります。

2代目:バブル崩壊のあおりを受け、独自性が薄れ終売へ。

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1997年1月にフルモデルチェンジが行なわれ、ここから2代目となります。EK型シビックフェリオをベースにした2代目は、バブル景気の崩壊によるコストダウンの観点から外装や内装の一部を除いてほぼフェリオと共通となったため、ドマーニの独自性は薄れています。ただし、日本仕様のシビックには存在しないベージュ内装を選択できたということは、当時のユーザーからすると大きなメリットでした。また、先代同様にいすゞでジェミニとしてOEM供給されていましたが、ドマーニが前後クリアウィンカーレンズであるのに対し、カナダで発売されたアキュラ・ELと同じアンバーとされ、こういったところで差別化が図られていました。
フロントマスクは5代目アコードに近い独特な横長タイプであった。最上級グレードの「X」は、トランスミッションはシビック同様ホンダマルチマチックが搭載されていましたが、エンジンはシビックが新開発の1.5L 3stage VTECであったのに対して、1.6L VTEC-Eエンジンという設定でした。

2000年9月にシビックのフルモデルチェンジが行われた際に、車種整理の対象となり、インテグラSJと共に生産終了となりました。これにより、クリオ店では2002年にフィットアリアが発売されるまで小型セダンの取り扱いがいっさいなくなります。ここで、7年3ヵ月の歴史に幕を下ろすこととなりました。

まとめ

※イメージ画像

ホンダ・ドマーニについてご紹介しました。登場したときはバブル景気真っ只中だったため、同時期に登場したホンダ車とともに、それぞれの独自性を打ち出したクルマとなっていました。しかし、フルモデルチェンジのことになるとバブル景気は崩壊し、コストダウンが図られたことでメーカーでの統一ばかりが出て強いまい、売れ行きが伸びずに終売となりました。中古車市場でたまに出てくるので、見かけたらチェックしておいてもいいですね。