日産ブルーバードシルフィはブルーバードの冠をかぶった最後のクルマ

日産ブルーバードシルフィは10代続いてきたブルーバードを引き継いだクルマです。そのブルーバードの名を継ぐ最後のクルマともなっています。そんなブルーバードシルフィの概要から歴史までご紹介します。

ブルーバードシルフィとはいったいどんなクルマなのか。

18Vi-4 リア

シルフィ(SYLPHY)は、日産自動車のセダン型乗用車。初代と2代目はブルーバードシルフィ(BLUEBIRD SYLPHY )の名で生産・販売していました初代G10型は、東南アジアなどではB14型サニーのモデルチェンジ版としてサニーまたはセントラの名で販売され、韓国ではルノーサムスン・SM3/SM3 CEならびにそのOEM版であるルノー・スカラとしてライセンス生産されていました。

2000年8月に「ブルーバード・シルフィ」として初代G10型が発売。サニーをベースに開発され、それまでの「パルサー」、「プレセア」との統一後継車種としての位置づけで登場しました。その後2代目まではブルーバードシルフィと名乗っていましたが、3代目からブルーバードの冠が外れ「シルフィ」となっています。

ここでは、初代および2代目についてご説明します。

初代:ブルーバードシルフィの誕生

18Vi-G

2000年8月、ブルーバードシルフィの発売が開始されます。グレード構成として、1.5L車は「15i」・「15i Gパッケージ」、1.8L車は「18Vi」・「18Vi Gパッケージ」及び4WD車「18Vi-4」、「20XJ Gパッケージ」の6グレードを設定しました。
2001年10月、特別仕様車「18Vi Gパッケージ リミテッド」、「18Vi-4 リミテッド」の販売開始。「18Vi Gパッケージ」・「18Vi-4」をベースに、共通でUVカット断熱グリーンガラス(リアドア・リア)が装備されました。なお、本グレードからリアの車名エンブレムが変更となっています。同月末に、「教習車」を設定しています。なお、2003年2月以降の後期型にも教習車の設定があります。

2003年2月大規模なマイナーチェンジが実施されます。フロントグリル・バンパー、テールランプなどのデザインが大幅に変更され、新設計となったリアコンビネーションランプについては、同年の2月3日に先行発売された上級車種のティアナに似せたデザインとなりました。
マイナーチェンジから1年後の2004年4月に仕様変更を行います。カタロググレードの「18Vi」・「18Vi-G」も「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆) 」認定を取得しました。12月に再度仕様変更を行い、ボディカラーに「ウォーターブルーメタリック」を追加します。
2005年4月には、初代後期型として破砕ごとなる特別仕様車「プレミアムインテリア」を発売します。これを持って初代は終了となり、2代目へと移行していきます。

2代目:ブルーバードシルフィとして最後のモデル。

20G

2005年12月、フルモデルチェンジを行いここから2代目となります。なお、初代ブルーバードから数えて12代目となりました。2代目は消え行くプリメーラの吸収も視野に入れて発売されることになり、車体寸法が大きくなっています。しかし、三代目プリメーラと違い、5ナンバーとなる車幅は堅持されており、国内で根強い5ナンバーのミドルクラスセダンへの需要にもしっかりと応えています。

2007年5月には一部改良が実施され、「20G」に濃色ガラス(UVカット、リアドア・リアサイド・リアウィンドウ)、「20M」にバンパー組込みフロントフォグランプをそれぞれ追加されました。なお、ボディカラーには「アメジストグレーパールメタリック」が新たに追加されています。
2008年10月、一部の仕様向上され、「アクシス」を含めた全車にインテリジェントキー+エンジンイモビライザーが標準装備となり、オプション設定のカーウイングスナビゲーションシステムはETCユニットがセットされるようになっています。
翌年2009年5月に、日本国内仕様をマイナーチェンジ。ボディカラーはダークブルーやフランボワーズレッド、ブリリアントシルバーなど新色5色を追加する大幅な入れ替えを実施し、装備では燃費表示機能がついた液晶オド・ツイントリップメーターを装備することとなりました。なお、これで2代目の前期型が終了し、後期型に移行します。

2012年6月仕様変更を実施します。法改正に伴い従来はSRSカーテンエアバッグなどとのセットオプションであった後席中央3点式シートベルトが標準化され、その半面、キセノンヘッドランプ+AFSがメーカーオプションから外され、同時に「20G」と「アクシス」が廃止となりました。これにより、運転席パワーシート装着車が消滅します。後期型はこの小規模変更のみとなり、この後は3代目へと移行します。

まとめ

20G

日産ブルーバードシルフィについてご紹介しました。ブルーバードの冠がここで外れてしまうというのはなんとも寂しいものですが、12代も続いたというのもたいしたものです。車名は短い方が覚えやすいということでドンドン短くなっているそうです。ずいぶんと完成されたセダンで、中国・台湾では未だにかなりの販売が行われています。