ご存知ですか?自賠責保険と任意保険の違い

自動車を購入する上で切っても切れないのが保険ですね! でも自賠責保険て何? 任意保険とどう違うの? ネットで調べても難しい言葉ばかりでわかりにくい! そんな方にザックリわかりやすく説明していきたいと思います!

まずは自賠責保険について知っておこう!

自賠責保険は強制保険です!

自動車を運行する上で必ず入らないといけないのがこの自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)です。共済保険とも言われることがあります。これは交通事故などで被害者を救済するために支払われる保険です。ようするに、加害者で被害者の経済的補償をするにはお金が足りないので自動車を運行する人たちみんなでお金を出しましょう! といった制度です。
これは自家用自動車のみならず、バイクやトラック、バスなど公道を走行する車両すべてに加入を義務付けられています。ちなみに、無保険車によるひき逃げ事故などは政府の保障事業によってまかなわれています。
自賠責保険に加入せずに自動車を運行すると、とても厳しい罰則が待ち受けています。

自賠責保険未加入車両への対策

自賠責保険未加入のまま公道走行を続けている車両も多く、その一部が実際に事故を起こしていることも確認されております。なので取締りは厳しく、国土交通省ではホームページで疑いのある車両の通報を呼びかけており、ナンバープレートや車両の特徴、その車両の駐車されている場所などをメールフォームから通報することができます。
そのほか警察による街頭での取締りもされています。国土交通省から自賠責保険未加入車の情報を警察と共有し、パトロール中に取締る方法です。これは盗難車を探し出す方法と同じ手法を採っていることからどれほど重要か、おわかりいただけたでしょうか?

自賠責保険未加入時の罰則

もし自賠責保険に未加入で車両を運行していたらどんな罰則があるのでしょうか?その場合の罪は非常に重く、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。交通違反点は6点加算され、即刻免許停止処分です。
自賠責保険の有効期限がうっかり切れたまま公道走行しているだけでもとても重い罪になるので気を付けましょう。特に原付バイクは車検がないので意識をしていないとうっかり保険期間切れすることが考えられるので要注意です!

自賠責保険に入っていないと車検が受けられません!

2年に一度の車検時も自賠責保険に加入していることが前提です。もし自賠責保険に未加入だと車検を受ける権利がありませんのでご注意ください。特にユーザー車検の方は見落としがちかもしれませんね! 各陸運事務局でも自賠責保険の加入は可能です。

自賠責保険の料金は?

自賠責保険の主な金額をまとめてみました。保険加入は1ヵ月単位から加入することができますが、ここでは主な料金を取り上げます。この料金は平成27年時の保険料金です。年度の変わりに変更されることがありますのでご注意ください。

原動機付自転車
【12ヵ月】7,280円
【24ヵ月】9,870円
【36ヵ月】12,410円

検査対象外軽自動車(125cc超250cc以下のバイク)
【12ヵ月】9,510円
【24ヵ月】14,290円
【36ヵ月】18,970円

小型二輪自動車(251cc以上のバイク)
【24ヵ月】13,640円
【25ヵ月】14,010円
【36ヵ月】18,020円
【37ヵ月】18,380円

検査対象軽自動車(軽自動車)
【24ヵ月】26,370円
【25ヵ月】27,240円
【36ヵ月】36,920円
【37ヵ月】37,780円

自家用乗用車(普通車)
【24ヵ月】27,840円
【25ヵ月】28,780円
【36ヵ月】39,120円
【37ヵ月】40,040円

自賠責保険の適用条件は?

保険適用には3つの条件が必要です

(1)運行供用者、運転者に故意過失のないこと
(2)被害者に故意過失があったこと
(3)事故自動車に構造上の欠陥および機能の障害がなかったこと

この3つの条件が必要です。
(1)はわざと事故を起こしたりすると適用されません。例えば信号無視で被害車両と接触した場合です。(2)は被害者がわざと事故を誘発するようなことをすると適用されません。例えば信号無視の車にわざと接触した場合です。(3)は整備不良車や違法改造車は適用されません。

自賠責保険の補償内容は?

それでは自賠責保険はどんな時にどれくらいの補償が受けられるのでしょうか?かんたんにまとめてみました。ちなみに車両の修理代やガードレールの修理費など物損事故には使用できません。あくまでも被害者の方の治療費や入院費が補償対象です。

治療内容と金額の限度

【怪我の場合】限度額120万円 診察料、手術料、投薬料、処置料、入院費用など。
【後遺症を負った場合】限度額4,000万円。障碍者等級第一級、二級となった場合。そのほか慰謝料もそれに該当します。
【死亡の場合】限度額3,000万円。通夜、祭壇、火葬、墓石などの費用です。

自賠責保険の内容はご理解いただけましたか?

自賠責保険について掻い摘んでご紹介してみましたが、事故の条件を満たしていれば怪我や後遺症に対して補償があることがわかりました。自賠責保険に加入せずに被害者に怪我を負わせてしまったら莫大な金額を一人で背負うことになるのでいかに重要な保険かおわかりいただけたでしょうか?そういった背景があり、この自賠責保険があり、未加入での罰則が厳しいのも納得ですね!

任意保険(自動車保険)

なぜ任意保険が必要か?

自賠責保険では怪我を負った人に補償が利くことがわかりました。しかし怪我の内容によっては補償金を超える場合があります。そんな時に活躍するのがこの任意保険(自動車保険)です。補償金額は保険会社のサービスや契約内容によって違いますのでそういったことも含めて検討しましょう。そのほか任意保険では物損事故によるガードレールの損傷や車両の修理費などもまかなえます。契約時にはさまざまなサービスがあり頭の中がごっちゃになりそうですがよく考えて吟味しましょう!

任意保険の受けられるサービス

補償内容や補償金額は各保険会社によって違います。ここでは現在受けれるサービスを紹介します。

任意保険の補償内容:ロードサービス

最近では当たり前のように付いているサービスです。ロードサービスと言えばレッカーがまず思いつくはずです。ある程度の距離まで無料でレッカーさせてもらえるので非常に便利ですね! これは事故というより故障のときに役に立つのでロードサービスが受けられるのは安心です。そのほかキー閉じこみ、バッテリー上がりやタイヤのパンク、脱輪やガス欠なども無料サービスが多いのでこういったサービスが付いていると遠方へのドライブも心にゆとりができると思います。

任意保険の補償内容:宿泊費用・交通費

遠方での突然のトラブルや事故で帰宅できなくなってしまったときにこのサービスは重宝します。ホテルでの宿泊やレンタカー、電車やバスの費用が出ます。上限金額は保険会社によって違うので参考にしてください。サービスの内容によってはペットが同乗していた場合、ペットホテル費用も出るそうです。

任意保険の補償内容:対人補償

他人を死亡させたり後遺症を負わせたり怪我をさせた場合、自賠責保険で支払われる金額を差し引いた額が支払われます。そのほか示談や訴訟・裁判上の和解・調停・仲裁に要した費用も補償されます。

任意保険の補償内容:人身傷害

これは対人と違い、保険者自身と搭乗者(友達や家族)に適用する補償です。搭乗者が怪我や通院、死亡した場合の補償です。いつも一人で運転するとは限らないのでこれも入っておいて損はないと思います。

任意保険の補償内容:対物補償

自動車や物に対しての補償です。アクセルとブレーキを踏み間違えてお店に突っ込んでしまったときにもこの補償が受けられます。これは是非とも入っておきたい保険ですね! いつなににどう衝突するかわからないのが事故です。そのときのために備えておきましょう!

任意保険の補償内容:車両保険

これは車両に保険を掛けるといった保険です。例えば車をぶつけたり、いたずらで傷を入れられた、ガラスを割られた、パンクさせられた時の修理費用が補償されます。盗難されたときにも有効です。自損事故にも使えます。そのほか保険会社によっては火事や災害、震災で車両に被害が出たときも補償されます。

任意保険の補償内容:ファミリーバイク保険

被保険者やその家族の方が通勤や通学で原付バイク(125cc以下)を乗られている方も多いはずです。その時に役立つのがこのファミリーバイク保険です。原付バイクによる自損事故や人身事故による補償です。原付バイクに乗られる予定がある方はぜひとも入っておきたいです。保険料も比較的格安です。

任意保険の補償内容:弁護士特約

自動車事故の被害者になった場合の慰謝料や損害賠償を交渉する時に弁護士さんを雇うことができます。法律相談も条件付きですが可能なようです。

自動車保険の違いは?代理店と通販型

どのような補償内容がどのような物があるかわかりましたが、CMなどでも最近耳にするのが『通販型』というワード。通常の代理店契約より通販型の方が手軽で保険料が安いと謳っていますが、さてどのように違うのでしょう?

代理店と通販型の違いは?

【代理店】
通販型自動車保険はここ最近のものでそれまで自動車保険と言えば代理店で契約するものでした。自動車を購入した流れでディーラーさんに紹介された保険屋さんとお話し契約するといった流れが主流でした。通販型に比べ少し値段は上がりますが、メリットもたくさんあります。まず一つは、お客さん一人に付き担当が一人というマンツーマン方式です。最近の代理店さんは通販型と差別化を図るため人間味を重視する傾向にあるようです。保険契約時には、親切にお客さんにあった説明の仕方やプランを提案することができるのがこの代理店の最大の魅力です。担当もいつも同じ人なのでお客さんも親しみやすいと思います。もし車を買い替えたり、家族が増えたりしたときは担当の方に最適なプランを紹介してもらえるはずです。改造車にお乗りの方にも柔軟に対応してもらえるようです。
そして事故が起こったときも、いつもの保険屋さんが担当なので、より親身にアドバイスしてもらえると思います。多少の融通も聞いてもらえるそうです。

【通販型】
通販型は代理店に比べやはりその安さが魅力だと思います。代理店の3割程度費用が抑えられます。代理店との大きな違いはインターネットで自身がポチポチとプランを組んで行くことです。なのである程度の知識が必要になってきます。保険の知識がない方にとってはこれが裏目に出ることもあるかもしれません。契約内容を勘違いしていたりすると事故を起こしたとき大変な目にあうかもしれません。
その反面、保険の知識がある方にとっては安く抑えられるので魅力的です。この通販型自動車保険は過去の事故の統計から事故を起こしやすい年齢や車種で保険料が決まります。その統計から自身が事故を起こしにくい分類に属していれば良いのですが、高齢者などは逆に代理店契約に比べると保険料が上がる傾向にあるので注意した方が良いようです。
そのほか、標準的ではないケースでは保険契約を断られることがあります。例えば改造車で、通常5ナンバーの車種が3ナンバーで登録されているなどの場合は契約を拒否されます。こういった融通が効かないデメリットもあります。事故の場合も補償費用が低く抑えられたといった事例もあるので注意したいところです。

自動車保険はしっかり入りましょう!

ここまで自賠責保険と任意保険がいかに重要な保険かおわかりいただけたと思います。どうしても低価格な車だと車両保険に入ると損な場合もあるそうです。しかし高額な車ですと車両保険に入っておいた方が良い傾向にあるようです。ここで車両保険代をケチったために大変な目にあった方の話をあげてみましょう。

新車には気を付けよう!

あるお客様が久しぶりの新車を購入されたそうです。しかも高級外車。最近の車はコンピューター化が進み、修理費用も高くなるので保険屋さんは是非とも車両保険に加入するようにお客様にオススメしたそうです。しかし保険代が高くなることを懸念して断ったそうです。自分に限ってそんな事故はしないと思ったそうです。
その結果、1週間後に事故を起こし通院するはめに…。しかも修理費は50万円。そのお客様は事故後、車両保険は使えないかと何度も相談してきたそうですが車両保険は未契約だったので全て自己負担です。保険屋さんいわく、新車=乗りなれない車なので是非とも車両保険は付けてくださいとのことです。
新車購入後、事故で通院に加え50万円の修理費...車両保険に入っていれば最悪の事態は免れたことでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 自賠責や任意保険についての謎が解けたでしょうか?
任意保険を決められる場合はまず代理店か通販型か、どちらに自分に合っているかを考えてから決められると良いと思います。わからなければ代理店さんに聞いてみましょう! そしてアドバイスをもらいましょう! 良いカーライフが過ごせますように!