【ホンダアヴァンシアをお探しの方はこちらは必見!】広くてゆったりした車内は一見の価値あり!

ホンダがかつて販売していたアヴァンシア。販売が終了して14年が経ちますが、未だに中古車市場では人気が衰えない車種です。そんな人気車アヴァンシアの魅力をご紹介します。

アヴァンシアとはどういう車?

Photo by 筆者

アヴァンシア(Avancier)は、本田技研工業(以下、ホンダ)がかつて生産、販売していたステーションワゴン型の普通乗用車です。販売当初はF・F-4・V・V-4の4モデルのラインナップとなっていましたが、マイナーチェンジによってヌーベルバーグが誕生し、計5つのモデルでの販売となりました。特徴としては、後席の圧倒的な足下の広さが特徴的なクルマです。アメリカで販売されていたアコードを元にしていることから、日本人向けではないクルマの大きさなので、非常にゆったり座れます。それではアヴァンシアの歴史や詳しい特徴についてご紹介します。

アヴァンシアという車名の由来

アヴァンシア:フランス語で「前進する」という意味を持った「avancer」からの造語となっています。なおトヨタ・アベンシスも同じ「avancer」に由来しているということで、偶然とはいえ同じ言葉をとってもこれだけ違う車名になるんですね。

ヌーベルバーグ:フランス語で「新しい波」という意味です。これまでの高級志向からスポーティーなモデルへと変更路線に舵を切ったモデルなので、いろいろな期待を込めて名付けられています。

キャッチコピー

前期:「エゴイストの資格」「4ドアクラブデッキ」という2つのキャッチコピーがありました。しかし、”エゴイスト”といった若干のマイナスイメージや、ワゴンではなく”クラブデッキ”という呼び方が一般のユーザーには理解ができなかったという一面もあったようです。

後期:「Hondaはワゴンに何をしたか。」後期になるとクラブデッキという言葉は使わずに”ワゴン”という言葉に変えています。

【アヴァンシアの概要・特徴】当時としては斬新なクルマでした。

アヴァンシアは、北米仕様アコードを基に開発された国内専売車種で、外観やコンセプトは、かつての”アコードエアロデッキ”を彷彿とさせるものとして注目されました。このスタイリングは”アーチキャビンフォルム”と呼ばれ、車種においてもワゴンとは呼ばず4ドアクラブデッキと呼んでいました。また、この独特なスタイルは、オペル・シグナムに影響を与えたといわれているほどで、開発力では相当の上位にいるホンダならではといったところでしょうか。
前席をウォークスルーとし、隣席や後席とのアクセスを容易にする一方で、後席には専用の送風口や天井のボックスが装備されるなど、細かいところに手が加えられています。さらにはメーカーオプションの「Gパッケージ」を選択すると、リヤ座面格納式センターテーブル&リヤシートスライド(スライド量70mm)と同時に、角度が変化するシートバック&リヤプライバシーガラスなどの装備が備わり、後席主体のリムジンに似たようなパッケージとなっていました。モノボリューム風ワゴンボディによる広い室内を、実用ではなく高級に振ったコンセプトは、発表当時かなり斬新で注目を集めたクルマでした。
さらに4WD仕様は、大型化された前後バンパー&オーバーフェンダー、車高が上げられたサスペンション、大径タイヤ、ルーフレール等を装備してクロスオーバーSUVのような外観で、エンブレムも4WDを強調する「Avancier4(数字のみ赤字)」となっていました。
エンジンは、オデッセイに搭載されていた直列4気筒 2.3L VTECとV型6気筒 3.0L VTECとで、FFと4WDがラインナップされました。このデザインとIHCC(インテリジェントハイウェイクルーズコントロール)、ゲート式インパネシフト、5速ATの搭載など、ホンダ初の技術がふんだんに搭載されていた。これらは、後に登場するホンダ車にも搭載されていったことから、テストモデルといったい見合いもあったクルマでもあります。なお、製造は埼玉製作所(埼玉県狭山市)でおこなわれていました。

【アヴァンシアの歴史】わずか4年で終わってしまったクルマです。

出典:http://www.honda.co.jp/auto-archive/avancier/2003/photo-lib/photo1.html

1999年9月アヴァンシアが発売されました。当初はF23A型(直列4気筒 SOHC VTEC 2.3L)搭載のFF「L」・4WD「L-4」とJ30A型(V型6気筒 SOHC VTEC 3.0L)搭載のFF「V」との3バリエーションがクリオ店専売車種として発売されました。2000年2月には、V6エンジンの4WD「V-4」が追加されます。これでベースグレードのLと上級グレードのV、それぞれに2WDと4WDが設定されることとなりました。7ヵ月後の同年9月には、「L」と「L-4」をベースに専用プレミアムサウンドシステムや、本革巻ステアリングホイール、ボディ同色フロントグリル、専用車体色などを設定した「フリーウェイ」が追加されます。フリーウェイは販売数が少ないため、現在中古車市場ではなかなかお目にかかることのできない貴重なクルマです。

そして2001年9月にはアヴァンシアとしては最初で最後のマイナーチェンジが行われ、プレステージ指向なコンセプトであった、これまでのアヴァンシアのイメージを180度転換させた2.3Lのスポーツグレード「ヌーベルバーグ」(Nouvelle Vague)がついに登場します。アヴァンシアヌーベルバーグは、専用チューニングのサスペンションにより車高を15mm下げサーキット走行にも対応できるほどハンドリングとコーナリング性能を大幅に進化させています。そして、専用16インチアルミやブラックインテリアなどを装備した「ユーロスポーツ・コンセプト」なグレードとなっています。車両価格は215万円で、ヌーベルバーグ専用色として「ミラノレッド」と「レイズンモーブパール」も選択可能でした。このヌーベルバーグが中心となって販売されていくこととなります。
同時に、シリーズ全体にリアシートに読書灯を追加します。なお、「ヌーベルバーグ」以外のFFモデルにも同様のアンダースカートが装着され、空力性能が向上しています。2003年2月には、「ヌーベルバーグ」、「L-4」にプライバシーガラスを装備し、ベース車に対して20万円値下げした特別仕様車「プライベートスタイル」が追加されました。

そして同年、2003年10月。商業的には成功しなかった事と、オデッセイのフルモデルチェンジに伴う車種整理・統合の対象となり、生産を終了し、4年という短命なクルマとなりました。
しかし、現在においても中古車市場にはよく出回っているクルマでもあり、程度のよいクルマはあっという間になくなってしまう隠れた人気車となっています。

【アヴァンシア:ヌーベルバーグ】のスペック

出典:http://www.honda.co.jp/auto-archive/avancier/2003/photo-lib/photo2.html

ドア数:5ドア
乗員定員:5名
全長×全幅×全高:4,700×1,790×1,485mm
車両重量:1,510kg
最高出力:150ps(110kW)/5,800rpm
最大トルク:21.0kg・m(206N・m)/4,800rpm
種類:水冷直列4気筒SOHC16バルブ
総排気量:2,253cc
燃料タンク容量:65リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.6km/リットル

まとめ

ホンダアヴァンシアは4年という短命で終わってしまった惜しいクルマです。しかし、このクルマは一度乗ってしまうとなかなか脳裏から離れてくれないくらい完成されたクルマです。この装備を持って中古車市場での相場が23万円とかなりお買い得なクルマとなっています。ぜひ一度検討材料にどうでしょうか。