【レクサス RC F】スポーツとエレガンスを纏った狼!RCとの違い・カタログスペック・燃費・購入価格などご紹介!

トヨタブランド、レクサスブランド含め、現在トヨタ自動車が販売している2ドアクーペの中で、最もスポーティーでエレガントな1台が「レクサス RC」でしょう。その「レクサス RC」には、メーカー製チューニングカーとも言える存在があります。それが今回ご紹介する「レクサス RC F」です。BMWのM、ベンツのAMG、アウディのSにもひけをとらない国産プレミアムブランドカーです。

「LEXUS・RC F」とは?

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RC F TVCM (30sec.)

「レクサス・RC F」は、「レクサス・RC」をベースとし、2014年よりトヨタ自動車が製造・販売するスポーツカーです。「レクサス・RC」は、2代目レクサス・IS 2ドアクーペの後継車的車種で、ISとGSの間を埋める新型クーペとして企画・開発されました。商業的には、レクサス・ISが3代目にモデルチェンジする際に、2ドアクーペのみが独立した形となります。

2代目レクサス・IS 4ドアセダンをベースにした「レクサス・IS F」は、ベースモデルが3代目にモデルチェンジする際に消滅し、その後、ほぼ同クラスで2ドアクーペの「レクサス・RC F」が登場しました。このモデル変更の流れは、ハコスカGT-Rが4ドアセダンから2ドアハートトップボディに変更になった歴史を彷彿とさせます。

「レクサス・RC F」の外観は「レクサス・RC」を思わせるものの、随所に「RC F」専用アイテムを装備し、「レクサス・RC」とは違うスポーツモデルであることを主張しています。エンジンには、「レクサス・GS F」にも採用されている、"F" シリーズ専用 V型8気筒 5,000cc 「2UR-GSE」型エンジンが搭載されています。

「LEXUS・RC "F SPORT"」とは別物!

「レクサス・RC F」は「レクサス・RC」をベースとしています。となると、気になるのは「レクサス・RC "F SPORT"」との違いです。一見そっくりに見えますが、一体どこが違うのでしょう?

「RC F」専用メカニズム

「レクサス・RC F」には「レクサス・RC」とは別の "F" 専用スペシャルパーツが採用されています。その多くはもう1台の "F"、「レクサス・GS F」と共用していますが、実は「レクサス・GS F」が「レクサス・RC F」のパーツを利用しています。
「レクサス・RC F」開発中にプロジェクトが立ち上がった「レクサス・GS F」は、「レクサス・RC F」で使えそうなものはとことん利用する方針となりました。逆にこの方針を打ち出した後は、「レクサス・RC F」で開発するスペシャルパーツには、「レクサス・GS F」への搭載も考慮し、性能に余裕を持たせています。
従って、「レクサス・RC F」に搭載される専用パーツは、レクサス "F" シリーズ専用パーツとなります。

"F" 専用エンジン【2UR-GSE】

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ENGINE

エンジンは、レクサス "F" シリーズ専用エンジンの「2UR-GSE」型V型8気筒直噴DOHCで、総排気量はおよそ5,000ccです。リッター8.2km の低燃費でありながら最高出力は477PS、最大トルクは54.0kgf・mというパワーを絞り出します。
もちろん、エンジンは組み立てた後、クランクの回転バランスを取る作業が行われ、より滑らかにレスポンスも機敏に高回転まで回るエンジンに仕上げられます。

"F" 専用チューンドサスペンション・ブレーキ

出典:http://lexus.jp/models/rcf/performance/driving_performance/index.html

RC F専用チューンドサスペンション(フロント)

出典:http://lexus.jp/models/rcf/performance/driving_performance/index.html

RC F専用チューンドサスペンション(リヤ)

「レクサス・RC F」に採用されているサスペンションは、ジオメトリーの最適化を狙い、パーツを新設計し、サスペンション剛性の確保とロール剛性の適正化を実現しています。

出典:http://lexus.jp/models/rcf/specifications/equipment/index.html

フロント 255/35ZR 19 + リヤ 275/35ZR 19 タイヤ&鍛造アルミホイール(BBS製・10本スポーク)

グリップ力に優れたワイドな19インチ大径タイヤを採用し、サーキットのような過酷な走行条件下でも思い通りに動き、安心してコースを攻めることができます。

出典:http://lexus.jp/models/rcf/performance/driving_performance/index.html

標準状態のブラック塗装のブレーキキャリパー

エンジンが500PSに迫ろうかと言う大パワーを得たのです。制動力も上げないと危険なクルマになります。そこでフロントにアルミ対向6ピストン、リヤにはアルミ対向4ピストンモノブロックキャリパーを装着しています。また高摩擦パッドも採用し、高い剛性と耐フェード性を確保しています。サーキットを全力で攻めても、これで平気ですね。

では、テストドライバーによるデモ走行をお楽しみください。

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DRIVING FOOTAGE

"F" 専用車両制御装置

「レクサス・RC F」には専用エンジンが出力する大パワーを、専用チューンドサスペンションと協調して電子デバイスが働いて受け止めます。そのため初心者でも、適切な車両コントロールができます。その電子デバイスはこちらです。

●8-Speed SPDS
マニュアルモード付電子制御8速ATです。専用ステアリングに大型のパドルシフトが設置され、ハードなスポーツドライビングでも確実・迅速に変速動作が行えます。Mモードでの変速は、最短0.1秒で行われます。

●スポーツモード付VDIM
横滑り防止装置、アンチロックブレーキシステム、電子制御ブレーキシステム、トラクションコントロールシステム、電動パワーステアリングなどの各装置を、統合制御することで車両姿勢を安全に制御するシステムです。「レクサス・RC F」に搭載されるVDIMには、サーキット走行でスポーツドライビングが楽しめる「EXPERT」モードを設定しています。「EXPERT」モードでは、基本的に制御はオフになります。

●TVD(メーカーオプション)
左右の後輪の駆動力を制御する世界初のシステムです。これにより、高度な旋回性とトラクションを確保でき、サーキット走行では意のままにコーナリングを楽しむことができます。

これらのデバイスが協調した結果、どのようなドライビングになるのか? ムービーでご確認ください。

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PERFORMANCE IS YOUR CONTORL

高剛性ボディ

出典:http://lexus.jp/models/rcf/performance/driving_performance/index.html

レクサスはドイツのプレミアムブランド車を研究し、従来の点で鋼板をつなぐスポット溶接ではなく、線でつなぐレーザースクリューウェルディングや高剛性接着剤などの手法を確立しました。「レクサス・RC F」のベースとなる「レクサス・RC」のボディは、「レクサス・IS C」のものをベースに開発しています。オープンボディでありながら剛性の高いボディに、更に屋根を取り付け、最新の鋼材接続法を用いたのですから、「レクサス・RC」のボディ剛性は、元々高いのです。「レクサス・RC F」はその高剛性ボディにさらに、左右をつなぐブレース材を追加し、これでもかと言わんばかりのドライビングボディを造り上げました。
その結果、サーキットから山道のようなワインディングを走っても、ボディからは振動や軋み、ビビリ音もなく、サスペンションもきちんと動き、快適な乗り心地と俊敏で適格なハンドリングを実現しています。

「RC F」専用エクステリアパーツ

レクサス・RC F フロント・ビュー

レクサス・RC F リヤ・ビュー
Photo by yino19700

"F" の血統である「レクサス・RC F」には、外観も特別です。大きく口を開けたスピンドルグリルとエアインテークは、見るからに走りを予感させてくれます。

●ワイドフェンダー
●専用大型スピンドルグリル
●専用エアロバンパー
●専用ボンネット
●専用エアロパーツ
 ・アクティブリヤウィング(格納式)
 ・サイドエアアウトレット&ロッカーモール
 ・ボディフルアンダーカバー
 ・エアロスタビライジングフィン
●4連エキゾーストディフューザー

出典:http://lexus.jp/models/rcf/cfrp/index.html

さらに “Carbon Exterior package” には、以下の専用パーツが装備されます。
●カーボンエクステリアパーツ(エンジンフード・ルーフ・アクティブリヤウィング〈格納式〉)

車両の重心より高い位置にあり、重量のかさばるパーツを軽量なカーボン製にすることでコーナリング姿勢が安定し、旋回性もアップします。また、重量も10kgほど減量しています。2016年2月現在、最強・究極の「レクサス・RC F」です。

「RC F」専用インテリアパーツ

「レクサス・RC F」には、以下の専用パーツが装着され、市街地からサーキットまで場所を選ばすドライビング・プレジャーを提供してくれます。

● "F" 専用メーター

出典:http://lexus.jp/models/rcf/comfort/comfortable_space/index.html

大口径タコメーターを中心とした "F" 専用メーターです。タコメーター内部には8-Speed SPDS、スポーツモード付VDIM、TVDにより制御されている車両情報をビジュアルで伝えてくれる「カラーマルチインフォメーションディスプレイ」が内蔵されています。

●専用ステアリング&大型パドルシフト
楕円断面のステアリングは、サーキット走行で瞬時にハンドリングできる太さに設定されています。また大型のパドルシフトを備え、8-Speed SPDSがMモードの時、確実な変速操作が可能です。

●専用ハイバックスポーツシート

出典:http://lexus.jp/models/rcf/comfort/comfortable_space/index.html

ヘッドレスト一体型のシートです。前後席に採用され、そのため後席は可倒式ではなく固定式になっています。

結論!"F"と"F SPORT"の違い

以上ご紹介したように、「レクサス・RC F」は「レクサス・RC」をベースに骨格から手を入れ仕立て直したスポーツカーです。その走行性能は市街地からサーキットまで、初心者でもベテランでも楽しく、安全に、かつ速く運転できるものです。
それに対し「レクサス・RC」は、ノーマル車に "F" をイメージするパーツを取り付けたドレスアップ車です。とはいえ、一般的な走行シーンでは十分に満足できる性能です。サーキット走行は、ちょっときついかもしれませんが。

それぞれに一長一短があります。どちらを選ぶかはあなたのライフスタイルと懐次第です。

「LEXUS・RC F」カタログスペック・燃費・価格

カタログスペック・燃費

Photo by yino19700

※カッコ()内は「レクサス・RC350」との比較です。

車両型式 DBA-USC10-FCZRH
駆動方式 FR
乗車定員 4名
車両重量 1,780kg(+90kg)

【車両寸法】
全長 4,705mm(+10mm)
全幅 1,850mm(+10mm)
全高 1,390mm(-5mm)
ホイールベース 2,730mm
トレッド(前) 1,555mm(-25mm)
トレッド(後) 1,560mm(-40mm)
最低地上高 130mm(+5mm)
最小回転半径 5.4m(+0.2m)

【室内寸法】
全長 1,835mm(-40mm)
全幅 1,520mm
全高 1,120mm

【走行メカニズム】
変速機 マニュアルモード付8速AT(8-Speed SPDS)
ステアリング パワーアシスト付ラック&ピニオン式
サスペンション(前) ダブルウイッシュボーン (スタビライザー付)
サスペンション(後) マルチリンク (スタビライザー付)
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク・対向6ポッドキャリパー
ブレーキ(後) ベンチレーテッドディスク・対向4ポッドキャリパー
タイヤサイズ(前) 255/35ZR19
タイヤサイズ(後) 275/35ZR19

【エンジン】
型式 2UR-GSE
種類 V型8気筒DOHC
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
内径 94.0mm
行程 89.5mm
総排気量 4,968cc
圧縮比 12.3
最高出力 477ps / 7,100rpm
最大トルク 54.0kgf・m / 4,800~5,600rpm
燃料タンク容量 66L
燃費消費率 8.2km / L ※JC08モードによる国土交通省審査値

本体価格・総支払額

「レクサス・RC F」には、グレードが2つ用意されます。ベースグレードと「“Carbon Exterior package”」です。

ベースグレードの本体価格、総支払額は以下のとおりです。以下、価格は全て消費税込みです。

●メーカー希望小売価格 9,540,000円
●税金・諸費用
 自動車税 88,000円
 自動車取得税 238,400円
 自動車重量税 49,200円
 自賠責保険料 40,040円
 販売諸費用 115,500円
 リサイクル料金 13,170円
 小計 544,310円
●合計 10,084,310円

※レクサスホームページの見積もりシミュレーターによる参考価格です。
※オプションは一切含んでいません。

 

「“Carbon Exterior package”」の本体価格、総支払額は以下のとおりです。以下、価格は全て消費税込みです。

●メーカー希望小売価格 10,310,000円
●税金・諸費用
 自動車税 88,000円
 自動車取得税 257,700円
 自動車重量税 49,200円
 自賠責保険料 40,040円
 販売諸費用 115,500円
 リサイクル料金 13,170円
 小計 563,610円
●合計 10,873,610円

※レクサスホームページの見積もりシミュレーターによる参考価格です。
※オプションは一切含んでいません。

国産車としてはとてつもなく高価ですが、ライバルがドイツのプレミアムカーであることを考えると、生産技術、メカニズム、インテリアなどどれも最先端の一級品です。価格に見合う価値がありますね。

2016年ニュル24耐参戦マシンに!【TOYOTA GAZOO Racing】

2016年度、「TOYOTA GAZOO Racing」はニュルブルクリンク24時間耐久レースに3台のニューマシンでエントリーします。ニューマシンのベース車は「TOYOTA C-HR Racing」、「LEXUS RC」、「LEXUS RC F」です。

「LEXUS RC F」は、チューナーにTOYOTA公式チューナー「TOM'S」を迎え、チーム名も「TOYOTA GAZOO Racing with TOM’S」としての参戦です。果たして、どのようなチューニングを施したマシンになるのか、興味が尽きませんね!

【まとめ】モデルのような美女をエスコートしたい1台

「レクサス・RC F」のまとめ、いかがでしたでしょうか?日本でのレクサス店開店時は、ソアラがSCになったり、アルテッツアがISになったりとかなり商品展開を理解するのが困難でした。さらにソアラがレクサス・SCになっただけで大幅値上げ、といった批判も見られました。

しかし、ようやくレクサスから、世界のプレミアムブランドカーと肩を並べるだけの商品が生み出されてきています。その筆頭が今回ご紹介した「レクサス・RC F」です。巨大なエンジンパワーとそれを受け止める高剛性ボディとサスペンションを核に、スポーツ性と大人の色気とエレガントさも持ち合わせています。価格的にはBMW・M4クーペがライバルになりますね。

そして「レクサス・RC F」のエレガントさには、モデルのような美女が良く似合います。ぜひ、このような美女と「レクサス・RC F」でドライブデートと洒落込みたいものですね。