【レクサス GS F】M5、S6と肩を並べるスポーツセダン!価格・燃費・スペックなどご紹介!

Eセグメントに属する大型セダンでスポーティーな車種、と言えばトヨタ・アリストを思い出す方も多いでしょう。直6ツインターボの豪快な加速は忘れようもありません。今ではトヨタ・アリストはなくなりましたが、本名のレクサス・GSを名乗っています。そのレクサス・GSのメーカー製チューニングマシンとも言えるのが今回ご紹介する「レクサス・GS F」です。世界でも第1級のスポーツセダンです!

「LEXUS・GS F」とは

「レクサス・GS F」とは、レクサスの大型セダン・GSをベースに開発されたスポーツセダンです。2010年にレクサスが全世界限定500台で生産したスーパーカー「LFA」の血統を受け継ぐモデルです。2015年11月より販売されています。レクサスの4ドアセダンをベースに開発した "F" シリーズは、2007年に発売開始された「レクサス・IS F」以来8年ぶりとなります。

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LEXUS GS F TVCM “Circuit” 30sec.
走る姿がこれほどまでにカッコいい国産スポーツセダンが、今までにあったでしょうか?

「LEXUS・GS "F SPORT"」とは別物

出典:http://lexus.jp/pressrelease/news/20151125.html

レクサス "F"シリーズの概念図

レクサスでは "F" シリーズの他に、"F SPORT"もラインアップしています。レクサス・GSにも「GS ”F SPORT"」がラインアップされており、「レクサス・GS F」と紛らわしいこと、この上ありません。では、"F" シリーズと"F SPORT"、一体どこが違うのでしょう?

「レクサス・GS F SPORT」はノーマルの「レクサス・GS」にスポーティー装備を加え、"F" シリーズのイメージを投影したドレスアップ仕様に過ぎません。一方、「レクサス・GS F」は大排気量・大パワーのエンジンへの換装をはじめ、シャシー、タイヤ、ブレーキ、ボディ剛性、ボディ幅に至るまで変更されています。「レクサス・GS F」は、「レクサス・GS」をベースにメーカーが製造過程から改造した、メーカー製スペシャルチューニングマシンと言って良いでしょう。また装備面でもサーキット走行をも快適に楽しめるように、専用シート、専用ステアリングをはじめ、専用パーツで彩られています。

「LEXUS・GS F」が搭載するエンジン・メカニズム

「レクサス・GS F」に採用されている主な特別メカニズムをご紹介します。

搭載エンジン

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

レクサス・GS Fが搭載する「2UR-GSE」型エンジン

搭載エンジンは "F" シリーズ専用のV型8気筒直噴DOHC 32バルブ 5,000cc の「2UR-GSE型」です。最高出力477PS、最大トルク54.0kgf・m の大出力を発生します。となると燃費の方も悪いのでは? と思いがちですが、アトキンソンサイクルエンジンであるため、余剰な熱エネルギーを出力に再利用する仕組みが備わっており、4,200ccの自然吸気エンジン相当の低燃費となっています。JC08モードで8.2km/Lです。同じく5,000ccのV型12気筒エンジン搭載のセンチュリーと比較すれば、センチュリーの燃費は、7.6km/L。およそ1割、燃費がアップしています。

ちなみにこのエンジンは、ラインで組み上げたら1台ずつクランクの回転バランスを取る作業が行われ、より一層「レクサス・GS F」に相応しい滑らかな回転とレスポンスのよいエンジンに仕上げます。工業製品でよく言われる「アタリ外れ」は「レクサス・GS F」では、ほぼ皆無と言ってよいでしょう。

8-Speed SPDS

「8-Speed SPDS」を制御するトランスミッションレバーとステアリングの大型パドルシフト

トランスミッションは「レクサス・GS350」のFR車にも採用されている「8-Speed SPDS」(マニュアルモード付電子制御8速AT)です。ただし、「レクサス・GS F」ではMモードでのシフト変速は0.1秒です。「レクサス・GS350」の場合には、0.2秒かかります。トランスミッションのプログラムが「レクサス・GS F」専用です。演算処理を速く行い、刻一刻と変わるドライブ状況に合わせ適切な車両制御を行います。これによりレクサス "F" シリーズのポリシーである、「市街地からサーキット走行までシームレスに楽しむ」を実現する1つの要因となっています。

GS F Sound

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LEXUS GS F Driving Movie

エンジンの鼓動、ロードノイズ、エキゾーストノートが適切にキャビンに侵入し、車両状態や道路インフォメーションをドライバーに伝えてくれる手法は、スポーツカーにはお馴染みですが、「レクサス・GS F」の場合はハイテクです。「アクティブサウンドコントロール(ASC)」によって、キャビン内にもエンジンサウンドと排気音を響かせ、ドライバーは情報収集とともに、ドライビングの興奮を高めることができます。アクセルが踏まれるに従って、キャビン内に響くエンジンサウンドがどんどん高くなっていきます。高回転までよく回るエンジンです。運転したら楽しいでしょうね!

高剛性ボディ

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

「レクサス・GS F」のベースとなったのは、2015年にマイナーチェンジした「レクサス・GS」です。「レクサス・GS」はこのマイナーチェンジ時に、レクサスが誇る最新技術によってボディ剛性を高めました。その高剛性ボディに加えて、「レクサス・GS F」では前後に専用ブレーズ材を追加し、サーキット走行にも対応する更なる高剛性化を達成しています。

GS F専用チューンドサスペンション

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

GS F専用チューンドサスペンション(フロント)

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

GS F専用チューンドサスペンション(リヤ)

「GS F専用チューンドサスペンション」は世界各地のサーキットで入念な走り込みを実施して、開発されました。ジオメトリーとロール剛性を最適化し高い剛性を確保したサスペンションは、19インチ大径タイヤとの組み合わせで長時間のサーキット走行も可能です。
さらにステアリング系も適正化を行い、リニアに反応する操舵感を実現しています。

高い剛性とフェード性を達成したブレーキ

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

標準のブレーキキャリパー

サーキット走行にも対応した高い剛性とフェード性を確保するために、「レクサス・GS F」ではフロントにアルミ対向6ピストン、リアにはアルミ対向4ピストンモノブロックキャリパーを採用し、ブレーキパッドも高摩擦パッドを備えます。
さらに高い応答性とリニアな効きも実現するためにマスターシリンダーを大型化し、ペダル比の最適化も施しています。
オプションで「F専用オレンジブレーキキャリパー」を選択できますが、ルックス的にカッコいいのでおすすめです!

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

F専用オレンジ塗装ブレーキキャリパー(メーカーオプション)

コーナリングを楽しくするTVD

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

TVD制御によるコーナリング特性の一例

TVDは左右の後輪の駆動力を制御するシステムです。これにより、高度な旋回性とトラクションを確保でき、悪天候時では不要なスリップなどを防ぎ、サーキット走行では意のままにコーナリングを楽しむことができます。大柄で重量が重くハイパワーの「レクサス・GS F」でも、安全にドリフト走行ができますね。

スポーツモード付VDIM

出典:http://lexus.jp/models/gsf/performance/driving_performance/index.html

スポーツモード付VDIM

VDIMは、横滑り防止装置、アンチロックブレーキシステム、電子制御ブレーキシステム、トラクションコントロールシステム、電動パワーステアリングなどの各装置を、統合制御することで車両姿勢を安全に制御するシステムです。「レクサス・GS」にも搭載されていますが、「レクサス・GS F」に搭載されたVDIMでは、サーキット走行での制御もロジックに組み込まれています。
またVDIMが作動すると、車両が限界域に達する前に安全な方向へと制御しだすため、スポーツドライビングテクニックを披露する場面がありませんでした。そこで「レクサス・GS F」では「EXPERT」モードを設け、基本的に制御はオフにし、本当に危険な時だけ制御するようになっています。

「LEXUS・GS F」専用エクステリアパーツ

「レクサス・GS F」には、以上のような特別なメカニズムが組み込まれており、市街地からサーキットまで走る場所を選ばす、ドライビングを楽しめます。さらに "F" 専用エクステリアアイテムを装備し、さり気なく "F" であることを主張しています。

●大型グリル&エアロバンパー
次世代レクサス車に多く採用されているスピンドル・グリルは「レクサス・GS」よりも大型化し、スポーツイメージを想起させるメッシュタイプとなっています。エアロバンパーもフロントタイヤ前のエアインテークが形状を変え、更に大型しています。

●カーボンロアモール
大きく口を開けたスピンドルグリルの底辺はカーボン素材で覆われています。カーボン素材を使用するのは "F" ならではです。

●ワイドフェンダー&エアアウトレット
リヤタイヤフェンダーと比べると、フロントタイヤフェンダーの隆起が大きくなっています。これはV8を搭載した「レクサス・GS F」であることをさり気なくアピールするためと、エアロバンパーの大型エアインテークからの吸気をフロントブレーキにあて冷却するためです。さらに大型エアインテークから導入された空気は、車両側面に流れ空気抵抗を増大させないように、フロントフェンダー後方に設けられたエアアウトレットから排出され、車両側面の空気の流れを整流します。

車両後方からの写真ですと、フロントフェンダー後部に設けられたエアアウトレットが見えます。ダミーではなく、きちんとした機能装備です。

●4連エキゾーストディフューザー
左右に2本ずつ突き出たエキゾーストディフューザーは、"F" である証です。

●カーボンリヤスポイラー
"F" の証明はリアスポイラーにも。形状は「レクサス・GS」のものと同じですが、素材がフルカーボンと贅沢な一品です。

「LEXUS・GS F」専用インテリア

出典:http://lexus.jp/models/gsf/comfort/comfortable_space/index.html

レクサス・GS F 室内。

「レクサス・GS F」の室内は、スポーツセダンでありながら、洗練された上質な空間となっており、大人が乗るに相応しいラグジュアリーセダンでもあります。

●ハイバックスポーツシート
フロントシートには、ヘッドレストとサイドサポートが一体となったハイバックスポーツシートが装着されます。シート表皮は標準状態で、ブラックのアルカンターラ®とセミアニリン本革のコンビネーションシートが装着されています。オプションでセミアニリン本革シートが装着でき、選択できるシート表皮色も「ブラック&アクセントホワイト」、「フレアレッド」、「ブラック&アクセントオレンジ」が追加されます。
なお、このハイバックスポーツシートは機械では車内に設置できないため、手作業で1台1台設置しています。その様子はさながら「知恵の輪」のよう、とのことです。設置に結構な苦労があるにも関わらず、機能にこだわり抜いた形状のシートです。

●専用断面ステアリング&大型パドルシフト
サーキット走行で瞬時に確実に、ハンドリング操作が行えるステアリング径を採用。グリップ感もサーキット走行を基準に設定されています。さらに瞬時に変速操作を行えるようにパドルシフトも大型のものを採用しています。

●本アルミオーナメントパネル
"F"シリーズならではの本アルミオーナメントパネル。上の画像は本革スポーツシートとのセットオプションでオーナメントパネルがカーボンになっています。

●専用液晶メーター
大口径のタコメーターを中心にした "F" 専用メーター。選択したドライブモードにより、メーター表示が変わります。その模様は「GS F SOUND」でご紹介したムービーでご覧いただけます。

「LEXUS・GS F」カタログスペック・燃費

※カッコ()内は「レクサス・GS350 2WD」との比較です。

車両型式 DBA-URL10-FEZRH
駆動方式 FR
乗車定員 5名
車両重量 1,830kg(+180kg)

【車両寸法】
全長 4,915mm(+35mm)
全幅 1,855mm(+15mm)
全高 1,440mm(-15mm)
ホイールベース 2,850mm
トレッド(前) 1,555mm(-20mm)
トレッド(後) 1,560mm(-30mm)
最低地上高 130mm
最小回転半径 5.6m(+0.3m)

【室内寸法】
全長 2,025mm
全幅 1,535mm
全高 1,180mm

【走行メカニズム】
変速機 マニュアルモード付8速AT(8-Speed SPDS)
ステアリング パワーアシスト付ラック&ピニオン式
サスペンション(前) ダブルウイッシュボーン (スタビライザー付)
サスペンション(後) マルチリンク (スタビライザー付)
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク・対向6ポッドキャリパー
ブレーキ(後) ベンチレーテッドディスク・対向4ポッドキャリパー
タイヤサイズ(前) 255/35ZR19
タイヤサイズ(後) 275/35ZR19

【エンジン】
型式 2UR-GSE
種類 V型8気筒DOHC
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
内径 94.0mm
行程 89.5mm
総排気量 4,968cc
圧縮比 12.3
最高出力 477ps / 7,100rpm
最大トルク 54.0kgf・m / 4,800~5,600rpm
燃料タンク容量 66L
燃費消費率 8.2km / L ※JC08モードによる国土交通省審査値

ワイドフェンダーにより、フロント幅を拡大したにも関わらず、トレッドが前後ともGSより狭くなっているのは意外でした。恐らく19インチタイヤを履くためなのでしょう。また車重も180kgも重いのも意外ですね。重量の増加原因は追加ブレーズ材やV8エンジンだろうと思われます。燃費は2.6km / L ほど低下していますが、エンジン出力は159PS / 22.2kgf・m と、標準的な2,000ccクラスエンジン分増えているので、納得ですね。

「LEXUS・GS F」本体価格・総支払額

「レクサス・GS F」はモノグレード、ワンプライスです。以下、価格は全て消費税込みです。

●メーカー希望小売価格 11,000,000円

オプションなしの状態での総支払額は、以下になります。

●本体価格 11,000,000円
●税金・諸費用
 自動車税 88,000円
 自動車取得税 274,900円
 自動車重量税 49,200円
 自賠責保険料 40,040円
 販売諸費用 115,500円
 リサイクル料金 13,720円
 小計 581,360円
●合計 11,581,360円

※レクサスホームページの見積もりシミュレーターによる参考価格です。

ちなみに筆者イチ押しオプションの「F 専用オレンジブレーキキャリパー(フロント・リヤ)」は43,200円、出来ることなら装着したい本革シートは156,600円、マークレビンソンのオーディオは288,360円です。これらオプションを加えると、およそ1207万円。はぁ~...ため息しか出ませんね(笑)

「LEXUS・GS F」の中古車事情は?

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Lexus CPO Program | Overview | Autotrader
レクサスcpoプログラムの解説です。英語ですが...

「レクサス・GS F」の新車価格は、ちょっとした中古マンション並みです。そこで、少しでもお得に購入したいと中古車に狙いを定めても無駄なこと。「レクサス・GS F」は2015年11月に販売を開始したばかりの新型車です。リリースから2ヵ月しか経っていません。しかも、レクサス車は基本、受注生産。更にオーナーのこだわりを反映する嗜好性の高い「レクサス・GS F」です。最初の車検を迎える3年後以降でないと、なかなか中古車は出にくい状況です。レクサス認定中古車「cpo」では登録台数が0でした。トヨタの中古車サイト「U-Car」でも登録なし。グーグルで検索すると、「SUZUKI GSF 1200」が大量ヒットしてしまいます(笑)

結論! 「レクサス・GS F」オーナーになるのであれば、中古狙いはやめて、新車で注文しましょう。注文できるだけの経済力を持ちましょう。「レクサス・GS F」は経済力でオーナーを選ぶワガママなクルマなのです(笑)

レクサス認定中古車制度に基づきLEXUSが認めた高品質なレクサス認定中古車のみを掲載する専用サイトです。全国のレクサス販売店に展示されているレクサス認定中古車を、ご自由にお選びいただけます。

【まとめ】ライバルはBMW・M5!アウディ・S6!

「レクサス・GS F」のボディ後部の "F" エンブレムが誇らしい。

「レクサス・GS F」のまとめ、いかがでしたでしょうか? 280PS規制が解除され、ひと昔前なら到底考えられないほどのハイパフォーマンスカーが、日本から誕生しています。「レクサス・GS F」もその1台です。BMW・M5、アウディ・S6に比類し得る、世界でも第1級のスポーツセダンです。いつかはレクサス・GS F...ですね!