運転免許証の「視力」、気になる合格基準や落ちた時について【検査方法、合格基準、不合格の場合、一発OKのコツまで!】

運転免許を取得するときに、避けて通れない適性試験について調べてみました。視力テストに関する疑問点や、もしもの場合の対応策も一緒にご紹介します。仮免を取って、あと少しで免許が取れるところで、視力検査に引っかかって再試験、なんてことにならないよう、視力の基準値をしっかり把握しておきましょう。

運転免許取得までに避けて通れない視力検査とは

運転免許の取得に必要な適性試験は、「視力・聴力・色彩識別能力・運動能力」などがあります。免許の種類によって基準値は異なりますが、今回は「普通自動車第一種運転免許」(オートマチック限定免許含む)取得のための【適性試験】について、話を進めていきますね。

試験場での適性試験は「視力」検査だけなの?

みなさん「仮免(仮運転免許)」を取得した後で「本免(運転免許)」を受けに試験場へ足を運びます。仮免の試験を受ける前に、すでに聴力のテストを受けているので、本免のときには聴力検査は免除され、視力検査だけを行います。

視力検査に合格する基準は?

視力を測るときは、専用の検査機を使って右目と左目を交互に測定します。裸眼視力と矯正視覚の区別をせず、視力検査のみを行います。基準値は以下の通り。

・両眼で0.7以上
・片眼で0.3以上
・片眼が0.3未満の場合は他眼の視力が0.7以上で視野角が左右150度以上

両眼で検査して、視力が0.7以上あれば、裸眼での運転が許可されることから0.7が視力の基準となっています。視力が0.7未満であれば、眼鏡やコンタクトで矯正する必要があります。

(適性試験)
第二十三条  自動車等の運転に必要な適性についての免許試験(以下「適性試験」という。)は、次の表の上欄に掲げる科目について行うものとし、その合格基準は、それぞれ同表の下欄に定めるとおりとする。
視力:適性試験にあつては、視力が両眼で〇・七以上、かつ、一眼でそれぞれ〇・三以上であること又は一眼の視力が〇・三に満たない者若しくは一眼が見えない者については、他眼の視野が左右一五〇度以上で、視力が〇・七以上であること。
(道路交通法施行規則より)

出典:law.e-gov.go.jp

色彩識別能力テストについて

試験場で行われる「色彩識別能力検査」では、赤、黄、青の3枚のプラスチック板を見て、色の識別ができればパスができます。強度の色覚異常があっても問題なく答えられるテストなので、適性試験に不合格をした場合は視力の方に問題があったと考えられます。

本免許の流れは?

運転試験場で「本免」を受けるフローは、以下のようになっています。

1.受付
2.運転免許試験申請書作成
3.収入証紙を貼って受付に提出
4.適性試験
5.学科試験
6.合格発表
7.写真撮影
8.免許証交付

適性試験に不合格だったら?

適性試験に不合格だった場合は、次回眼鏡などを作ってやり直しになります。また適性試験を受けるだけならお金はかかりません。いったん、申請書に貼付してしまった証紙や、未使用の証紙は、払い戻しはできません。申請書は次回に持ち越しになります。

免許更新のときの視力検査について

運転免許の更新のときには「色彩識別能力検査」は行われませんが、視力検査だけでもちょっとどきどきしますよね。知らない間にスマホ老眼になっていたり、PCの画面を見すぎていたりで、以前より視力が落ちているのではと、不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

パスできなかったら更新期間内に再検査を!

視力検査で不合格だった場合は当日の内に再検査、もしくは後日改めて検査をおこなうことになります。再検査を先延ばしにしていると更新期間を過ぎて、場合によっては免許の失効も考えられので、ご注意を!

再検査の費用は?

再度、視力検査を受けるのに費用はかかりません。更新日の当日に検査不合格だった場合は収入証紙を貼った申請書を返してもらいます。その申請書を持って、次回受けなおすことになります。免許の更新期限が近い場合には、申請書に受け直し期限を示すスタンプが押されます。

えっ?違反点数2点!

もしも運転免許証に「眼鏡等」の条件があるにもかかわらず、裸眼で運転していた場合は、「免許条件違反」でキップを切られてしまいます。レーシック(角膜屈折矯正手術)で視力を回復した場合には、免許証から「眼鏡等」の条件を解除する手続きを、運転免許センターで行っておきましょう。

・違反点数:2点
・反則金:7,000円/普通自動車

まとめ 〜視力検査前のアドバイス〜

運転免許証の視力検査では、両眼の視力が0.7以上です。裸眼で0.7に満たない場合には、眼鏡やコンタクトレンズで0.7以上の視力に矯正してから検査を受けてください。

視力検査をするときのポイントですが、測定前に目の血行を良くしておくとよいでしょう。こめかみあたりを両手で軽くたたくと、その刺激がツボに伝わって目の血行が良くなり、これだけで視力は多少回復するとも。そして緊張から目を見開いてしまうと、遠くが見えにくくなってしまいます。また乱視気味の人は、ちょっとだけ顔を曲げるとピントが合うともいいますが、何よりもリラックスして受けることが大切です。

視力はその日によって多少違うため、視力検査のある前日は、いつもより早めに寝たり、体調を整えたりと、ちょっとした気配りをしてはどうでしょう。